【試合詳細】3・25 東京愚連隊新木場大会 NOSAWA論外&ディック東郷&FUJITAvsAKIRA&カズ・ハヤシ&谷嵜なおき 佐藤光留vs門馬秀貴 才木玲佳&レディ・ビアードvsバラモン・シュウ&バラモン・ケイ

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『東京LOVE Ⅸ』
日程:2019年3月25日(月)
開始:19:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:350人(超満員)

▼ワクチンファイト提供試合 タッグマッチ 20分1本勝負
旭志織(K-DOJO)/●甲斐拓也
8分54秒 ホレッタ
関根龍一(BASARA)/○松本崇寿(リバーサルジム立川ALPHA)

▼エキシビションマッチ〜ワイルドvsボクシング〜  20分
○征矢学(WRESTLE-1)
8分25秒 ラリアット→片エビ固め
●ロッキー川村 (パンクラスイズム横浜)
※征矢はロッキーへ11,000円の罰金支払い

▼TAG TEAM DIVISION 30分1本勝負
○HARASHIMA(DDT)/ヤス・ウラノ(フリー)
15分21秒 蒼魔刀→体固め
[SUSHI太郎]鈴木鼓太郎(フリー)/●SUSHI(フリー)

▼ドレスアップ・トルネードタッグ・インディアインクマッチ 30分1本勝負
[DEAD LIFT LOLITA]才木玲佳(WRESTLE-1)/レディ・ビアード(DDT)
12分16秒 墨汁の相打ちのためドロー
バラモン・シュウ(フリー)/バラモン・ケイ(フリー)
※選手はドレスアップ(私服)
※試合開始と同時に選手全員に権利がある トルネードルール(タッチ権無し)
※3カウントフォール、ギブアップ、KO、TKO 決着に加え
※インディアインク(墨汁)を対戦相手2人の顔面にかけた時点で勝ちとなる
※場外カウント無し
※反則カウント無し
※レフェリーが特に危険と判断しない限りあらゆる反則が有効

▼闘いの挽歌2019 シングルマッチ 20分1本勝負
△佐藤光留(パンクラスMISSION)
20分0秒 フルタイムドロー
△門馬秀貴(MONMA DOJO)

▼MAIN EVENT  6人タッグマッチ
[東京愚連隊]●NOSAWA論外/ディック東郷(みちのく)/FUJITA
21分58秒 ムササビプレス→片エビ固め
○AKIRA(魔界)/カズ・ハヤシ(WRESTLE-1)/谷嵜なおき(ダブ)

ディック東郷が東京愚連隊に正式加入!カズの東京世界ヘビー級にAKIRAが挑戦決定!才木&ビアードがバラモン兄弟にアイドル攻撃も『キープ・オン・ジャーニー』が凶器認定され使用禁止に

