【試合結果】12・3ガッツワールド新木場大会 【GWCシングル】ミステリーvs翔太 【GWC6人タッグ】折原&東郷&和平vs雁之助&影山&CHANGO 【GWCタッグ】松田&KITOvsアラケン&バッファロー

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『ガッツワールドvol.103 旗揚げ12周年記念興行 武骨暁天2016』
日程:12月3日(土)
開始:19:00
会場:東京・新木場1stRING
観衆:320人・超満員札止め

▼「Guts Spirits」30分1本勝負
●大谷譲二
7分39秒 ホフラリアット→片エビ固め
○高井憲吾(チームでら)

▼「新木場スクランブル6人タッグマッチ」 30分1本勝負
○ダイスケ/石田慎也(スポルティーバ)/ミクロ(フリー)
12分27秒 スライディングD→片エビ固め
ドレイク森松/●バンジー高田/阿部史典(スポルティーバ)

▼「武骨への道」 30分1本勝負
TORU(道頓堀)
8分0秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
[トンパチマシンガンズ]アミーゴ鈴木(フリー)

▼「吉野達彦ガッツワールド所属ラストマッチ」 30分1本勝負
○ガッツ石島
8分24秒 デーモンボム→エビ固め
●吉野達彦

▼「GWC認定タッグ選手権試合」60分1本勝負
【王者組/IWA熱波軍】松田慶三(フリー)/○YUJI KITO(フリー)
15分59秒 サムソンクラッチ
【挑戦者組/ハッとしてgood!】新井健一郎(DRAGON GATE)/●バッファロー(先駆者)
※第14代王者組が3度目の防衛に成功

▼「GWC認定6人タッグ選手権試合」 60分1本勝負
【王者組/トンパチマシンガンズ with FEC】○折原昌夫(メビウス)/ディック東郷(フリー)/梁和平
19分31秒 首固め
【挑戦者組/悪魔道雄CHAN】ミスター雁之助/●影山道雄(チームでら)/CHANGO(フリー)
※第18代王者組が初防衛に成功

▼「GWC認定シングル選手権試合」 60分1本勝負
【王者】○マスクドミステリー
17分56秒 チョークスラム→片エビ固め
【挑戦者】●翔太
※第11代王者が2度目の防衛に成功

吉野達彦がガッツワールド所属ラストマッチで大日本トップ獲りを宣言!東郷組が雁之助組相手に王座防衛!

第1試合

20161203guts_1st 12周年記念大会のオープニングを飾るのは、このところ成長著しい大谷譲二。対する高井は入場すると、いつものように「ホフ!」。
 ロックアップで始まり、キャリア、体格に勝る高井が当然のように追い込むがクリーンにブレイク。続くロックアップでは大谷が追い込んでクリーンにブレイク。そこからはリストの取り合いの応酬となり、比較的静かな幕開けとなった。
 試合が動き出したのは、高井のラリアットをかわした大谷がチョップを繰り出してから。大先輩でも遠慮せずにガンガン打ち込む大谷。高井の胸には指の跡まで残るほどのダメージが…。
 痛がりつつもボディスラムや顔面かきむしり、踏みにじってからのSTFで反撃をする高井。それでも、またもや胸へのチョップ、ジャーマンを繰り出し、なんとか12周年のオープニングを飾りたい大谷であるが、高井のブレーンバスター、エルボー、ラリアットの前にペースを握られる。
 その後、高井のラリアットをかわしてのエルボー、フィッシャーマンズスープレックスで反撃を見せたが、高井がサポーターを外してのラリアットで勝利した。

 残念ながら敗れた大谷であるが、高井の健闘を称える握手にチョップで返し、意地は見せた一戦だった。

<試合後コメント>
大谷譲二
――名古屋を代表する高井選手相手にあと一歩まで攻めました
「そうですね、なかなか厚い壁でしたね。でも、自分はもう真正面からがむしゃらにぶつかっていくしかないんで」

――ダイスケ仕込みのエルボーや吉野仕込みのミサイルキックなどを継承し成長を見せた試合でしたが、自分では成長を感じますか?
「成長…どうですかね、やっぱ高井さんも含めまだまだ強敵だらけなんで、通用してるのかっていつも迷い迷いなんですけど、成長した姿をお見せしなければいけないので、お客さんの期待に答えなきゃいけない理由もあるので。いつも引き締めてますけど今日を境に一段と引き締めていければなと思います」

