「強い弱いはおいといて、オモロイ」最強王者・火野に自由な挑戦者・KAIはどう映る!?

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 5.4後楽園ホール大会でWRESTLE-1チャンピオンシップを賭けてKAI選手と戦う王者・火野裕士選手にインタビューを行った。圧倒的な力と勢いでWRESTLE-1の頂点に立った男は、今のKAI選手について何を思うのか?

――5.4後楽園ホール大会での挑戦者がKAI選手に決まりましたが、改めて今のKAI選手についてはどう感じていますか?
火野「変わってるね。何年前かな?2年前かな?あの時やったKAIクンとは違う。全く違う感じのKAIクン。あの時はね、こいつは頑張ってはいるけど弱い子だなぁと思っていたけど今回は強い、弱いはおいといてオモロイなと。ああいうキャラクターは嫌いじゃない」

――火野選手には魅力的に映っているということでしょうか?
火野「WRESTLE-1で何度かシングルのタイトルマッチをやってきたけど、また違った形で面白いんじゃないかな」

――今のKAI選手のようなレスラーとは戦った経験はあるのでしょうか?
火野「ああいうタイプのプロレスラーは、…ああいうタイプのプロレスラー…?まぁ変わったタイプのプロレスラーは何度かあるとは思うけど、ああいうタイプ…。まぁ本当に自由な感じの、自由というか…なんだろ?何なのあれ?あんなファンタジーな感じの人は…まぁ初めてなのかな?(苦笑)ちょっとよくわからない」

――もしかしたら今まで防衛戦を行ってきた中で一番の強敵になる可能性もあるということでしょうか?
火野「強敵になるかどうかはわかんないけど、違う感じのタイプなんで。WRESTLE-1では初めてのタイプ。強敵になるとは思わないかな。でもあのキャラクターを生かしてくれたらいいと思うし、あのキャラクターを100%付き合う気はないけど、ちょっとくらい付き合ってやろうとも思っているし。まぁそこでコロッといかれないように気を付けていないとね」

――今のKAI選手のあのキャラクターとタイトルマッチを戦う、ということについてはいかがでしょう?
火野「まぁでもちゃんと挑戦者決定戦というものをやったんでしょ?どんな勝ち方かは知らないけどKAIクンは勝ち上がってきたわけだから、ベルトに挑戦する実力はあるってことなんでしょ」

――KAI選手はしきりに“自由”と言っていますが、それについて理解は
火野「できないね。できない。何が自由なのかわからないし。まぁ確かにプロレスは自由だし、それぞれのやりたいことをやったらええと思うし。確かに自由やけど、あの人はさらに自由を求めてるのかな?まぁ本人もわかんないでしょ。俺って何なのかなぁ?みたいな感じでしょ。でもまぁその道に迷っているKAIクンを見るのはお客さんも楽しいだろうしね。自分も、引く部分はあるけど見ててちょっと楽しい部分もあるし」

――KAI選手はまだ迷っている、ということでしょうか?
火野「いやそうでしょ。俺って何なんだろってたぶん思っていると思うよ?前に記者会見やった時もわけわかんなかったでしょ?みんなわかってなかったし。で、本人の顔見たけどたぶん本人もわかってなかったし。まぁでもこの戦いを楽しみにしている人はいっぱいいるでしょうね。やっぱりもう一人の背が高い人、河野?にKAI。会場で聞こえる声援が、どっちの方が多いか。聞いたら何となくKAIクンの方が多い気がするし、KAIクンと自分の試合を見たがるお客さんの方が多かったってことだね」

――KAI選手への一定の支持は認めるということですか?
火野「うん。まぁ面白いと思う。迷ってるもん」

――そういった意味でもこの試合は楽しみであるということですか?
火野「まぁ楽しみですよ。どう自分に立ち向かってくるか」

――WRESTLE-1にきて一番楽しみな相手ともいえるでしょうか?
火野「まぁいつも楽しみだけど、違った意味で楽しみな相手になるのかな。2年前は頑張っているけどただ弱いKAIクンやったけど今回はただ弱いだけじゃないからね。もし弱かったとしてもただ弱いだけじゃないね、今を見る限り」

 過去のKAIと今のKAIの両方を知る王者。約2年前に戦ったKAIについては“ただ弱い”と酷評するも、今のKAIについては“もし弱かったとしてもただ弱いだけではない”と評す。確かに自由をキーワードに、ある意味暴走と取られてもおかしくない言動を繰り返すKAIは、圧倒的な実力を誇る王者にとっても一筋縄ではいかない相手であろう。この防衛戦は火野にとって、多種多様な意味で試練の防衛戦となりそうだ。

『WRESTLE-1 TOUR 2016 TRIUMPH』
日程:2016年5月4日(水・祝)
会場:東京・後楽園ホール
開始:12:00

▼第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負
藤村康平
vs
佐藤恵一

▼第2試合 シングルマッチ 30分1本勝負
稲葉大樹
vs
土肥孝司

▼第3試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負
田中稔/TAJIRI/浜亮太/アンディ・ウー
vs
河野真幸/“brother”YASSHI/村瀬広樹/芦野祥太郎

▼第4試合 new Wild order vs REAL DESPERADO 6人タッグマッチ 30分1本勝負
征矢学/AKIRA/熊ゴロー
vs
KAZMA SAKAMOTO/NOSAWA論外/MAZADA

▼第5試合 イケメン試練の七番勝負 第四戦 ハードコアマッチ 30分1本勝負
黒潮“イケメン”二郎
vs
葛西純

▼第6試合 WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負
【王者】鈴木鼓太郎
vs
【挑戦者】カズ・ハヤシ
※※第4代王者・鈴木鼓太郎、2度目の防衛戦

▼第7試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
武藤敬司/橋本大地(大日本)/LEONA(DRADITION)
vs
岡林裕二(大日本)/中之上靖文/吉岡世起

▼メインイベント WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負
【王者】火野裕士
vs
【挑戦者】KAI
※※第7代王者・火野裕士、3度目の防衛戦

(記事・写真提供/WRESTLE-1)

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