【試合結果】10・31 大仁田厚引退興行後楽園ホール大会 大仁田厚&鷹木信悟&KAIvs藤田和之&ケンドー・カシン&NOSAWA論外 

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『大仁田厚プロレスリング~大仁田厚ファイナル~』
日程:10月31日(火)
開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:2,000人(超満員札止め)

▼無刺鉄線電流爆破風デスマッチ 20分1本勝負
●太仁田ブ厚(デブMW)
8分53秒 爆破風バット攻撃→片エビ固め
○パンディータ

▼インディペンデントワールド・バトルロイヤル 100万円争奪マッチ 時間無制限
<退場順>
ワイルド・コモン→寺尾利明→木更津ピエロ→守屋博昭→佐瀬昌宏→櫻井匠→亀田勝→藤井健一→友龍→フレディ・クルーガー→チェーンソー・トニー→ショッカー→雷神矢口→ウルトラつぅー→リッキー・フジ→雷電→佐野直→ワイルド・ベアー→ワイルド・セブン→フライングキッド市原
○超電戦士バトレンジャー(フリー)
10分20秒 みちのくドライバーII→片エビ固め
●フライングキッド市原(四国OHENROエンターテイメント)

▼FMW女子一夜限りの復活!ミックスドマッチ 30分1本勝負
●クラッシャー前泊(フリー)/保坂秀樹(フリー)/バッドナース中村(フリー)/寧々∞D.a.i(666)
8分36秒 ラリアット⇒体固め
ダンプ松本(フリー)/マンモス佐々木(FREEDOMS)/○ZAP(フリー)/怨霊(666)

▼プロレスリングZERO1提供 6人タッグマッチ 30分1本勝負
田中将斗/○TARU/菅原拓也
15分21秒 TARUドリラー⇒片エビ固め
大谷晋二郎/小幡優作/●ショーン・ギネス

▼大仁田厚思い出の聖地・後楽園ホール最期のデスマッチ! ストリートファイトトルネード・バンクハウスデスマッチ 時間無制限1本勝負
○大仁田厚/鷹木信悟(DRAGON GATE)/KAI(フリー)
16分48秒 サンダー・ファイヤー・パワーボム→エビ固め
藤田和之(フリー)/ケンドー・カシン(フリー)/●NOSAWA論外(東京愚連隊)

大仁田厚が後楽園ホールで引退試合!母が初めて観戦に訪れ号泣し「最後の一言を言うとしたら、俺は死ぬまでプロレスラーです」

オープニング

 開会宣言をミス・モンゴルが行う。
モンゴル「皆さんこんばんはミス・モンゴルです。えーと、本来なら私も試合で大仁田さんをお見送りしたかったところですが、只今妊娠中につきまして、このような形で開会宣言のご挨拶という形でファイナルをかかわらせていただきまして、本当に光栄です。このご挨拶で、大仁田さんとの思い出の話をしたかったのですが、もう私が大仁田さんのもとに来てから20数年たってしまいまして、思い出の一つを選ぶのが難しくていろいろ考えたんですけど、ここ数年は大仁田さんと組ませていただいたり戦わせていただいたり、なんとシングルもさせていただいたり、大仁田さんからは沢山のチャンスをいただきました。そして大仁田さんとともに闘っているうちに、私の目標が、いつも大仁田さんは皆さんや選手スタッフ常に人を驚かせたり喜ばせたりしてきた方なので、私の目標も、いつか大仁田さんを驚かせてやりたいとか度肝を抜かしてやりたいとか芽生えてきまして、ずっとそういう気持ちでそばで闘ってきました。これからプロレス界、大仁田さんがいなくなるということは、すごく寂しいことで、私の目標もちょっとテンションが、モチベーションが下がってしまいそうな気持ちになりましたけど、大仁田さんは常に私たちの事を見守ってくれると思いますし、私、残された選手は大仁田さんがいなくなっても邪道魂は引き継いで行きたいと思ってます。
これから私も産休明けてまた、邪道魂背負って闘っていきたいと思います。そんな決意を開会宣言と変えさせていただきます。みなさんも今日で最後の大仁田さんの勇姿を目に、胸に焼き付けて力いっぱい応援してください。皆さんよろしくお願いします、ありがとうございました」