――吉野選手が移籍されましたがそれについては
「あんまりなんか、次期とか代わりとかよりも、僕ががむしゃらに頑張って中心にって考えのほうが強くてですね、あんまり代わりとかは思ってないです」

――今まで以上にエースとして期待されると思いますが
「背負って頑張るしかないですね」

――2016年最終興行になりましたが、2017年はどのような年にしていきたいですか?
「2017年、はえーな。そうですね、単純にもっと強くなって、この団体にはまだまだ倒さなきゃいけない相手がいると思うんで、この団体でも他の団体でも結果を残して皆様に認めていただいて、そっから自分がいつか安心できればいいなと。自分の評価はそのあとです」

第2試合

20161203guts_2nd 試合前の見どころ紹介でも、「12周年の記念大会なのに第二試合に出場」という点を指摘されていたダイスケ。たしかに、“旗揚げ5万円組”の一人である彼が記念試合で早めの出番とは淋しい気もするが……。
 そんな周囲の声を一蹴してほしい一戦は、5月大会以来、久々参戦のバンジーと石田の先発でスタート。場内アナウンスでレアポケモン扱いをされたバンジーであるが、ロックアップでは、そのパワーを見せ、石田をロープ際まで追い込む。負けじと石田も返して、チョップ、タックルを喰らった直後でもドロップキックで返す。
 続いてはダイスケと阿部がリングイン。阿部が押し込み、低空飛行ドロップキックで膝を狙う。ダイスケはスリーパーホールドを繰り出していく。阿部がドレイクにタッチして、ダイスケとの絡みになると思われたが「替われ!」との声が…ミクロである。

 ミクロを相手では、あまり乗り気がしないといった感じの森松は、コーナーへミクロを振って突進するがかわされ、ドロップキックの餌食に。ミクロは続いてヘアーホイップを狙うが耐える森松はストンピングからケンカキック。これに慌てたミクロはナマケモノ式(?)ロープブレイク。その後、森松の猛攻は続いたが5分経過したところでミクロ対バンジーへ。バンジーは容赦なくパンチ、ヘアホイップでミクロを放り投げ、まるで虐待のようだ。
 ミクロが逃げようとするものの、ことごとくカットされて、ローンバトルが続く状態に……。青コーナーサイドは阿部に替わり、ミクロへサッカーボールキックを一閃! しかし、ミクロもコルバタで返し、ようやく石田にタッチ。

 奇しくも名古屋を拠点とする者同士による素早い攻防で場内を沸かす。石田はBOOM-BOOMエルボーを見せるが、阿部も負けじとヒザ十字固めや、そのまま爪先に噛み付いたり、顔面目がけてドロップキック。石田もスクールボーイ、スイングDDTで反撃と、名古屋勢の攻防に会場が沸く。

 しかし、この日はガッツワールドの12周年記念大会である。ダイスケも意地を見せるべく森松と対峙。二人が闘うのは約10年ぶりになるとか。
 まずは森松がエルボー、ラリアット、そしてバット攻撃を仕掛ける。バンジーがイスを持って乱入。ダイスケにバットとイスのダブル攻撃の餌食になった。しかし、その後、ダイスケはドレイクのイスをかわすとエルボーで反撃を試みるもイスの脚で指を挟まれて悶絶。地味に痛そうである。
 代わったバンジーもダイスケの手、指を集中攻撃。地味な嫌がらせのような攻撃にダイスケは苦戦。トレイン攻撃、ダブルブレーンバスターをくらってしまう。それでも、相手チームを相打ちにして、石田のダイビングクロスボディを呼び込み、続いてダイスケ自身もフロッグスプラッシュ。しかし、阿部がカット。それでも、最後はバンジーにスライディングDを打ち込んで3カウントを奪った。

