【試合結果】3・30 HEAT-UP新百合ヶ丘大会 【ユニバーサルタッグ王座】新井健一郎&ヒデ久保田vs近藤”ド根性”洋史&兼平大介 田中稔&鈴木鼓太郎&藤田峰雄vs大森隆男&田村和宏&風戸大智

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『パワフルタッグトーナメント2017決勝戦~KIDS&WOMANスペシャル『美』プロ~』
日時:2017年3月30日(木)
開始:18:30
会場:神奈川・新百合トウェンティワンホール
観衆:276名

▼第1試合 HEAT-UPチャレンジ~TEENSの試練~15分1本勝負
○CHANGO(フリー)
8分50秒 ダイビング・セントーン→体固め
●井土徹也

▼第2試合 我闘雲舞提供試合”さくら咲く我闘雲舞”~20分1本勝負
里歩(我闘雲舞)/○「ことり」(我闘雲舞)
11分30秒 丸め込みから→エビ固め
さくらえみ(我闘雲舞)/●アーサ米夏(我闘雲舞)

▼第3試合 新百合ヶ丘おもちゃ箱~飛び出せ!僕らのヒーロー~30分1本勝負
○渡辺宏志/ロッキー川村(パンクラスイズム横浜)/梅沢菊次郎(アライヴ)
10分59秒 横入り式エビ固め
高梨将弘(DDT)/●くいしんぼう仮面(フリー)/SUSHI(フリー)

▼第4試合 ヤングフレッシュWAR 30分1本勝負
○石田慎也(スポルティーバ)/阿部史典(スポルティーバ)
11分00秒 トラースキック→体固め
LEONA(ドラディション)/●飯塚優

▼第5試合 アックスボンバーズ vs 美男子~春のプロレス祭り☆開花~30分1本勝負
○田中稔(フリー)/鈴木鼓太郎(フリー)/藤田峰雄(チンコ)
18分47秒 ミノルスペシャル
大森隆男(全日本)/田村和宏/●風戸大智(BASARA)

▼第6試合 パワフルタッグトーナメント2017決勝戦~初代HEAT-UPユニバーサルタッグ王座決定戦~時間無制限1本勝負
新井健一郎(DRAGON GATE)/○ヒデ久保田(フリー)
22分13秒 トラースキック→エビ固め
●近藤”ド根性”洋史/兼平大介
※アラケン&ヒデ組がトーナメント優勝すると共に初代HEAT-UPユニバーサルタッグ王者となる。

アラケン&ヒデが近藤&兼平を破りトーナメント制覇&初代ユニバーサルタッグ王者に君臨!世の女性をより美しくする『美』プロで新百合ヶ丘が燃えた!

『美』プロ&子供ミニ運動会&オープニング


 来場される女性の観客をメインターゲットとし、心身共により美しくなってもらおうと14時から17時まで新百合トゥエンティワンホールのロビーを開放して開催された『美』プロ。ストレッチや占い、耳ツボ刺激にメイク施術等のブースがスタンバイされ、男女問わず開催中は多くの観客で賑わっていた。
 14時30分からはHEAT-UP所属選手と子供たちが一緒に楽しめる「ヒートアップ子供ミニ運動会」を実施。玉入れ、綱引き、ストラックアウトの3競技によるレスラー対子供たちによる対抗戦は両軍引き分け。終了後は前回の新百合ヶ丘大会にも登場したCloverがゲストとして出演、「プロレスマルシェの歌」を振り付きで全員が踊り和やかムードに。参加してくれた子供たちには所属選手全員の寄せ書きサイン色紙がプレゼントされ、大いに喜ばれた。
 ある主婦の方によると「春休みに入って子供が一日家にいる状態が続いていたので、この両企画は大きな癒やしとなりました。恒例になれば近隣の主婦にとってプロレスに触れる良い機会になってもっと来場者は増えると思います。」との感想を頂いた。
 「プロレスで社会貢献を」の概念を続けているHEAT-UP、障がい者支援の一環として就労体験も実施され、新百合ヶ丘駅周辺でのチラシ配布や配布物の作成、開場時入り口付近での配布物手渡しを行った。尚、大会収益の一部を障がい者施設に寄付している。

