【試合結果】2・17 全日本プロレス後楽園ホール大会 【世界タッグ】ゼウス&ボディガーvs宮原健斗&ジェイク・リー 石井慧介vs田中稔 岩本煌史vs竹田誠志 田村和宏vs丸山敦

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『2017エキサイトシリーズ~Jr. BATTLE OF GLORY~』
日程:2月17日(金)
開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1138人

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[Evolution]○青木篤志/佐藤光留(パンクラスMISSION)
5分47秒 フロッグスプラッシュ→片エビ固め
[NEXTREAM]野村直矢/●岡田佑介

▼Jr. BATTLE OF GLORY 公式戦 Bブロック 20分1本勝負
[アックスボンバーズ]○田村和宏(HEAT-UP)
4分54秒 ミノルスペシャル
●丸山敦(フリー)

▼Jr. BATTLE OF GLORY 公式戦 Bブロック 20分1本勝負
●中島洋平
8分9秒 ロックスターバスター→エビ固め
[NEXTREAM]○青柳優馬

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
秋山準/●井上雅央(フリー)/ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)
9分35秒 首固め
大森隆男/○渕正信/西村修(フリー)

▼Jr. BATTLE OF GLORY 公式戦 Aブロック 20分1本勝負
○岩本煌史
7分34秒 孤高の芸術→片エビ固め
●竹田誠志(フリー)

▼Jr. BATTLE OF GLORY 公式戦 Aブロック 20分1本勝負
○石井慧介(DDT)
12分27秒 高角度ダブルアームDDT→エビ固め
●田中稔(フリー)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
[Evolution]諏訪魔/●ジョー・ドーリング
12分10秒 首固め
○崔領二(ランズエンド)/KAI(フリー)

▼世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/THE BIG GUNS】ゼウス/○ボディガー
16分14秒 バウンス→片エビ固め
【挑戦者組/NEXTREAM】宮原健斗/●ジェイク・リー

大仁田が予告通り来場も諏訪魔は改めて電流爆破を拒否!KENSOが登場し秋山との王座戦決定!THE BIG GUNSが世界タッグ防衛に成功しボディガーが五冠王手!

第1試合

 スルースキルズのライブの後、Jr.Battle Of Glory選手入場式へ。

 先発は岡田と青木。岡田がタックルを仕掛けるが青木は組んでいなしていく。バックの取り合いからリストの取り合いへ。青木が足を刈って倒すと岡田がヘッドシザースで抜けて距離を取る。
 岡田がアームドラッグ2連発からドロップキックで倒しストンピング連打。岡田は野村にタッチ。

 野村は青木の腕を捻って倒すが、青木は下から蹴り上げると光留にタッチ。
 光留は片足タックルも野村は切ってリストの取り合いへ。野村が腕固めも光留はロープへ。野村は強烈なエルボーを叩き込んでからブレイク。
 野村はエルボー連打も光留はミドルキック連打。エルボー合戦から光留が蹴り上げ頭頂部にエルボーからロープに振るも岡田はショルダータックルで倒し、ボディスラムで叩きつけるとフォールも2。

 野村はあげようとするも、耐えた光留にハンマーブローから岡田にタッチ。岡田と野村はダブルのブレーンバスターから岡田がコーナーに登りミサイルキック。光留はこれを避けるとミドルキックから青木にタッチ。

 青木をロープに振った岡田がドロップキックで倒す。更にドロップキック連発も青木はキャッチし逆エビ固め。野村がストンピング連打でカットも光留がカット。
 岡田がエルボー連打から走り込むも青木はショルダースルーから逆エビ固め。岡田は必死にロープへ。

 青木はブレーンバスターからフォールも2。青木はダイビングボディプレスを投下しこれで3カウント。

<試合後コメント>
佐藤光留
「一人?一人しか居ないの?どこ?どこどこ?」

――バトル・ニュースです
「バトル・ニュースでしょ?おかしいんじゃない?そうでしょ?去年の優勝者と準優勝者が……開幕戦だよ?普通こういうのってなんか、波乱があって、「嘘ォ」みたいのがさぁ10人くらいいるんじゃない?もぉー……」

第2試合

 突っ込むと田村がスクールボーイ。今度は首固め。返されると丸め込むが全て2。田村はトーキックも丸山がハンマースルー。コーナーに座った田村を延髄斬りで落下させた丸山はコーナーに登ると、そのまま場外の田村に前転して突っ込んでいく。

