『WWEネットワークの散歩道』第31回

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ずいぶんと久し振りかと思ったらなんと10カ月ぶりでした。不定期にもほどがありますが、まだ連載は継続していきますのでこれからもよろしくお願いします。

2020年の1月5日、ついに獣神サンダー・ライガー選手が引退します。CSのテレビ朝日でも引退記念として12月30日の夜10時から『引退直前!24時間 獣神サンダー・ライガー』という特別番組が放送されますが、WWEネットワークでもライガー選手の試合は視聴可能となっています。先日のNXTでは実況中にもライガー選手の引退が触れられていました。
今回はその中からいくつか日本にゆかりのある選手との対戦を中心に紹介していきます。

まずはエディー・ゲレロ選手との対戦。クリス・ベノア選手同様、もしご存命ならなんらかのかたちで引退セレモニーに関わってくれてもおかしくない存在でしたが、こればかりは仕方ないですね。NJPWワールドでもエディー選手の映像はブラックタイガー時代の試合はいくつかあるようです。もしNJPWワールドとも契約しているのであれば、これを機会にご覧になっていただきたいものです。
ライガー選手がこの試合で繰り出していたアストロシザース、プランチャといった飛び技はともかくとして、この試合が25年前とは信じられないほど、コンディションの良さに今更ながら驚かされます。短い時間ながら1995年の2人の攻防を楽しめる一戦です。

獣神サンダー・ライガー対エディー・ゲレロ
1995年10月1日 WCWメインイベント
https://watch.wwe.com/program/Eddie-Guerrero-vs-Jushin-Thunder-Liger-in-WCW-103598

次は発表までされていた新日本プロレスの大会での試合がケガによりキャンセルとなり、そしてこのまま幻となりそうな夢のカードであるレイ・ミステリオ戦。まだ619は開発されておらず、身体も現在のふた周りくらい細いミステリオ選手相手に終始パワーで圧倒するライガー選手でした。この続きが見られなくなったのは残念です。

獣神サンダー・ライガー対レイ・ミステリオJr
1996年12月29日 WCWスターケードPPV
https://watch.wwe.com/episode/Starrcade-1996-9173

そしてライガー選手のライバルとしては佐野選手と共に名前が挙がるクリス・ベノア選手との対戦。1995年の試合は大会自体がWCWと新日本プロレスの対抗戦として企画されていて、他にも大谷晋二郎選手対エディー・ゲレロ選手、天山広吉選手対ランディー・サベージ選手の対戦もラインアップされています。
このふたつの試合ではどちらもアメリカ向けといったことを考えずにふたりができる最高の試合、つまり新日本プロレスで見せるいつもの試合を見せてくれることが痛快でもあります。

獣神サンダー・ライガー対クリス・ベノア
1995年12月27日 WCWスターケードPPV
https://watch.wwe.com/episode/Starrcade-1995-9146

1999年12月9日 WCWサンダー90
https://watch.wwe.com/episode/WCW-Thunder-11045

最後は2015年8月にWWE登場を果たしたタイラー・ブリーズ戦。ここからもしかして新日本プロレスとWWEが大きく関わっていくのかとも期待されましたが、翌年早々にWWEに当時新日本で活躍していたAJスタイルズ選手、カール・アンダーソン選手、ルーク・ギャローズ選手、そして中邑真輔選手が移籍したこともあり、以降は断絶状態になっています。
WWEからしてみれば敵対的引き抜きではなく、最高の選手が契約切れの状態になれば声をかけてみるのが当然という感覚だったのかもしれませんが。
試合についてはとにかく実況陣がレジェンドに対して最高の賛辞を惜しみなく送り、タイラー選手もライガー選手と対戦できる喜びをすばらしい試合をすることへのモチベーションとしていた印象です。
この大会はNXTがスタートしてから最大の会場を使用しての大会でした。ライガー選手の出場が発表されてからのチケットの売れ行きは大変なものだったとのことでしたが、その期待に120%応えた試合だったかと思います。

獣神サンダー・ライガー対タイラー・ブリーズ
2015年8月22日 WWEテイクオーバー・ブルックリン
https://watch.wwe.com/episode/WWE-NXT-TakeOver-Brooklyn-9721

WWEネットワークではトップ選手についてはその戦歴も紹介されていて、WCWでのブライアン・ピルマン選手との対戦がクルーザー級の定着に貢献したこと。90年代に脳腫瘍を患ったことでスタイルが変ったことから、3回しか見せていない鬼神ライガーについても触れられています。もちろんシューティング・スタープレスのオリジネーターであることも紹介されているのですが、雪崩式フランケンシュタイナーもライガー選手の発明であることまでは書かれていません。
もっともそれはライガー選手自身が触れまわるタイプの人でないため、都市伝説のように言われていたのも確かです。
自分もライガー選手のト-クショーに参加して、直接お話できるタイミングで聞いたことがありました。『雪崩式フランケンシュタイナー、ライガーが発案者』説の検証です。
「ライガーさん、雪崩式フランケンシュタイナーはライガーさんがオリジナルって本当ですか?」
「そうだよ。普通にやったら(足が)届かないから。」
「それもっと広く言った方がいいんじゃないですか?」
「あぁいいのいいの。」
東京ドームでデビューを飾り、東京ドームで幕引きするライガー選手。これからはアンバサダー的立場で新日本プロレスのみならず、プロレスの魅力を広く伝えてくれることを期待したいですね。

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