【試合詳細】6・16 新日本プロレス無観客試合 石井智宏vsエル・デスペラード 本間朋晃vs高橋ヒロム 棚橋弘至&飯伏幸太&永田裕志&上村優也vsタイチ&ザック・セイバーJr.&鈴木みのる&金丸義信 矢野通vs邪道 真壁刀義vs辻陽太

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『NJPW WORLD Special NEW JAPAN CUP 2020』
日程:2020年6月16日(火)
開始:19:00
会場:非公開
観衆:無観客試合

▼NEW JAPAN CUP 2020 1回戦 時間無制限1本勝負
○真壁刀義
8分41秒 ジャーマン・スープレックスホールド
●辻陽太
※真壁がNEW JAPAN CUP2回戦進出

▼NEW JAPAN CUP 2020 1回戦 時間無制限1本勝負
[CHAOS]○矢野通
9分7秒 横入り式エビ固め
[鈴木軍]●邪道
※矢野がNEW JAPAN CUP2回戦進出

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
棚橋弘至/飯伏幸太/永田裕志/●上村優也
13分27秒  ゴッチ式パイルドライバー→体固め
[鈴木軍]タイチ/ザック・セイバーJr./○鈴木みのる/金丸義信

▼NEW JAPAN CUP 2020 1回戦 時間無制限1本勝負
●本間朋晃
18分45秒  TIME BOMB→片エビ固め
[L.I.J]○高橋ヒロム
※ヒロムがNEW JAPAN CUP2回戦進出

▼NEW JAPAN CUP 2020 1回戦 時間無制限1本勝負
[CHAOS]○石井智宏
20分17秒  垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
[鈴木軍]●エル・デスペラード
※石井がNEW JAPAN CUP2回戦進出

無観客試合で開幕のNEW JAPAN CUPで真壁、矢野、ヒロム、石井が2回戦進出!ヒロムがヘビー級の本間を破って勝利!石井とデスペラードが階級を超えた熱戦を展開!

第1試合


 辻は真壁が入場するなり突っかかっていき、ゴングとともにスピアーを突き刺してフォールも2。辻はさらにエルボー連打で真壁に膝をつかせると助走をつけてショルダータックルでぶちかます。真壁は場外にエスケープするが、辻は猛然と追っていき、場外でもエルボー連打で息をつかせず、さらに鉄柵へ叩きつけようとするが真壁は逆に鉄柵へ叩きつけて串刺しのタックル。
 真壁は先にリングインして息を整えると、腹ばいにリングインしてきた辻にストンピングを連打し、お返しの重いエルボーを連打し、ボディスラムで叩きつけてからスリーパーホールド。辻が足を伸ばしてブレイクすると、真壁は辻をコーナーに押し込んでエルボーを連打。真壁は「来てみろよこの野郎!」と手を広げて辻にエルボーを打たせていき、受け止めた上でなぎ倒して逆片エビ固め。辻はなんとか手を伸ばしてブレイク。
 辻は膝立ちになりながらもエルボーで反撃していくが、真壁は上からナックルで打ち据える。真壁がロープに飛ぶと辻はカウンターのショルダータックルで迎え撃ち、雄叫びを上げて突進し串刺しのジャンピングエルボーからブレーンバスターで投げきってみせる。さらに辻はボディスラムからお返しの逆エビ固めに入るが、真壁はその脚力で辻を跳ね飛ばす。辻は折れずにエルボーを連打し、ロープに飛んで真壁のラリアットをかわしてスピアーを突き刺す。これをカウント2で返されるとすかさず逆エビ固め。真壁はプッシュアップするとルジはリング中央に引き戻すが、真壁のパワーが勝ってロープブレイク。
 辻はロープに飛んでショルダータックル。真壁はショルダータックルで迎え撃ち、辻がロープに飛ぶと真壁はカウンターのパワースラム。そしてまた逆エビ固めに捕らえ、リング中央でどっしりと腰を落とすも辻は悲鳴に近い雄叫びを上げながらロープを掴む。
 真壁が腕をぐるぐると回してラリアットの体勢に入るが、辻はこれをキャッチして巻投げのような形で丸め込み。これを返されるとエルボー連打から強烈なビンタ。さらにロープへ飛ぶが、真壁はカウンターのラリアット。辻は一回転して吹き飛ぶも、真壁は即座に組み付いてジャーマン・スープレックスホールド。辻もこれは返せずカウント3。
 辻の気迫が真壁のジャーマン・スープレックスを引き出す熱い試合となった。