オープニング


 富山智帆リングアナにより、会場で声出しの練習からオープニングコールが行われた。

第1試合


 関根と甲斐でゴングが鳴り、ロックアップ、ヘッドロック、ショルダータックルと力比べ。これは関根が打ち勝ってボディスラムで叩きつけるが、続けてブレーンバスターを狙ったところを甲斐がブレーンバスターで投げ返し、ランニングエルボーで追撃。両者タッチ。
 松本と旭の対面になると、松本がマットを転がって下から旭の足を取りに行き、旭が戸惑いながら逃げ回るも、松本が足を捕らえアキレス腱固めへ。旭は即座にブレイク。松本は尚も足を獲りに行くが、下から組み付いたところを旭がその上に座ってフォール。松本はスリーパーで切り返し、そのままコーナーに連れ帰って関根にタッチ。
 関根は旭にサッカーボールキック。さらに追撃を狙うが、旭が腕を取って下から両足で蹴り上げて一撃見舞うと甲斐にタッチ。
 甲斐は関根とエルボーを打ち合い、これを制した甲斐がボディスラム。旭にタッチ。
 旭はスワンダイブ式のフットスタンプを二連発。三発目は関根がローリングしてかわすが、着地した旭は改めてジャンプしてフットスタンプ。甲斐にタッチ。
 甲斐と関根はエルボーを打ち合って行き、甲斐が放ったキックを関根がキャッチ。しかし甲斐は関根の足に組付きビクトル式膝十字固めへ。これをブレイクされると旭にタッチ。
 旭は関根の蹴り足をキャッチするが、関根が打撃で突っ張っていくと手首をカクカク曲げていきコブラ。関根も36ハンマーでやり返し松本にタッチ。
 松本はエルボーを放っていき、旭がエルボーでやり返そうとすると腕をキャッチし飛び付き腕十字。これを暴れて抜け出た旭がコーナーを背にして立つと、松本は追撃するが、旭はブートで止めて延髄斬り。さらにロープに走って追撃を狙うが、松本はカウンターのスパインバスター。フォールに入り、肩を上げた旭の腕を取って腕十字に入るが、甲斐がカット。抜け出した旭は阿吽を見舞って甲斐にタッチ。
 甲斐は飛び出していってニールキック、サイドスープレックス、バックドロップと狙っていくが、クラッチを切った松本がアームロックへ。甲斐はこれを振り払いボディスラム、バックドロップと連撃。フォールに入るが関根がカット。甲斐はもう一発バックドロップを狙っていくが、クラッチを切った松本が腕へのコードブレイカーからホレッタでタップを奪った。

第2試合


 ロッキーが10オンスのグローブを装着するハンデを付け、征矢がローキックを放つ度に500円の罰金、エキシビジョンマッチであるため公式記録には残らない……といった昨年の大晦日格闘技の某試合を思わせる特殊ルールで試合開始。
 ゴングが鳴ると両者ジリジリと距離を詰め、ロッキーが目にも止まらぬジャブで征矢の顔面を捕らえていくが、怒った征矢はコーナーに押し込んでチョップを連打。さらにチョップ、エルボーと打ち込んでいくと、ロッキーは自ら仰向けに倒れ、猪木アリ状態を作り出す。
 征矢は「(ボクサーが猪木側になるのは)逆だろう?!」と困惑しながらも自ら“猪木側”になり寝転がるが、両者ともに「カモン!」と挑発し合うだけで動かず、試合放棄とみなしたレフリーが反則カウントを取り始めると両者起き上がる。

 しかし、すぐにまたロッキーが自ら仰向けに倒れて征矢を挑発すると、我慢の限界に達した征矢はロッキーにローキック。ルールに則り征矢には500円の罰金が課され、征矢は落ち込むが、ヤケクソになった征矢はロッキーにメチャクチャにローキックを連発。さらに征矢はロッキーの胸板を蹴り上げるが、ロッキーが足を押さえてのたうち回ったため、これもローキックにカウントされ征矢の罰金に加算。
 これに対して征矢がレフリーへ抗議している間にロッキーは征矢にボディブロー連発から右フック。さらにボディブロー連発で征矢をダウンさせてからジャンピングフィストドロップからフォールも2。
 征矢は「危なかった!これをコーナー上からやられたら終わっていた!」と叫ぶと、ロッキーはコーナーへ上がっていく。征矢は追いすがって雪崩式ブレーンバスター。征矢はラリアット、ロッキーは右ストレートと打ち合うが、最後は征矢がラリアット2連発で試合を制した。

 しかし、試合後、征矢がローキックを22発打ったことで11,000円の罰金が発生したことがアナウンスされ、控室から運ばれてきた征矢の財布から11,000円が抜かれ、ロッキーに手渡された。
 試合に負けたロッキーが大喜びでリングを後にし、試合に勝った征矢はげんなりとした表情でリングを後にした。

第3試合


 雷陣明と鈴木鼓太郎の“試練の1番勝負”が前回大会まで5戦続き、前回の試合後にはタッグを結成することとなっていた。タッグ初戦のこの日はSUSHIと、SUSHIマスクを被った“SUSHI太郎”の姿で鼓太郎が登場し、2人で『スシ食いねェ!』に合わせてダンス。
 対戦相手となるヤス・ウラノのパートナーは“X”と発表されていたが、その正体がHARASHIMAであることが明かされる。