第1試合

 この試合は無刺鉄線電流爆破風デスマッチ、ノンストリートファイト、子供のケンカルール、場外カウントあり、反則カウントあり、レフェリーが特に危険とみなしたルール以外のすべてのルールが安全となり。リング上の有刺鉄線風ロープ、両選手に有刺鉄線風電流爆破バットが用意されている。コーナーを叩くと電源がオン、パトランプが鳴った状態でバットに衝撃が与えられても爆破は一切しない。

 太仁田が急襲し試合開始。ロープにパンディータを振るがパンディータはスライディング有刺鉄線風ロープを避ける。パンディータがヘッドロックでロープに押し込もうとするが、太仁田はこれを耐えてパンディータを吹っ飛ばす。

 手4つに見せかけてパンディータはガットショットからロープに押し込もうとするが、太仁田は転がりこれを耐える。
 ロックアップから太仁田がヘッドロック。パンディータは足を踏みつけこれを耐えると、膝をついた太仁田にパンディータが低空ドロップキック。これで太仁田が有刺鉄線風ロープに突っ込み爆破音。パンディータがフォールも2。

 パンディータはガットショットも、立ち上がった大仁田とエルボー合戦。パンディータは有刺鉄線風ロープを手に巻きつけてナックルパート。ガードに失敗して倒れた太仁田にフィストドロップからフォールも2。

 太仁田はサミングからヘッドバッド。太仁田は走り込むがパンディータが避けて太仁田はロープに突っ込み爆破音が流れる。膝立ちでヘッドバッドの打ち合いを制した太仁田がフォールも2。太仁田はDDOからダブルアームスープレックス。これでフォールも2。
 太仁田はサンダーファイヤーパワーボムの体勢も、パンディータは足の甲を殴り逃れ、さらに踏みつけるとチョップ。
 太仁田はガットショットからハンマーブローを落とし安全式サンダーファイヤーパワーボムでフォールも2。
 太仁田は串刺し攻撃を狙うが、避けたパンディータがチョップから手を取ってロープ渡り。そのままスワンダイブ空手チョップからフォールも2。
 パンディータはコブラツイストで捕らえると、太仁田はそのままロープに突っ込み爆破音。
 太仁田は保坂、リッキー、矢口を呼ぶが誰も出てこない。太仁田はコーナーを叩くとなぜか警報が鳴り、有刺鉄線風バットで殴ろうとするが、パンディータはドロップキックで迎撃しバットを奪うと、太仁田にフルスイングし爆破音。これでフォールし3カウント。

太仁田「いくぞ!×3、おい!×7やっぱここだとわかってるね、みんなやってくれるこんなのは初めてだよありがとよ、ありがとよ、2001年に学生プロレスで太仁田ブ厚としてデビューして、今年の5月までアマチュアとか学生プロレスでこれをやり続けてきた。でもよ、でもよ、大仁田厚が、あの、大仁田厚というカリスマが、俺の、夢を叶えてくれた。一緒に巡業回ったり、なあこうやって引退試合の、第1試合じゃ。そこにこれをやらせてもらえる。こんな幸せ!信者としてこのうえないじゃん。そうだろ!夢を、希望を、チャンスを、ありがとうございました。そんな大将も、もうすぐさよならっす。もうすぐさよならなんです。でもよ、でもよ、でもよ!でもよ!お前らみんな、お前らみんな、おんなじ気持ちじゃろ、おんなじ気持ちじゃろ!我らの魂、我ら邪道信者の魂、この先何があろうと、この先大仁田さんが大将がどんな道に進もうとどんなことをしようと、我らの魂は、永遠に、大仁田厚と、共にあり!!」