第2試合


 NJC初出場となる邪道だが、入場時に外道と裕二郎を伴って入場。矢野は入場時の酒飛沫の代わりに消毒液のスプレーを猛噴射。
 ゴングが鳴ると矢野は無人の観客席を煽っていき、「応援の声が聞こえる」と画面越しのファンからのメッセージを受信。邪道も自身のコールを煽りファンの声を感じ取っていると、矢野は「聞こえるわけねーだろバカヤロー!」と罵倒し、コーナーマットを外しに行くが、レフリーに咎められている間に邪道が竹刀を持ち出して殴りかかる。矢野はこれをかわして反対側のコーナーマットを外し、昨日に続いて互いの獲物を持って対峙。レフリーの反則カウント4で両者投げ捨てる素振りを見せるも両者離さず。二度目の反則コールで矢野がコーナーマットを手放し、邪道もレフリーに竹刀を取り上げられるが、その隙に矢野が再びコーナーマットを手にして邪道を殴打。
 邪道は大ダメージを負ったようでつらそうな顔でふらふらとあるき回り、バタリと倒れ込むが、レフリーが駆け寄ると邪道はレフリーを掴んで拘束。視界を塞いでいる間にセコンドの裕二郎が場外で矢野を暴行していくBULLET CLUBの連携を見せる。
 狸寝入りから目覚めた邪道が激しいストンピングから逆水平チョップで攻め立てていき、顔面への噛みつき攻撃、ロープを掴んでの踏みつけ攻撃などラフプレイも展開。「よく見とけコラ!」と宣言して腰にエルボーを連打、背中へのひっかき攻撃、さらに矢野がコーナーマットを外した金具むき出しのコーナーに叩きつけ、バックを取ってくる矢野へサムソンクラッチ、これを返されるとコブラツイストに捕らえる。
 矢野がなんとかロープを掴むと、場外から外道がレフリーをひきつけている間に裕二郎がリングに飛び込んできて邪道&裕二郎でダブルのバックドロップ。エプロンに逃れた矢野の首を取ってグリーンキラーを狙うが、矢野はロープを使って顔面を打ち付けて反撃し、「見とけよお前!」と邪道のロープスルーに対してロープに捕まって「アーアーアー!」と叫んで挑発。邪道が距離を詰めてくるとコーナーマットを外し、これを阻止しに来る邪道の後頭部をペチンと叩く。矢野が突っ込んでくると邪道が外したコーナーマットで矢野の顔面をフルスイング。続けて邪道は自らの獲物である竹刀を手に取るとレフリーが邪道のもとへ。ここで外道がメリケンサックを持ってリングに上がり殴りかかるが矢野はこれを回避。さらに外道を邪道へプッシュしてぶつけると二人一緒に634。股間にダメージを負った邪道を矢野がスクールボーイで丸め込んで3カウント。
 矢野はBULLET CLUBとの頭脳戦を制して実質1vs3の戦いとなった試合をものにした。