 てっしーとやぶちんによるインフォメーションコーナーでは、新製品となったラバーバンドと高島平大会DVDをアナウンス。特にてっしーが裁いた「調印書署名マッチ」が強く印象に残っていたらしく、セールスポイントとして熱く語った。新百合ヶ丘では好評であるてっしーの一発芸、「犬の鳴き声三部作」のラストとして「『どうすることも出来ず終わりを告げてしまった犬の鳴き声』…う~~~、カン(完)!」を披露すると館内の一部から笑いが起こり、てっしーの勝利。
 入場式から選手代表挨拶は近藤”ド根性”洋史。「あとはもう、決勝戦見てください!頑張ります!勝ちます!!ド根性ーっ!!!」と端的に、最も気持ちのこもった言葉であった。

第1試合


 『美』プロ内ブースのボディージュエリーを左頬に飾って登場した井土、「やってられねえぜ」と握手の代わりに足を向けるCHANGOの右足を蹴り飛ばす。17歳になったとはいえ、相変わらずの向う気盛んな井土。CHANGOをタックルで倒しボディスラム、キャメルクラッチと繋いでいく。そんな井土に”らしさ”を見せるCHANGO、井土の指に噛み付いて脱出。逆水平からチョーク攻撃で早くも前かがみになっている井土を足蹴にし、サイドキックからセントーン、首四の字は顔面を掻きむしって挑発。
 ビッグブーバーを未遂にした井土はランニングかち上げエルボー、串刺しエルボーからジャンプしてエルボードロップ。CHANGOのチョップにはエルボーで応戦、ビッグブーツをかわしてフォーアームからジャーマン。井土の攻勢に館内が湧く。
 エプロンのCHANGOにロープ越しのブレーンバスターを仕掛けた井土、足を取ったCHANGOは場外に降り立ち井土の急所をセカンドロープに叩きつける罠。苦しむ井土の腕をクラッチしたCHANGOはショートレンジラリアット、フォールを返されるとコーナー最上段からダイビング・セントーンを投下し余裕のピンフォール勝ち。勝利者賞を咥えて受け取るという、最後まで”CHANGOらしさ”を欠かさない試合であった。
 「イラつくわ。次の試合も第1で新人とシングル、いい加減にしろよ田村。今回井土にダイビングセントーン出したのは、田村お前へのメッセージだよ。いいよ、気が済むまでオレに新人ぶつけろよ。そいつらが壊れて辞めない事を祈るよ」CHANGOは意味ありげなメッセージを残している。CHANGOもまた、虎視眈々と巻き返しを狙っている一人であるのだ。

第2試合


 4月からは”社会人”となる「ことり」、女子高生としては最後となるこの試合でベルトを奪われたさくらへのリベンジを目論んでいたのだろうか。『美』プロで唯一組まれた女子選手のみによるタッグマッチは、戦う女性の美しさを魅せる場となった。
 館内から起こったさくらコールに弾けるような笑顔で応えるさくらは上機嫌。里歩にバックブリーカーを決めアーサとのガトムートレインを狙うが、場外に蹴り出されて里歩と「ことり」によるガトムートレインがアーサを終点まで連れ込まれてしまう。ショルダースルーで里歩を投げたアーサ、交代したさくらはモンゴリアンチョップを連打。しかしカウンターのドロップキックをすかされると、里歩と「ことり」によるドロップキックの連発をこれでもかと浴びてしまうさくら。二人まとめて押しつぶしたさくら、アーサは米アタック連発で里歩を攻める。新百合ヶ丘で初めてお披露目された自身の横断幕を背に躍動するアーサ米夏。
 5分経過、「回すぞー!」と気合を入れたアーサはジャイアントスイング10回転。さくらも「回すぞー!」と里歩の足を取るが、下から顔面を張られて無回転。「恥かかせやがって!」とご立腹のさくらは里歩にシュークリーム、カットに入る「ことり」にはアーサのコブラツイスト。ところが次の瞬間体勢を切り返され、里歩はさくらにパロスペシャル、「ことり」はアーサに卍固めと一番美味しい場面を持っていかれてしまう。このチャンスに里歩はさくらに619、「ことり」の一本背負いは「一本!」コール。
 ボディスラムを踏ん張ったさくら、「ことり」も投げられまいと踏ん張るとさくらは逆水平。「ことり」もエルボーで応戦、ロープに走るがさくらカウンターのドロップキック。ダブルアーム式バックブリーカーを狙うさくら、里歩がカットに入ると鬼のような形相でまとめて投げようとするさくら。「ことり」と里歩をコーナーに振ると「さくらえみ、75キロー!」から「ことり」にダブルアーム式バックブリーカー。続くアーサは串刺し米アタック、バードリッジを強引に振りほどいて米アタックを狙うが不発。そこに里歩と「ことり」の時間差クロスボディ。
 10分経過、さくらをダブルブレーンバスターで排除されそうになるが、アーサが全員まとめて米プレスで押しつぶす。虚を突いた「ことり」の大内刈りからツープラトンのフットスタンプ、これをかわすアーサ。さくらのまとめてボディアタックに米アタックが加わり、ピンチに陥る里歩と「ことり」。さくらの半ひねりセントーンから、里歩を肩車したアーサ、里歩をコーナーに叩きつけながら「ことり」に米プレスという攻撃を見せる。最大のチャンスだったがカウントは2。続けて攻撃しようとするアーサの股下をくぐり抜けた「ことり」、素早く丸め込みエビ固めで逆転のフォール勝ち。実は新百合のマットで自分が獲るのは初となる嬉しいおまけがついた。