 HARASHIMAとSUSHIでゴングが鳴るが、HARASHIMAはSUSHIを無視して鼓太郎に出てくるよう要求。SUSHIはおとなしく鼓太郎にタッチ。
 HARASHIMAと鼓太郎は手4つから腕取り、アームドラッグ、グラウンドでの足の取り合いと堅実なレスリングを展開し、HARASHIMAがヤスにタッチ。
 ヤスは手4つからヘッドロックに捕らえるが、鼓太郎もヘッドロックで返してそのまま連れ帰りSUSHIにタッチ。
 SUSHIはヤスのロックアップをかわして「ヘイラッシャイ!」と決めポーズ。これを2回続けるとヤスはげんなりとした表情で立ち尽くす。その後打撃合戦となり、自軍コーナーに押し込んだヤスがHARASHIMAにタッチ。
 HARASHIMAはSUSHIにスリーパーからSUSHIの頭頂部に乗っているマグロの寿司をむしって食べようとするが、寿司が外れなかったため自軍コーナーに連れ帰りヤスにタッチ。
 HARASHIMAとヤスはダブルでヒップトスから腕を組んでダブルのエルボードロップ。続けてヤスがフロントネックロックに捕らえるが、SUSHIが押し込んで鼓太郎にタッチ。
 鼓太郎はヤスに風車式バックブリーカーから逆エビ固め。これをブレイクされるとSUSHIにタッチ。
 SUSHIは鼓太郎の背骨攻めに倣ってヤスの腰にエルボーを打ち込んでいき、バックドロップ、背中へのエルボードロップからフォールも2。鼓太郎にタッチ。
 鼓太郎はヤスの背中にヒザを押し当てながらのチンロックもヤスはロープへ。ヤスはエルボーで突っ張っていくが、鼓太郎がジャベリンで一撃入れ、SUSHIにタッチ。
 SUSHIはヤスとエルボー合戦からブレーンバスターで叩きつけ、コーナーに振って串刺しラリアットを狙う。これをブートで止めたヤスがミサイルキックを放つが、SUSHIはこれを回避しバッククラッカー。さらに鼓太郎を呼び込みトレイン攻撃も、SUSHIが突っ込んでいったときだけヤスのブートがSUSHIの顔面に直撃。徐々にダメージを負っていくSUSHIを鼓太郎が容赦なくコーナーに振っていき、SUSHIはさらにダメージを受けていく。ここで持ち直したヤスがダブルラリアットで2人まとめてなぎ倒そうとするが、鼓太郎だけ回避に成功し、SUSHIにはクリーンヒット。鼓太郎にも一撃狙っていくが、鼓太郎はカニバサミでヤスをロープにもたれかからせるとファンネルで一撃。鼓太郎はSUSHIを起こすとダイビングヘッドバッドを放つよう急かし、SUSHIがコーナートップからダイビングヘッドバッドを放つとヤスは回避。ヤスはその隙にHARASHIMAにタッチし、自爆して大ダメージを負ったSUSHIも鼓太郎にタッチ。
 HARASHIMAは鼓太郎にミドルキックを連発してコーナーに押し込むと、串刺しのブート。さらにコーナー上の攻防を制して雪崩式ブレーンバスター。さらに山折りを狙っていくが、HARASHIMAが鼓太郎を跳ね上げたところで鼓太郎が体勢を入れ替え回転エビ固め。HARASHIMAがこれをキックアウトするとビットで一撃入れてSUSHIにタッチ。

 SUSHIはフライングニールキックを放ち、串刺しラリアット、高速ブレーンバスターからダイビングヘッドバッド。さらに鼓太郎のソバット、SUSHIのトラースキック、鼓太郎のアトミックドロップと目まぐるしい連携攻撃を見舞い、SUSHIがトドメのダイビングヘッドバッドを狙ってコーナーに上る。ここでヤスが飛び出してきて鼓太郎を突き飛ばしてロープにぶつけると、バランスを崩したSUSHIがコーナーから落ちてしまう。