第3試合


全員がNJC1回戦で対戦する相手と対峙する前哨戦の構図となっているこの試合、棚橋が入場してコーナーでポーズを決めたところで鈴木軍が奇襲して試合開始。
 全員散り散りになってそれぞれ意識する相手と場外でやり合い、上村が金丸に真っ向からぶつかっていく。リング上では上村が金丸にハンマーパンチからネックロックで絞り上げ、一度冷静になって棚橋にタッチ。するとタイチがニヤリと笑って金丸にタッチを要求。
 タイチが出てくると棚橋はいきなりドロップキックを見舞い、ボディスラムからエルボードロップを連発。さらにテキサスクローバーホールドでの速攻を狙うが、ザックがカットに来ると事前に解放して警戒。さらないタイチに突っ込んでいくが、これをかわしたタイチがジャンピングハイキック、すかさずザックがPKで援護射撃。さらにみのる&金丸は相手コーナーに突っ込んで場外乱闘を展開。
 リング上ではタイチがニヤリと笑って放送席のミラノコレクションA.T.を見やり、棚橋を羽交い締めにした上でザックがドラゴンスクリューを放つというユニオーネの竜巻を見せつける。タイチはヒザにダメージを負った棚橋をいたぶるように逆片エビ固めで痛めつけ、さらにヒザを踏みつけながらみのるにタッチ。
 みのるもヒザへのストンピングで続き、さらにロープに棚橋の足を絡めてみのると金丸がヒザを踏みつける。さらにみのるはヒザ十字で棚橋のヒザを破壊しにいくが、ここはパートナーの飯伏が救出。
 金丸に代わると棚橋をロープに振って低空ドロップキックでヒザを打ち抜き逆片エビ固めに入るが、ここで上村が金丸を排除にかかる。その隙にみのるがニーロックで棚橋を痛めつけ、場外に放り捨てるとイスを持って待ち受けていたタイチが棚橋を殴打。続けてみのるもイス攻撃で棚橋を追撃し、ヒザをグリグリとえぐっていく。
 ザックに代わると、タイチが奪ってきたIWGPタッグのベルトを2本リングに持ち込み、ベルトを手に取りながら棚橋を袋叩きに。レフリーに咎められるとベルトを場外に放り捨てる侮辱行為も見せる。すると棚橋は怒りのエルボー連打もザックはこれを絡め取ってコブラツイスト。棚橋は足を取ってドラゴンスクリューでやり返して飯伏にタッチ。
 飯伏はザックのビッグブートを被弾するが、キョロキョロとあたりを見回してノーダメージをアピールしてから掌底連打からのソバットのコンビネーション。さらにミドルキックでなぎ倒してからその場飛びのムーンサルトプレス。さらにジャーマン・スープレックスの体勢も、ザックはこれを着地してグラウンドに転がり下から飯伏の足を取ってアキレス腱固めからヒールホールド。これは永田がカット。ザックはレッグブリーカー、スタンド式のアキレス腱固めも飯伏は振り払ってハイキックを側頭部にクリーンヒットさせて永田にタッチ。みのるもタッチを受けて飛び出していく。
 永田とみのるは足を止めてエルボーで打ち合い、永田がミドルキックを連打から串刺しビッグブートを放つも、みのるも串刺しビッグブートでやり返してPKを放つが、永田はこれをキャッチしてヒザへエルボーを落とす。再び両者は対峙してエルボーを打ち合っていくと互いにふらつきながらぶつかり合い、これを制した永田がエクスプロイダーを狙うが、これをかわしてバックを取ったみのるがスリーパーホールドからゴッチ式パイルドライバーの体勢。これをショルダースルーで切り返した永田がエクスプロイダーで投げきると両者大の字に。永田が上村にタッチ。
 上村はみのるにエルボー連打から串刺しランニングエルボー、さらにかんぬきスープレックスを狙うが、これは金丸がカット。上村が金丸をドロップキックで蹴散らすと永田、飯伏、棚橋が入ってきてトレイン攻撃。そして上村がかんぬきスープレックスで投げっぱなし、逆エビ固めへ。これは腰を落としきる前に金丸がビッグブートでカット。永田がカネマルを排除し、飛び出してきたザックには棚橋がツイスト・アンド・シャウト。タイチが棚橋へアックスボンバーを叩き込むと、飛び出してきた飯伏にもアックスボンバー。そして上村がタイチをランニングエルボーで吹き飛ばすと、みのるのエルボーを潰してのエルボー連打。さらに上村がロープに飛ぶが、金丸がエプロンから酒瓶で殴りつけ、ふらついた上村へみのるがスリーパーホールドからゴッチ式パイルドライバーで3カウント。
 試合が終わっても8人の勢いは収まらず、タイチは棚橋に聖帝十字陵、ザックと飯伏は額を突き合わせて罵り合い、永田とみのるはリング上で張り手を打ち合う。