第3試合


 高梨とくいしんぼうが先に入場、「スシ食いねェ!」のテーマと共にSUSHIがHEAT-UPマット初登場と共に高梨&くいしんぼうを加えてのSUSHIダンス。来場した子供たちからやんやの声援を受けていた。
 大方の予想に反して先発は渡辺と高梨、腕取りの攻防のみで場内を納得させる。続いてロッキーとくいしんぼうがリングイン、場内から沸き起こる「くいしんぼう」コールに前転からポーズ。続いて「ロッキー」コールでは前転→後転から両手を突き挙げ「エイドリアーン!」で場内拍手。今度は何故か「ミスター」コールの中、村杉レフェリーがポーズ。全員がリングインし、村杉レフェリーを中心にして全員でウィナーコール。そのまま帰ろうとするレスラー達…一連のお約束で場内は爆笑に包まれる。
 さて、元に戻った試合で一つの注目点と言える「パンクラシスト対大阪名物」が新百合ヶ丘のマットで実現した。シャドーで気合を入れるロッキー、くいしんぼうも気合を入れる…ロッキーのボディブロー一発でへたり込むくいしんぼう。村杉レフェリーや自軍コーナーの励ましにより再び奮い立つくいしんぼう…長いリーチで押さえられて攻撃すらさせてもらえない。と、「腕相撲で勝負だオラァ!」突如ロッキーに勝負を挑むくいしんぼう、ロッキーもスタローン繋がりで「Over The Top!」とやる気になる…当たり前のように立ち上がりストンピングで踏みつけたくいしんぼう。やったぜ!とアピールする…くいしんぼう、後ろ後ろ!案の定レバーブローでお仕置きされる。異色の対決は攻撃面でロッキーの勝利だが、ロッキーによるアメリカナイズされたお約束を引き出したくいしんぼうが一本取ったと言うべきだろうか。
 またもや盛り上がりポイントが訪れる。次々とヒップトスでくいしんぼうが投げ飛ばし、くるりと回ってみんなで欽ちゃんジャンプ…何故かSUSHIは飛べず。場内は納得いかないようで「もう一回」コールが沸き起こり、SUSHIが「せーの!」の音頭で…ジャンプしたのはSUSHI一人。「飛べって言うたやんか!」SUSHIが文句を言い、グローブで笑うのを必死で堪えるロッキーがいる中無情にも弥武リングアナの5分経過コール。
 渡辺がSUSHIに首四の字、高梨が渡辺に、ロッキーが高梨に、くいしんぼうがロッキーに…数珠繋ぎが完成すると、とどめは梅沢の逆エビ。くいしんぼうが何とかロープに手を伸ばしてエスケープ。試合の権利は渡辺とSUSHI、それ以外の四人がリング中央で激突→フォールカウントに慌てて上半身を起こすとリング中央にエストレージャが象られる。その中心で渡辺がSUSHIにコブラツイスト、グラウンドコブラでフォールを狙うがカウントは2。SUSHIに照準を絞った赤コーナーサイド、ロッキーのボディブローから梅沢がアルゼンチン→そのまま後方に叩きつける。フォールは高梨がカット。
 この6人の中では頭一つ飛び出しているSUSHI、梅沢とチョップ合戦からニールキック。高梨は鼻つまみから梅沢の額にドロップキック、スーパーキックをキャッチした梅沢がヘッドバットで逆襲。10分経過、渡辺は高梨にワンハンド・バックブリーカーからダイビング・ニードロップ。トーキックで渡辺を倒す高梨、くいしんぼうは串刺しラリアット…やっぱり3度目は渡辺を追い抜いて逆に食らってしまう。エプロンの高梨が渡辺をキャッチ、「しっかり押さえとけよ~!」からくいしんぼう誤爆、そのままスクールボーイで渡辺が丸め込んでピンフォール。笑う事で腹式呼吸を促し、口角を上げてもらう事で頬のストレッチにも効果がある、これも『美』プロの一環に当たるはずだ。