第2試合

 全選手がリングに上がるなか、さっそくワイルド・コモンが倒され全員でフォール。コモン失格。続いて寺尾が倒されフォールされ失格。
 乱戦になる中、ピエロが守谷にラ・マヒストラルで丸め込まれ失格。守谷が櫻井にマシンガンチョップも櫻井にドロップキックを叩き込まれOTR。
 佐瀬が櫻井に619からフォールするが、他の選手にひっくり返されるフォール。これで3カウント。櫻井がドロップキックもこれをすかされフォールされ櫻井退場。

 亀田が走り込んでラリアットも避けられ自爆OTR。リッキーが藤井にカミカゼを叩き込んで3カウント。
 矢口が友龍とトニーにラリアットからフォールし3カウント。これをリッキーがひっくり返し矢口もフォールし退場。
 雷電がウルトラ2にファルコンアローを叩き込んで3カウント。雷電に佐野がジャーマンスープレックスホールドで退場させる。
 佐野はリッキーを前方回転エビ固めで丸め込むが2。リッキーは半ケツ状態で次々ヒップアタック。だが佐野がリッキーにスクールボーイで3カウント。

 セブンが佐野をロープに降ってバックエルボー。だが佐野はラリアットで叩き伏せ、ベアーにナックルからショートレンジラリアット。バトレンジャーが佐野にファルコンアローからフォールも2。市原が佐野にラ・マヒストラル3カウント。市原がベアーにガットショット。
 だがベアーはサミング。バトレンジャーと市原にセブンとベアーがそれぞれラリアット。さらに次々串刺しラリアットも、セブンがベアーをスクールボーイで丸め込み3カウント。

 セブンはサミングからフライングクロスチョップ。バトレンジャーがセブンにショルダータックル、市原とバトレンジャーはダブルのブレーンバスターからォールも2。
 バトレンジャーが走らせ市原がランニングネックブリーカードロップでフォールも2。

 市原とバトレンジャーは握手するかに見せて、市原がガットショットからロープに降ってカニバサミ。そこをラ・マヒストラルも2。市原は保坂が押さえ込みも2。さらに首固めも2。
 市原は首投げからコーナーに登るが、落下させたバトレンジャーが腕へのコードブレイカーからファルコンアロー。フォールも2。バトレンジャーはみちのくドライバーを叩き込んで3カウント。
 見事バトレンジャーが100万円を手にした。

セブン「上野、一言」
バトレンジャー「えー、今日は、お越しいただいて本当にありがとうございます。今日は、たまたま、俺が優勝しましたが、今日このバトルのリングに上ったみんな、入り口は違うかもしれないけど、大仁田さんに引かれてしまい、集まってきた僕の先輩たちであり、可愛い後輩です。今日ここに起こしいただいた皆さん、そして特に大勢の大仁田信者と言われるみなさん、俺達みんなこれから行先進路は違うと思いますけど、好きなプロレスを一生懸命やるので、大仁田さんの10分の一、100分の一でもいいから僕達に温かい声援をください。今日はありがとうございました!」

第3試合

 ダンプが急襲し乱闘で試合開始。
 保坂とマンモスがショルダータックルのぶつかり合いから場外乱闘へ。 

 リングには怨霊と寧々が戻り、怨霊がボディスラムからフォールも2。寧々がロープに飛ぶも、場外から足を引っ張られコケると怨霊がロープに振りくるくるエルボー。怨霊はマンモスにタッチ。

 マンモスは鼻を掴んでいくと、寧々は指を噛んで逃れる。ZAPがコーナーに叩き込んでダンプが竹刀攻撃。ダンプは寧々に投げ捨てジャーマンからマンモスがフォールも2。

 マンモスは寧々を羽交い締めにし、ダンプが竹刀攻撃連発。ZAPがギロチンドロップからブレーンバスター。フォールもロープを掴む。マンモスが寧々にボディスラムから急所へのギロチンドロップ。ダンプが竹刀攻撃から怨霊がダブルアームバックブリーカー。フォールも2。
 怨霊は首投げからサッカーボールキック。怨霊はコーナーに振るが、寧々は足を伸ばしてカットしニールキック。寧々は保坂にタッチ。

