【K-1一夜明け会見】久保優太が「70kgに近い階級でチャンピオンになれるのは僕だけ」とアピール。武尊の大晦日参戦は怪我の具合次第へ

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 11月4日(金)、東京・飯田橋のホテルエドモント3階『春琴(しゅんきん)』で、11・3K-1代々木第二大会の「一夜明け公開記者会見」が行われた。

 まず宮田充K-1プロデューサーから報告が。前日の大会のAbemaTVの生中継が、同局が春に開局してからスポーツコンテンツで初めて100万を越える視聴者数を記録したとのこと。「(AbemaTVの)関係者の皆様からも試合内容含めて大変好評」だったそうだ。
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 続いて「K-1甲子園」で優勝した3人の高校生選手が登壇。
近藤拳成(-65kg)「昨日は緊張しましたが、勝てて良かった。学校ではふざけたキャラですが『良かった』と言ってもらえました。65kgで世界王者になり、兄と弟の三兄弟で世界王者になることが夢です」

西京佑馬(-60kg)「相手がプロでやっている選手でしたけど、プレッシャーも無くできたので良かったです。試合をAbemaTVで見ている人が結構いて、LINEとかTwitterでも『良かったよ』と言ってもらえました。一戦一戦勝って無敗で突き進みたい。兄(春馬)と二人で世界を目指してやっていきたいです」

軍司泰斗(-55kg)「きのうはKOで勝ちたかったんですけど、ひとまずリベンジできて良かった。今日学校に行って、先生達にも『見た』と言ってもらえて嬉しかったです。今後はKrush -55kgのベルトを目標にします。K-1の55kgのチャンピオンにもなりたいです。(同世代のライバルは?)同じジムの平本蓮選手ですね。同じぐらいに今のジムに入って、先に行かれたので追い越したい」

続いてプロ4選手が登壇した。
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サニー・ダルベック
「きのうは思い通りの結果に終わりました。城戸康裕選手は距離をつかむのが難しかった。僕も何度かミスをして、だんだんイライラしましたが、最終的にいい攻撃が入りました」

――ダウンを取った左パンチとヒザ蹴りの手応えは?
「1発目にパンチを当てた瞬間、城戸選手が倒れると思わず、反射的にヒザを入れました。反則になるかと心配しましたが、ダウンする直前なので大丈夫でした。(日本では)たくさんのファンに応援されて嬉しい。スウェーデンでもここまで応援されません。3週間後に試合を控えているので、ケガをしないよう心掛けました」

――去年、グレゴリアン選手とのタイトルマッチが流れたが?
「タイトル挑戦のチャンスがあれば、受けたい。K-1の王者になることはどの選手にとっても夢ですから」
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久保優太
「(左足だけサンダルの)クロックスで来たというクソダサい感じになりました。さすがに両足クロックスはヤバいと思って、右足だけ革靴を履きました。骨には異常無いと思いますが、病院にはまだ行ってないです。痛み止めを飲んでるから練習できそうですけど、3日間は休みます」

――左足を痛めた状況は?
「相手がローが効いて(いたので)、夢中になって蹴って。2R終わってインターバルで痛いなと思って、3Rは蹴れない感じで、そこで倒し切れなかったのが反省点ですね。もうちょっと冷静と情熱の間で、敵の弱点を攻めれば良かったです。ムキになって蹴るとダメ。格闘技をやって20年、改めて発見があって、奥が深いですね」

――ウェルター級に戻しての手応えは?
「スタミナ、調整、減量、どれもベストでできるので、自分の中で手応えを感じました。来年行われるであろう世界トーナメントに向けて、武尊選手のトーナメント制覇を見て、僕も刺激になりました。『K-1を武尊選手一人で背負わせるわけにはいかないぞと言え』と関係者に発破をかけられました(笑)。でも冗談抜きで、格闘技をやっている以上、一番になりたいので、適正階級のウェルター級で世界一になって、K-1イコール武尊プラス久保、×2みたいになりたいです……そうだ、力強い言葉を言おうと思っていたんだ。中量級は外国人が強いですけど、僕は3年前にGLORYで世界を取って、Krushでもチャンピオンになったので、70kgに近い階級でチャンピオンになれるのは僕だけだと思うので、70kgでもいずれ世界一になろうとイメージしています。朝に何言おうか考えていたので、言えて良かったです(笑)」

 言いたかったことがなかなか思い出せず、困惑していたが、最後に思いだし、思いのたけを語った久保だった。

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左右田泰臣
「昨日は1年4か月ぶりに勝てて、とりあえずホッとしています。ずっと応援してくれた方には感謝の気持ちでいっぱいです」

――復活の手応えは?
「蹴ることを意識していたので、今まで使っていたボクシングを使わないようにして。(でも)しすぎたのが良くも悪くも出たので、これからの課題はバランスですね。きのうで26戦目ですけど、25戦目までのミドルキックの合計より、昨日1試合の方が上なんですよね。いかに蹴りをサボっていたのかがわかりました」

――対戦相手のファワド・セディッキの印象は?
「イメージしていたよりも速かったので、1R目は戸惑っていました。やりづらかったです」

――試合後のマイクで思っていたことは言えたか?
「この2年、旗揚げからK-1に出ているプライドもありますし、武尊選手がきのう凄い試合をしましたけど、武尊選手だけじゃなく、自信を持ってみんな一番凄いのはK-1だと思って上がっているので。そう思っているのは武尊選手だけじゃないということを言えて良かったです。アマの高校生の頃から65kgでやっているので、この階級でやり残していることがあるので、65kgにこだわってやって行きます」