 リングに戻ると、丸山がコーナーに叩きつけて串刺し延髄斬り。さらにハイキックからトラースキック。フォールも2。
 丸山はタイガードライバーからフォールも2。丸山はサッカーボールキックも避けた田村がスクールボーイも2。田村は走り込むも丸山はハイキックで迎撃しコーナーに振るが、田村は駆け上りウルトラタイガードロップで迎撃。田村はミサイルキックからフォールも2。田村はアックスボンバーを狙い走り込むも丸山がバックを取り高速ジャーマンからバズソーキック。ロープに飛ぶが田村はアックスボンバーで迎撃。両者ダウン。

 膝立ちでエルボーの打ち合いから田村がハイキックからバズソーキックで倒しフォールも2。
 田村はモンキーマジックから投げようとするが、抜けた丸山がハイキックからバズソーキック。フォールも2。
 丸山はタイガースープレックスを狙うが田村が逆さ押さえ込み。返されるとラ・マヒストラル。これも返されると、走り込んできた丸山に延髄斬りからミノル・スペシャル。これで田村が勝利。

<試合後コメント>
田村和宏
「まず、アックスボンバーズ一勝です。アックスボンバーズが、一勝です!大森さんの名に恥じないよう、優勝してきます!よっしゃあ!見たか!アックスボンバー!大森さん直伝だ!そして最後、稔さん直伝だ!……決勝でやってやる!」

丸山敦
「(この敗戦は)痛いですねぇ。優勝するには落としたくない試合やったんですけど。まぁあの・・・強かったですね。甘く考えていたかもわからないですね。強かったです。でも始まったばかりでまだまだ可能性はあるんで、ここで切り替えられるかどうかが勝負だと思うんで、明日から切り替えて。優勝狙っていきます。以上です!」

第3試合

 ロックアップから青柳がロープに押し込むが中島が体勢を変えてブレイク。リストの取り合いから青柳がロープに押し込みチョップ。中島のチョップと青柳のエルボーの打ち合いから、中島がロープに振るも青柳がラリアットを巻き込んでフェイスバスター。場外に降りた中島へ青柳がトペアトミコも、避けた中島が鉄柵に叩きつけ、さらに鉄柵に掛けるとかかと落としからエプロンを走り込んで後頭部へのミサイルキック。中島はリングに投げ入れフォールも2。

 中島はサッカーボールキック連打から前蹴り。青柳はエルボーを打ち込み、中島のチョップにエルボースマッシュを返し走り込むが中島はビッグブーツで迎撃。中島は首4の字。そのまま中島が丸め込むが2。
 青柳のエルボーに中島はミドルキック連打。コーナーに振って串刺しエルボーからバックドロップで叩きつけてフォールも2。中島はコーナーに振るが青柳は駆け上り振り返り式クロスボディアタック。
 青柳はコーナーに振って串刺しエルボーからエルボー連打。中島はソバットからロープに振ってエルボーを狙うが、避けた青柳がジャンピングエルボーで倒す。青柳はコーナーに登ると、中島が正面に登るが青柳はヘッドバッドで落とすとダイビングクロスボディ。中島はこれをドロップキックで迎撃しフォールも2。中島はダイビングフットスタンプからフォールも2。
 中島はバズソーキックからフォールも2。中島は投げ捨てジャーマンからトラースキック。さらにハイキックも避けた青柳がロコモーションジャーマンスープレックスホールドも2。青柳はロックスターバスターを狙うが着地した中島がブラジリアンキックからハイキック。避けた青柳がスクールボーイも2。青柳は首固めも2。ヨーロピアンクラッチと繋ぐが2。青柳は逆さ押さえ込みを狙うが耐えた中島にロックスターバスター。これで3カウント。

<試合後コメント>
青柳優馬
――ジュニアリーグ戦は白星スタートとなりました。この勝利は初の先輩越えとなるのでしょうか?
「そういう言い方はやめてください、もう。先輩越えだとか、若手の枠を脱却しようとかどうのこうのずっと言っていましたし。ジェイクも野村さんも同じように言ってますけど、やっぱこうやって試合やって結果出して、それでやっと若手脱出ということになるんじゃないかと。口だけでなく、やっぱ結果が必要なんだ。だから先輩越えだとか、大どんでん返しとか、そういう言葉は大嫌いだ。もうこのまま優勝していきますよ!」

第4試合

西村「文京区の西村修でございます。95年に新日本プロレスに所属した時にニューヨークにおりました。ただのインディーのいっかいのレスラーでしたが当時のWWF女子チャンピオンがブル中野さんでございました。ブル中野さん、どうぞ」
ブル中野「(動揺しながらリングへ)ブル中野です。全日本プロレスのリングには今日始めて上がりました。現役の時には全然交流がなかったんで、西村くんとニューヨークでお会いして、そして全日本プロレスからはボンバー斎藤レフェリーがその時ニューヨークに一緒にいて、色々お金がない時にカラオケやったりして色々しましたね!あの、全日本プロレスはほんとに初めて真剣に試合をみたんですけども、1試合目2試合目、そして3試合目がめちゃくちゃおもしろかったです!これから西村くんの試合がありますけど頑張ってください。そして後半も全日本プロレス盛り上げていきましょう!」

