【会見全文】真霜の持つレジェンド王座奪還に臨む間下に初代タイガーが強い期待!初参戦のウナギがタイガー・クイーンを査定宣言!クイーンはジャンケン大会でも無双!
- 2023-1-26
- コラム, ニュース
- リアルジャパンプロレス
26日、都内某所にて、2月22日に後楽園ホールで開催される『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.21』についての記者会見が行われた。
会見に出席したのは、“初代タイガーマスク”佐山サトル総監、新間寿会長、平井丈雅代表、ジャガー横田、スーパー・タイガー、間下隼人、タイガー・クイーン、日高郁人、本間多恵。
平井代表から大会概要の説明が行われ、今会見に出席できなかった真霜拳號、竹田誠志からのコメントが代読される。
真霜拳號(代読)
「第16代レジェンドチャンピオンシップ王者、真霜拳號です。ようやく次の防衛戦が正式決定したとのことですが、残念ながら本日の会見には出席できませんので、コメン卜で失礼します。本来ならこの会見に出席し、挑戦者・間下隼人が今どういう心境で、どういう表情で、どういうコメントをしてくるのか見てみたかったのですが、それは後ほど、各メディアで拝見させてもらうとして。3ヶ月前、初防衛戦の相手が間下隼人でした。先日のディアナ川崎大会でも対戦しましたが、正直言って今の間下隼人が3ヶ月前からなにが変わったのか全くわかりません。本当に強くなったのか?肉体が、精神が、技術が、あのときより強く、あるいは鋭くなったのか。もしあの時と変わっていないなら結果もあのときと同じでしょう。仮に変わっていたとしても、3ヶ月で俺を凌ぐ所まで達しているかというと、とてもそうは思えません。何より今、ストロングス夕イルを名乗るのにふさわしいのは、間下隼人ではなく、この俺、真霜拳號です。2月22日は証明したいと思います」
竹田誠志(代読)
「今回スーパー・タイガーと共闘し、船木さんにリベンジ。スーパー・タイガーとはいろいろなリングで闘ってきて、強さも知ってる。パートナーとして心強い。前回船木さんとのシングルマッチに敗れ、いろいろなものを吸収し、自分の奥底で眠っていたものに火が点いた。そしてメチャクチャ悔しかった。あれから1年半、色々あった中であのときとは違う竹田誠志の生き様をぶつけて、真っ向から挑ませていただきます」
続いて、新間寿会長より挨拶が行われた。
新間寿会長
「こんにちは。今日は夕イガーと相談して、挨拶はなしで、皆様に提供したいものがあります。アントニオ猪木さんが亡くなって、勲章を頂きました。今日は私は、夕イガーと相談して、ジャンケンでもってこれを配ろうと思っております。平井ちゃん、ちょっとそれ、広げてください。(※平井代表が『道』のポスターを広げる)この道のポスターを全員に渡らないと思いますけど、ジャンケンに勝った方に持っていってもらう。大きいやつは道だけで、小さいやつには私の肩書やなんか書いてありますけど、佐山さんに相談したら、『新間さん、挨拶が長いよりもそういう抽選会、ジャンケンが一番いいよ』ということでやらせていただきました。その他に、VIP・最前列の特典付きというところにこのポスターを、平井社長が1枚ずつ持ってきますから。今日これ、7枚か8枚あるから、じゃんけんで皆さんに持ってってもらおうと思います」
続いて、会見に出席した選手たちが意気込みを語った。
ジャガー横田
「本日もお忙しい中ありがとうございます。女子のカードなんですが、今、ストロングスタイルでは、クイーンのチーム、CRYSIS、そしてDarkerZと、3組の抗争が始まっております。1選手としてフェアに力ードを組むことが出来ないと思いますので、平井代表の方に相談して力ードを決めていただいています。今回は本間多恵選手、そしてウナギ・サヤ力選手。2人を私が抜擢し、そして平井代表の方に力ードを組んでいただきましたけど、本間多恵選手、とても安定した、初参戦ではないんですが、いい戦力になるなと感じたものですから抜擢しました。そしてウナギ・サヤ力選手。ウナギ・サヤ力選手はキャリア的には、まあ浅いですが、1回タッグで対戦したときに、やっぱ骨があるなと。プロレスってキャリアだけのもんではなくて、ただただ姿勢だと思いますんで、それをウナギ・サヤ力選手、そして本間多恵選手に感じたものですから、今回参戦してもらってます。なので、ストロングスタイルプロレス、これからどんどん盛り上がっていくと思いますので、お楽しみいただければと思います。よろしくお願いします」
