“鉄腕アイドル”水森由菜がついにプロレスデビュー!「この太い腕を活かしてパワーファイターを極めたい」

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 2月28日、新木場1stRingにて我闘雲舞『新木場でポケットをたたくとビスケットがふたつ』が開催され、水森由菜のデビュー戦が行われた。

 水森由菜は、自身の体型や太い腕を自虐ネタに使いいじられる“自虐系アイドル”としての活動も行いながら、女子プロレス団体・我闘雲舞に入団してプロレスデビューを目指していた。
 左手首の骨折とその手術によって昨年9月にデビューの予定が流れていた水森だったが、諦めること無く練習を重ね、ついにデビューまで漕ぎ着けた。

 デビュー戦の相手を務めるのは我闘雲舞代表のさくらえみ。試合前に水森が握手を求めるもさくらは荒々しくその手をはたいて拒否。
 ゴングが鳴ると、水森がパワーを活かしてさくらをロープに押し込んでいく。体勢を入れ替えたさくらが背後を取ってフルネルソンで絞り上げると、水森は天に指を突き立てて咆哮しながら腕の力だけでさくらのロックを振りほどくなど、その鉄腕ぶりを見せ付けた。
 その後、タックル勝負に打ち勝ってさくらを吹き飛ばした水森は逆片エビ固めでどっしりと腰を落とし、まさかの大金星かと思われたが、さくらが水森が骨折していた左手に噛みついて怯ませ、逆水平チョップとストンピングの雨あられ。さくらはさらにダブルアームバックブリーカー、リバーススプラッシュと畳み掛け、最後は変形ロメロ・スペシャルで捕らえると水森がギブアップ。全力で勝ちに行くことで水森への愛を示した。

 試合後、バックステージに戻った水森は「さくらさんに勝つために頑張ってきたんですけど、全然体力も技術も全然足りなくて、今日はデビュー戦楽しみだったんですけど、今はすごく悔しい思いでいっぱいです」と涙ぐみながらコメント。
 しかし、今後の目標について聞かれると「私は普通の女性に比べると太い部分があるので、その体型を活かしたパワーファイターを極めていけたらなと思います。ゆくゆくはラリアットとか、太い腕を使った技をたくさん習得したいと思っています!」と前向きなコメントとともに笑顔を見せた。

 対戦相手のさくらは、全試合終了後のリング上で「正直、怪我した時にゆなもん(水森の愛称)には諦めてほしかったんですよ。手術で手に大きなキズを作ってしまったのを見てすごく後悔した。だけど、ゆなもんの半年間を見て、ゆなもんが試合してるのを見て、ホント『プロレスすごいな』って思って。私もこれからプロレス頑張ります!」と、水森の根性に感動して涙ながらにコメントした。

 期待の新人パワーファイターがデビューしたことで、我闘雲舞は今後さらに活動の幅を広げていくだろう。

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