第3試合

20161203guts_3rd 第三試合に登場したのは道頓堀プロレス所属で、ガッツワールドには初参戦になるTORU。対するはトンパチマシンガンズのアミーゴは梁を引き連れて入場。この時点でハンディキャップ戦のようなもの。
 ロックアップで始まり、TORUが押し込みクリーンにブレイク。しかし、次の瞬間、アミーゴは顔をかきむしってペースをつかむ。
 TORUはアミーゴをロープに振ると素早く追いかけ式のエルボー。そして、ランニングエルボーを叩きこんで優勢になるが、ここで梁が乱入。ガウンでTORUの視界を奪って場外へ落とす。セコンドにいた大谷譲二を巻き込んで場外乱闘となり、やはり、トンパチマシンガンズがペースを握る。
 リングに戻ってもアミーゴはチョーク式の体固めやカバージョでTORUのスタミナを奪う。TORUはなんとかしてロープに逃げたが、アミーゴはサードロープを利用してのシーソー攻撃に加えて、セコンドの梁も加わって踏みつける。さらにはメキシカンストレッチを出して、悪いだけではなくテクニシャンぶりを発揮するアミーゴの前に苦戦一方のTORU。それでもカウンターのフロントスープレックスをズバリと決めて「いくぞー!」とアピール。延髄斬り、変形的な入り方からのブレーンバスター。そして、エルボーを3連発。アミーゴもエルボーを返し、スライディングキック、スリーアミーゴスを決行。とくに最後の一発は高く持ち上げての一撃なだけにTORUはピンチに陥るもの、アミーゴのタイガースープレックス狙いを切り返し膝を叩きこむ。

 ここで梁が加勢してくるがTORUはかわして延髄へのシャイニングウィザード、そして得意のフワリという感じで浮き、強烈に膝を叩き込む正調シャイニングウィザードを決めるもカウントは2。それならばと垂直落下式ブレーンバスターを決めて勝利した。
 大きな拍手をもらったTORU。ガッツワールドへの定期参戦はなるか?

第4試合

20161203guts_4th 大日本プロレスへの移籍が発表された吉野達彦がガッツワールド所属としてラストマッチに臨んだ一戦は、餞別とばかりに大量の紙テープが投げ込まれる。対するは責任者として吉野の最後を受け止める覚悟のガッツ石島。

 クリーンに握手から始まり、ロックアップ。腕の取り合い、バックの取り合いとジックリとした展開でスタートしたが、まるで吉野は最後のガッツワールドの感触を楽しむようだ。
 飛行機投げでテイクダウンを取った石島はスリーパーホールド、そして、吉野の身体の上でクルクル回りながらのフロントネックロックを見せるも、吉野もヘッドロックでとらえる。その後もリストロックの取り合いが有り、吉野がガッツをロープへ。しかし、ガッツがタックルで吉野を倒し、パワーの違いを見せつける。

 試合が動き出したのは吉野が打点の高いドロップキックをカウンターで放ち、反撃を開始してから。「投げるぞー!」とボディスラム、さらにブレーンバスターを仕掛けるも体重差もあって投げられず。逆にガッツがボディスラムなどで投げ倒しストンピング。吉野もチョップで返すがガッツはフロントキック、ショルダースルー、ハーフボストンクラブで攻める。ロープが遠かったが、吉野は必死に体勢を入れ替えてロープブレイク。

 吉野はボディへのパンチ、ミサイルキック、火の玉ボムを繰り出せば、ガッツもゴーストバスター、コーナーへ振ってのラリアット。そして、デーモンボムを狙うが、吉野はラナの要領でホイップ。その後、アスリートジャーマンを繰り出し、デーモンボムを丸め込むも、最後はガッツがカウンターのラリアットからキッチリとデーモンボムを決めて仲間を送り出した。

 この時点でガッツの手を上げてすぐにリング下に降りたレフェリーやリング周辺にいた選手が泣いているが、ガッツは責任者として気丈に吉野にエールを送った。
20161203guts_4th2
ガッツ「達彦、本音を言うと、オマエがいなくなることは正直寂しいよ。でもな、オマエが決めた道だから、どこのリングに行ってもな、ガッツワールド出身ということを胸に絶対にトップを目指せ、絶対に負けるんじゃないぞ! 今日はラストマッチに俺を指名してくれてありがとう」
 二人は向き合って正座して互いに礼。そして、吉野もマイクを握った。

吉野「吉野達彦、大日本プロレスで精一杯頑張ってきます! 僕のプロレスの生みの親はガッツ石島です。大日本で、ここで育ったことを間違っていなかったことを証明してきます。皆さん、また会いましょう!」

<試合後コメント>
ガッツ石島
――代表として吉野選手を送り出しました
「そうですね、本人が選んだ道ですから、まああの、抜けることはさっきもリング上で言ったとおり寂しいんですけど、まあ長いプロレス人生ですから、またどこかでね、やることがあると思いますんで。さっきも言ったとおり、ガッツワールド出身の名に恥じぬよう、誇りをもって他のリングに行ってもトップをとってほしいと思います」