 試合は秋山と大森の先発で開始。バックの取り合いからリストの取り合い。大森がロープに押し込むとクリーンブレイク。秋山がヘッドロックからショルダータックルで倒し、エルボードロップも大森が避けてアックスボンバー。これをキャッチした秋山がキャプチュードを狙うも耐えた大森がショルダータックルで倒す。大森は渕にタッチ。

 渕はサミングからトーキック。ロープに振るとドロップキックも、秋山はロープを掴みこれをスカす。渕は自爆ダメージで場外へ転がり降りる。場内から「もう一回」コールが起きるが渕は西村にタッチ。秋山も井上にタッチ。

 西村がロープに押し込むもクリーンブレイク。井上がコーナーに押し込むもクリーンブレイク。ロックアップから井上がサミング。井上は頭頂部にエルボーも西村はエルボースマッシュ2連発。さらに腕固めで捕らえるが井上はウルティモにタッチ。

 ウルティモはコンビネーションキックからジャベで捕らえそのままフォールも2。ウルティモは投げようとするが、耐えた西村がエルボースマッシュからエルボー。ロープに振るとスリーパーからコブラツイストへ。これを離すと大森にタッチ。

 大森はウルティモの胸にチョップ連発。ロープに振るとスリーパー。そのままチョーク攻撃からフォールも2。
 大森はサミングからナックル。大森はコーナーに叩きつけて渕にタッチ。

 渕はボディスラム2連発。渕はナックルからショルダータックル。受けきったウルティモがショルダータックルも渕は受け切る。渕は走り込むがウルティモはドロップキックで迎撃し、コンビネーションキックも、渕はロープに振ってドロップキック。だがウルティモはロープを掴みこれをスカす。ウルティモは井上にタッチ。

 井上はオリャーラリアットも渕はトーキックから首固めも2。再度首固めも2。渕は逆さ押さえ込みも秋山がカット。渕は首固めもウルティモがひっくり返し井上がそのまま3カウント。

チャンピオン・カーニバル出場選手発表&元GAORA王者X登場

 チャンピオン・カーニバルの出場選手が発表された。
<Aブロック>
関本大介(大日本)
宮原健斗
ジェイク・リー
ゼウス
崔領二(ランズエンド)
KAI(フリー)
ジョー・ドーリング

<Bブロック>
諏訪魔
野村直矢
橋本大地(大日本)
大森隆男
ボディガー
真霜拳號(K-DOJO)
石川修司(フリー)

 続いて元GAORA王者として来場が予告されていた男が入場。大方の予想はSUSHIだったが会場に現れたのはKENSO!
KENSO「喋ってもいいですかー!?ちょっと待てお前ら生きてるのか死んでるのかどっちなんですか喋ってもいいですかー!?いいですかー!?いいですかー!?OK、久しぶりにやったらすごい疲れた。KENSO、GAORAに、情熱を持って、ビチッと!挑戦したい!そう思っております、狙ってもいいですか!狙ってもいいですか!おい秋山社長にお前らの声が聞こえねーじゃねーかもう一回言うぞやってもいいですかー!?いいですかー!?いいですかー!?」
秋山「(リングサイドに現れ)おい相変わらず長いなお前!俺もそこで消えそうだったよ!みんな!GAORA、KENSOと、やってもいいですかー!?いいですかー!?いいですかー!?だって。やろう」
KENSO「ありがとう。一生懸命がんばります。応援してください。以上!!!」

<バックステージコメント>
秋山準
――怪文書を送ってきていたのはあの人だったってことで?
「SUSHIに見せかけて、前説の長い男(笑)。まぁいろいろあったけど、リング上でわかり合える部分もあるだろうし、俺がやってきたこともわかるだろうし。今こうやっておちゃらけな感じでやったけど、試合はバチっとやるって気持ちでいるだろうし。最初からGAORAっぽいでしょう。こんな感じでいこうかなぁと思っています。試合はちゃんとやりますから」