第4試合


 5月13日、次回の新百合ヶ丘大会にて田村のベルトに挑戦する若き挑戦者、石田慎也。阿部史典とのスポルティーバコンビが新百合初登場、タイトルマッチ前にどうしても倒さねばならない相手であるLEONAが反対のコーナーに陣取るという、石田にとってはかなりいいとこ取りになりそうな試合。
 その石田とLEONAが先発、軽く手を合わせた程度で終わり両軍交代。阿部と飯塚は両者ともにキックを主武器としているが、キャリアで上回る阿部が飯塚の左腕にキックを打ち込み主導権を握る。そこから飯塚を捕まえた石田&阿部、左腕を中心に攻め込んでいく。阿部がワキ固めで絞り、上から下から肘を当てていけば、コーナーに詰めた飯塚の左腕に蹴りを入れる石田。ソバットを入れて飯塚を前かがみにさせた阿部がロープに走るが、逆にカウンターのドロップキックを食らってしまう。
 LEONAが入ってくると石田にドラゴンスクリュー、阿部の打撃をかわし助走をつけてフォーアーム。逆片エビはロープに逃げられるが、スタンドに戻って鋭いエルボーを放つLEONA。だが阿部はカウンターのバックエルボーからLEONAを膝立ちの状態にし、頭頂部目掛けてドロップキック。ランニングローでLEONAの胸板を蹴り上げた阿部、蹴り足をキャッチしてドラゴンスクリューで反撃するLEONA。足四の字で絞り上げたLEONA、コーナーでの串刺しレッグラリアットを見舞う阿部。目まぐるしく攻守が入れ替わり、今度はパンチをかわしたLEONAが人間風車。ここで両軍交代。
 石田は飯塚の蹴り足をキャッチ、喉笛に地獄突き。苦しみながらミドルで応戦した飯塚、その場飛びのドロップキック。LEONAとツープラトンのドロップキックを放つと初タッグながら連携攻撃を駆使するLEONAと飯塚。しかしツープラトンのブレーンバスターを未遂に終わらせた阿部、返す刀でLEONAにドロップキック。形勢を逆転させようと連携を狙う石田&阿部だが、それを読んだ飯塚は二人を鉢合わせにし石田にドロップキック。健闘する飯塚が石田を追い込んでいくというまさかの展開。
 立ち上がる石田に右ハイをぶち込んだ飯塚、首極め腕卍から反り投げるコマンドスープレックスへ。カウント2で石田がフォールを返した時点で10分経過。串刺し攻撃を狙う飯塚、振り返した石田が串刺しクロスボディ。スワンダイブ式の攻撃を狙った石田だが足を滑らせてしまう。それでも動揺する事なくスクールボーイ、LEONAがカット。首を掻っ切ってフィニッシュを狙う石田、飯塚は顔面に張り手を打ち込んで抵抗。ぐらついた石田だが、飯塚をロープに押し込んでエルボーを打ち込み、見えない角度からトラースキックを叩き込んでピンフォール。最後の抵抗が予想以上に効いたのか、顔面を気にしつつウィナーコールを受けた石田。横浜大会では数少ない王者田村との前哨戦に臨む石田慎也である。