 その隙にHARASHIMAとヤスはSUSHIへトレイン攻撃からヤスがヘッドシザーズ・ホイップ。HARASHIMAがスワンダイブ式ボディプレスと続け、さらにHARASHIMAが山折りを狙っていくが、着地したSUSHIがTEKKAMAKIを狙う。しかし、これをこらえたHARASHIMAが体勢を入れ替えバズソーキック。さらにトドメの蒼魔刀を突き刺し、3カウントを奪った。

第4試合


 両選手が私服で試合を行い、対戦相手2人の顔面に墨汁をかけた時点で勝利、レフェリーが特に危険と判断しない限りあらゆる反則が有効となるこの試合。バラモン兄弟は正装で登場し、才木とビアードはセーラ服で入場。

 才木とビアードが入場して一緒にポーズを決めていると、兄弟が水を噴射して奇襲し、ケイが才木を羽交い締めにしてシュウが墨汁を手に取り速攻決着を狙うも、ビアードが「チョットマッテ!」とマイクを取る。

ビアード「バラモン兄弟!コンバンハ!ワタシたちは、セーラ服着てますね。なんでセーラ服着てるか分かりますか?セツメイします!アナタタチはプロレスラーだね!すごい技出来ますね!すごいカッコイイでありますね!髪の毛が、面白い!でも!前、チョット違うでしたね?ワタシたちは研究しました。アナタタチの黒歴史をね!ミュージックスタート!」

 才木とビアードが在りし日の兄弟の写真を貼ったパネルを掲げながら『キープ・オン・ジャーニー』に乗って踊り始めると、兄弟は唸り声を上げてのたうち回る。しかし、その兄弟の姿を見たレフリーが「バラモン兄弟の生命の危機である」と判断し、この音楽を「特に危険な凶器」とみなして止めるよう指示。バラモン兄弟はパネルに向かって墨汁を噴射して過去の姿を墨塗りにすると、そのまま場外戦へなだれ込む。

 才木に水の入ったバケツを投げつけリングに引き戻したケイは、コーナー下に才木を寝かせ、才木の顔面に上からお告ゲルを投下。さらにスーツケースを取り出して才木の股間にあてがいボウリング。ケイは必殺のブレーンバスターを狙うが、才木は逆に投げ返すとキャメルクラッチ。そして「私みたいにかわいくしてあげる♪」と猫耳カチューシャを取り出してケイに装着。これをカットに来たシュウにはビアードが両手にタンバリンを持たせて無理やり踊らせ、バラモン兄弟をカワイイワールドへ引きずり込む。

 続けてビアードがケイをサイドバスターでコーナー下に設置すると、なんと才木がコーナー上から掟破りのお告ゲルを投下。才木はトドメのハイキックを放っていくが、ケイがこれを回避しフルネルソンに捕らえると、シュウが交通標識を持ってリングに上がり、才木に殴りかかるが、才木が回避したためケイ誤爆。才木はケイをアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げるが、そこへシュウが墨汁を口に含んでリングに戻り、才木の顔面に噴射し、五体不満足。これをビアードがカットすると、シュウがビアードに墨汁を噴射するが、ビアードが回避したためケイに誤爆。そして才木とビアードはケイへ掟破りの五体不満足。
 
 勢いに乗るビアードは決着を狙ってロープに走るが、ケイが場外からビアードを交通標識で殴打。これを好機と見たシュウがビアードへ墨汁を噴射するが、才木が身を挺して顔面ブロック。その間にビアードも口に墨汁を含み、シュウと同時に噴射。これで両軍同時に顔面に墨汁を噴射されたことになり、試合は引き分けとなった。