――今年のチャンピオン・カーニバルに出場されないこととなりましたが?
「たぶん俺の肩を叩くヤツって俺しかいないんですよ。もちろん辞めるってことじゃないですけど、たぶんこのままずっと行ったら誰も俺の肩を叩くヤツがいなくて。体が動けなくなったとしても。たぶん今は後輩とやっても「あの人にこの技をやったらまずいよなぁ」ってことはないと思いますけど、そうなったらもうはっきり言って俺はダメだと思うんで。この辺なのかなぁって気はしますね。でもわからないですよ。GAORA(王座の防衛戦)をやってて、案外GAORAを持ってて三冠や世界ジュニアに対抗してやろうという気持ちもあるんで。今はどうしてもGAORAが下に見られているんで、それをガッと上げてやろうという気持ちもあるんで。そうなった時にはわからないですよ。またふつふつと「イケるのか?」というのが沸いてくるのかもわからないですけど。まぁでもとりあえず今回は「そろそろかな」という気持ちでエントリーしませんでした」

KENSO
「GAORAベルト、秋山準とKENSOのGAORAベルト決定だ。情熱を持ってビチッと、ビチッと!情熱を持ってビチッと!GAORAベルトに挑戦したい!そう思っております!以上!!!

第5試合

 バックの取り合いからリストの取り合い。両者距離を取ると竹田がヘッドロックからショルダータックルで倒し、うつ伏せになった岩本の背中にストンピング。ロープに振るが岩本はラリアットを避けてランニングエルボーで場外に叩き出す。

 岩本が場外に追おうとするが竹田はイス攻撃。落下した岩本の頭頂部に再度イス攻撃。竹田はエプロンから引きずり込むとリバースDDTからフォールも2。
 竹田はストンピングからエルボー。エルボー合戦から竹田がボディに膝蹴り。倒れ込む岩本に首投げから後頭部にドロップキック。フォールも2。
 竹田は顔面を膝で潰しフォールもこれはノーカウント。竹田は串刺しニーからコーナーに逆さ吊りにし顔面に串刺しスライディングキック。竹田は胴締めフロントネックロックで絞め上げるが、岩本はロープへ足を伸ばす。

 竹田はエルボー連打でコーナーに押し込むも、岩本が逆コーナ0に振り走り込むが竹田前蹴りからロープに飛ぶ。岩本はこれをショルダー・タックルで倒し、串刺しショルダータックルからボディスラム。顔面にニードロップからフォールも2。

 岩本はマジックスクリューからフォールも2。バックの取り合いから竹田がカニバサミでロープにもたれさせ後頭部にソバットからランニングニー。更にバックドロップで叩きつけてフォールも2。
 竹田のロッキンポを避けた岩本がバックを取るも、バックを取り返した竹田が後頭部にヘッドバッド。そのままコーナーに投げ捨てジャーマンから串刺しロッキンポ。竹田はジャーマンスープレックスホールドも2。
 竹田はロッキンポからフォールも2。竹田はファイヤーサンダーを狙うも着地した岩本の顔面に膝蹴り。竹田は走り込むも岩本はニーアッパーから孤高の芸術で叩きつけて3カウントを奪った。

<試合後コメント>
竹田誠志
「畜生!肩上げただろ、肩!肩上げただろ?畜生……あんな若造に3カウント入っちまった。ちょっとアレだな。昨日のデスマッチの余韻引き摺ってテンション上がり過ぎちまったよ。畜生……。ここは、全日本のリングっつーのは分かってるよ。分かってるけども、ルール、ルール!ルールに則って、反則だったらレフリーが止めてんだろ。李日韓が止めてるはずだ。止めねぇってことはルールの許容範囲だ。俺は何も悪いことはしてない。でも!3カウント入ってしまった。畜生!足下すくわれた。クソッ!俺は返したと思ってるよ。多分返してるよ。畜生。もう言うことねぇよ畜生。明日だ明日。明日誰だっけ?青木か?あの野郎、前回腕十字で取られてるから、腕十字で取り返してやる。畜生!あぁ、クソッ!!」

岩本煌史
「よし!なんとか一勝、なんとか一勝!リーグ戦なんでね、内容がどうとか言ってられないし、これは全日本プロレスでやっているジュニアリーグなんで、しょっぱな全日本所属の選手が他団体の選手に負けちゃダメでしょう!どんなかたちであれ、竹田さんから一勝。誰も期待していなかったでしょう。逆にその期待していないのが気持ちがいいんで、これからもみなさん、期待しないでください」

――しかもこれが所属になってから初勝利です
「そうですね。所属になって初勝利がジュニアリーグの初戦。めちゃくちゃ大事な初戦が獲れた。これはめちゃくちゃ大きいし、流れを変えるきっかけとなる一勝だと思ってるんで。確実にAグループ、みんな僕より格上なんで、全然おそれることはないし、このまま今日の一勝を糧にこのまま突き進んでいきます。ありがとうございました!」

第6試合

 ロックアップから稔がロープに押し込むもお互い体勢を変えて回る。これは稔がクリーンブレイク。
 リストの取り合いから両者距離を取り睨み合う。石井がエルボー連打から強烈なチョップ。稔がトーキックから低空ドロップキックを叩き込んで、膝へのマンハッタンドロップから膝を踏みつけ片逆エビ固め。石井はロープへ。

