YAMATO、望月成晃を撃破した王者・Ben-Kに吉野正人が挑戦表明!「まだ俺らの世代は端っこに追いやられるわけにはいかんのや」

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 8日、東京都・後楽園ホールにてDRAGON GATE『THE GATE OF VICTORY』が行われ、Ben-Kと望月成晃がオープン・ザ・ドリームゲート選手権試合で対戦し、Ben-Kが2度目の防衛を果たした。

 望月は、先月の後楽園ホールにて行われたオープン・ザ・ドリームゲート王座次期挑戦者決定戦のバトルロイヤルを制して同王座への挑戦権を獲得。
 これに対し、現王者であるBen-Kは「今更望月さんが上がってくるとは思わなかったですよ。ただ、俺のドリームゲート初挑戦を受けてくれた恩があるので、喜んで受けさせてください」と昨年3月に当時の王者であった望月に挑んだ際のエピソードを語りつつ、今度は自らが王者の立場で望月を迎え撃つ姿勢を見せた。
 これに望月は「オイBen-K、すいぶん偉くなったなあ。お前に勝つイメージはもうバッチリ頭の中にあるんだよ。お前はやり過ぎたんだ。PACとYAMATOに勝った今がマックスだ。こういうときこそイレギュラーが起こるから覚悟しとけ!」とベテランとしての意地を叫んでいた。

 メインイベントで行われた両者の王座戦は、序盤から望月が腕へのミドルキックや腕十字、腕固め、キーロックとあらゆる体勢から腕への一点集中攻撃を展開。しかしBen-Kはショルダーアームブリーカーを食らった瞬間にその腕でスリーパーホールドに捕らえ、ここから反撃の狼煙を上げる。
 Ben-KはBen-Kスラムや、望月に腕固めを極められたまま強引に持ち上げてのオリンピックスラムなど豪快な投げ技で攻め立てていき、望月の強烈かつ多彩なキックを被弾しても雄叫びを上げて立ち上がる闘志を見せ、スピアーからBen-Kボム。これを望月がカウント0で返す意地を見せて三角絞めに移行すると、Ben-Kはパワーボムで叩きつけ、ジャーマンスープレックス2連発からドラゴン・スープレックス。尚も立ち上がる望月と正面から足を止めての打撃戦に発展し、Ben-Kが渾身の頭突きを叩き込むと望月はぐるりと白目をむいて大の字に倒れ、Ben-Kがそのまま体固めで押え込み、泥臭い肉弾戦を制した。


 マイクを取ったBen-Kは「望月、これで去年の借りは返したぞ。でも!望月さんは本当に強かった!だが、この闘いはアンタが出るとこじゃねえんだよ。俺は他にやり合い相手がいるんだ。俺とやりたい相手もいるだろう!次の挑戦者、出てこい!」と叫ぶと、吉野正人の入場曲が鳴り響き場内は大熱狂。
 リングに上がりマイクを取った吉野は「Ben-K、お前の望み通り出てきてやったぞコラ!俺で文句ないやろ?」と叫び、Ben-Kと睨み合い。そして吉野は昨年11月に自らが王者としてBen-Kの挑戦を迎え撃った地である大阪での対戦を指定し、「お前がチャンピオンで俺が挑戦者や。でもな、挑戦者の立場でお前をきっちり弾き返したろうやないか。まだ俺らの世代は端っこに追いやられるわけにはいかんのや。まだまだ俺らの意地をお前にも、お客さんにも見せつけたるから、大阪覚悟しとけや」とニヤリ。

 これに対しBen-Kは、「おい吉野!昔の俺はもういねぇんだよ。このドリームゲートチャンピオンのBen-Kがテメェの相手してやる。次はテメェに借り返してやるよ!」とベルトを吉野の眼前に掲げて挑発した。

 Ben-Kvs吉野正人のオープン・ザ・ドリームゲート選手権試合は、11月4日の大阪大会で行われる。

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