【会見】タイガーマスク&新間寿が藤波辰爾に脱帽!UWA再興に向け7・3『原点回帰プロレス』への覚悟を語る!「再び東スポの一面を飾ることが出来たら私はいつこの世から去っても良い」

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 15日、都内某所にて7月3日(火)に後楽園ホールで行われるリアルジャパンプロレス『原点回帰プロレス』についての記者会見が行われた。

 記者会見に出席したのは、“初代タイガーマスク”佐山サトル、リアルジャパン会長の“過激な仕掛け人”新間寿、“超虎”スーパータイガー、“大鵬三世”納谷幸男、海外国際部長に就任した新間寿の息子・新間寿恒、リアルジャパンプロレス代表の平井丈雅の6名。

 まずは新間寿が、挨拶を行った。
 
新間「(記者陣へ)この間、覆面被って如何でございましたか?大分長いことアレしたんで苦しみ抜いた人もいたんじゃないかと思います。次の7月3日特別試合を一つ組みますので、そのときも全員取材陣はリングサイドではその一試合に限って覆面を被っていただきます。そしてタイガーマスクの復帰は、7月3日には行わず、この日覆面トーナメントの試合で佐山サトルは見届人として参加致します。その他、UWAのコミッショナーに衆議院議員の谷畑孝先生が就任しました。この方は、前々から外人選手の招聘のときにお力を借りておりましたので、そのような形を取りたいと思います。そして、メキシコに関しましては佐山サトルがカムバックしたということで、色々なところから是非佐山タイガーにメキシコやヨーロッパに来てほしいという話がありますが、ご承知のように当人は飛行機に弱く、未だに海外にはいけません。リングにカムバックするのが先なのか外国のリングのほうが先なのかは追って記者会見を致します。それから、今回私の息子の寿恒をUWAの海外国際部長として招聘窓口にしました。7月3日から本当の新間寿プロデュース興行にしたいと思います。
 佐山サトルさんと共に、この間、藤波辰爾がやりました試合を見に行ったら非常に勢いがあって元気があった。リアルジャパンと比べると、10倍20倍の場内や控室の熱があった。これでは新間寿と佐山サトルの原点回帰プロレスというには程遠いなと。今回はUWAが全て仕切って、選手もリアルジャパン関係なく、UWAが佐山サトルの旗印のもとに招聘致します。そして今までUWAではなく、リアルジャパンに出場していた選手たちも次の7月3日の試合には何人かしか私は選びませんでした。というのも、なあなあの試合をやって、原点回帰、新日本プロレスの試合というのはは第1試合から非常に熱の入った素晴らしい試合でした。藤波辰爾の興行でこの間、バックランドに会いに行きましたら、控室の空気も非常に素晴らしかった。本当にリアルジャパンの10倍100倍の熱気があったと私は感じました。7月3日にリアルジャパン、UWA主催の原点回帰プロレスについては私の息子の方からご説明させていただき、この中の1試合だけまた皆さんに覆面をかぶっていただいて取材をしていただきたいと、かように思っております」

 続いて、佐山サトルが挨拶。

佐山「お集まりいただき誠にありがとうございます。新間寿と私の頭の中には、新日本プロレスの全盛のときのあのイメージがずっと残り続けております。それに比べたらどうしたら良いんだというのを新間さんにプロデュースしてもらって、ここに現れている選手、試合形式、その他にも新間さんはそれを達成するためにシンクロナイズドスイミングじゃないですけど、水面下でものすごく足をバタバタさせて動いてくれています。タイガーマスクを200%生かしてくれている。この結果は7月3日に最初に出てくると思います。試合もさながら新間寿の手腕も見て欲しい。そういう風に思っております皆さん期待して下さい」

 続いて、UWA海外国際部長に就任した新間寿恒より出場選手の発表が行われた。
 前回に引き続き、ドス・カラスJr、ドン・クロコダイル、UWA推薦選手2名、現在交渉中の選手1名を含めた全8選手でトーナメントが行われることが発表され、9月20日の後楽園ホール大会で準決勝・決勝戦が行われることが発表。
 また、マスクマンのメキシカンの6人タッグ戦に於いては、前回大会に引き続き、リングサイドの取材陣が全員マスクを被って撮影を行うことが発表された。