 稔はソバットからエプロンに転げ出た石井に近づくも、石井はヘッドシザースで稔を場外に落とす。だがエプロンの石井の足を蹴り上げ、エプロンに登ると石井がエプロンへのネックブリーカードロップを叩き込む。
 リングに戻ると石井が稔の顔面に低空ドロップキックからフォールも2。稔は膝を蹴りつけ走り込むが、石井はアームホイップからローリングセントーンを投下。コーナーに登るが、稔は正面に登り投げようとする。だが石井が耐えてコーナー上へのフェイスバスター。さらにミサイルキックを叩き込んでフォールも2。

 石井はフィッシャーマンを狙うが、稔は着地しローキックからバックを取る。エルボーで逃れた石井が走り込むも、稔はカウンターのハイキックから低空ドロップキック、ブレーンバスターと畳み込みフォールも2。
 稔はフルネルソンも、抜けた石井がバックを取りジャーマンからフィッシャーマンバスター。フォールも2。
 稔はジャーマンから顔面に低空ドロップキックを叩き込んで吹っ飛ばすと、コーナーに座らせ正面に登る。だが石井がヘッドバッドで落とすも、稔は延髄斬りを叩き込んで正面に登ると雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。
 石井はエルボーに稔がエルボー連打。ロープに飛ぶが石井が追走エルボーからロープに飛ぶも稔は延髄斬りで迎撃。フォールも2。稔はダイビングフットスタンプからフォールも2。

 稔はアンクルホールド。ロープを掴みそうになると中央に引きずりアンクルホールド。だが石井はロープへ必死に這いブレイク。

 稔はローキック連打。キャッチした石井が顔面に膝蹴りを叩き込むが、稔はローキック乱打。キャッチし石井は丸め込むが、返した稔へオーバーヘッドキックからタイガースープレックスホールド。キックアウトした稔へ石井は垂直落下式ダブルアームDDT。これで3カウント。

<試合後コメント>
田中稔
「全勝優勝を狙いますと言ってたんだけど、初戦から計算狂っちゃった。いつも試合前に魔物棲んでる魔物棲んでるって言ってましたけども、ブロックのメンバーが前より少ないからスロースタートしてる場合じゃないんで。いやぁ、巻き返さないとヤバいですね。全部調子狂っちゃった。ただ、僕は2月のツアーまで、Jrリーグまで出る約束はしてたんですけど、試合中石井君とやってて、シングルマッチの熱狂する空間……あれはたまんねぇなと思って。やってて楽しくなるってのもあるし、一番の自分の心境を……今まで試合するまで何も思ってなかったんですけど、もう一回世界ジュニア巻きたいなって気持ちがものすごい出てきたんで。モデルチェンジを一切しない古臭いデザイン、あれがたまんないんで。見たらメチャメチャ欲しくなってきたんですよね。まあ、チャンピオンが受けるっていうんであれば、チャンスが有るんであれば、タイミングが合うんであれば、狙っていきたい。そのためにもね、次からリーグ戦巻き返して調子を上げていかないといけないんで。あと3戦。頑張ります。メチャメチャ気持ちよかったです。ありがとうございました!」

石井慧介
――苦しい戦いでしたが白星スタートを飾ることができました
「苦しい戦いになるのはわかっていたけど、ジュニアの世界チャンピオン、白星スタートは・・・僕がチャンピオンだけど、下馬評が悪かったとは思いますけど、自分も成長していないわけじゃない。完勝です」

――そのベルトを持っている限り、全員の標的が石井選手であることは変わりありません
「まずは明日、岩本選手。さっきも試合見ていましたけどいい勝ち方をしていたんで。明日勝てばまた勢いに乗っていけるんではないかと。世界ジュニアチャンピオンのプライドとしてひとつも落とせないです!今日でまた勢いがついたのが自分でもわかります」

――田中選手に勝ったというのは今更ですけど自信になったのではとも思いますが?
「そうですね!IWGPジュニア最多の11回防衛している人ですし、世界ジュニアも巻いている。ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアも2006年に優勝している。その選手に勝ったのが世界ジュニアチャンピオンの石井彗介。これは大きな自信になりますよ」

第7試合

 ジョーが殴りかかり試合開始。そのまま場外乱闘へ。そこへ大仁田が登場し客席で観戦を始める。

 リングにジョーとKAIが戻り、エルボー合戦からKAIがビッグブーツ。だがジョーはラリアットでなぎ倒し諏訪魔にタッチ。
 KAIはチョップ。動じない諏訪魔に再度チョップ。諏訪魔はダブルチョップからショートレンジラリアットでなぎ倒し逆エビ固め。これを離すとジョーにタッチ。

