スターダムのジュリア移籍騒動に木谷オーナーが「昭和のやり方。時代は平成すら終わってるんですよ」と苦言
17日、都内某所にてスターダムが新体制発表記者会見を行ったが、その後の囲み取材で先日の後楽園ホール大会で起きたジュリア移籍騒動にロッシー小川代表がコメントした。
ジュリアは2017年にアイスリボンでデビュー。デビュー直後はキャバクラの同伴からアイスリボンを知ったという経緯とイタリアと日本のハーフである美貌で注目を集めたが、テキーラ沙弥とのタッグチーム『Burning Raw(バーニングロウ)』でタッグ王者に輝くと実力面でも女子プロレス界で注目を集める存在となっていった。
そんな中、10月12日に予定されていたテキーラ沙弥引退試合を含む後楽園ホール大会が台風により消滅。すると14日にTwitter上で突如アイスリボンからの退団を発表し、数時間後にはスターダム後楽園ホール大会のリングで入団を表明。
これにアイスリボン側は「他の所属選手への案内や、他団体を含む既に参戦または対戦カードを発表している大会の選手の変更手続き、説明などを行う前の段階。13日の話し合いの時点では退団後の予定は何も決まっていないとの事でしたが、退団を数日間の先延ばしも出来ないとの態度で話し合いは平行線でした。現状に於いて、ジュリア選手本人から辞表の提出や、加入している保険証の返却など退職に関する一切の手続きが行われておらず、その状況に関しては移籍先とされる団体からの確認や連絡も全くない状況です」と発表。
すでにジュリアの参戦が発表されていた大会には、引退予定であったパートナーのテキーラ沙弥が全戦出場することになり、沙弥は12月31日のアイスリボン後楽園ホール大会で改めて引退試合を行うという。
ジュリアの件を質問されたロッシー小川代表は「リングに上げてお騒がせして申し訳ないなと思うんですけど、実際は先方の報告によりますと先日の10月の13日にいきなり退団を表明したように発信されているのですが、本人にヒアリングしたところ先月末に退団したいという意思表示をしてまして、それでなかなか埒が明かないと。最初はベースアップの話かと思われたらしいんですが、本人はそういうことじゃなくスターダムでプロレスをやりたいというその一心だったんで、その本気の覚悟を感じたんでこういう事になった」とコメント。
これを聞いていたキックスロードの原田代表は「私も含めて小川さんとご一緒に先方にコンタクトさせていただいて、経緯の方をご説明させていただきます。筋を通すという事が必要だと思うんで」と今後の方針を説明し、ブシロードの木谷高明オーナーは「やっぱり昭和っぽさが残っている(苦笑)そのへんも含めて当社がきっちりやっていきますし、当然の事ながら僕は知らなかったですし、Twitter見てると木谷がやらしたみたいにありますが大事な会見の前にそんな揉め事起こすはずないじゃないですか。どこかで契約してる人を新たに契約などできるはずがないんですよ、二重契約になっちゃうじゃないですか?ほんとロッシーさん勘弁してよ。時代は平成すら終わってんです、昭和のやり方はだめです」と苦言を呈した。