【試合結果】9・10 WAVE神戸大会 宮崎有妃vs大畠美咲 小林香萌&夏すみれ&山下りなvs桜花由美&朱崇花&桃野美桜 水波綾vs長浜浩江

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『KOBE WAVE~Revenge~』
日時:2017年9月10日(日)
開始:17:30
会場:兵庫県・神戸サンボ―ホール
観衆:302人

▼KOBEハッピーWAVE(20分1本勝負)
○米山香織(フリー)/チェリー(DDT)
3分29秒 ゴキゲンクラッチ
春日萌花/希月あおい(フリー)

▼KOBE・メンズWAVE(15分1本勝負)
○”brother”YASSHI(フリー)
9分13秒 ナイスジャマイカ
●後藤恵介

▼KOBEチャレンジWAVE(15分1本勝負)
○水波綾
12分24秒 ダイビング・ギロチン・ドロップ→体固め
●長浜浩江

▼KOBEコミカルWAVE(20分1本勝負)
○志田光(魔界)/野崎渚(フリー)
9分27秒 目突き→スモール・パッケージ・ホールド
●フェアリー日本橋(OSAKA女子)/救世忍者乱丸(フリー)

▼KOBEスクランブルWAVE(30分1本勝負)
○小林香萌(フリー)/夏すみれ/山下りな(OSAKA女子)
21分33秒 120%スクールボーイ
桜花由美/朱崇花/●桃野美桜(Marvelous)

▼KOBE・Dangerous WAVE(時間無制限1本勝負)
○宮崎有妃(フリー)
14分34秒 ラリアット→片エビ固め
●大畠美咲

約10年ぶりのWAVE神戸大会で宮崎と大畠がハードコアマッチで激突!YASSHIが後藤にライバル宣言?!

入場式


 “brother”YASSHIを除く出場全選手がリングに揃っての入場式。
 挨拶に指名されたのは大畠美咲。

大畠「皆さん、こんばんは。WAVE約10年ぶりの神戸大会にご来場いただき、誠にありがとうございます。私としましては先週、こちらで試合をさせていただいたばっかりなんですけども、その時いらっしゃってたお客様も、いらっしゃってなかったお客様も、今日はそれ以上に盛り上がってくれますよね? 私は今回、ハードコアに初挑戦ということなんですけど も、お互いが血みどろになるイメージがあると思うんですけど、私はきれいさっぱり、このままで帰りたいと思いますので、全試合、応援の方、よろしくお願いします」

第1試合


 10年ぶりの神戸大会のオープニングマッチは、9・17後楽園で行われる変則タッグトーナメント『DUAL SHOCK WAVE 2017』にエントリーされた2チームによるタッグマッチ。
先発はチェリーと希月あおい。いきなり2人がかりの攻撃に出たゴキゲンBBAはアピールタイム。
 しかし春日萌花が飛び込んできて、希月と時間差ボディーアタックでゴキゲンBBAの2人をまとめて押し潰し、こちらもチェリーに対しての扇攻撃でタッグチームをアピールする。
仕切り直しとあったところで、希月がモンゴリアンチョップを連発。しかしチェリーもすぐに反撃。
 タッチを受けた米山香織は背後からのニーアタックを叩き込むと、ノーザンライトスープレックス。希月はジャンピング・ラリアットからダブルリストアームサルトでお返しする。
代わった春日はフライング・ボディーアタック、ダブルフットスタンプと米山を攻め立てるが、BBAもすぐに反撃に転じ、米山がコーナー2段目からのセントーンを放つ。
しかし、春日にかわされてしまう。
 4選手がリング内で入り乱れる中、同士打ちを誘ったBBAは、チェリーが春日に春夜恋。そのまま米山がジャックナイフで押さえ込むゴキゲンクラッチでカウント3を奪った。