 ジョーはボディプレスからフォールも2。ジョーはエルボーからヘッドロックで捕らえ諏訪魔にタッチ。
 ジョーがハンマーブロー連発から諏訪魔がラリアット。フォールも2。諏訪魔はバックドロップからフォールも2。
 諏訪魔は投げようとするが、耐えたKAIがブレーンバスター。KAIはなんとか崔にタッチ。

 崔はチョップ連打からコーナーに振って串刺しバックエルボー。ノーザンライトスープレックスからフォールも2。
 崔は諏訪魔をロープに振るとビッグブーツも避けた諏訪魔がジャンピングショルダータックルで倒しジョーにタッチ。
 ジョーは串刺しエルボーからショートレンジラリアット。さらにエルボードロップからフォールも2。
 ジョーはロープに振るとクロスボディアタックからフォールも2。
 ジョーはナックルからハンマーブローで潰しストンピング。諏訪魔もでてきてストンピング。
 ジョーがエルボードロップからフォールも2。ジョーはヘッドバッドからエボリューションボムを狙うが、耐えた崔がブレーンバスター。さらに赤川鉄橋からフォールも1。崔は投げようとするも、耐えたジョーがハンマーブロー。崔は首固めで3カウント。

試合後大仁田がリングサイドへ。
大仁田「諏訪魔さんよ、ちゃんとチケット買ってきたぞ。ちゃんとお前、お金払ったからな。その代わりよ、甲府の試合が決まってんのにオイ、甲府の試合が決まってるのにお前、試合内容が全く決まらずだオイ。あの、天龍さんもジャイアント馬場さんもそうだけど、電流爆破にNOと言わなかった。おい、なあ、俺らは俺らの意地があるからな。(ジョーが挑発し)喋る時は喋らせてもらえないかな?俺もさ、ずーっと後楽園の下で寒い中一時間半も待てったんだ。おい、諏訪魔さんよ、電流爆破やるのかやらないのか、甲府でなんのルールで上がるのかはっきりしてくれよ!おい、ハッキリ皆の前で、皆の前で何をやりたいのかはっきりしろ。その代わり、その代わり電流爆破受けられなかったら、お前はな、今度からチキン諏訪魔と呼ぶからな。覚えとけ。じゃあ」
諏訪魔「おい、俺は全日本プロレス、そして俺自身に、電流爆破は必要ないと思っている!やるならしっかり白黒つけてやる。以上」

<試合後コメント>
大仁田厚
「俺はあくまで、何をこだわってるのかって。全日本プロレスもなあ、いつまでも同じことやってたんじゃしょうがないし。いや、いい試合はしてたと思うよ?うん。だけど、崔領二に負けてたし。なあ?俺は俺の仕事を全うしようとしてるだけだから。プロレス界の中で天龍源一郎さんも上がったことだし、ジャイアント馬場さんもそうだった。文句は言わなかった。三沢選手、ジャンボ鶴田さんに気を遣い、「そりゃ出来ない」ってことは言ったけど、もっと電流爆破に対して、なぜあそこまで嫌悪を示すのか俺にはわからない。新日本プロレスという大きな敵がありながら。どんどんビジネス良くなってるじゃない。今だからこそ、反撃のチャンスだ。それに俺を使ってくれと言っているだけなんですよ。俺は「使ってくれ」っつってるだけなんだよ。下の選手が成長するためにも、俺を使うべきだろ!?なあ?!俺を正々堂々電流爆破の中でやってこそ、諏訪魔という名前が全プロレス界に響くわけ。今、三冠は宮原って奴だろ?三冠を宮原から奪って、そして正々堂々と新日本プロレスと向かい合うことこそ、今の諏訪魔の理由だろ!!そのまま怪我したからと言って終わってしまうのか?諏訪魔?長い間休んでたんだろ?電流爆破、入ってみないとわかんないじゃないか。一枚剥けた諏訪魔が登場するかもしれないだろ?なあ?全日本、新日本という二大巨頭が居たからこそ、プロレス界が盛り上がったわけじゃない。これが切磋琢磨しなきゃ、誰が、誰が、誰が!戦うんだ?全日本という老舗の看板を引っさげながら、どうしても二番手三番手に落ちていく。他のインディー頑張ってるぞ?さいたまスーパーアリーナやったり、DDTも色んな所でやったりしてるし、頑張ってるんだお前。それをさ、よく見なきゃ。後楽園ホールのみんなを大切にしなきゃいけないのはよく分かる。よく分かるけど、もっともっと、もっともっと渦を作らなきゃ。俺はハチャメチャだよ。ハチャメチャだけど、ハチャメチャにはハチャメチャなりの生き方がある。十人十色、生き方はいろいろだから。ただしお前、よく聞け。諏訪魔選手もよーく聞け!俺は、第100代アジアタッグのチャンピオンだ!!礼には礼を尽くせ!!秋山選手、そして諏訪魔選手、ハッキリしろ!ルールは明確にして。そうしないと俺にも考えがある。明日明後日、試合結果いかんによっては俺の出方も変わる」