第5試合


 『美』プロのメイン前は”美しい者を見ること”。そこに用意されたのは田中稔、鈴木鼓太郎、そして「チンコプロレス代表取締役」藤田峰雄。稔と鼓太郎はタイトルホルダーということもあり、スポットライトに照らされる姿もまた絵になっている。一方の赤コーナーサイドは大森隆男先生が音頭を取り「アックスボンバー!」と雄叫びを上げる。先発は田村と稔、黄色い声援が稔に送られる…と思われた次の瞬間、館内は大きな「田村」コールで染まった。やはり川崎=田村和宏のイメージがあり、セミに下がったとは言え人気は絶大。そんな田村を見た稔は、何故か風戸の赤いマフラーを注目して対抗、序盤は腕取りも立ち上がる姿も互角。
 鼓太郎と風戸、腕の取り合いから切り返しの攻防を魅せる中、風戸のフライングメイヤーとヘッドシザースホイップで投げられてもしっかり両足で着地する鼓太郎の華麗さが一歩リード。青コーナーでリビドーが抑えきれない峰雄、両軍交代して大森がリングインすると股間のゴールデンアックス目掛けていきり立つ。そんな峰雄だが、弥武リングアナの実況で「チンコの社長」と呼ばれたり、味方である稔からはずっと「ちんちん」と呼称されるという、会場の子供たちに悪影響を与えてしまうかも知れない要注意人物扱いされてしまう。しかし一番注意しているのは相対している大森隆男その人、思わず腰が引けてしまうほど。だが唯一のヘビー級である大森、アックスボンバーはかわされるが、タックルで峰雄を倒すと田村を呼び込みダブルショルダータックル。
 かつてここ新百合でユニバーサルのベルトを懸けて戦った田村と峰雄、早くもコンビネーションからロープに走る田村、フランケンで飛びついた峰雄。場外に出た田村にまず峰雄がプランチャ、続いて峰雄に風戸がプランチャ、風戸に向かって鼓太郎がトルニージョ。やる気充分な大森がロープに走る。が、稔が阻止して大森に叩き出される。田村のアシストを受けて大森が…じゃなく、勢い良く大森に振られた田村のドラゴンロケットで空中弾の締め。
 峰雄を捕まえたアックスボンバーズ、攻略はお手のものと田村が攻め込むがステップ延髄からちんちんウォッシュの餌食に。対角線を峰雄が走る、貼り付けから脱出した田村がアックスボンバーをファーストヒットさせる。10分経過、ミノルスペシャルをかわした峰雄、チンコクローで鷲掴みを目論むが見切った田村、自らサミングという醜態を晒してしまう峰雄。しっかりお返しの急所攻撃を打ち込んで鼓太郎にタッチ。
 鼓太郎が田村にドロップキックから串刺しジャンピングニー、右ミドルで押し返した田村、コーナーに振られるがウルトラタイガー、大森とタッチ。ビッグブーツからニールキック、ネックブリーカーと続けた大森、鼓太郎をロープに振るがビットで反撃、大森掴んでバックドロップ、空中で翻した鼓太郎ファンネルからラ・マヒストラルでカウント3寸前まで大森を追い込む。居合抜きアックスボンバーを読まれてアッパー掌底を食らった大森、耐えてブレーンバスター、踏ん張った鼓太郎が逆に投げ飛ばす。直後にショルダータックルで鼓太郎をふっ飛ばしたのはヘビー級の意地か。両軍交代。
 稔と風戸…勢いがつきすぎたのかどんずべってしまう風戸、それでもカウンターのドロップキックで宙に舞う。稔が立ち上がるのを待ってブラジリアンキックからゼロ戦キック。稔はキチンシンクから仰向けの風戸にドロップキック、打撃をかわした風戸はジャンピング・アックスボンバー。青コーナーサイドを分断、稔に照準を絞ったアックスボンバーズは串刺しアックスボンバーを三連発。大森と田村によるハイジャック・アックスボンバー、そして風戸がリング中央でスライディング・アックスボンバー。最後は風戸の爆発的なアックスボンバー、かわした稔、鼓太郎が風戸にツームストン、峰雄のシャイニング、稔の低空ドロップキックから直下式ブレーンバスターに繋ぐがカウントは2。
なお攻撃の手を緩めない稔は雪崩式ハーフハッチから腕十字へ。これは田村が渾身のカット。入り乱れる両チーム、どさくさに紛れて峰雄が大森に襲いかかる。分断されたアックスボンバーズだが、稔のフィッシャーマンバスターを風戸は首固めで切り返す。カウント2、続けて逆さ押さえ込みもカウント2。一瞬棒立ちになった稔に風戸が意地のアックスボンバー、倒れなかった稔は右ハイからミノルスペシャル。リング中央で完全に極まり風戸ギブアップ。
 勝った稔は風戸のマフラーを外して自分に装着。これが似合っているため誰も文句が言えない。美しき男たちが美技の共演、灼熱の伝道師を飲み込む勝利であった。