――最後の相手に指名されたわけですが、長い間一緒にいて吉野の成長を肌で感じましたか?
「成長を感じるんですけど、最近ほら、ゲス彦っていうので最近やってるみたいだから、そっちに寄っていたかなというのはありましたけど、だからそこはちょっとね、いっときの彼とはスタイルが変わっていたんで、そこがね、もう一つボリュームが足りなかったかなというのは正直な所ありますね」

――これから大日本に旅立つ吉野選手へのメッセージを
「いやとにかく頑張ってトップ目指してやってほしいという所ですね」

――今日第一試合で大谷選手がいいファイトを見せました。吉野選手の抜けた穴は彼がふさいでくれるのではないでしょうか
「そうですね、彼もそれをチャンスだと思って、吉野の抜けた穴を埋めるべく、埋めてそれ以上になってもらうために頑張って欲しいですね」

――残った選手皆チャンスですね
「チャンスなんで、そこは非常に気合を入れて取り組んで欲しいと思っています」

吉野達彦
――ガッツワールド所属最後の試合でガッツ石島選手とのシングルマッチでした。試合を終えて今の気持ちはいかがですか?
「最後、僕の希望を叶えてくれてシングルマッチをやってくれて感謝しかないですね。僕がプロレスラーとして生まれたのもガッツさんのおかげですし、最後育った団体でガッツさんにこう、なんていうんですかね?3つとってもらったというかガッツリ叩き潰されたっていうのは逆に次に繋がる一歩だったかなと思います」

――移籍を決めた理由というのはなんだったのでしょう?
「やっぱり試合数をどんどん増やしたくて、大日本さんにお世話になって。やっぱり、僕も実は31歳で、もう実際若くないんですよ。ここを最後のチャンスだと思って、あの、もうすがる思いで掴んだので、それでガッツさんにお願いして、ガッツさんはいつも僕の味方なので。味方でいてくれて、どうしたらいいかっていうのを二人で話し合って、団体で話し合って、こういう形になりましたが、ファンの方とかすごくガッカリさせてしまったと思うんですが、僕はずっと、自分のことしか考えてないと言われたらそうなんですけど、でも逆に一周回ってあっちでトップとって恩返ししたいなと思ってます」

――決してガッツワールドへの愛がなくなったわけではないと
「それは全然ないです。全くないですね」

――だいぶ大日本とガッツワールドではキャラクターも違いますが、今後ガッツワールドで見せていた正統派なエースとしての試合を大日本でやっていきたいという思いはありますか?
「勝つためになんでもやるっていうスタンスは変わらないので、それは表現の仕方が変わってるだけで、僕は上に行くために、リング上でやっていることは違うかもしれないですけど全部勝ってトップ取るための手段です」

――改めて大日本へ行く意気込みを
「しんどいことしかないっていうのはわかってるんですけど、最後のチャンスだと思って身体ボロボロになるまで頑張って、今日送り出してくれたガッツさん含めガッツの選手、ファンの人達の期待を裏切らないように頑張っていきたいと思います」

第5試合

20161203guts_5th バッファローがハッとしてgood!所属になっての初戦。気になるのは、ハッとしてgood!の正装ともいえる“つなぎ”であったが、バッファローもシッカリと着用。背中には『単身赴任』。足には『フッとした瞬間の君は天使さ』と書かれている。
 一方の王者チームは熱波スタイルで登場し、「ネーネーネー、パーパーパー」と客席を煽り、元メンバーのバッファローにTシャツを差し出すが、投げ返される。

 先発は松田とバッファロー。松田がロープへ押し込んでクリーンにブレイクして「カモン! ヤングボーイ」と挑発。ちなみに年齢もキャリアもバッファローの方が上である。だからだろうか。松田にカチンときたのかバッファローはヘッドバットからタックルと攻め込むが松田は「ちょっと待って! 三発目を喰らったら倒れちゃう」と、のらりくらりとかわしてKITOにタッチ。ここでバッファローもアラケンにタッチ。