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武尊
「きのうは応援ありがとうございます。こんなにたくさん(ファンの方が会見場に)来てくれるとは思わず、ここに入ってびっくりしました。きのうは『挑戦』と言っていたんですけど、なんだかんだでプレッシャーが大きかったです。試合2カ月前から追い込みを始め、毎日プレッシャーとの闘いがあって。一回戦から勝ち上がって、決勝終わって、一緒に練習していた(渡辺)雅和さん(KREST会長)の顔を見た時は涙が止まらなくて…。カッコよく決めたかったんですけど。試合内容としては一回戦(ジェイミー・ウィーラン)から強い選手で、こっちのブロック、ヤバいなと結構思っていて。小澤海斗選手がKOで勝ち上がったりしているのを見て、倒さないとヤバいと思っていたのに倒せなくて。正直ダメージを負っていたんですけど、気持ちで闘うしかないなって。二回戦目のユン・チー選手は一番フィジカルの強さを感じて。パンチや攻撃も重く、正直、試合中に何回か効きましたけど、気持ちだけで闘いました。決勝は正直、体がボロボロでしたけど、前日会見で言った通り小澤海斗選手も上がって来たし、決勝の最高峰の舞台でやれることはそんなにないことなので、体壊れてもいい、死んでもいいと、決勝思いっきりやりました」

――6月の小澤戦もSNSの反応が大きかったが、今回は?
「昨日からほぼ一睡もしていなくて、いろんな人の連絡だったり、SNSとかのコメントを見ていたんですけど、全部見切れなかったですね。反響が大きかったです。応援に来てくれた人達にカッコ悪い姿を絶対見せられないし、チャンピオンになるところを見せたかったんで、いいモチベーションになりましたね」

――包帯を巻いている右拳の具合は?
「病院はまだ行っていないですけど、ユン・チーの頭が固かったですね(笑)」

――試合後『痛い』と言っていた足の具合は?
「どこって言い出したらキリがないですけど、一回戦から足の甲とヒザが痛くて、曲がらなくなりました」

――決勝の小澤戦は1Rで2ダウンを取って、そのまま勢い良く行きたかった?
「決勝はKOで終わらせたかったですけど、右拳も両足もボロボロで、出し切れなかったのがあったし、気合で殴っていました。ダウンはどっちも左で倒したんですけど、右拳の骨が殴るたびに…グジグジいっていましたね。小澤選手も気持ちが強くて、倒れたくないというのもあったと思うし、気持ちの強さを感じました。フルラウンドで殴り合えたのは逆に楽しかったです。でも次やった時はぶっ倒します」

――試合後、小澤に声をかけたが、ライバル心は消えていない?
「ライバルとは思ってないですけど。黙らせたかったんで。このトーナメント、過酷だったのに、有言実行で決勝まで上がって来てくれて、気持ちの闘いはできたので、その部分では『ありがとう』と言いましたけど、嫌いなのは変わらないです」

――試合後に大晦日のRIZIN参戦アピールがあったが?
「大晦日は格闘技だと思っていたんですけど、ケガを診断してもらっていないので、それで決めようと思うんですけど」

――2階級制覇後の目標は?
「目標でもあったし、しないといけないことだったし。これはスーパースターになるための通過点で、もっとK-1をたくさんの人に見てほしいです。命削り合って闘っている姿は、みんな絶対感動すると思うんで。僕も小さい頃、K-1を見て勇気をもらってここまで来たので。同じ思いをたくさんの人に届けたいので、最高の試合を見せて『K-1最高!』と言ってもらえる大会にしたいです」

――3階級制覇の可能性は?
「とりあえず今はフェザー級のベルトを防衛したいです。世界の強豪がまだまだいると思うので、この階級で敵がいないと言われたら階級を上げるかもしれないですけど、この階級がベストと思っているし、このベルトの価値を高めるため、世界の強豪をどんどんぶっ倒したいです」

――防衛戦で戦いたい相手は?
「とりあえず世界で強いと言われている選手だったり、僕の知らないところで(僕の)名前を挙げている選手もいるので、僕に勝てると思っている選手はK-1に上がって来てほしいですね」

 なお、武尊の2階級制覇を記念した8オンスのグローブが限定100個、1万5千円(税込)で「K-1×Krush WEB SHOP」で販売されることになった。武尊が練習用に使っているのと同じ金色を選んだという。11月7日から受け付け開始。武尊が購入者に直接サインを入れる贈呈会は、3カ月後に予定されている。昨日の大会前から「優勝したら発売」という条件で商品企画が進んでいたそうだ。会見場ではサンプルのグローブに武尊が、宮田充K-1プロデューサーへの就任祝いのサインをしていた。

 今年のK-1のプロ大会は、これでおしまい。来年は代々木第二体育館で、2月25日(土)に「初代ライト級王者決定トーナメント」が、4月22日(土)には「第2代スーパーバンタム級世界王者決定トーナメント」が開催される。2・25大会のトーナメント出場選手と組み合わせは11月20日に会見で発表される。

(写真&文 フリーライター・安西伸一)

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