WWEネットワークの散歩道 19回目

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 WWEネットワークにある膨大なアーカイブでは数多のスーパースターたちの試合映像があり、そして本当の意味で星になってしまった選手たちももちろん含まれています。この連載では偉大なレジェンドたちの残してくれた名勝負の数々を、亡くなられた月ごとに紹介していきます。直に試合を見ている人はもちろん、映像ですら見ていない人もこれだけの試合をやっていた選手がいたことを知ってもらえればうれしいですね。
 6月に亡くなられたスーパースターの中で今回紹介するのはディック・マードック(1946年8月16日~1996年6月15日)、ダスティー・ローデス(1945年10月12日~2015年6月11日)、クリス・ベノワ(1967年5月21日~2007年6月24日)の3人。3人とも日米共に活躍したすばらしい選手でした。

 まずは藤波辰爾選手がその長いキャリアの中で最もプロレスが上手い人と断言するディック・マードック。日本ではジャンボ鶴田さんから奪取したUN王座くらいしかタイトル歴はありませんが、ダスティー・ローデスとのジ・アウトローズ結成、アドリアン・アドニス、マスクド・スーパースターとの名コンビでの活躍。そして藤波選手とのタイツをずり下ろし合う場外での攻防などが記憶に残るところでしょうか。
 WWEネットワークではアーカイブ自体はかなりあるのですが、ちょっと思ったような試合は見つかりませんでした。ここではまずランディー・オートンの父親であるボブ・オートンJr.とのブルロープマッチを。日本では新日本プロレスのイリミネーション形式の6人タッグリーグ戦で、スコット・ホールとの3人で出場したこともありました。

レッスルウォー1989:1989年5月7日(23分くらいから)
ディック・マードック対ボブ・オートンJr.@ブルロープマッチ
http://network.wwe.com/video/v31674733/?contentId=31674733&contextType=wwe-show&contextId=wrestlewar&start=0

 続いてダスティ・ローデスの試合を。日米でその評価がこれだけ離れているのはダントツでローデスが一番なのではないかとも思います。理由は愛きょうのあるキャラクターとオーバ-アクションが当時の日本ではまだ受け入れられる土壌がなかったのと、売れっ子すぎて日本には長期滞在できなかったことなどでしょうか。ローデスの試合はアーカイブで豊富にあり、NWA世界王者だった時の映像ももちろんありますが、紹介したい一戦はスーパースター・ビリー・グラハムとのテキサス・デスマッチです。カリスマ性と筋肉ポーズだけの選手かと思い込んでいたスーパースター・ビリー・グラハムの、スーパースターたるゆえんを見せつけられた試合でした。もちろんそれを引き出したローデスの技量あっての話なのですが。

ダスティー・ローデス アメリカンドリーム:1977年10月24日
ダスティー・ローデス対スーパースター・ビリー・グラハム@テキサス・デスマッチ
http://network.wwe.com/video/v759645883/?contentId=759645883&contextType=wwe-show&contextId=dusty_rhodes_the_american_dream&start=0

そしてジ・アウトローズとして唯一配信されている試合も。ビル・ロビンソン、ドン・ムラコとのテレビマッチです。われわれがイメージするテレビマッチとは違い、放送局のスタジオにお客さんを入れてやっている様子が新鮮ではあります。残念ながらビル・ロビンソンの試合も検索する限りではこの試合のみが配信されているようです。ニック・ボックウィンクルやバーン・ガニアとのAWA世界戦なども確実にアーカイブとして保有しているはずなので、いずれ見られるようにしてもらいたいものです。

ダスティー・ローデス アメリカンドリーム:1973年10月6日
ダスティー・ローデス、ディック・マードック対ビル・ロビンソン、ドン・ムラコ
http://network.wwe.com/video/v759692083/?contentId=&contextType=wwe-show&contextId=dusty_rhodes_the_american_dream

そしてクリス・ベノワ。ダイナマイト・キッドに憧れてカルガリーでデビューし、新日本プロレスの留学生としてプロレスラーとしての礎を築き、獣神サンダー・ライガー選手たちとの名勝負で名声を高め、WCW世界ヘビー、WWE版世界ヘビー級王座を獲得。しかしながら悲劇的な人生の幕引きを選んでしまったことからWWEネットワークでも膨大な数の名勝負を検索できなくなってしまっています。すばらしい試合の数々を見せてくれたクリスの偉業を、こうして紹介できる場を与えてもらった者の義務のひとつとして少しでも紹介していきたいと考えています。
まずは現NXTジェネラルマネージャーのウィリアム・リーガルとのシングルマッチを。もしあのようなことがなければ、この2人が一緒にWWEの未来のスーパースターたちの手助けをする立場にもなっていたことでしょう。

ナイトロ18:1996年1月1日(13分くらい)
クリス・ベノワ対ロード・スティーブン・リーガル
http://network.wwe.com/video/v35570099/?contentId=35570099&contextType=wwe-show&contextId=wcw_monday_nitro&start=0

そしてもうひとつは前回史上初の3WAYでのTLCタッグマッチを紹介したので、今回は4WAYでのTLCタッグマッチ。RAWでスティーブ・オースティン、トリプルHのパワー・トリップからWWEタッグ王座を獲得したクリス・ベノアとクリス・ジェリコの2人が、ハーディー・ボーイズ、ダッドリーボーイズ、エッジ&クリスチャンを相手にTLCマッチで戦うという、超を3つくらい並べたい好カード。もちろん試合内容もすばらしいものですが、この3組にTLCで対戦させるということ自体が、どれだけWWEがこの2人に期待を寄せていたのかという証明でもあるのでしょう。

スマックダウン! リプレイズ:2001年5月24日(1時間05分くらいから)
クリス・ベノア、クリス・ジェリコ対ハーディー・ボーイズ対ダッドリー・ボーイズ対エッジ&クリスチャン@WWEタッグ選手権&4WAY・TLCマッチ

http://network.wwe.com/video/v638561683

次回からはいよいよ開催されるWWE日本公演に参戦するKENTAことヒデオ・イタミ選手と華名ことアスカ選手の試合を紹介します。

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