第2試合


後藤恵介が握手を求めると、“brother”YASSHIは笑顔でそれに応じる。そして試合開始のゴング。
 序盤はグラウンド中心の展開。スタンドに戻って後藤をロープに押し込んだYASSHIはクリーンブレイク。後藤のバックに回ったYASSHIは、「切ってみろ」と挑発。その後もレスリングの展開で後藤は劣勢。ロープに押し込んだYASSHIはここでもクリーンブレイク。サイドヘッドロックに捕らえた後藤は、ロープに飛ばされてタックルの打ち合いに。そしてYASSHIの挑発に乗って張り手の打ち合い。YASSHIをリング下に放り投げて場外戦を挑んだ後藤だったが、YASSHIはすぐさま体勢を立て直して攻守を入れ替える。
 そしてそのまま場外乱闘。先にリングに戻ったYASSHIは、後藤がリングに上がっていくところに攻撃を仕掛ける。後藤のエルボーも「そんなんで倒れるか!」と挑発。YASSHIは力任せに後藤を倒すと、踏みつけ、強烈なストンピング、サッカーボールキックをぶち込んでいく。ショルダータックルを決めた後藤は、串刺しラリアット、ボディースラム、セントーン2連発と反撃に転じる。バックフリップを阻止したYASSHIは、垂直落下式ブレーンバスター。後藤はランニング・フォアアーム3連発。そしてバックフリップからコーナー最上段へ。
ダイビング・セントーンを放ったがカウント3は奪えず。エルボー連発を受け流したYASSHIは、強烈なヘッドバッドからジャーマン。1発目をカウント2で返されると、すかさず2発目を放つ。そのままブリッジで固めると、カウント3が数えられた。


 試合後、マイクを手にしたYASSHIは、「今日は、このプロレスリングWAVEっていう団体の、メンズWAVE生え抜き第1号のこのカス野郎と試合してんけどな、なかなかええな。勝つ気もあるし、負けん気もある。だけど、こいつに足りひんことがあるとしたら、ライバルがおらへんってことや、カス野郎。こちには負けたくない、そんなライバルや。お前にいるか? いくら先輩・後輩っていうたって、男と女は別や。お前にそんなライバルがおらんねんやったらな、特別にこの俺がライバルになったるわ、カス野郎」とアピールしてからリングを下りた。

第3試合


 力のこもったロックアップで試合はスタート。
 長浜浩江はロープに押し込もうとするが、逆に押し込まれてしまう。ここはクリーンブレイク。2度目のコンタクトはバックの取り合いから腕の取り合いへ。リストの取り合いから水波綾が足をすくってグラウンドに持ち込む。サイドヘッドロックに捕らえた水波は簡単に放さず。長浜のドロップキック6連発を踏ん張ってこらえた水波。逆にショルダータックル1発で吹っ飛ばした。
 ボディースラム、キャメルクラッチと攻め立てる水波に対し、長浜は指にかみついて脱出。これに怒った水波は強烈なエルボーを叩き込む。逆転を狙う長浜だが、コーナーに飛び乗って振り向きざまのボディーアタックをかわされ、エルボー、逆水平を浴びる。さらに串刺しラリアットを決めた水波は、コーナートップへ。長浜は執念でエルボーを叩き込み、デッドリードライブで叩き落す、そしてドロップキック4連発。
 さらに串刺しドロップキック、コーナーに飛び乗ってのボディーアタックを決める。
カサドーラを狙った長浜だが、踏ん張った水波はそのままジャーマンスープレックスの要領で後方に投げ捨てる。体勢を立て直した長浜のドロップキック4連発、ミサイルキック、ノーザンライトスープレックスを浴びながらも、バックドロップを阻止してエルボーの打ち合いに持ち込み、パワーの差を見せつける。
 長浜も必死の形相でエルボーを連発するが、水波は左右のエルボー連打でダウンさせるとラリアット。これをかわして丸め込んだ長浜は、カサドーラを決めたもののカウント2。
水波はロープに走った長浜にパワースラムを決め、肩固めでギブアップを迫る。
これに耐えた長浜だったが、スピア、コーナー最上段からの急降下ギロチンドロップを浴びてカウント3を聞いた。
 水波は終始、余裕の試合運び。力の差をまざまざと見せつける結果に終わった。