第4試合


 NEW JAPAN CUP初参戦のヒロム、そして当初はNEW JAPAN CUPにエントリーされていなかった本間の対戦。ヒロムは入場してくる本間へおどけた表情でこけしのモノマネをして挑発。
 ゴングが鳴るとしばらくリングを回りながら睨み合い、手4つからヘッドロック、ショルダータックルの攻防。これは体格で勝る本間が打ち勝つとネックロック、チンロックと痛めつけるがヒロムは早々とロープへ。本間は小こけしを放つがヒロムはこれを回避しショルダータックルで本間をなぎ倒して奇声を上げる。
 ヒロムは逆水平チョップ連打からコーナーに振って串刺しラリアット、ロープに飛んで低空ドロップキック。本間は場外にエスケープするが、ヒロムはエプロンから断崖式のドロップキック。さらにリング外周を一周走ってからのドロップキックを見舞い、本間を鉄柵に吹き飛ばす。
 戦いがリング上に戻ると、ヒロムは本間の古傷でもある首への集中攻撃を開始し、ヒザを落としてから首4の字固め。本間はなんとかブレイクするもののダメージは大きくよろよろとエルボーを放っていくもののヒロムには効かず。ヒロムがエルボーを放つとこれを絡め取ってDDTで反撃した本間は突っ込んできたヒロムをカウンターのバックエルボーでなぎ倒すと逆水平チョップ、串刺しジャンピングエルボー、フェイスクラッシャーからの小こけしを放つとヒロムが回避。ヒロムも頭をバシバシ叩いてから小こけしを放つが本間もこれを回避。本間はブレーンバスター、逆水平チョップ、さらにこけし落としを狙うが、振り払ったヒロムがエルボーを放つと本間も余裕を見せながらエルボーで反撃。さらにラリアットの打ち合いに発展していくが、本間は急角度ジャーマン・スープレックスでヒロムを首から叩きつける。本間は追撃のラリアットを放つが、これを回避したヒロムがラリアット。両者大の字に。
 本間がエプロンに逃れるとヒロムはサンセットフリップ・パワーボムを狙うが、本間はなんとかこれを振り払ってリングに戻るとエプロンに上がってきたヒロムへロケットこけし。そしてコーナーに上って場外のヒロムへの大こけしを狙うが、ヒロムがこれを阻止して担ぎ上げエプロン上でのデスバレーボム。
 場外カウント19で本間がなんとかリングに戻ると弱々しいエルボーで向かっていくが、連打も続かず力なく倒れ込んでしまう。ヒロムが倒れ込んだ本間の頭を踏みつけると本間も奮い立って再びエルボーでの勝負を挑む。両者打ち合っていき本間が逆水平チョップに切り替えるとヒロムも逆水平チョップで本間の気持ちに応える。本間がダブルチョップで打ち倒して小こけしを放つがヒロムはまたもこれを回避しTIME BOMBを狙うが、本間が着地するとトラースキックからロープに飛ぶが、本間はこれをこけしロケットでカウンターし、小こけし、低空こけしロケット、さらにセカンドロープからの中こけしを放つがヒロムがこれを回避して首固め。これを返されると「立てぇーっ!」と叫んでロープに飛ぶが、本間がヒロムの背中へこけしロケット。さらにラリアットを狙うが、ヒロムがラリアットでカウンター。ヒロムはさらにTIME BOMBを狙うが、着地した本間がショートレンジ式こけしロケット。続けてこけし落としの体勢に入るが、ヒロムが着地してトラースキック、コーナーへの串刺しデスバレーボム、最後はTIME BOMBで叩きつけて3カウント。
ヒロムは「つえーじゃねーかよ。ヘビー級の強さ分かったよ。おもしれえ。おもしれーよ。優勝してやる。優勝してやるからな」と笑い、リングの横に鎮座していた王冠を指差し「俺がチャンピオンだ」とカメラに向かって宣言しながら去っていった。