 これを受け、スーパータイガーと納谷幸男が抱負を語った。

スーパータイガー「今回、マスクマントーナメントで8名の中でどの選手が当たるか……前回戦ったドン・クロコダイルをはじめ、名だたる選手が集まってきていますので、どの選手と当たっても良いように平常心を貫いて、しっかりと確実にこのトーナメントを制していけるように覚悟を持って挑みたいと思います」

納谷「よろしくお願いします。納谷幸男です。自分は誰とやるかは詳しく聞いていないんですけど、組まれた相手としっかりやりたいと思います」

 続いて、今大会についての質疑応答が行われた。

――前回の会見で納谷選手のタイトルマッチが行われるという話がありましたが、それについては
佐山「幸男に今必要なのは、実力プラス、インターナショナル用の練習もしなきゃいけないですね。慣れさせないと試合が出来ないので。これから先、練習所も確保してもらったんで、インターナショナル用のかつて新日本プロレスが行っていた、外人選手と戦うためのトレーニングを積んで対策と覚悟をつけさせてから持っていきます」

――納谷選手の海外武者修行は7月の試合が終わった後になるのでしょうか
佐山「リアルジャパンの中で日本人選手としか戦っていないので、それを打破するために海外の選手と当たるためにはどうしたらいいかというのがこれからの我々の宿題だと思うので、どんどんやっていきたいと思います」

――正式に7月の大会でのタイトルマッチは延期ということでしょうか
佐山「ちょっと延期させて下さい。海外選手への対策・対処が間に合わないと思うんで これから受け身やロックアップの問題や、迫力など、海外で通用する選手に持っていきたいと思います」

――海外武者修行の場所は
佐山「いまちょっとメキシコを考えていますけども、来年の幸男はトペをやるんじゃないかと期待してます(笑)」

――佐山選手の復帰戦についての展望は
佐山「今スタミナの練習から入ってます。自転車トレーニングずっとやってますんで。スタミナがないと試合はできませんので、頑張ります。電動自転車じゃないですよ(笑)」
新間「佐山サトルはカムバックを目指して自転車トレーニングに入りましたので、9月あたりにはカムバック出来るんじゃないかなと。本人はあと10kg減らして……やっぱ脚力がなきゃダメだってことで、太ももを大きくしたいと。ヒップアップの体型に戻すと。自転車やっていてここのところ遠くまで行き過ぎたみたいで、足はくたびれないけど尾てい骨が痛いって(笑)
 なにはともあれ、新間寿とタイガーマスクが組んで、昔に還れということで、いつでも思い出して『嗚呼、あの時代は』と思って懐かしむのは、新日本プロレスのタイガーマスクが居た時代で、視聴率が20~30%を上下していた時代。そのリング上の凄さ、素晴らしさははあの時代でしか味わえなかった。今はどこの団体のリングを見に行ったって、60分3本勝負って言ったって、60分は馬場さんも出来たし、猪木さんも出来た。タイガーマスクだってヨーロッパでもやったし、メキシコでもやってきた。あの高地のメキシコで30分やるっていうのは 普通のところの海抜で言ったら1/3くらいの労力にしかならない。メキシコは2400メートルだから、猪木さんも途中でリング下にほっぽりだされて、メキシコの東スポの臨時記者が一生懸命メモをとっているところに私も居ましたら、猪木さんは『新間、俺はギャラいらねぇから空気よこせよ』ってね(笑)それくらいキツいところだったんだ。
 私の夢は、東スポの一面を飾ることが出来たらね、私はいつこの世から去っても良いという思いを抱いております。東スポ一面カムバックがリアルジャパン提供UWAが主催する原点回帰プロレス、この団体の一大悲願である。そういうことを付け加えておいて下さい。よろしくお願いします」


 全世界が待ち望むタイガーマスクの復帰は再び延期されたが、7・3大会からは新間寿とタイガーマスクの不退転の覚悟を持って臨む真の“原点回帰”となる見込みだ。
 昭和の新日本プロレスの復古や、UWAの再興に向けたレジェンドたちの躍動に注目が集まる。

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