ケイ「なんだこの試合?!オイ!このままじゃよ、納得いかねぇよ!お前らも納得行かねぇよな?!テメェらよ!次の愚連隊興行あったときはよ!もういっちょ最終決着戦やろうじゃねぇかよ!そのときまでによ、おしょろしいルール考えといてやるからよ!お前ら最終決着戦、受け入れるかオイ?!」
才木「もちろんだーーッ!」
シュウ「受けて立つんだな!よっしゃあ!やってやろうじゃねぇか!いいか!お前ら2人、死んで地獄に落ちて今度生まれ変わったらウジ虫になるぞーーッ!!」

<試合後コメント>

才木玲佳&レディ・ビアード
才木「ふぇぇ……」
ビアード「カワイソウでしょ!もうタイヘンです」
才木「せっかく今日かわいくセーラ服着てきたのに……」
ビアード「でも大丈夫!今度ガンバリマスネ。今日ワタシたちはバラモン兄弟の黒歴史を皆さんに見せましたね」
才木「そうだー!どうだー!精神的ダメージが大きかっただろぉ~!私達だって次の3戦目こそもっともっとも~~っと怖いこと考えとくからね!」
ビアード「ソウデスネ!準備してるバラモン兄弟!ワタシたち倒しに行きます!」
才木「そうだ!」

第5試合


 ゴングが鳴ると、両者互いに手が出ないまま緊迫した間合いの取り合いが行われる。ファーストヒットは光留のローキック。門馬もローキックを当てていくが、これをキャッチした光留がグラウンドに引きずり込み、マウントを取ろうとするが、門馬もハーフガード、光留が肩固めを狙うと門馬もクロスガードへ持ち込もうとし、光留がはなれて一旦ブレイク。
 再び距離を取り、互いにローキックで牽制し合うが、光留が低空タックルを仕掛けると門馬は受け止めてアームロックでグラウンドに引き込む。光留がローリングしてこれを外すとヘッドロックに移行するも、門馬もヘッドロックですぐに取り返す。光留はロープに振って外そうとするが、門馬は離さずじっくりと絞り上げていく。
 光留がやっとの思いでロープに振ることに成功するが、門馬はショルダータックル。光留もバックエルボーでやり返すが、門馬はドロップキック。光留は一旦場外にエスケープ。
 光留がリングに戻ると門馬はローキックを連打。光留が足を取って低空タックルを仕掛けると、門馬は再びアームロックに持ち込んで対抗。これをブレイクされると門馬は光留の腕に狙いを定め、腕にミドルキックを連発。さらにブレーンバスターを狙うが、逆に光留がブレーンバスターで持ち上げ返す。これを後ろに着地した門馬だったが、着地の際に左膝を痛め、レフリーが一旦試合を止めようとするが、門馬は「やる!」と試合続行の意志を口にする。
 すると光留は制止するレフリーを振り払って無理やり門馬をリングに上げると、左膝へのストンピング、ローキック連打、エルボードロップからのレッグロックと情け容赦のない弱所攻め。門馬はふらつきながらもチョップで対抗するが、光留はローキック、サッカーボールキック、アキレス腱固めと続ける。門馬はなんとかロープへ。
 光留は執拗にローキックを放っていくが、門馬は痛む足でドロップキック。不意を突かれた光留はコーナまで吹き飛ばされ、門馬は串刺しのジャンピングニー。フォールも2。

 さらに門馬はブレーンバスターを狙い、光留がこらえると腕を取ってアームロック、アームロックのまま河津掛け、これを離さずさらにアームロックと、序盤から攻め続けた光留の腕を殺しに行く。光留は腕を極められたまま門馬を持ち上げてコーナーに叩きつけ、ヒザに低空ドロップキック。さらに水車落とし、デスバレーボムと畳み掛けてフォールも2。光留はさらに追撃を狙うが、門馬がソバットでカウンターし、フランケンシュタイナーからブレーンバスター。
 両者大の字となり、満身創痍となりながらも膝立ちで睨み合うが、張り手で先制した光留が低空の延髄斬り。そのままフォールに行くが、待ち構えていた門馬が下から腕十字。なんとか後からロックを間に合わせた光留が耐え忍んでいるところでフルタイムドローのゴングが鳴った。