第6試合


 美容の大敵と言われているストレス、これを解消するには腹の底から声を出すのも一つの手と聞いたことがある。『美』プロメインはHEAT-UPの生え抜きコンビ、近藤”ド根性”洋史と兼平大介を力いっぱい応援して、憎き『田村和宏被害者の会』新井健一郎&ヒデ久保田にブーイングを送りまくる事。
 ツナギ姿で入場したアラケンとヒデ、ヒデのキャップにはCD、金色のドラゴンズマークがあつらわれている。「やれやれ」と言いたげな表情でコーナーに座ったままコールを受けるアラケン。合体テーマ曲で入場した近藤&兼平、90キロまでウエートを伸ばした兼平のタイツがパンパンに膨れ上がっているように見える。一番最後にコールを受けた近藤、アラケンにガンを飛ばし両手を挙げるとこの日一番の紙テープが新百合のマットを覆い尽くす。ヒデはアラケンにぼそっと「3分」と手早く終わらせる宣言。午後8時23分、試合開始のゴングが鳴る。タックル合戦に付き合わず、ヒデのマンハッタンドロップが近藤へ。サイドキックからガッチリ片エビ固め、カウント2で跳ね返す近藤。アラケンが兼平の背後に忍び寄りカットする間にヒデが外道クラッチ、ズバリのタイミングだったがカウント2。さすがに気合の入る近藤&兼平から3分勝利は難しかったか。
 手四つから近藤とヒデの力比べ、近藤が押す場面もあったがヒデは両手を踏み潰す。アラケンはコーナーで踏みつけ、顔面を擦り上げる。クイックタッチで近藤を攻め、要所で兼平を挑発するアラケン。ボディスラムでアラケンを投げた近藤、交代した兼平は無造作に前方へ放り投げてジョンウー。ヒデにはカウンターの膝をボディへ、場外にエスケープするヒデを追いかける兼平。ブラインドタッチで兼平の目をくらましたアラケン、場外戦でいたぶった後アラケンはトップロープを使ったアームブリーカー。
 兼平が捕まる。多種多彩な左腕殺しを駆使するアラケン&ヒデ、何とか脱出を試みようとする兼平だがアラケンの絶妙なカットに阻まれる。リング中央でヒデがチキンウイング・アームロック、アラケンはセコンドに就いた田村をも挑発。アラケンのコーナー突進をすかした兼平、バックドロップで叩きつけて近藤にタッチ。
 近藤のミサイルキックがアラケンに、ヒデ、アラケンの順にスクープスラム。ツープラトンのクロスラインをかわし、まとめてスピアでなぎ倒した近藤。ヒデを捕らえた近藤はド根性ホームラン、スパインボム、投げっぱなしバックフリップと得意技を連発。兼平のジャンピングニー、近藤のヒップアタック、カウント2。ヒデはサミングからチンクラッシャーを放ちアラケンと交代。「来てみろ!」と挑発するアラケン、ロープに走るが兼平持ち上げて膝を叩き込む。勝負どころと見た兼平、アラケンにファルコンアローから腕十字、カットに入ったヒデには近藤の逆片エビ。勝期だったがロープに逃げられてしまう。
 ダブルタックルを狙った近藤&兼平だが、アラケンは前のめりに倒れて死んだふり。起き上がったアラケンは近藤にサミング、兼平の額に噛みつき。ロープワークから兼平とアラケンが衝突して両者ダウン、交代した近藤はヒデにジャンピングショルダー、串刺しドロップキック、ヒップアタック。ダブルの串刺しエルボーから近藤がヒデを担ぎ上げ、放り投げて兼平のニーを呼び込む。カウント2で返されると、ド根性ホームランからランニングニーという準決勝で田村和宏を破った連携攻撃へ。近藤のカバーはアラケンが必死にカット。そのアラケンを場外に放り投げた兼平、お膳立ては整った。
 近藤コーナーで逆水平連打からド根性デスロック。場外では兼平がアラケンをカット、だが鉄柱に叩きつけられアラケンはフリーに。リング下のスプレー缶を持ち込んでカットしようとするアラケン、しかしてっしーに見つかり慌てて手を離す。更に自軍コーナー付近でてっしーとアラケンがもみ合っている。ここでヒデがギブアップの意思表示、ところがレフェリーはこの瞬間を見ておらず無効。勝ったと思い込み手を離した近藤、コーナーのヒデに突進するが前方回転エビで丸め込まれる。カウント2。
 エルボーを叩き込んだ近藤、ヒデはグロッギーで前のめりに倒れる。が、これも死んだふりで突進する近藤にてっしーを突き出しストップさせて急所蹴り。サイドキックからフォール、カウント2で返されるとクロス・フェースロック。兼平のカットで窮地を免れた近藤だがピンチは続く。アラケンが兼平をカットし、ヒデはジャンピング・パイルドライバー。余裕のフォールに入るヒデ、カウント2で近藤が返すと驚いた表情。それならばとHEAT-UPマットで滅多に出ないヒデのフィニッシャーである758iへ。まだまだと近藤を座らせ、首を刈り取るようなトラースキック。エビに固めるとてっしーの手が3回マットを叩く。新百合ヶ丘のマットで起こったバッドエンドに一瞬場内が静まる。宣言通り、『田村和宏被害者の会』が田村の見つめる前でトーナメントを制し初代ユニバーサルタッグ王座に就いたのであった。