ここで、ウナギ・サヤカからのビデオメッセージが放映された。
ウナギ・サヤカ(映像)
「極彩色に翔ける傾奇者、ウナギ・サヤ力です。今起きた!声が非常にガラガラである。2023年、ギャン期に入って、やりたいやつがまだまだいる。その中の1人、タイガー・クイーン!もっともっとやりたい、そしてもっとお前のプロレスの世界をもっともっと知りたい。言葉は話さないが、もっと闘いたい。でも、タイガー・クイーンも同じことをちょっとは思ってくれてるんじゃないのかなと思うんですけど、ストロングスタイルの偉いやつ!このカードを、即組んでください!タイガー・クイーン、お前を査定してやるよ!」
日高郁人
「ショーンキャプチャーの日高郁人です。今回の試合は、ジュニアヘビー級の選手が揃ってます。やはり初代タイガーマスク、佐山サトル先生の試合といえばジュニアヘビー級の試合がいつも思い出されますので、そのジュニアヘビー級のスト口ングスタイルの試合を繰り広げて、メインイベントにつなげたいと思います。よろしくお願いします!」
スーパー・夕イガー
「スーパー・夕イガーです。今回は竹田選手と組んで、船木誠勝、関根“シュレック”秀樹選手と戦うことになりました。私の中で、竹田選手と組むことによって、船木選手、関根選手と思い切りぶつかり合える。タイトルマッチは今回間下がここでしっかりと頑張って獲ってくれると思いますので、私はこの試合で、改めて通常の試合の中にある本物のストロングスタイル、それをぶつけていきたいと思います。船木選手、シュレック選手とだったら私も思う存分力を発揮できる。そしてパートナーの竹田、申し分ない相手なので、しっかりと真ん中の試合でも見せていきます。よろしくお願いします」
本間多恵
「皆さんこんにちは!トラブル前にホウレンソウ!特攻隊長・本間多恵です!本日、この記者会見に呼んでいただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます!私は、2回目の出場となるんですけど、今回すごくすごく気になっていたタイガー・クイーン選手、そしてウナギ・サヤ力選手との初対面ということなので、とてもとても楽しみにしています。このカードを組んでくださって、本当にありがとうございます。2人まとめて極めたいと思いますので、皆さんどうぞお楽しみにしていてください。よろしくお願いします!」
タイガー・クイーン
「勝つだけです」
間下隼人
「間下隼人です。まずは、この短いスパン、3ヶ月という中で再挑戦を認めてくださった真霜選手、関係者の皆さん、本当にありがとうございます。ずいぶん痛烈なコメントを頂きました。スピード、テクニック、スキル、キャリアですか。確かに真霜選手に敵う部分はないかもしれないです。ただ、真霜選手を追いかけることによって、そしてスーパー・夕イガーと一緒に歩んできたこの16年、責任と覚悟。勇気を持って真霜選手を超えていきたいと思います。あと26日ほど、しっかりと真霜選手を攻略するため、必死で練習していきます。よろしくお願いします!」
――平井代表、スターダム勢が今回初参戦しますが、その経緯は
平井「一般社団法人初代タイガーマスク後援会様のご支援により、2年前より女子プロレスの試合を行わさせて頂き、タイガー・クイーンがデビューし、非常にス卜ロングスタイルの中で、女子のストロングスタイルが非常に盛り上がっております。そして、女子プロレスの皆さんのご参戦が、既存の男子のプロレスに刺激を与え、団体全体の興行がいい形に盛り上がっていると、新間会長、佐山総監からもお言葉を頂いております。そして女子部門を統括するジャガー様のお力でここまで女子部門を盛り上がっていただくこととなりました。さらに女子部門を活性化させ盛り上がるために、どの選手が出ていただいたらいいのかという話の中で、本日ここに来ていただいている本間多恵選手もそうですし、その1人がウナギ・サヤカ選手だったということです。以上です」
――間下選手、前回前哨戦の6人タッグマッチで直接ピンフォールを奪われているが、攻略法は掴めたと思うか
間下「前回前哨戦で直接負けて、攻略のつもリで当たったつもりはなくて、懐の深さというものに引きずり込まれて、いつの間にか無道……関節技に取られた形ですね。自分の口からギブアップを言わなければならないという悔しい結果だったんですけど……そうですね。少ない脳みそをしっかり働かせて、こっから1ヶ月ほどで攻略法を必ず見つけるつもりでいます」
――スーパー・タイガー選手、真霜選手に直接2回負けている。今回は間下選手に任せるということだが、真霜選手とはいずれ直接決着をつけたいか