 保坂は次々ラリアットから、ダンプの顔を優しく撫でると、怨霊とマンモスにまとめてナックル連打。怨霊がマンモスに振ってマンモスがビッグブーツからダブル攻撃を狙うが、保坂はダブルラリアットでなぎ倒す。ダンプが保坂に竹刀攻撃から、マンモスが保坂にチョークスラム。マンモスが投げようとするが保坂はリバースし寧々にタッチ。

 寧々はミサイルキックからサンセットフリップ。フォールしようとするがダンプは竹刀攻撃でカット。
 寧々は投げようとするが、耐えたマンモスが逆にボディスラム。マンモスはフィストドロップも、避けた寧々がストンピングから投げようとするが、中村も入りダブルのブレーンバスターで叩きつける。フォールも2。
 クラッシャーがラリアット連発でなぎ倒しフォールも2。
 クラッシャーは有刺鉄線竹刀でマンモスを殴りつけ、そのまま額をこすり流血。クラッシャーはコーナーに降って走り込むが、マンモスがビッグブーツで迎撃しZAPにタッチ。
 ZAPは走り込むが、クラッシャーは避けてショルダータックル。フォールしようとするがダンプが竹刀でカット。ダンプは次々一斗缶で殴っていくが、ZAPに誤爆するとクラッシャーに毒霧。ZAPがショートレンジラリアットで叩き伏せ3カウント。

 ダンプ「こんちは!大仁田さん聞こえますか!控室はこっちだよね見えますか!カムバック大仁田厚!いつか、また、戻ってきてください!!!ダンプは待ってます!ありがとうございました!!!」

第4試合

 先発は小幡と田中。ロックアプからバックの取り合い。田中がカニバサミからグラウンドの攻防となり、リストの取り合いから田中がヘッドロックで捕らえショルダータックル。田中は腕固めでグラウンドの攻防から腕を決めたまま菅原にタッチ。

 小幡が菅原の腕を取るが菅原はロープを掴む。小幡はショーンにタッチ。
 ショーンは足を刈って倒すと、ロープに振ってからアームホイップで投げドロップキック。ショーンは大谷にタッチ。

 大谷はコーナーでチョップ連打から逆さ吊りにし串刺し低空ドロップキック。大谷はボディスラムからフォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。大谷はコーナーに押し込みショーンにタッチ。

 ショーンと大谷はダブルのショルダータックルからショーンがエルボーを放ちロープに飛ぶ。しかしTARUが場外から足を引っ張り倒すとパウダー攻撃。そのまま場外乱闘へ。
 リングに戻ったショーンへ菅原と田中はショルダータックル。田中はコーナーに振って串刺しエルボーからボディスラム。フォールも2。
 ショーンはチョップ連発から走り込むが田中がバックエルボーで迎撃しフォールも2。田中はTARUにタッチ。

 TARUは紐を使ったチョーク攻撃からフォールも2。ショーンにトレイン攻撃から田中と菅原はダブルのブレーンバスター。フォールも2。
 田中はサーフボードストレッチからフェイスロック。ショーンはロープに足を伸ばしブレイク。

 ショーンはチョップ連打からエルボーを打ち込み走り込むが、菅原は風車式バックブリーカーからフォールも2。
 菅原は投げようとするが、着地したショーンがゼロ戦キックを打ち込み大谷にタッチ。

 大谷は菅原をコーナーに叩き込み顔面ウォッシュ。大谷はコーナーで顔面を踏み潰すとチョップから串刺しビッグブーツ。さらにビッグブーツも避けた菅原はバックキックの急所攻撃から走り込む。さらに大谷のビッグブーツをキャッチし急所攻撃から走り込むが、大谷はドロップキックでカット。大谷は小幡にタッチ。菅原も田中にタッチ。