エンディング


 場外でヒデの勝利を誇示するアラケン、そう、勝ったのは紛れもなく新井健一郎とヒデ久保田。リング内に戻ったアラケンはヒデと一緒に寝そべると、ベルトを手にしているてっしーから奪って手にする。近藤と兼平にベルトを見せつけ、二人でコーナーに登ってアピール、勝利者賞の記念撮影に収まる。マイクを掴んだアラケン。

アラケン「って言うか…ヒデちゃん、獲っちゃったんだ~。べぇつうにぃ、勝たなくてもいいのにさ~。俺らにとっちゃ、ベルトなんかよりも、まあ勝った証にねぇ、タバコ3カートンくらい貰えればよっぽどありがたい話なんですけどなあ。まあ、えぇ!?どうだお前、えぇ!?HEAT-UP観に来てるあんたらよお。オイ!こんなタッグトーナメント、初代王座決定戦、オイ、順当すぎる結果でよおお前。ね!当たり前すぎて、俺たち二人の胸には、何の達成感もねえぞ。オイ、何の満足感もねえ、何の嬉しさもねえ。まあ…(館内からブーイング)はっはっは、まあとりあえず辛うじて俺の帰りのスーツケースには、まあ…このベルト収めるスペースがあったと思うから、ま、持って帰ってやりましょうか。(ヒデがベルトで股間や尻を拭う仕草を見て)ちょっとヒデちゃん!これ…初代のベルトだから。そういうのはどうかと思いますよ。一応ねえ、(観客の)中には小さいお子さんもいると思いますからねえ。ね、あんまり教育上よろしくないことはしないほうがいいと思いますけど。まあ、とりあえずなんか、俺たちがこういうの、ベルト持ったらとりあえず、次はこういう行動取るのが正しいんじゃないですか?行きましょうか!」

 と言うが否や、ベルトを持って近藤&兼平に襲いかかるアラケンとヒデ。ゴングが乱打され、ブーイングの飛び交う中セコンドの制止も聞かずにベルトで殴打するが、田村和宏が入ってきた途端ピタリと手を止め場外にエスケープ、ヒデの「オイ!弁護士通すぞ!」の言葉の後、入場門の前で再びベルトをアピールし退場していった初代タッグ王者チーム。息が整わないままマイクを握った兼平。

兼平「田村さん…今日、負けてしまったんですけど…本当に、本当に悔しいです。ホントに…すぐにまたチャンスが欲しいとは言いませんけれども、でも、いつまでも僕たちが田村さんの力を借りてる訳にはいかないんです。必ず次やった時は、あのベルト、僕たちが獲る時まで…もう一回、僕たちにリベンジさせてください。近藤さん。」
近藤「タムさん(田村)…結果を見てくださいとは言いません。過程を見てくださいとも言いません。タムさんいや皆さん、僕にもう一回チャンスをください。何回でも…僕は前にも言ったんですけど弱いです。でも何回も、やられてもやられても立ち上がって本当のプロレスラーになれるように…またホントド根性で次、次に向かって挑戦します。なのでもう一回チャンスください(館内大きな声援)。」
こう言った兼平と近藤の手を黙って握った田村。田村の中にあったのは期待なのか、叱咤なのか。
近藤「皆さん、本当に、多分…自分で認めなきゃいけないですね。今、これが現実です。だけど、次やった時はまた同じ結果にするとは言いません。なので!HEAT-UPは確かに田村さん(が言う)”挑戦する団体”で、田村さんがエースで引っ張ってくれているかも知れないですけど、勿論井土、飯塚、そして宏志さん、そして僕と!兼平!いるんで、僕らが団体引っ張れるように頑張ります。なのでまた!次回来てください!お願いします!!」

 最後は近藤が音頭を取る”新百合ヶ丘ヒートアップ(ド根性バージョン)”で締められた大会。観客が後押しする近藤&兼平組はどう巻き返していくのか?そして初代王者となったアラケン&ヒデ組、4月8日の横浜大会では当日発表となる”次の被害者”を連れてくるらしくその行動が気になるところであるが…