スーパー「真霜選手に対してはしっかりと私も戦って決着付けたいというのはありますけど、今回は間下がどうしてもと心強い言葉、そして姿勢を見せてくれているので、そこは敢えて間下に。そして私自身は真霜だけじゃなく、ストロングスタイルというものの底上げという部分でも、船木、そしてシュレック、竹田と。竹田は味方ですけど、私にとってはライバルでもありますし、しっかりとしたものを持っているので、通常の試合に於いてもストロングスタイルは強いんだ、スゴいんだというのを私自身しっかり見せたいと、そういった覚悟でおります」
――佐山総監、今回の大会のカードについて思うこと、選手に期待することは
初代タイガー「ストロングスタイルに値する選手が集まってきて、女子プロのほうもそういう流れをくんでやってきてくれて、ジャガーさんには大変感謝しています。そして、このタイトルマッチですけど、間下が挑戦することに対して、嬉しいやらビックリしてるやら。期待しています。その期待というのは、ただ勝つことに対してというよりも、ストロングスタイルというものを背負ってタイトルマッチを行う点。過去の先輩たちがやってきた、そのプライドを背負ってリングに立ってもらいたいと思います。スーパー・タイガーが、船木選手が、このリングでタイトルをかけて争った素晴らしい試合がいっぱいありました。その素晴らしい試合に引けをとらないような、そのつもりでやってもらいたい。それは、もっと先を言えば、私vsダイナマイト、私vs小林邦昭さん、私vsブラック・タイガー、そういう責任を全部背負って、新しいリングですけど、明日のリングを落とすこと無く継承していって素晴らしい試合をやってもらいたい。これはタイトルマッチだけではなく、皆の試合もそう思います」
――新間会長、佐山総監、アントニオ猪木さんについて思うことは
初代タイガー「アントニオ猪木さんは、私の師匠です。この方が亡くなったときは本当にショックでした。思い出はたくさんあります。そのうちの1つを選んでくれと言われてもわからないくらいたくさんあります。付き人として2年間やらせていただいて、タイガーマスクとして、新間さんと一緒に私を選んでくれて、そしていろいろなことを、いろいろな練習を一緒にやりました。その思い出が、いつも走馬灯のように浮かんできます。良いときも悪いときも。とにかく、師匠ですから。私のロから言えるのは、冥福を祈っています」
新間会長「アントニオ猪木という方は、私にとっては6m40のリングの中の神でした。アントニオ猪木は、アントニオ猪木でした。アントニオ猪木という人は、本当に多くの国に行き、本当に多くの指導者と会い、カストロ大統領と会ったときは、カストロ大統領の付き人をやっていた、オリンピックで三連覇したボクシングの選手がいました。『モハメド・アリとやったらどうだ』と私が冗談で話したら、『じゃあ猪木、君がレフェリーをやってくれ』というような話も出ました。西ドイツにも行き、ヨーロッパ、アフリカ、アラブ首長国連邦、そして凄まじい試合はパキスタン。それからドイツでもローラン・ボックというすごい選手と闘いました。ついて行ったのは、藤原選手でした。藤原選手というのは、アントニオ猪木の彼のような人でした。どこに行くにも『新間、藤原を連れて行こう』。そういう思い出を、多く多く残してくれて。アントニオ猪木が6m40の中で闘う、そして自分が選んだタイガーマスクとか藤波とか長州が、新日本プロレスのリングの中で闘い、『それを喜ぶファンを見て喜べ』と。アントニオ猪木という人は多くの多くの思い出と、多くの素晴らしい人生を私に与えてくれました。私の時代には、桜井、竹内、ターザンがいます。本当にプロレスマスコミにはすごい人達がいました。その人達の手によって、口によって、多くの人が6m40のリングの中に熱中し、そして喜びも悲しみも辛さも、そして、アントニオ猪木、タイガーマスク、藤波、長州、藤原選手、カール・ゴッチ、ルー・テーズさん、いろんな人達に会うことが出来ました。私達に夢を与えてくれたアントニオ猪木が亡くなったということで。しかしそれを表彰して、『1!2!3!ダー!』の1月23日に勲章をくれる。そういう素晴らしい人達もいます。私はそういう人づくり、人間づくり、人に感謝する気持ちというものは、6m40の中でアントニオ猪木、その人が教えてくれました。坂口さんもいました。坂口征二という人は、本当に自分の身を捨ててアントニオ猪木をカバーし、そしてアントニオ猪木を立ててくれました。