第4試合


  野崎渚にとっては初のコミカルマッチ。「遊ぶぞ~!」と叫ぶ救世忍者・乱丸に、きょとんとしながらも、困惑の表情が混ざっていた。
 先発は志田光と乱丸。ゴングが鳴ると同時にコーナーを飛び出した志田はジャンピング・ニー。すかさずカバーにいくも、乱丸はカウント1で跳ねのける。さらに2発目のジャンピング・ニーを決めた志田だが、乱丸にカウント2で返された。ならばと3発目を狙った志田だったが、乱丸はカウンターでトラースキックを叩き込んだ。
 そして野崎渚vsフェアリー日本橋の展開に。まずはフェアリーが自己紹介。そして野崎にも自己紹介を促す。しかし、野崎は無視してフロントネックチャンスリーを決めると志田にタッチしようとしたが、フェアリーが「あなたは自己紹介もできないの?」と挑発。仕方なく自己紹介した野崎だが、声が小さく乱丸が飛び込んできて「発声も大事なんや!」とフェアリーに見本を示すように指示。乱丸に2人がかりの攻撃を仕掛けるが、乱丸はかわして金縛りの術を放つ。志田の動きは止まったものの、野崎は無視して乱丸に殴りかかる。これに怒った乱丸。慌てて志田が間に入って乱丸をなだめた。これに対して乱丸は、野崎に向かって、「お前、Y字バランスできるんやろ。金縛りでそれやって」と要求を突きつける。
 そして試合再開。改めて金縛り術を放つと、野崎はY字バランスで動きを止めた。しかし、バランスを保つことが難しく、体が揺れる。タッチを受けたフェアリーは、ステッキを取り出して振り回すが、誰も宙に舞わない。2度、3度と試しても結果は同じ。「やっぱり魔法が使えない。そんな私は、ただの森の妖精だわ」と困惑の表情。
 ここで乱丸が「私がいるやろ。“シャキン、シャキン、パワー!”や」と4人並んで、乱丸、フェアリー、志田、野崎の順で「シャキン、シャキン、パワー!」とポーズを取るが、野崎はどこか照れ臭そう。恥ずかしさのあまり、野崎はパートナーである志田にビッグビーツを叩き込む。
 そして乱丸に対してフロントハイキックを串刺し式、カウンターで決めた。乱丸はトラースキックを返すし、フェアリーにタッチ。トゲトゲステッキを持ち出したフェアリーは、やみくもに振り回す。なんとかフェアリーをフロントハイキックで倒した野崎は、志田とのクロスラインを決める。
 志田はコーナー2段目にフェアリーを横たえると、そこをめがけてフェアリーをブレーンバスターで投げつけた。カウント2で返されるとスリーカウントを叩き込んだが、これもカウント2で返されてしまう。
 志田と野崎の2人をコーナーに追い込んだところで、乱丸は水を口に含んで突進。志田めがけて噴射したものの、かわされたため野崎が顔面噴射を浴びる結果に。ここで志田が竹刀を持ち出して乱丸に押しかかる。左右の竹刀攻撃をかわした乱丸は上段から振り下ろす一撃を真剣白羽取り。そしてつかんだ竹刀を右に振ると、一回転して左側から襲い掛かってきた。これを乱丸がかわすと、野崎の側頭部にヒットした。
 志田はパートナーのことなどお構いなしに、フェアリーに延髄斬り。でんでんクラッチを返すと、目突きからの首固めでカウント3を奪った。