<試合後コメント>
アラケン
――初代タッグ王座戴冠おめでとうございます。このトーナメントを終えられた率直な感想をお願いします
「そうですね、いやホントにチャンピオンベルトよりもタバコ3カートンくらい貰えたほうがもっとやる気出ましたけどね。まあ、とりあえずね、彼らが田村和宏さんのいないメインというのを出来ただけでも今日の大会は収穫があったんじゃないですか?しかも対戦相手が新井健一郎とヒデ久保田様ですからね。帰りに彼らにサインと記念の写真でも撮ってあげてもいいくらいですよ」

――「このベルトを獲った暁には一生防衛していく」と仰っていましたが
「まあ、一生というか、一通りHEAT-UPのタッグに自信のある奴らを一回ずつ倒したら、もう返上ですね。そこまでやったら別に、お客さんも新しい風景見たいんでしょうから。でも、俺ら負けようがないですからね。ホントに勝ち方はナンボでも知ってますから。どうやったら負けられるのかが全くわからないです。HEAT-UPのタッグを。ホントに一通り戦って、飽きたら返上して僕ら以外のチームでトーナメントをやってもらって、二代王者を決めてもらって、その二代王者に僕らが挑戦して、あの手この手使ってベルトをかっさらうと。それでいいんじゃないですか?」

――敵地での勝利というのにはなにかご感想はありますか
「敵地というか、もうHEAT-UPってよぉ、俺のシマみたいなもんですからね。そんなの。もうそういう匂いをプンプン感じてるんですよね。田村和宏は多分、もうじき兼平と近藤が育っていったら、多分アイツその内背広着て、川崎市のどっかの街角に立って演説してるでしょ。『私達はプロレスを通して川崎市を元気にしたいです。私に一票ください』とか言ってね。だから、実質私のシマみたいなもんですから。田村和宏はハッキリと言わないけど、絶対、あっちの世界に行く匂いがプンプンしてますからね。そんなレスラーいっぱいいますからね。なんとか市議会なんとかとか。アイツは絶対その内、川崎市なんとかかんとかに立候補してるはずですよ。まあ、それはそれで、そういうプロレス一生続けていく気のない男ならばね。もう俺は44歳。第二の人生を一切考えずにここまでやってきて、これからも考える気は毛頭ないので、俺がこれからもでかい面をさせてもらいますよ」

近藤”ド根性”洋史&兼平大介
――今回、HEAT-UP純正タッグとしてタイトルマッチに敗れてしまいましたが、率直な感想をお願いします
兼平「そうですね、せっかくトーナメントを一回戦、二回戦と勝ち上がってお客さんの期待もある中で負けてしまったのは本当に悔しいですね。リベンジする機会を、すぐとは言わないですけど近藤さんと生え抜きタッグでいつかベルトを獲りたいと思います」
近藤「負けは事実なので、惜しかったとか……さっきちょっと言われたんですけど、もう悔しいだけですよ。さっき田村さんにも言いましたけど、結果で過程を見てくださいと。もう一回挑戦させてくださいと。ただ、ただそれだけです。また兼平とリベンジします」

――絶対に近藤&兼平組でないとリベンジはありえないと?
兼平「今日負けたのは僕達なので、近藤さんとタッグで取り返さないといけないと思ってます」
近藤「僕は兼平と等々力大会でゲリラプロレスをして何回か当たって、ホントこいつと戦いたいし、コイツと勝ちたいし、タッグでは力を合わせて勝ちたいし。逆にシングルのときはぶっ潰すつもりで。ホントこいつとバチバチしばき合いたいと思っています。飯塚とか井土とか生え抜きはいますけど、僕と兼平が僕は一番思い入れがあります」

田村和宏
――運動会から始まった本日の興行の総括をお願いします
「また地域の方と密着した大会ができたかなと思っています。徐々に徐々に形にしていこうと思うので、色々試行錯誤しながら今はやってる感じですね」

――本日のタイトルマッチで兼平&近藤組が敗れて新設のベルトが他団体に流出という形になってしましましたが
「まあこれも彼らの試練というか、HEAT-UPって田村和宏だけのHEAT-UPであってはならないと。これも一つの試練として、彼らも最後マイクで言ってたと思うんだけど、彼らがどうやってベルトを取り返すのか、僕は見守っていようかなと。僕はシングルのベルトをしっかり守って後楽園大会を迎えたいと思っています」

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