諏訪魔
「前から言ってるように全日本プロレス、そして俺自身にとって電流爆破は一切必要ないし。俺は体と体がぶつかり合うプロレスっていうのがすごい厳しいものだと思っているし。当然電流爆破、総合格闘技もひとつの道として厳しいものだと思うよ。そこは否定はしない。ただやっぱり体と体でぶつかり合うプロレスっていうのも危ない道と思っているんでね。そこは価値観の違いっていうものが如実に出ているんでね。それはもう山梨でしっかりケリをつけてやる。あんなものは言いがかりにすぎない」

――諏訪魔選手の答えに対してお客さんも賛同の声を出していました
「それはやっぱ全日本プロレスというものをファンの皆さんが一番わかっているしね。俺以上に見ている方々いっぱいいるしね。そこはもっともっと喜んでもらえるよう俺らも努力しなくちゃいけないし」

――今日の試合についてですが、久々のKAI選手との対戦でしたが・・・
「もうジョーが押し切っちゃった感じでね(笑)。まぁそこは・・・すごいね(苦笑)。なんも言えないよ。見ての通りだね」

第8試合

 ロックアップから宮原がロープに押し込むがクリーンブレイク。今度はボディガーが押し込むと強烈なチョップ。宮原はビッグブーツも避けたボディガーがラリアット。宮原もこれを避けて膝蹴り。ボディガーもこれを避けて睨み合う。両者タッチ。

 ジェイクがビッグブーツ。ゼウスがショルダータックルから受けきったジェイクにチョップ。チョップ合戦からジェイクがミドルキック。ゼウスがチョップ連打から走り込むがジェイクがビッグブーツで迎撃しショルダータックル。ジェイクと宮原がダブル攻撃を狙うが、ゼウスがジャンピングダブルラリアットで迎撃。そのまま場外乱闘へ。場外でビッグガンズがダブルインパクトをジェイクに狙うもこれは宮原がカット。

 リングに戻り、チョップの打ち合いからゼウスがコーナーに叩き込んでジェイクの顔面を踏み潰す。ゼウスはカナディアンバックブリーカーからボディガーにタッチ。ボディガーはダイビングハンマーでフォールも2。
 ジェイクはゼウスとボディガーに交互にチョップを叩き込むが、ゼウスの強烈なチョップからダブルのショルダータックルで潰しフォールも2。

 ボディガーはエルボードロップからフォールも2。ボディガーはコーナーに振ると串刺しラリアットからゼロ距離ラリアット連発。ゼウスは逆コーナーに振り串刺し攻撃を狙うがジェイクがレッグラリアートで迎撃し宮原にタッチ。
 宮原は低空ドロップキックから顔面にドロップキック。串刺し攻撃を狙うがボディガーはショルダータックルで迎撃しゼウスにタッチ。

 ゼウスは串刺しラリアットから串刺しボディスプラッシュ。そのままベアハッグスープレックスで叩きつけてフォールも2。
 ゼウスはチョークスラムも、抜けた宮原にチョップから走り込むが宮原は二弾蹴り。ゼウスはバックを取ってフルネルソン。これはジェイクがカット。

 宮原が串刺しニーからブレーンバスター。宮原はブラックアウトもキャッチしたゼウスが喉輪落とし。
 宮原はバックを取って投げ捨てジャーマン。だがゼウスはラリアットでなぎ倒す。すぐに宮原がブラックアウトを叩き込み両者ダウン。両者タッチ。

 チョップの打ち合いからボディガーがロープに飛ぶも、ジェイクは膝蹴りで迎撃しDDT。フォールも2。
 ジェイクは串刺しビッグブーツから逆コーナーに振り走り込むが、ボディガーはスピアーで迎撃しボディガーのショルダータックルとゼウスのラリアットの合体攻撃。フォールも2。
 ジェイクは交互にチョップを打ち込み走り込むが、ビッグガンズはダブルのチョークスラムで叩きつけダブルインパクトを狙う。コーナーに登ったゼウスを宮原がカットすると、ジェイクは着地しボディガーに河津落とし。
 宮原とジェイクはダブルのブラックアウトからフォールも2。ジェイクはブラックアウトからフォールも2。ジェイクは投げようとするが耐えたボディガーとエルボー合戦。ボディガーはハイキックからショートレンジラリアットで叩き伏せフォールも2。
 ボディガーのラリアットを巻き込んでジェイクはバックドロップ。フォールも2。ボディガーはハイキックからラリアットも2。ボディガーはバウンスで叩きつけ3カウント。 