 KITOがヘッドロック、タックルを見せると、アラケンは徐々に効いてきたのか数秒遅れでバタンと倒れる。しかし、これは作戦でKITOが近付いたところを下から丸め込んで首固めに。
 その後、試合は場外に移り乱戦模様へ。アラケンが松田をタオルで首絞めなどやりたい放題をしてペースを握っていく。リングに戻っても細かいラフ殺法を交えてKITOを攻め、バッファローにタッチ。
 コーナーへ叩きつけてのエルボーを見せ、クイックタッチで再びアラケンが登場。ここからKITOはしばらく捕まる展開が続く。再びクイックタッチでリングインしたバッファローがブレーンバスター、ギロチンドロップ、ヘッドバット、そして踏みつけを見せ、代わったアラケンもネックロックでスタミナを奪い、サードロープに足をかけてフォールを狙う。
 その後、アラケンのパイルドライバー狙いをショルダースルーで切り返すKITO。ブレーンバスターで追撃しようとするアラケンを切り返して逆にブレーンバスターを見まい、ここでようやく松田にタッチ。

 松田はラリアットとブレーンバスターでアラケンを攻めこみ、さらに入って来たバッファローもまとめてラリアットでなぎ倒す。松田は続いてゴーストバスターを決めるもアラケンが首固め、ネックブリーカーで反撃してバッファローに繋ぐ。
 松田はラリアットでバッファローの身体を一回転させると再びゴーストバスター。そして慶三ボトム。KITOを呼び込んでブロックバスターとネックブリーカーの合体技を繰り出してKITOとタッチ。

 KITOはIWAスペシャルでバッファローの足を狙う。ガッチリ決まってバッファローはギブアップ寸前に。KITOもそれを感じていたのだろう。ここでゴングが鳴った。当然のことながら、KITOはギブアップかレフェリーストップかと思い、技をほどくが、実はこれ、アラケンが機転を利かせて勝手に鳴らしたもの。もちろん、無効であり、騙された形のIWA熱波軍は、ハッとしてgood!の反撃を許すことになった。

 ハッとしてgood!はアラケンの戸澤塾(アライワ)時代の得意技である雑技団式フットスタンプ(足印鑑)を決行。バッファローがラリアットからのバックドロップでフォールをするもののカウントは2。再びバッファローはラリアットを狙ったところにKITOがサムソンクラッチを出して、自分たちの元から去りハッとしてgood!と手を組んだバッファローから3カウントを奪った。
 「俺たちはベルトが無くなったら終わり」というIWA熱波軍の執念が上回った形か。

 試合後、アラケンはひたすら謝るバッファローに「もうちょっとだったから」とジェスチャー。事実、バッファローとアラケンのコンビネーションは初めて組むものとは思えないほどで、それだけ王者チームを追い込んでいた。だからだろうか、松田は試合後、開口一番で……。
松田「バッファローさんお願いがあります。もう一度戻って来てもらえませんか? IWA熱波軍にアナタが必要なんですよ」
手を差し伸べる松田にバッファローはアラケンと抱き合って「ファックユーだこの野郎! タコ野郎!」と罵倒を浴びせて引き返した。

 ベルトを防衛したものの、元仲間の奪還には失敗したIWA熱波軍であるが、最後は、やはり、「ネーネーネー、パーパーパー」で締めくくった。

<試合後コメント>
IWA熱波軍
KITO「今日は、しんどかったっすね。やっぱバッファさんはこっち来たほうがいいっすね」
松田「必要だよ。今リングで対してやっぱりね、バッファロー、ハッとしてgood!より俺たちのほうが、バッファローもっと活かせる。このままじゃちょっと、バッファローのありがたみ?ちょっと熱波でね、熱波で押されてバッファローをないがしろにしてしまいましたけど」
KITO「自分前回の時、ベルトにバッファローさんを選んでほしかったですよ。それがなんか、ベルトがいいとかいい出すから。今日負けたらバッファローさんいなくなるわベルトとられるわ最悪だったんですよ?なんだったかわからないですよ」
松田「今大会でガッツをファイヤーされる。危ない。ほんとに」
KITO「ギリギリでしたね」
松田「防衛して、来年もガッツで熱波の猛威を奮って、そして、バッファロー、必ずIWA熱波軍に戻しますんで、それまで皆さんね、楽しみにしててください。いやー今日はしんどかった」
KITO「来年もね、誰とでも防衛戦やりますからね。誰でも来いこのやろう!」
松田「防衛して、来年の目標は防衛記録を作って、バッファローをこっちのチームに戻す!来年も頑張るぞ。ねーねーねー」
KITO「ぱーぱーぱー」