私は新日本プロレスの功労者の中に坂口征二という人を私は挙げたい。坂口さんほど自分が一歩下がってアントニオ猪木のために6m40の中のリングを輝かせた、それが坂口征二さんです。坂口さんの奥さんと、倍賞美津子さんという、この2人の女神がいたからこそ、新日本プロレスが多くの多くの思い出を、多くの人の脳裏に築き上げた。それを助けたのがタイガーマスクでした。藤波辰爾でした。坂口さんでした。長州さんでした。本当に私は新日本プロレスのリングの中でこそ、自分の人生があったんだ。そして猪木さんが亡くなったときに、私は、『鳥は鳴けども涙は流さず。新間寿はは泣かねども涙乾く隙なし』という、そういうことを思い出しました。『魚の子は多けれども魚となるは少なく、菴羅樹の花は多くさけども菓になるは少なし』。ジャイアント馬場さんの、私が竹内と一緒に駆けつけたときに、馬場さんの前で読んだお経の中の一節でした。ジャイアント馬場さんっていう方がいたからアントニオ猪木は馬場さんを目標にして自分を力づけ、そして目的を持って、『馬場さんが日本の富士山なら、新間、俺は世界の工レベストにしよう』と、そう思ってやってきました。今日はタイガーと、挨拶をするような、長いのはやめようと。それより、今年これから始まる、タイガーと平井が率いる、ストロングスタイルプロレス、ストロングスタイルプロレスこそ、私のこれからの残りし人生の夢であります。そしてさっきお見せした、アントニオ猪木に私が譲った、『道』というポスターが7枚あります。この7枚を、ジャガーと、それから……女子の……タイガーマスク、レディースタイガー、2人でちょっとじゃんけんを、僕の目の前でやってみてください。皆さん、一緒にじゃんけんやって。7枚ありますから」
新間会長の号令がかかり、選手・関係者・マスコミ全員が動揺しながらじゃんけん大会を開始。
クイーンに勝った記者が勝ち残るシステムで行われるも、クイーンがじゃんけんでも無双し、記者が全滅。
リング内だけではなくじゃんけんでも無敗を貫くクイーンに対し、ジャガーが「じゃんけんつえーなお前!負けろよお前!(笑)試合も負けないと思ったらじゃんけんまで強い。ムカつく」とぼやいて手加減を要求し、ようやく記者に勝者が出てポスターが行き渡る。
――タイガー・クイーン選手、昨年10月にウナギ・サヤカ選手と対戦し、今回が2度目。前回対戦しての印象は
クイーン「…………。」
ジャガー「本人はしゃべらないので。特に無いので。さっきも言ったように、勝つだけなんじゃないですか。日高選手が代わりに言います」
(※クイーンが日高に耳打ち)
日高「『特に無い』と言っています」
――間下選手、前回の挑戦から3ヶ月しか経っていない中での挑戦になるが、勝つためにスーパー選手にアドバイスを求めたか、それともスーパーは兄弟子でもありライバルだから求めていないか
間下「今はベルトを取り返すという2人の共通意識があります。ただ、私16年半ほどこの団体にいさせて頂いているんですけど、言わずとも、闘いでずっと背中を見て教えてきてもらったんで、アドバイスを直接聞くというより、闘いを通じて頂いていると思います。だから、直接は聞かないです」
『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.21』
日程:2023年2月22日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
▼シングルマッチ 30分1本勝負
薮下めぐみ(フリー)
vs
[DarkerZ]ダーク・パンサー
▼タッグマッチ 30分1本勝負
日高郁人(ショーンキャプチャー)/阿部史典(フリー)
vs
鈴木鼓太郎(フリー)/SUGI(Milgracias)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
ジャガー横田(ディアナ)/KAZUKI(PURE-J)
vs
[DarkerZ]ダーク・タイガー/ダーク・チーター
▼タッグマッチ 60分1本勝負
スーパー・タイガー/竹田誠志(フリー)
vs
船木誠勝(フリー)/関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)
▼3WAYマッチ 60分1本勝負
タイガー・クイーン
vs
本間多恵(フリー)
vs
ウナギ・サヤカ(スターダム)
▼レジェンド選手権試合 60分1本勝負
【王者】真霜拳號(2AW)
vs
【挑戦者】間下隼人
※第16代王者は3度目の防衛戦。