 田中は次々ボディスラムからショーンにエルボーから小幡に串刺しラリアット。小幡は田中をコーナーに振るが、田中は次々ラリアットでなぎ倒し、ボディスラムからスーパーフライ。これを小幡が剣山で迎撃し投げようとするが、田中が逆にブレーンバスターで叩きつけてTARUにタッチ。

 TARUはサミングから菅原とともにトレイン攻撃を狙うが、小幡は避けて田中にビッグブーツ。さらにTARUと菅原に二人まとめてネックブリーカーからショーンにタッチ。

 ショーンはミサイルキックから菅原の串刺し攻撃を避けて延髄斬り。さらにロープ上での側転で菅原を避けてコードブレイカーからトラースキック。大谷がTARUにミサイルキックから小幡がボディスラム。ショーンがコーナーに登るが、田中が竹刀で叩き落とし。菅原がボディスラムから田中がスーパーフライ。さらにTARUがバズソーキックを叩き込んでフォールも大谷がカット。
 TARUがネックハンギングボムからフォールも2。TARUはTARUドリラー。これで3カウント。

TAUR「おい、お前人の顔面蹴るのやめろ、口切ったやないかコラ。おい、超満員のお客さん、お前らが見たいんは大仁田が引退すんのを見たいんやろ?残念ながらよ、大仁田は引退しません。オマエラみんな、騙されて金集められただけや。おいおいおい、まだよ、Vにも流れとったけど、いま田中“弾丸”将斗先輩は我らブードゥー・マーダーズの特攻隊長や。レスリングやらせても、凶器使わせてもグラウンドやらせても天下一品。ブードゥーが強い意味がわかるやろ。俺はマイク担当や。おい、一つ言わせてくれ。今日高い金払ったオマエラに言うとくわ。大仁田厚みたいなの、あんな、ゲス男、あんな、クソ極道、俺と一緒や。簡単に、引退なんかさせんぞ!俺と大仁田はよ、地獄の底までリングで死ぬのが、俺らのオマエラに返せる気持ちや。そんな、そんな軽い引退しますなんて、ふざけんなこの野郎。大仁田聞いとるか?お前は俺が絶対引きずり戻してやるからよ。次会う時は一対一電流爆破でやろうや。まあ暫くの間大仁田も体ボロボロやろからちょっとは休ませてやろう。そのかわりお前ら大仁田いなくなって色々発散するとこないやろ。是非ともZERO1のリングに来てちょうだいや。まあ、そういうこっちゃ」

大仁田厚引退セレモニー

 大仁田がリングに現れ、衆議院議員の原口一博氏からまずは花束が送られる。各新聞社、ハチミツ二郎、渡瀬茜、中野たむ、青柳政司館長、実母などが花束を渡す。

大仁田「ありがとう。ありがとう!あの、最後に10カウントのゴングやるんですけど、いま現状でできる胸いっぱいのプロレスをやりますんで、今10カウント(泣きながら)おふくろが来ると泣くんだよ。ダメなんだ。ダメなんだ。俺、弟よりバカ息子だからさ、この人に心配ばっかりかけてんだ俺。母ちゃん、母ちゃん、母ちゃん!母ちゃん、ほんとにできの悪い息子ですいません。こいつらにもみんなに迷惑かけてます。最初に、試合終わったあと暗くなるの嫌なので、10カウントゴング今やってください(10カウントゴング)おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!最後まで!最後まで!最後まで!ありがとよ!!!」

第5試合

 開始前にオリビア・バレルさんより国歌斉唱。

 入場してくる藤田に水をかける大仁田。有刺鉄線バットを持って睨み合う両者。
 大仁田がジャケットを投げつけ場外乱闘で試合開始。KAIが論外、鷹木がカシン、大仁田が藤田と客席で暴れまわる。

 リングに論外が戻ると、椅子で大仁田を殴りつけていく。大仁田がビッグブーツで迎撃すると椅子を奪い脳天に叩き込むとスタナーからフォールも藤田がカット。
 藤田はストンピング連打も、大仁田はイスを脳天に叩き込むが、藤田は意に介さず、大仁田にガットショットから場外に投げ捨て暴れまわる。