第5試合


 18歳、18歳、38歳のトリオは騎馬を作っての入場。
 桜花由美と朱崇花の肩に乗った桃野美桜は笑顔を振りまいてリングイン。
 先発は1週間後のタイトルマッチで激突する山下りなと朱崇花。腕の取り合い、ヘッドロックからの切り返しと基本的な攻防ながらも、互いの気迫がほとばしる。そして小林香萌vs桜花になると、一転してロープワークとスピードを駆使した攻防に。
 小林がドロップキックを決めたところで夏すみれvs桃野美桜に。いきなりドロップキックを放った桃野だったが、かわされてしまう。桃野がロープに押し込んでからのフロントキックを決めると、夏も同じ技でお返し。そして桃野の髪をつかんで大きく投げ飛ばす。しかし、桃野もやられっ放しではなく、やり返してから朱崇花にタッチ。朱崇花は逆エビで夏を痛めつけ、桜花も飛び込んできた小林に逆エビを見舞う。ここで山下が朱崇花、桜花にエルボーを叩き込んでカットしようとするも、朱崇花と桜花は踏ん張って技を解かず。何とかラリアットで救出に成功。
 しかし、ダメージを深めた夏と小林に突き飛ばされる。朱崇花は、ボディースラムで夏を叩きつけてから桜花にタッチ。桜花は串刺しでビッグブーツを夏の顔面に叩き込み、コーナーからのボディーアタック。タッチを受けた桃野は、夏にボディーシザースを決め、ダイヤル固めで動きを止めにかかる。エルボーの打ち合いで夏が「クソガキ!」と叫べば、桃野は「クソババア!」と返す。これに夏が「桜花の方がもっとババアだ!」と叫びながらエルボーを叩き込むと、桃野は「桜花はただのババアじゃねえんだよ!」とかばっているのかわからないような言葉で反撃する。
 ラリアットで朱崇花と桜花を押し倒した山下は、桜花と朱崇花を2人同時にブレーンバスターで切って取る。そんな山下に桃野にボディースラムを仕掛けた桃野だったが、逆に叩きつけられ、串刺しラリアット2連発浴びる。コーナーに突進してくる山下を丸め込んだ桃野は、低空ドロッププキックを放ち、ボディースラムで叩きつけた。代わった朱崇花はミサイルキック、側転エルボーを山下に決め、カウンターのドロップキックを顔面にヒットさせる。
 それでも山下はバックドロップを返し、ブレーンバスターで反撃。朱崇花のトラースキックには、ラリアットをお返ししていった。山下のパワーに対し、朱崇花は躍動感あふれる空中殺法全開で対抗して、来るタイトルマッチへの期待を盛り上げた。夏は桜花とビッグブーツの打ち合いを繰り広げるも、打ち勝ったのは桜花。
 それでも夏は桜花の顔面に蹴りを叩き込み、ドラゴンスリーパーでギブアップを迫る。そしてそのまま立ち上がるとリーバースDDT。さらにフライング・ボディーアタック、ランニング・ネックブリーカードロップを決める。
 ここで小林にタッチ。小林は桜花に、ドロップキックからセントーン2連発。両腕をロックしてのDDTを決めた桜花は、カカト落としからネックハンギング・ボム。これを飛びつき式のウラカンラナで丸め込んだ小林だったが、カウント2で返されるとレインメ-カーを決めた。さらにジャーマンで投げるもカウント2。桜花はネックハンギングの状態から後方へスープレックス。さらにビッグブーツを決めたところでこれを、コーナーから桃野が手の伸ばしてタッチを求める。
 代わった桃野はドロップキックを決め、6度、7度とカバーにいくが、いずれもカウント2。逆に夏にデッドリードライブで叩きつけられ、串刺し攻撃の連発を浴びる。さらに小林がミサイルキックで追い打ち。しかし桜花のカットが間に合って、カウント3は奪えず。
 ならばと山下のバックドロップから小林がダイビング・ボディープレスを狙ってコーナーに上がったが、朱崇花がドロップキックで撃墜。朱崇花は桃野亜肩に担いでから、桜花はカナディアンバクブリーカーの体勢に桃野を担ぎ上げてから、それぞれ大の字になっている小林の上に叩き落す。ボディースラム、逆さ押さえ込み、切り返してのエビ固めと攻め込む桃野だったが、小林は冷静に突っ込んでくる桃野をかわして丸め込んで、試合に幕を引いた。