ボディガー「OKOKOK、ワッショイはちょっと待ってくれ。一言だけ。これで、プロレス界の最高峰とも言える5冠ベルトに、大手かけたぞ!ありがとう!2月26日は、俺の地元大阪府立体育館で、五冠を巡って、いや俺の五冠王手やから、俺の五冠のチャンスを巡って、2月26日は大阪府立体育館まを見にきてください!たったの、こっからたったの3時間。ちょっと昼飯食ってたらつく時間なんでよろしくお願いします!では後はパートナーのワッショイじめに任せたいと思います」
ゼウス「ありがとうございます。まだまだ、まだまだ自分には、皆さんのゼウスコールなんてもったいないです。ありがとうございます!ちょっとこっから、大阪弁でタメ口でいいですか?みんなー!全日本プロレス楽しんでるかー!?ありがとー!みんな!もう一つ!人生楽しんでるかー!やっぱりせやろ!ツライこともあり、楽しいこともあり人生ってなんやねん、一言でいったら祭りやろ!祭り言うたらワッショイするしかないやろ!東京ドームまで聞こえるくらいの腹から大きい声出して、いきますよ!マイクは正面に向けるんで責任持って大きな声出してください。これからもー!全日本プロレス!盛り上げていくぞオラー!行くぞー!このこのこの一回きりの人生は祭りやで~!ワッショイワッショイワッショイ!」

<試合後コメント>
The BIGGUNS
――タイトル防衛おめでとうございます。これで二度連続のゼウス締めとなりました
ゼウス「なんでボディガーが勝って僕が締めるのか(笑)。いいですか?」
ボディガー「それは勝ったのはもちろんチームの2人のおかげなんで、最後の締めはゼウスが。ビッグガンズはゼウス締めと決まってるんで」

――三冠前哨戦と考えても最後はボディガー選手が決めた、いい勝ち方だったのではないかと思います
ゼウス「ケガとかないですか?」
ボディガー「もうバッチリ!どこも痛めてないし、逆にいいウォーミングアップができたよ。2月16日、いよいよこのプロレス界の宝のベルト、五冠に挑戦する権利を得ました。こんなチャンス、また今度いつ来るかわからないので、取り逃しせんように気合い入れていきます」

――苦しい場面もあったかと思いますが、ゼウス選手もボディガー選手に任せたところに信頼感を感じたのですが?
ゼウス「まぁそうですね。すごいやっぱり、もう8年くらいタッグ組んでるんですけど、信頼のおけるパートナーなんで。年齢なんて凌駕している。ウォーミングアップというのはかなりハッタリだと思うんですけど、今日は正直厳しい試合だったんですけど、宮原選手もすごい選手でリーもすごい成長しているんで。お客さんから元気をいただいて、今日も勝つことができましたんで。
次の三冠は大阪ですよね。大阪でやったらゼウス、ボディガーが勝つ確率が250倍、250倍じゃ大き過ぎますか(笑)。250パーセントになるというジンクスがあるんで。僕、いっときシングル3連敗くらいしてましたけど(苦笑)。そのジンクスでファンの期待に応えて大阪で三冠獲ってもらいたいですね」
ボディガー「本当に三冠プラス世界タッグを保持しての三冠戦なんで、五冠のチャンスなんですけど。それがしかも地元というめぐり合わせなんで。こんなチャンス絶対逃せないんで。今まで培ってきたものすべて出して、この48年と8か月くらいの人生を賭けて挑みたいと思います」

――今日は九時過ぎていたこともあり、帰られるお客さんもいましたけれど、ゼウス締めを待っているかなり多くのお客さんが残ってくれていました
ゼウス「みんな事情もあって、帰った方も今日のメインは見れなくてもすごい盛り上がっている声はここまで聞こえてきていたんで、みんな楽しんでもらえたんじゃないかと思います。今日は後楽園ホールで二度目のワッショイ締め。最高に気持ちいいですね。ちょっとマイク持ったら調子に乗りすぎて長かったかなというのもあるんですけど」
ボディガー「KENSOよりは短かった。問題ない。・・・俺の三冠戦、楽しみにしておいてくれ。まぁそういうこっちゃ!」
ゼウス「最後にひとつ・・・。ゼウスの!人生は祭りや!全日本プロレスご覧の皆さんの人生は祭りやで!ワッショイ!ワッショイ!ワッショイ!」

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