第6試合

20161203guts_6th 前回の大会で新王者になった折原、東郷、梁組に対し、ついに重鎮の雁之助が立ち上がった試合は、やはり、乱闘でスタート。
 場外の三カ所でもつれあう両チーム。最初にリングに戻ったのは梁とCHANGO。CHANGOがパンチ、ロープで攻撃をすると雁之助にタッチ。そのまま梁にボディスラムで投げると、クイックタッチで影山へ。雁之助とダブルタックル。そしてスリーパーホールドを出すが、折原がカット。
 続いてはCHANGOが出てきてスピードの乗ったエルボーで梁を倒すと、コーナーに控えていた東郷を挑発して、その場飛びのセントーン!
 梁はこれを耐えて、なんとかして折原にタッチ。ボディスラムからの強烈な蹴りでCHANGOを倒す。これが効いたのかCHANGOはKO状態に。立っても膝から崩れ落ちるありさまだ。
 それを嘲笑うかのように折原とチェンジした東郷がボディスラムから、先ほどのお返しとばかりにその場飛びのセントーンを一閃! 悶絶するCHANGOをスリーパーで捉えて、首に体重を乗せていく。
 再び折原がリングインしてダイビングフットスタンプ、フロントキック、急所蹴り。そして、王者組の連続攻撃やジェットストリームアタックなどのコンビネーションの前にCHANGOは大ピンチに。

 10分過ぎに、ようやく雁之助にタッチして梁をエルボーで倒すが、梁も巧みに切り返して変形619を決行。そして東郷にチェンジ。
 東郷と雁之助はチョップの打ち合いから始まり、東郷がサミングを見せれば、雁之助はショルダースルーで反撃。ファルコンアローからの拝み式パワーボムを狙うが、東郷はローリングクラッチホールドで切り返し、ペディグリー狙い。しかし、これは逆に雁之助が切り返す。
 続いて影山が出てくるが、東郷はラリアット、そしてクロスフェイス。さらにペディグリーからのセントーンを狙うが雁之助がカットをするも、代わった折原がなおも影山を攻め、ラリアット、みちのくドライバーII、そして、スパイダージャーマンからのムーンサルトを狙うも、またしても雁之助がカット。そのまま挑戦者チームが合体パワーボムで反撃。首に爆弾を抱えている折原はピクリともせず。ここを雁之助は一気に攻めこもうとラリアット、ブレーンバスター。続くCHANGOも一気に攻めこもうとしたところにアミーゴがイスで一撃! そして折原が急所蹴り、イス攻撃からのスモールパッケージホールドにつないで3カウントを奪い、初防衛に成功した。

折原「おい、ガッツワールド、どうした? 今日は何周年だっけ? あぁ? (客席に)オマエら、今日はガッツワールドの何周年記念大会だ? せーの! (12周年!)もっと大きく(12周年!)おい、ガッツワールド、12周年記念大会がこれか? (雁之助に)オマエは大きな怪我をして(一度は)辞めた人間。俺は大怪我をしながら続けた人間。おい、ちょっとの差がここに出るんだ!」
雁之助「(一度引退している)ディック東郷はどうなんだよ?」
折原「東郷はな、いいんだよ! (ガッツに)おい、責任者! ガッツワールドにこれ以上、人間がいないだろ? 東郷、俺たち、このベルトを持ってほかの団体に行こうよ!」
ガッツ「ちょっと待て! 一言、言いたいことがある」
折原「一言だからな」
ガッツ「11月、雁之助さん抜きで俺らからベルトを取ったよな? で、今日、俺抜きのチームから防衛したよな? まだな、3対3でしかやっていないんだよ。4人全員でオマエらとやっていないんだよ」
折原「わかんねえ、わかんねえ、俺、足し算の計算がわかんねえんんだよ」
ガッツ「3たす1だよ!」
折原「一言、とっくに過ぎてるだろ! だから何が言いてえんだ!」
ガッツ「単刀直入に言うよ、来年の1月24日の新木場、4対4のイリミネーションマッチ、やろうじゃないか!」
折原「初めから、そういうふうに言ってくれよ。おう、東郷、やってやろうじゃないかよ、なぁ? 俺たちに負ける要素はないし。(アミーゴに)やっと出番が回って来たな! おい、マイクを使ってデッカイ声で言ってやるぜ。俺たちが勝ったらどうするんだよ?」
 ここで、東郷が前回のグタグタの再現を恐れたのか、折原を連行して強制的に引き上げる。

