【試合結果】2・5 花鳥風月スターライズタワー大会 鈴木秀樹&ウルトラマンロビンvs勝村周一朗&唐澤志陽 矢郷良明&AKIRAvs高岩竜一&ウルフ・スター☆Jr. ミステル・カカオ&ジョシュ・オブライエンvsレイパロマ&服部健太

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『シアタープロレス花鳥風月 タッグリーグ戦 -風流人 2017-開幕戦』
日程:2017年2月5日(日)
開始:13:30
会場:東京都・スターライズタワー
観衆:194人(超満員札止)

▼第1試合 査定マッチ5分間エキシビションマッチ
△秋山恵
時間切れ引き分け
△桐原季子

▼第2試合 月闘ルール 10分1本勝負
△山本裕次郎/関友紀子
時間切れ引き分け ※ポイント3-3
△中川達彦/HAMATANI

▼第3試合 20分1本勝負
○ミステル・カカオ/ジョシュ・オブライエン
19分54秒 裏アキレス腱固め
レイパロマ/●服部健太

▼第4試合 タッグリーグ プールA 30分1本勝負
○政宗/岡田剛史
11分40秒 骨喰
松本崇寿/●瓦井寿也

▼第5試合 タッグリーグ プールA 30分1本勝負
矢郷良明/○AKIRA
13分52秒 ムササビプレス→片エビ固め
高岩竜一/●ウルフ・スター☆Jr.

▼第6試合 タッグリーグ プールB 30分1本勝負
鈴木秀樹/○ウルトラマンロビン
13分24秒 体固め ※鈴木がロビンを転がして
勝村周一朗/●唐澤志陽

花鳥風月初のタッグリーグ戦「風流人2017」が開幕し、ロビン&鈴木秀樹組がメインで勝利!ゲストには元パイレーツの西本はるかが登場!

オープニング

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 ナンバリング大会としては2016年9月以来となったシアタープロレス花鳥風月2017年第1戦は、ゲストに元パイレーツの西本はるか、新リングアナに教育環境格差を解消するスタディアプリ「受験サプリ」で日本一生徒数の多い社会科講師として活躍する伊藤賀一を迎えてスタートした。
 また今大会より、花鳥風月初のタッグリーグ戦「風流人2017」が開幕する。

第1試合

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 プロ格闘家からプロレスラーとしてのデビューを目指す桐原季子が、査定マッチに挑んだ。
 観客による投票と、外部査定員の政宗、AKIRA、鈴木秀樹のジャッジでデビューの合否が決定する。ゴングが鳴ると組み付く両者。柔術、キック経験者の桐原だが秋山もジャベで対抗し、容易には崩させない。途中、飛びついて関節を取っていく桐原だったが、決めきれずに5分経過。時間切れを告げるゴングが鳴らされる。
 攻めきれなかった桐原は、構わずつっかかっていくが、レフリーが分けると互いに健闘を称えあった。

第2試合

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 ダウン、エスケープごとにロストポイントが与えられ、5ポイントのロスで敗戦となる月闘タッグルールで行われた。
 先発は関とHAMATANI。HAMATANIは逆立ちからのカポエイラ殺法を繰り出し、関をとまどわせる。しかし関は落ち着いてHAMATANIを固めるが、関はエスケイプ。中川にタッチするとカラテ仕込の強烈な打撃を一閃。関からダウンを奪っていく。
 山本vs.中川の場面ではグラウンド状態から上を取り合う。上手くスイープして山本が腕を絡め捕ると、HAMATANIがリングイン。山本も関に交代する。
 両チームともにポイントを減らし、再び山本vs.中川となると中川がフロントネックロックを狙っていく。足を取った山本はそのままアンクルホールド。中川はもう片方の蹴り飛ばしてスタンドの状態に戻していく。山本が大きく弧を描くバックドロップ。そのまま固めていくが、ここでゴング。両チームロストポイント3ずつで、ドローとなった。