 試合後、両者は握手を交わし、健闘を称え合った。

第6試合


 東郷とAKIRAでゴングが鳴ると、ロックアップから腕取り、グラウンドでの腕取りの攻防と堅実なレスリング戦を展開し、クリーンブレイク。両者タッチ。
 谷嵜とFUJITAのマッチアップとなると両者足を止めてエルボーを打ち合い、アームドラッグの応酬から足払い。FUJITAが足払いを狙ったところを谷嵜が低空ドロップキックで阻止する機転を見せ、両者タッチ。
 カズと論外のマッチアップとなると、互いの攻撃をリープフロッグでかわし合うテクニカルな攻防が展開されるが、これを制したカズが風車式バックブリーカー。谷嵜にタッチ。
 谷嵜はカズとダブルのバックエルボー、AKIRAとダブルのバックエルボーを放ち、すばやくタッチを回しながらAKIRAがボディスラム、カズがスワンダイブ式ローリングサンダーからハンドスプリング式オーバーヘッドキックを放つが、これを論外がドロップキックで撃ち落とす。ここから全員入り乱れた場外戦へと発展し、東郷のハンマー攻撃によってカズが額から出血。東郷がカズをリングに戻すと論外がフォールも2。論外はカズをロープにくくりつけ、爪で傷口をえぐり、東郷もハンマーでカズの傷口をさらに広げていく。

 愚連隊の面々はすばやくタッチを回しながら、東郷がフィストドロップ、FUJITAがニーバッド、論外のキャメルクラッチに合わせてFUJITAが低空ドロップキックとすべてカズの額に攻撃を集中。さらに論外とFUJITAがカズを固め、上に東郷が乗ってマッスルポーズ。
 FUJITAに代わり、カズの額をえぐりながらスリーパー。カズは危うく落ちかけるが、なんとか振り払ってふらつきながらチョップを放っていく。FUJITAはバックドロップを狙うが、カズは後ろに着地し延髄斬りからコンプリートショットでFUJITAの顔面をコーナーに叩きつけ、谷嵜にタッチ。
 谷嵜はFUJITAにランニングネックブリーカードロップからDH。さらにボディスラムからカサノヴァを放っていくが、FUJITAはキャッチしてエクスプロイダー。東郷にタッチ。
 東郷は谷嵜をロープに振ってパワースラム。さらに追撃を狙っていくが谷嵜がカウンターのエルボーを放ってAKIRAにタッチ。
 AKIRAはミサイルキックからフォールも2。続けてDDTからバックを取っていくが、東郷が後ろに足を蹴り上げて金的攻撃を放つと、首固め、十字架固め、AKIRAのキックアウトに合わせてクロスフェイス。これを谷嵜にカットされると論外にタッチ。

 論外が突っ込んでいくとAKIRAはフライングラリアット、さらにシャイニング式の延髄斬りからムササビプレスを投下も、論外が剣山で迎撃。続けて論外とFUJITAがAKIRAにダブルのフラップジャック、膝立ちのAKIRAにFUJITAが延髄斬り、論外がシャイニング論ザードのサンドイッチ攻撃。さらに東郷がペディグリーを狙うが、これは谷嵜とカズがカット。しかし、愚連隊勢がそれぞれを捕まえ、東郷がカズにクロスフェイス、FUJITAが谷嵜にアンクルロック、論外がAKIRAに脇固めの三重奏。AKIRAがこれをブレイクすると、愚連隊の3人でAKIRAにトレイン攻撃。最後に向かっていった論外をブートで止めたAKIRAは、リング中央で論外と激しい逆水平チョップの打ち合い。これを制した論外がドラゴンスクリューからのシャイニング論ザード。フォールも2。さらに追撃を狙っていくが、AKIRAが起き上がり様に不意打ちの延髄斬り。そこへカズが入ってきてハンドスプリング式オーバーヘッドキックを論外の後頭部に叩き込み、ライオンサルトで追撃。ここに谷嵜も加勢して論外にカサノヴァ。そして最後はAKIRAが満を持してのムササビプレス2連発で論外を沈めた。

