女子プロレス団体の代表2人が“チャンピオン像”を巡り大論争!「チャンピオンが発する一番つまらない言葉が『やる気がある奴はかかってこい』だよ!」

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 22日、東京都・新木場1stRINGにて行われた我闘雲舞『2019今年もよろしく新木場大会』にて、SEAdLINNNG代表の高橋奈七永と、我闘雲舞代表のさくらえみがバックステージで大論争を繰り広げた。

 高橋奈七永は、1996年に全日本女子プロレスでデビューし、“赤いベルト”と呼ばれるWWWA世界シングル王座を最後に戴冠した選手。その後はスターダムなどを経由して2015年にSEAdLINNNGを旗揚げし代表取締役社長に就任。2018年に創設されたSEAdLINNNGのシングル王座・BEYOND THE SEA SINGLE王座の初代王者として君臨している。
 そして、20日の後楽園ホールで世志琥を相手に初防衛戦を行い同王座を防衛した奈七永だったが、その後に次期挑戦者として11月の我闘雲舞でシングル対戦し「パッションとパッションが共鳴した」というキャリア1年にも満たない水森由菜を逆指名。

 これに腹を立てていたさくらは、この日参戦した奈七永を試合後に捕まえ「勝手にウチの選手の名前出したでしょ?あれどういうこと?」と追及。
 奈七永は「許可なんていらないでしょ!気持ちでしょ!パッションでしょうよ!パッション!やる気があるんだったらかかってこい!」と言い返すが、さくらも「いや、それ良くない!プロレス界の悪しき伝統だと思ってる。チャンピオンが『やる気があるならかかってこい』って、誰も行かなかったらみんなのやる気が無いみたいじゃん。チャンピオンが、みんなの上に立つ人間が、周りのことを腐してるわけ!全員が来る?そうじゃないでしょ?やる気があるとかないとかそういう事を言っちゃいけない!プロレス界の中でチャンピオンが発する一番つまらない言葉が『やる気があるやつはかかってこい』だよ!」と一歩も引かず。
 カチンと来た奈七永は「は?オイ、じゃあお前かかってこい」と挑発するが、さくらは「やるわけないじゃん。『お前かかってこい』とかホント輩みたいなこと言うのやめてくれる?そういうの古いよ?20年くらい前のプロレスだよ?言いたいことがあるなら言う。挑戦者が言いたいことがあるなら言う。それでいいじゃない。『お前かかってこい』とかそういうのホントやめよう?」と即座に突っぱね、一触即発の空気に。

 水森本人の意志を聞きたがる奈七永に対し、さくらは水森に「私の管理下にあるから水森さんが言葉を発することは出来ないよね?」とパワハラじみた圧力をかけるが、水森は「さくらさん!私は最初から決めてました!奈七永さんに挑戦させて下さい!私はやります!やる気があります!私はやりたいんです!」と挑戦を表明。
 さくらは「だから同じよ同じ!『やる気があるやつはかかってこい』、『やる気があります』もダサいからもうホントにやめてほしい!」と悲鳴を上げるが、水森は「さくらさん黙ってて下さい!これは私と奈七永さんとの勝負です!」とピシャリ。奈七永とともにさくらを排除すると、さくらは「ひぃ!勝手にしろぉ!」と捨て台詞を吐いて退席。

 その後、奈七永は水森の一周年記念日である来月28日の新木場大会で水森との王座戦を決定。奈七永も認めるパッションを持つキャリア1年水森が、全女時代からトップを張り続ける女子プロレス界の強豪を相手にどう戦うのか、目が離せない。

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