第3試合

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 沢田研二の『ス・ト・リ・ッ・パ・ー』で入場するレイパロマ&服部健太組。服部もパロマ仕様でリングサイドを踊りながら回っていく。
 先発はジョシュとパロマ。セクシームーブでジョシュを攻めて、冒頭からパロマ式監獄固め、「恍惚」を披露。ジョシュにダメージを与えるとリック・ルードのごとく腰をゆらせカカオを誘う。初めは乗り気でないカカオだったが、拍手が湧き出すとカカオも腰をゆらせてしまう。パロマも競うように腰を揺らすが、振り向くと鬼の形相のジョシュが攻撃し止められる。カカオと服部の場面となると、リバースバイパーホールドのような形で攻め入るカカオ。さらに組んでの力比べではパワーに勝るカカオが競り勝つ。ジョシュに代わると服部をスパインボムで叩きつけていく。パロマに代わってもブン投げていくジョシュは、ブレーンバスターでフォールもカウント2。
 再びカカオvs服部。ルチャムーブから技を繰り出し、投げて投げ返して服部がノーザンライトスープレックス。カカオは足を腕に絡みつかせフェイスロックに決めていく変形のジャベで苦しめる。耐えた服部だが起き上がったところで足を極められギブアップ。ルチャ出身だけにカカオとの絡みを熱望していたパロマだったが、ほとんど無く終わってしまった。

忍者WARS

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 2016年さまざまな意味で話題となった忍者WARS。そこでプロレスラーを襲った魔天軍の黒月(くろつき)が突如としてリング上に現れる。すると鬼の面をかぶったフラワーレッドと名乗る赤い少女戦士が対角線に登場。黒月を蹴り上げるとリングを駆け回り、ソバットも決めていく。余裕の決めポーズを見せるフラワーレッドだったが、背後から黒月が強襲。トップロープを握り力をみなぎらせる黒月。
 とどめを刺すかと思ったその時、フラワーレッドは小太刀を出し「召喚!」と激高。そのとき、紅の酉戦士、朱雀がリングに飛び込んできた。黒月は剣を抜いて切りかかるが、朱雀はかわしてブチ当たる。転げ落ち逃げる黒月をそのまま朱雀も追っていった。すると黒装束の忍者がリングイン。日本刀を抜き、鋭く華麗に舞っていく。フラワーレッドが大根を取り出すと、忍者はまっぷたつに切って落とし去っていった。
 今後の風流人2017に、忍者WARSの世界観は、どのように絡んでいくのだろうか。(続・・・)

風流人2017 入場式

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 西本はるか、伊藤賀一がリング上に再登場。
 パイレーツがフジテレビ全日本女子プロレス中継番組「格闘女神ATHENA」の司会だったこともあり、当時のエピソードに触れながら会場のオーディエンスを盛り上げたところで、出場チームの入場式が行われた。
 全8組16選手がプールA、プールBに分かれリーグ戦を戦い抜き、花鳥風月の初代タッグチャンピオンベルト奪取へ向け、激闘を繰り広げる。

第4試合

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 赤と緑の色違いの鬼面にウォリアーズのような甲冑を身に着け登場した松本崇寿&瓦井寿也組。面を取ると瓦井はおなじみの河童メイク。松本はマーベルコミック・ヴェノムのメイク。政宗は某スーパースターのパクリじゃないかと指摘するが、松本はオマージュだと返していく。
 先発は岡田と松本。張り合いのあと互いに柔術ムーブで手合いを伺っていく。瓦井vs政宗の場面に代わると、相手をロープに振っての攻防へ。政宗が飛びついていくと瓦井はそのままキャッチして落とすパワー技。さらにフェイスクローで苦しめていく。
 瓦井&松本組がコーナーを使ったいやらしい連携技で攻め立てると、岡田vs松本の場面へ。岡田は蹴りで苦しめると瓦井と松本は合体エルボー。瓦井がフォールも、岡田は飛びつきフロントネックロック。それを瓦井はブレーンバスターでぶっこぬく。しかし岡田はすかさず絡み付いて裏膝十字。
 瓦井vs政宗の場面となるとカナディアンバックブリーカーから落としてコブラツイスト。しかし政宗は骨喰(アンクルホールド)。こらえる瓦井は何度も反転を試みるが、政宗もそのたびに姿勢を変えてロックをほどかずタップを奪った。