ガッツ「また、やり逃げかよ!」
雁之助「折原、こっちが勝ったらどうすんだよ、テメェ!」の声が響く中、王者チームはバックステージに消えた。

<試合後コメント>
トンパチマシンガンズ
――見事ベルトを防衛しましたが雁之助チームはいかがでしたか?
折原「もう試合云々よりも、もうちょっと俺はリップサービスしたかったけど、パートナーのディック東郷がなかなかね、俺をすぐとめてしまうので、まあ、あれ以上やったら控室でね、あとでたっぷり大将にしごかれちゃうから。試合の内容はね、多少責任者が雁之助に変わって多少違うのかな?スピードとパワーかな。でも、まだまだ俺たちにはついてこれない。もう正直もう、向かう所敵なしでしょう」
東郷「現に防衛したしね。もうあえてさ、4対4で恥晒さないほうがいいんじゃないの?」
折原「そうそうそう。もう百戦錬磨だから4対4とか5対5とか。まあ団体どことか言わないけど、もう全部やってきてるから」
東郷「俺ベトナムでもやってるからね」
折原「大変だよほんとに!すごいもの見せてやるよ。お客さん見たいんでしょ?お客さんが見たいんだったら、俺たちやるよね?」
東郷「やるよ」
折原「その代わり、勝ったら大変だよ。勝ったら。考えといてね。多分次の大会で一番活躍するのはこの男だ」
鈴木「毎回毎回オレ一人だけカード全部はずしやがって、1人で寂しかったんですよ」
折原「トンパチマシンガンズ、ファーイーストコネクション、もうね、どうにもなんないよ。どうにもなんない」

――雁之助選手最後「俺が勝ったら」と叫んでましたが
折原「雁之助が勝ったら?俺が、俺の間違いだったって、新弟子になってやってもいいぞ?スクワットから始めてやるよ。俺がロープ締めてやるよ。ぜってぇ負けねーから!」

第7試合

20161203guts_7th この一戦を前に肺炎になった翔太。そのため、コンディションが危ぶまれる中、ハッとしてgood!の仲間であるアラケン、バッファローと入場するが、「今日はシングルマッチのタイトルマッチだから」と、握手で仲間を制して一人でリングに向かった。
タイトルマッチらしく握手から始まった旗揚げメンバーのいない12周年記念大会のメインイベント。まずは、タックルからのリストロックの取り合いから始まった。
 腕を取られては返す。返されては再び取り返すという展開から、ミステリーがアームホイップへ。ここで翔太が咳込んでうずくまる。やはり、まだ体調は万全ではないのだろうか……とミステリーが様子を伺ったところをスモールパッケージホールド! 翔太の作戦であった。

 翔太はラリアットを狙うが、ミステリーはかわしてパワースラム。それを再びスモールパッケージホールドで返す翔太。ただ、やはり病み上がりなのか、翔太は苦しそうな表情を浮かべたが……。
 ここでミステリーが一気に勝負とばかりに必殺のチョークスラムを敢行! しかし、翔太が上手く丸めこんで延髄斬り、ブレーンバスターで投げてコーナーへ。そして、フロッグスプラッシュ! しかし、ミステリーはヒザで迎撃し、サイドスープレックスのように抱え上げてからヒザに翔太の腹部を叩きつける。その後、エルボーやストレッチ技でジックリと攻め込むミステリー。翔太は反撃を試みるもデッドリードライブや背面スプラッシュの餌食になり、さらに腹部、腰に攻撃を加える。これは1週間前まで肺炎を患っていた翔太には、かなりキツイ攻撃だろう。
 ミステリーはさらにバックブリーカー系の技で攻め込むが、翔太もようやく反撃を開始。河津掛けからダイビングクロスボディ、ネックロック、スリーパーホールドで徐々にペースを握っていく。
 しかし、ミステリーも“通信”をしながらスリーパーをかけられたまま、おんぶ状態でコーナーに翔太を叩きつけて逆転。バックドロップ、コーナーエルボーアタック、ダブルアームスープレックスで投げ、コーナーからダイビングクローズライン! そして必殺のチョークスラムを出すも、翔太が丸め込む。そして、足を取ってシャープシューターへ。さらにコーナーから追い打ちをかけようとするが、追ってきたミステリーがトップロープから雪崩式ブレーンバスター。さらに、またもやチョークスラムを狙うが、翔太はDDTで返し、フロッグスプラッシュ! しかし、これまでのダメージかカバーがおくれてしまう。