 鷹木がカシンをリングに引きずり込みチョップ。カシンはエルボースマッシュで返していくが、鷹木はナックルからチョップを叩き込んでロープに振るとショルダータックル。
 論外はコーナーに机をセットし、リングに戻った大仁田を藤田とともに机に叩き込む。論外は中央に机をセットすると藤田が顔面を叩き込む。だが鷹木とKAIが藤田にナックルから、論外を大仁田が机に乗せ机上パイルドライバー。フォールもカシンがカット。

 カシンはレッドミスト応撃から藤田がストンピング。論外が椅子をセットすると、その上に有刺鉄線ボードをのせ、藤田が大仁田をそこへボディスラムで叩き込む。フォールも2。
 論外は有刺鉄線バットを持ち出し大仁田にフルスイング。さらに背中を殴っていくと、藤田がガットショットからカシンとともにハンマーブロー連打。論外が首投げから3人でストンピング連打。KAIと鷹木が身を挺して守るも有刺鉄線バットで蹴散らされ、藤田がスリーパー。これは鷹木とKAIがカット。

 藤田は鷹木とKAIを場外に投げ捨てると、論外がギターを持ち出し大仁田の脳天に叩き込む。フォールも2。
 カシンが論外を羽交い締めに論外がバットを振りかぶるも、大仁田は毒霧からカシンにスタナー。鷹木が論外に串刺しラリアットから再度串刺しラリアット。さらにパンピングボンバーを叩き込んで倒すと、大仁田が机の破片でカシンと藤田を殴り、論外にも机の破片攻撃連打。ふらつく論外にサンダーファイヤーパワーボムからフォールも藤田がカット。

 鷹木が藤田にナックルからエルボー。KAIがラリアットから鷹木がパンピングボンバー。すべて受けきった藤田が二人まとめてショルダータックルで倒す。

 論外が羽交い締めにし藤田がバットを振りかぶるが、大仁田が毒霧から論外にスタナー。大仁田は藤田の脳天にイス攻撃から鷹木がデスバレーボム、KAIがスプラッシュプランチャを投下しフォールもカシンがカット。

 大仁田は論外の脳天に机の破片を連続で叩き込み、改めて脳天に椅子を叩き込むと、サンダーファイヤーパワーボム。フォールも2。
 大仁田は再度椅子を論外の脳天に叩き込みサンダーファイヤーパワーボム。フォールも2。
 大仁田は再々度椅子を脳天に叩き込み、サンダーファイヤーパワーボム。フォールも2。
 大仁田は再々々度椅子を論外の脳天に叩き込むが、論外は倒れず再度椅子を脳天に叩き込む。まだまだ椅子を叩き込んでサンダーファイヤーパワーボム。これも2。
 大仁田は机の破片で殴りつけ、サンダーファイヤーパワーボム。これでも2。
 大仁田はダメ押しのサンダーファイヤーパワーボム、これで論外は返せず3カウント。