第5試合

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 WNCで長らく組んでいた矢郷&AKIRA組と、2015年花鳥風月タッグトーナメント優勝チームの激突。しかしウルフ・スター☆はなぜか「Jr.」の文字付き。リリースミスが疑われたが、コールとともに出てきたウルフ・スター☆Jr.はウルフ・スター☆よりも長身でスリムな外見。
 先発はJr.と矢郷。ウルフと別人と見た矢郷は余裕の姿勢。技を受け切り力量を図る。AKIRAvs高岩の場面となると腕を取り合い、これぞ元祖新日本プロレスジュニアなレスリングの攻防へ引き込んでいく。Jr.に代わるとAKIRAと張り手合戦。ダブルのまた裂きでJr.を攻める。
 矢郷はJr.へデストロイヤーとささやいてからの足4の字。Jr.もマンハッタンドロップを決めて流れを変えると。ようやく高岩にタッチ。AKIRAと矢郷の攻撃をかわして、両者にダブルラリアット。高岩はトップロープからのダイビングエルボーを矢郷に決めるとパワーボム。しかしこれは堪えられる。Jr.はAKIRAへスープレックス。肩を決めていくAKIRA。矢郷がトラースキックでアシストすると、ポストに上ってムササビプレス。3カウントを奪った。

第6試合

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 先発は鈴木と勝村。同じレスリングを根っこに持つものの、かたやキャッチ・アズ・キャッチ・キャン。かたや修斗と、まったく別の格闘スキルを持ち合わす両者。
 重厚な肉体をチェスの盤面のように緻密にリングに指していく。体の大きさからくる一発の力で鈴木がチャンスを握ると、スープレックスからフォールもカウント2。勝村は跳ね返すと膝を取る。鈴木はエスケープするとロビンにタッチ。赤コーナーも唐澤へ。
 鈴木と同じく蛇の穴のキャッチを源流とするロビンだが、元プロムエタイ戦士の唐澤相手にはおもちゃのように容赦ない蹴りをぶち込まれてしまう。勝村に代わるとロビンはダッチワイフのように軽々と持ち上げられ、コーナーに貼り付けに。勝村がマスクを取ろうとするとレフリーから反則カウント。なぜかパートナーの鈴木もロビンのマスク紐を狙って解いていく。
 ヘトヘトのロビンは唐澤から蹴りを集中砲火。勝村に変わるとスリーパーからコブラツイスト。ロビンは2人がかりで蹴りを浴びてしまう。しかしこれに正義の炎を燃やしたロビンが、怒りのエルボースマッシュを勝村、唐澤浴びせていく。
 さらに鈴木が唐澤を担ぎ上げ落としたところに、ロビンがトップロープからダイビングボディープレスを仕掛ける。しかし唐澤はカウント2で起き上がる。唐澤は息を吹き返し、蹴りの連打。さらにコーナーに追い込み、ロビンにムエタイ仕込みの強烈なハイキック。ロビン万事休す・・・の場面だったが、鈴木がフワッと唐沢とロビンの体をひっくり返すと、あまりの軽さに唐沢は自分がフォールカウントを取られている事に気が付かず、ロビンが上の状態で3カウントを聞いてしまった。
 一瞬の出来事に頭を抱え動揺する唐沢。鈴木&ロビン組がスタートダッシュとなる1勝を手に入れた。

ロビン「(興奮気味に)さあ! 勝てると思ったろ。でも俺たちには、負けないという底力があるんだよ! 優勝するぞ! 鈴木さん、締めてください!」
鈴木「(淡々と)せっかくだからロビンさん、締めてください」
ロビン「じゃあ、いつものやつやります! 1、2、3といったらデスティニー! デスティニーとは運命です。運命を切り開いて僕らは優勝します! 1、2、3、デスティニー!!」
鈴木「じゃ、もう帰りましょう。ロビンさんは(自分の)売店ありますよね。行きましょう!」と、ロビンは無理やりリング外に誘導される。

 エンディングでは第1試合、査定マッチの結果発表がなされ、観客投票で3分の1の得票獲得ならず、選手査定も1:2で不合格となりプロデビューは先送りとなった。桐原季子の査定マッチは次回大会以降も行われる予定。
 タッグリーグの行方も含め、センセーション溢れる2017年の幕開けとなった。

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