 と、ここで、入場時に引き返したハッとしてgood!が乱入。ミステリーの気をひいたところに、背後から忍び寄った翔太がスクールボーイ。そして、スモールパッケージホールドを出すが、ミステリーはこれを同じくスモールパッケージホールドで切り返す。そして、ついにチョークスラムが決まったが翔太は、なんとカウント2で返す。これまでに「世界一チョークスラムを喰らってきた男」の意地だろうか。
 それでも王者は冷静に再びチョークスラムを決めて、キッチリと3カウントを奪った。
20161203guts_end
翔太「一つだけ、謝らなくてはならないことがあります。ボクは肺炎が治ってないようなフリをしてスミマセンでした。実は全然、100パーセント回復しているんですけど、やっぱりね、仲間を使ってでも、ウソをついてでもベルトを取ろうとしたんですけど、ボクが甘かったですね。やってみて(ミステリーは)ピープルズチャンピオンだと思いました。今日はボクは120パーセントの状態で挑んで負けました。体調は100パーセント同士でやって負けた。今日は言い訳無しで、100パーセントで負けました。今日はありがとうございました」
ミステリー「100パーセントと100パーセントの体調でやって、今日、俺の腰にベルトが戻って来ました。きっと俺と翔太の差は、ほんの少しです。この団体、ガッツワールド12周年のメインで俺と翔太でタイトルマッチが出来た。そして、俺の腰にベルトが戻って来た。こんな幸せなことはないです! そして、今日、新木場にこれだけのお客様が集まってくれた。本当にありがとうございます。これで2016年はマスクド・ミステリーがチャンピオンでガッツワールドは終了です。2017年はマスクド・ミステリーがチャンピオンのままにスタートします! 1月24日、ここ新木場でお会いしましょう!」

 その後、選手を呼び込んで、この日で退団する吉野を胴上げして締めくくった。

<試合後コメント>
マスクドミステリー
――見事防衛に成功しました。翔太選手いかがでしたか?
「翔太ね、俺の知ってる翔太、そのままのすごく知的なレスリングをしてくる選手でした。すごく警戒してたんで、今日はなんとかしのぎきりましたね。いくつか危ない場面もありましたが、でも今日は俺の勝ちですよ」

――2016年ガッツワールド最終興行でベルトを防衛しまして、2016年はミステリー選手の年だったと思うのですがこの一年を振り返ってみていかがですか?
「今年を振り返って、思い返すと、僕は折原さんに勝利して、新井健一郎さんに勝利して、ミスター雁之助さんからベルトを奪って、松田慶三さんから防衛して、もう、俺は負けるわけにはいかねーなって結構重いものを背負った状態で2016年暮れを迎えて。今日翔太を倒して、このまま2016年チャンピオンとしてすごくホッとしてるし嬉しいです。そしてこのまま2017年を、チャンピオンとして迎える事ができるのが本当に本当に幸せだと思っています!2017年もミステリーの年として進んでいけるよう、これからまだまだ強くなっていくつもりです」

――ガッツワールドから大日本に吉野選手が移籍することになったわけですが、チャンピオンとしてメッセージを
「そうですね、彼も、間違いなくガッツワールドをメインイベンターとして引っ張ってきた1人で、チャンピオンとして引っ張ってきた1人で、多大なるものを残して大日本プロレスさんに行きます。残された俺達は今以上にガッツワールドを大きくして、吉野達彦はここに居たんだぜって事をしめしていきますし、また、大日本プロレスさんで吉野達彦が頑張っていくことで、あのガッツワールドから吉野達彦が大日本に来たんだって、そこに誇りを持っていけるようにお互いがどんどん上を目指して頑張っていければいいと思っています。まだまだ終わらないで進んで行こうぜって。立つリングが違っても、いつか交わる時に今より遥かに高いところで出会えるように頑張っていこうぜってそう声をかけたいですね」

――吉野選手が大日本で高いところに行った時、ミステリー選手がチャンピオンだったらその時は
「大日本プロレスの吉野達彦がチャレンジャーとして現れても、今以上の吉野達彦ならとても面白いと思います。そうなれるように俺も頑張っていきますよ」

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