第6試合


 宮崎有妃は大型スーツケースを引きずって入場してくると、リング下にあったラダーをリング内に投げ入れ、大畠美咲はフラフープと袋を手に入場してきた。どうやら袋に中に入っているのはゴルフボールのようだ。
 選手紹介が終わると、「ロープブレイクあり、場外カウントなし、レフェリーが特に危険とみなした以外の反則は認められる。3カウント、ギブアップ、KO、TKOで勝敗は決する」というルールがアナウンスされる。
 握手を交わして、試合開始のゴング。と同時に、両者はイスを手にした。それを振り回してぶつけ合う。打ち勝った宮崎が大畠の背中にイスを振り下ろし、コーナーにラダーを立てかける。そこへ大畠を飛ばすも、逆に宮崎が突っ込んでいったところにラダーを投げつけられてしまう。
 それでも大畠がコーナーに上がると、イスを手にして立ち上がり、コーナー最上段にいる大畠の頭部を撃ち抜いた。
 そのまま戦場は場外へ。アリーナ後方の売店の机の上でパイルドライバーを見舞いした宮崎。これで大畠の額が割れた。リングに戻った宮崎は、傷口にかみついていった。さらにDDTをお見舞いし、起き上がろうとする大畠の頭部にテーブルを投げつけていった。さらにテーブルの上に大畠を寝かせ、コーナー急降下ボディープレス。これを間一髪かわした大畠は、真っ二つに割れたテーブルの破片で宮崎を何度も殴りつける。これで宮崎も流血。
さらにサーフボードから背中をそらせて顔面をマットに叩きつけていった大畠は、宮崎をロープに張りつけにして背中へのドロップキック。さらに鞭を手にして殴りつけ、それで首を絞めていく。しかしこれはロープブレイク。
 宮崎は予告なしで恥ずかし固めを決め、ロープにラダーをもたれかけて、そこへのブレーンバスターを狙う。これを切り返した大畠は、走り込んでくる宮崎にづライディング・レッグシザースを決め、倒れ込む際に頭部をラダーに激突させた。そのまま腰を落としてラダーにもたれかかっている宮崎にボディーアタック。ここでコーナーに置いていた袋を取り出し、中に入っていたゴルフボールをリングに上に巻いた。しかもフラフープを利用して、リングから転がり落ちないようにしていた。そのゴルフボールの上へボディースラム。さらにコーナー最上段からボディープレスを放ったが、かわされて自爆。
 ここでまたもや恥ずかし固めを狙った宮崎だったが、ちょうどゴルフボールの上に寝転ぶ形になったため、痛みから恥ずかし固めは決められず。スーツケースを持ち出して、その上へのブレーンバスターを狙った宮崎だったが、逆にブレーンバスターを返されて、背中からラダーに激突そしてふらふらと立ち上がったところ、大畠はシーソーの要領でラダーを宮崎の顔面に突き上げるように激突させた。そしてコーナー最上段からのボディーアタック。カウント2で返されると、ジャーマンで追い打ち。しかし、宮崎もえびす落としを決める。カウント2で返されると、ボディ―スラムからラダーをセットしてムーンサルトプレスを狙ったが、大畠もラダーに上って、ヘッドバットからハイアングルのスタナーを決める。
 ブルーダリア、花マルどっかんとつないでいった大畠だったが、宮崎は投げ捨てジャーマンからムーンサルトプレス。しかし大畠は気力でカウント3は許さず。裏拳を叩き込む。宮崎はリップロックから首固め、外道クラッチ。しかしカウント3は数えられない。
 ここから裏拳とラリアットの打ち合いへ。イスを手にした大畠に対し、宮崎はイスごとブチ抜くラリアット。さらに自らロープに走ってのラリアットを叩き込むと、血闘に幕が下ろされた。

 勝った宮崎がマイクをつかみ、「大畠、今日は勝ったけど、私、まだまだ続くと思ってるから、これで終わるとことはないと思ってるから、覚悟しとけよ」というと、大畠は「正直ね、今まで言ってきませんでしたけど、私、引退したのに復帰する選手が大嫌いなんですよ。だから、宮崎さんに対しては、なんとなく一つ壁があったというか。でも、宮崎が復帰しなければ、こういうハードコアっていう試合も、たぶんしないで引退してたと思うし、今日はほんとに、自分がデビューしてからの10年間の中で、一番痛かったけど、一番楽しい試合ができました。復帰してくれてありがとうございます。また機会があったら、やりましょう」と右手を差し出した。

 これに応えた宮崎。そして、言葉を詰まらせながら、「私、ちょっと、予想してない言葉をもらったんで、うれしいよ……」と漏らし、「私は、私の中の引き出しをいっぱい後輩に教えたくて、こんな試合もあるんだよとか、こんな切り返し方もあるんだよって……まだまだ負けるのは嫌だけど、伝えていきたいと思います」と語り、最後に音頭を取って、「これがWAVEだ!」と叫んで幕を閉じた。

<試合後コメント>
宮崎有妃
――試合を振り返ってみて、いかがですか?
「 そうですね……いやあ、でも、楽しかったですよ、すごく。大畠がたぶん、いっぱい研究したんだと……。たぶん(ハードコアの試合は)あまり見たことなかったと思うんですけど、その分、腹くくって一生懸命、研究したんだなっていうのが、すごくわかりました。ちょっと、やられたなっていうところもいっぱいあったし」