エンディング

大仁田「おいおいおいおい!論外!論外!論外!論外!論外、俺、お前が大好きだよ。論外!ほんとに、ありがとよ!おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!すいません、こんな嘘つきとそしてまた、こんな弱い男に沢山の応援、応援ありがとうございます。だけど、すいません、すいません、大仁田のいい所があります、一つだけ、絶対諦めないこと!絶地あ夢を諦めんな!絶対に自分の夢を持て!俺達は!俺たちは!今日も!今日も!今日は!ありがとよ!!!(水を撒くと子供をリングへ上げる)すいません、すいません、すいません、この子はチケットをまだ買えません、お父さんが連れてきました。親がプロレスファンです、次の世代が、次の世代がプロレスを愛してくれればいいと思います。お前名前なんて言うんだ。(だいきです)ちゃんと言え!だいき!すいません、この子にも夢があると思います、あなた方にも夢があるようにあると思います。是非、このだいきの夢を、みんなで応援してやってください!だいき!だいき!空気を読めよ、ここはどこだ!将来、未来な、お前が大人になった時何になりたい!(プロレスラー)おい、おい、すいません、この小さい子供のためにご起立よろしくお願いします。よく見とけ、大人ってよく見とけ、だいき、だいたい立ってんな。立てよ!そのマスクの女の子立てよ!だいきのためじゃないか!だいきがプロレスラーになりたいって言ったんだよな?よし、頑張れだいき、プロレスラーになれよいちにのさんファイヤーよろしいですか?よく見とけ、手あげないやつ居るからな。よく見とけ、頑張れだいき!おい!おい!おい!おいだいき、あっち見ろよ、おい!おい!おい!おい!おい!おい!がんばれだいき、プロレスラーになれよ1,2,3ファイヤー!!!!(水を撒く)おい!おい!おい!オマエラ!オマエラ!オマエラ!オマエラ!オマエラ!オマエラ!オマエラ!俺を泣かしてくれるぜ!40数年間、40数年間!40数年間、ありがとうございました!!!ほんとに、ほんとに、ほんとに、馬鹿野郎、馬鹿野郎!うちのおふくろが来てんだよ!おふくろ、おふくろ、ありがとう!そして、オマエラ、オマエラ!俺みたいな男に40数年間ありがとよ!」

<試合後コメント>
大仁田厚
(後楽園ホールの東側、選手控室に続く階段の前で大仁田が語り始める)
「16歳のときに……16歳のときに、初めてこの階段を上がって階段を下りました。色んな思い出が詰まって……皆と別れるのがすげぇつらいけど×3、前向いて、人生前を向いて×3、歩こうよ。また、いつか形を変えても、会えるかな。最後はもっともっと58000人の前で引退して、最初の全日本プロレスでの引退の時、馬場さんの奥さんが俺のことを抱きしめて泣いてくれた、その通路。駐車場に着いた時、駐車場から帰る時……身体の×3、底に穴が空いて、そこに隙間風が通るような……(涙で声を詰まらせながら)。それから、三十何年経った。この場所が、この場所が一番。最後の一言?お前たちと別れるのが一番つらい」

(場所を変え、控室前のコメントブースへ)

――率直に今、どんなお気持ちでしょうか
「あいつらと別れるのが寂しい。だけど、またどっかでいつか会えるかなって。七転び八起きとか、また帰ってくるんじゃないかって言われるけど。最後の一言を言うんなら×3……俺はプロレスが……俺はプロレスが、大好きなんです。……母さんが、俺がプロレス辞めるまで、大好きな日本茶をずーっと、ずーーっと、俺がリングを降りるまでお茶を飲まないでずーっと応援してくれた。今日は、家に帰ったら俺がお茶を入れてやろうかなって。俺みたいなバカ息子。ここにきてホントに皆様に多くのものをいただきました。そして、いろんなことを感じさせてもらった。月並みな言葉かもしれないけど……プロレスに胸いっぱいになれたことを、俺は幸せに思います。多分、もう、戻る道は無いと思います。ただ、一つだけ。ホントに……四十何年間の中に、まだ馬場さんがそこにいて、俺が付き人で上がっていく姿が、リング上の中でずーーっと……なんだろうな。俺はプロレスで胸いっぱいになれて、四十何年間出来たことを本当に幸せだと思います。最後の一言を言うとしたら、俺は×3、死ぬまでプロレスラーです。……また誤解されるかな(笑)三日後は絶対ありませんので(笑)税金返さなきゃならなくなりますんで(笑)そして、完全にチケットがなくなったのは、本当に皆様の……(客は)入ってた?一枚一枚のチケットがこんなに嬉しく、重く、素敵に感じたことは40何年間の歴史の中で初めてですね。みなさんどうもありがとうございました!」

――今日は初めてお母さんを会場に呼んだということですが
「いや、弟がね。弟が呼んだんだ。『母ちゃん、一回くらい見とけ』って。明日からお茶飲めるぞって」

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