敗者髪切りマッチの王座戦で敗北した女子レスラーが涙の坊主姿へ!「長い髪がないと私じゃない」
17日に後楽園ホールにて開催された『PURE-J CLIMAX 2017』のメインイベントにて、中森華子とDASH・チサコによるPURE-J無差別級選手権&敗者髪切りマッチが行われた。。
話題を集めるとともに物議をかもす女子レスラーによる髪切りマッチだが、同期対決とあって互いに負けられない意地が爆発し一進一退の激戦を展開。中森はディスティニー・ハンマーを炸裂させ鎮魂歌ドライバーから彼岸花を狙うも、これを巧みに切り返したチサコが春丸で丸め込み3カウントを奪取。PURE-Jの至宝が初防衛戦で流出するとともに、チサコは11年のキャリアで初のシングル王座を獲得した。
リング上にブルーシートが敷かれると、客席から「かわいそう」という声が上がるがチサコは「私は華子と約束したんだよ。それを応援するのがファンだろ?」とファンを一喝。すると今度は半狂乱となった藤ヶ崎矢子が髪切りを止めに入り「中森さんの髪切るなら私の髪を切れ!」と涙ながらにイスに座り込む。だが中森は「いいんだよ!私が決めたんだよ!」と矢子をどかすと覚悟を決めて着席し、チサコがためらいながらも最初に髪にハサミを入れると、続いて美容師がバリカンで長い髪を手際よく刈っていく。
最後にマイクを持った中森は「ありがとうございました。私は今日ベルトも…髪の毛もなくなってしまいましたが、私たちはPURE-Jが強いということを…それは何一つなくしていません。私たちはこれから這い上がってやるからな!これからも私たちPURE-Jをよろしくお願いします!」と気丈に締めた。
バックステージで中森は「悔しい。でも自分の言葉に責任を持たなきゃいけないし、私はいろんなことに関して覚悟を持ってやってきたつもりだけど、自分自身が髪の毛をなくすっていう覚悟はまったくできてなかったんで、これっぽっちも思ってなくて、本当に悔しい気持ちでいっぱいです。ベルトも髪の毛もなくしてしまったけど、私はこれから這い上がっていくしかないので、ここから死ぬ気で私が這い上がっていくところを見て頂きたいです。正直私はこの長い髪がないと私じゃないって思ってて、もちろんこのコスチュームだって今日新しくしたけどこの髪じゃ着れないし…新しい中森華子でチサコからベルトを奪いに行きます」と俯きつつコメントした。