――ハードコアの中にもコミカルな部分があったりで……。
「 まあ、恥ずかし固めは(私の)代名詞だと思ってるんで、絶対、やろうと思ってました。でも、大畠のゴルフボール、あれね、きっとああやって散らばるのも想定内で、私が転ぶと思ったら自分が転んだっていうね。ざまあみろですわ。私、なにが起こったのかわかんなくて(苦笑)、自分の攻撃で足すくわれて……。まあ、でも、あいつ、鞭とか持ってきて。鞭とか、メッチャ痛かった。大畠の鬼のような形相、あれ、もう、私たまんないんで、今回だけで終わらそうとは思ってません。まあ最近、ハードコア(の試合を)やってる人、いっぱいいるけど、それぞれ気持ちは違うと思うけど、私も女子のやってるハードコアとは違うと思ってます。だから、これからも大畠を追い続けていこうと思います」

――(試合後の)マイクでも(大畠は)復帰した選手に対する気持ちを口にしてましたが……。
「ね? あれもなんかうれしかった。もう(復帰してから)2年もたつんで、なかなか今、そうやっていう人はいなくなってたけど、ま、でも私も、昔、現役のころ、復帰する人は嫌いだったんで。何しに帰ってくるんだと思ってたんで……(大畠の気持ちは)よくわかります。でもああやって、言ってくれたこと、ほんとにうれしいです」

――これからも後輩たちにいろんなことを……。
「なんか教えれることは、教えていきたいですね」

――復帰するのは嫌いだという気持ちがあったのに、自分が復帰しました。復帰してから、どこかに引っかかってたものはあったんですか?
「なんか、あの、なんて言うんですか、ふわっと復帰して、(復帰前と)同じ上下関係で、同じ位置にふわっといるっていうのが信じられないって思ってたんですけど、ちょっと見方が変わったのは、下田(美馬)さんですかね。ああいう大きな舞台で引退して、復帰してさらに活躍して、海外行って、体つくってって。あんなストイックな人いないじゃないですか? 下田さん見た時は、普 通にふわっと復帰した人と全然、心が違うんだろうなと。私ももし復帰するんだったら、ふわっとはしたくなくて、やっぱり命懸けてやる仕事だから、(引退)前よりも活躍できるように、さらに研究してみたいな、プロレスを勉強してって……。でも、すごく葛藤でしたよ。いろんな人に相談したし。復帰した人とか。(私より)あとで復帰したんですけど、ディック東郷さんとかにも、いろいろ話をしたり。「何で復帰したいと思ったのか?」とか。甲田さん(甲田哲也元NEO代表)とかにも相談してて。やっぱり見送ってもらった人だから。あと、引退ロードやった男子のみんなに謝りにいったりだとか。でもやっぱり、復帰してよかったなとも思います」

――もちろん覚悟を決めて復帰したと思いますけど、今日、その気持ちが相手に通じた部分があるんじゃないかと感じたんじゃないですか?
「そうですね。うん、そうですね。大畠はそうやって思ってくれたけど、ほかのみんなはどうかわかんないし。なんかハードコアって……プロレスって、試合して仲良くなったりもするんですよ。ほんとにケンカして、仲良くなったっていうか。でも、そっからもう一歩ある気がするんですよ。ハートっていうか、気持ちが……これだけやって、「お前、心が折れたか? 折れてないよな?」、
逆にやられて「(心が)折れたか? 折れてないよ」って。もっと近いところで何かを確かめ合ってるっていうか……」

――それこそ、闘いながら体で会話するっていうものなんでしょうね。
「今日、ハードコアやれて、ほんとによかったです。ハードコアやるなら大畠とって思ってたんですよ。私が水波とやったときみたいな、私だけ(ハードコアスタイルを)やるっていうんじゃなくて、ちゃんとした試合としてやるなら大畠とやりたかったと」

――ハードコアスタイルの試合って、単に凶器を使うだけじゃなく、その凶器をいかに効果的に使うかなど頭も試されますものね?
「ホントはもっともっとやりたいことがあったんですけど、やろうと思っててもタイミングですから。今日、持っていった、私のカバン(スーツケース)だって、結局(使いこなせなかった)。あれで野郎と思ってたこといっぱいあったのに。(スーツケースの)中にも凶器入ってたんだけど、結局、使わないで(終わってしまった)。タイミングなんで。まだまだ私の頭の中には、やりたいこといっぱいあるんで」

――まだやり足りない?
「そうですね。女子のやってるハードコアで頭一つ抜け出したいですね。女子でもこれだけできるんだぞって。対男子でなくても」

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