第5試合


 本間vsヒロムに続き、ヘビーvsジュニアの対戦となる石井とデスペラードの対戦。
 ロックアップで押し込み合い、デスペラードが離れ際に石井との身長差を誇示しながら頭を撫でる挑発。怒った石井が喉元を掴んでラリアットを放つが、デスペラードはこれをするりとかわして「落ち着けよ」と嘲笑。
 石井は自らの首を指差してエルボーを打つよう挑発し、デスペラードが打ち込んでいっても表情1つ変えず。「来いよコラ!」と打たせていくがデスペラードは足を踏みつけてロープに飛ぶ。これをカウンターのショルダータックルでなぎ倒した石井は倒れたデスペラードの背中を何度も蹴りつける。デスペラードもショルダータックルでぶつかっていくが、石井はビクともせず「そんなもんか」とデスペラードを踏みつける。デスペラードもチョップで反撃してなんとかショルダータックルでなぎ倒すとお返しに顔面踏みつけ。さらに石井のヒザをローキックで打ち抜き、ヒザへのニードロップ、ヒザへのボディプレスと続け、場外に出て鉄柱を使った足殺し。そのまま場外に引きずり出して鉄柵に叩きつける。
 さらにリングに戻してヒザへのニードロップ、ロープに足を絡め付けてのニーロック、さらにコーナーマットを外して石井を何度も金具むき出しのコーナーに叩きつけていくが、歯を食いしばって耐えた石井がぶちかましでデスペラードを対角コーナーまで吹っ飛ばす。
 石井はコーナーにデスペラードを押し込んでエルボーと逆水平チョップを交互に連打していき、デスペラードが崩れ落ちても無理やり引き起こして連打。さらにジャーマン・スープレックスを狙うとデスペラードはロープにしがみついて耐え、スピアーでの反撃を狙うが石井はガッチリとこれをキャッチしてパワーボムの体勢。デスペラードがこれを着地すると石井はロープに飛ぶが、デスペラードは十字ロープワークから低空タックルで足を引き倒してからのマフラーホールド。しかし石井はその足を取って膝十字へ。デスペラードがロープブレイクすると石井はデスペラードの蹴りをキャッチして膝裏を蹴りつけてロープに飛ぶが、デスペラードはスパインバスターでカウンターし、マフラーホールドからヌメロ・ドスを狙うが石井は決まり切る前にロープへ。
 デスペラードは各種キックでたたみかかるが、石井は「来いよコラ!」と挑発し、突っ込んでくるデスペラードを金具むき出しのコーナーに叩きつける。さらに石井が突っ込んでいくが、デスペラードはレフリーを盾にして石井の足を止めるとヒザを撃ち抜く低空ドロップキックからヌメロ・ドス。石井は強引に転がってロープへたどり着く。
 デスペラードがギターラ・デ・アンヘルの体勢に入るが、石井はこれを振り払いデスペラードの腕を絡め取ってブレーンバスター。デスペラードが雄叫びを上げて即座に立ち上がるとパワースラムで追撃。さらにパワーボムを狙おうとするが石井もヒザに力が入らず。するとデスペラードは身を低くして頭を差し出し、「蹴ってこい」と石井を挑発。デスペラードも意地でノーダメージをアピールして顔面を蹴りつけるが、石井の左右の小刻みなエルボーから右の強烈なエルボー。さらに石井はパワーボムで持ち上げるが、ヒザに激痛が走ったか持ち上げる途中でデスペラードを放り捨てるかのようにうずくまってしまう。石井はもう一度パワーボムで叩きつけるも高さが足りなかったかデスペラードはすぐにキックアウト。
石井がラリアットを狙うとデスペラードはレフリーを掴んで盾にしながらの金的蹴りを放つが、これを読んでいた石井がキャッチしてヘッドバッド。さらにデスペラードの十字架固めも耐えてそのまま叩きつけ、スライディングラリアット。これを返されると垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、これを着地したデスペラードが石井をレフリーにプッシュ。レフリーが防御姿勢を取って視界がふさがったところでローブローを叩き込み首固めもカウントは2。デスペラードが心底悔しそうに「クソッ!クソッ!」と叫んで突っ込んでいくが、石井が回避するとデスペラードは自らコーナーマットを外した金具むき出しのコーナーに激突。そこへ石井が串刺しラリアットを狙って突っ込んでくるが、デスペラードはこれをキャッチして金具へのコンプリートショット。すかさずスクールボーイで丸め込むもカウントは2。デスペラードはギターラ・デ・アンヘルで叩きつけるもカウントは2。ならばとデスペラードはピンチェ・ロコの体勢に入るが、石井はこれを振り払う。デスペラードはトラースキックから強烈なエルボー、さらに雄叫びを上げてラリアットを放つが石井はカウンターのヘッドバッドをクリーンヒットさせ、ロープに飛んでラリアット。さらに垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、デスペラードはエル・エス・クレロで切り返し、キックアウトした石井にビンタを放つが、石井の答えは左のショートレンジラリアット。そして満を持しての垂直落下式ブレーンバスターで3カウント。

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