カズ「俺が東京世界ヘビー級チャンピオン、カズ・ハヤシだ!おい愚連隊。俺が東京で、世界で一番トップのベルトを獲って、お前ら全然挑戦してこないじゃねーかオイ!取りっ放しだぞオイ!次はどいつだ?!」
論外「カズ・ハヤシ選手、東京で一番強い男なのに、今日はベルト忘れてきましたね?(会場がカズへ大ブーイング)どうやら挑戦者がほしいみたいですね。だったら我々東京愚連隊からは……誰も挑戦しません!ただ、代わりに次の挑戦者を指名する!次の挑戦者は、AKIRA、野上さん!野上さん?あ、いたいたいた!今日、俺から3つ獲った。まだ出来る!次、夏の東京愚連隊興行では……」
AKIRA「ちょっとまってくれ。会場シーンとなっちゃったじゃないか。責任取れないよこんな……」
(会場からAKIRAコールが起きる)
AKIRA「えーとですね……カズさんと試合やらせてもらえるのなら、やぶさかでもないなと!ちょっとまた熱いものをやってみたくなっちゃいました。よかったらやってください!」
カズ「俺はベルトを持ってくるのを忘れてしまう。チャンピオンとして不甲斐ないかもしれない。だけど!AKIRAさん!次の挑戦者はアンタだ!」
AKIRA「いいんだな!どうなっても知らないぞ!やらせてもらうぞ!」

 カズとAKIRAが退場すると、論外は本日負傷欠場していたMAZADAをリングに呼び込み、ディック東郷が正式に東京愚連隊のメンバーとなったことを改めて告知。

東郷「恥ずかしながら東京愚連隊のメンバーに入れていただきました!NOSAWA選手も僕もメキシコでやってたし、FUJITA君とはねモーニングつながりで(笑)色々昔から絡んでて、シャイな僕でも溶け込めそうです。ということで東京愚連隊のメンバーとして頑張っていきますのでよろしくお願いします」

FUJITA「本日も東京愚連隊興行、たくさんのご来場誠にありがとうございました!ワタシは新木場でのレスラー活動が多いのですが、こんなに入ってる新木場は中々お目にかかれません。ありがとうございます!それでは次回、夏の興行はまたステキな景色を我々に見せてください。よろしくお願いします!皆さんご起立をお願いします。次回東京愚連隊興行、夏にお会いしましょう。皆さんが一人でもいる限り!東京愚連隊は永遠に不滅だーッ!」

<試合後コメント>

NOSAWA論外&FUJITA&ディック東郷
論外「特にどちらからって言うわけでもなく、自然と歳を重ねていって、大先輩なんでどこまで渡り合えてるかってのも分からないけど、こうやって今まで対戦相手のほうが多かったのがこうやって不定期でも一緒にやってくれるってのは嬉しいですよね」
FUJITA「この年になっても学べるってことですから」
東郷「やっぱり私は今、ユニット活動っていうのをあんまりしてないので、年取ってね、孤独ってのがね、寂しいんだよ(笑)だからこういう楽しそうな輪に加わりたいってね。そういうことです」
論外「俺も2人のモーニングの、朝の活動ってのをあんまり理解してないんだけど、機会があれば一緒に(笑)まあ不定期なんですけど、僕らは、東京愚連隊っていうのは元々遊牧民なんで、ぶっちゃけ、ホントにお金になる、あとはやって面白そうな若いやつがいるんだったら、そういうところにSATOさんと一緒に乗り込むのも視野に入ってて。貯めて貯めて……まあ年寄りっつっても、俺らももう40オーバーで、40超えて味のある活動を、やるなら意味のある活動をしたいですね。今日も非情にスムースに連携も行ったし、心強かった。まあ次回、9月くらいに、ベルトに関してはレジェンドの野上さんが無理やりやる気になったんで、我々は違った感じで愚連隊興行で。インタビューで行ったとおり、雑な興行をやらないんで。これも今日だって新木場でやって意味がある。お客さんも入って。これも不定期に、モーニング食べながら考えましょ」

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