4・24 PANCRASEディファ有明大会 朱里vs浅倉カンナ 田村一聖vs牛久絢太郎

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『PANCRASE 277』
日程:2016年4月24日(日)
会場:東京・ディファ有明
観衆:2,022人(超満員札止め)

▼第1試合 バンタム級 3分3R
○ハルク大城(VOS GYM)
判定2-1
●蓮實 光(パラエストラ栃木)

▼第2試合 フェザー級 3分3R
●稲葉 聡(秋本道場jungle junction)
判定0-3
○中原由貴(マッハ道場)

▼第3試合 ライト級 3分3R
○山崎悠輝(パンクラス大阪稲垣組)
3R 9秒 TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
●KAZZ(GRABAKA)

▼第4試合 フライ級 5分3R
●荻窪祐輔(K-PLACE 埼玉格闘技道場)
判定0-3
○山本 篤(フリー)

▼第5試合 フライ級 5分3R
●仙三(FREEDOM@OZ)
判定1-2
○マモル(シューティングジム横浜)

▼第6試合 ミドル級 5分3R
●ボブ・アームストロング(ALIVE)
判定0-3
○新村優貴(TEAM CLIMB)

▼第7試合 ストロー級 3分3R
○朱里(VOS GYM)
判定3-0
●浅倉カンナ(パラエストラ松戸)

▼第8試合 バンタム級 5分3R
○ビクター・ヘンリー(CSW/Hybrid Fighter)
判定3-0
●アラン・ヒロ・ヤマニハ(TS GYM)

▼第9試合 ライト級 5分3R
○久米鷹介(ALIVE)
判定2-1
●石川英司(GRABAKA)

▼第10試合 フェザー級 5分3R
●矢地祐介(KRAZY BEE)
3R 0分37秒、チョークスリーパー
○クレベル小池(ボンサイ柔術)

▼第11試合 セミファイナル ライト級 5分3R
○徳留一樹(パラエストラ八王子)
1R 4分59秒 TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
●アクバル・アレオラ(ENTRAM GYM)

▼第12試合 メインイベント フェザー級 暫定キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ
○田村一聖(KRAZY BEE)
3R 1分52秒 KO(スタンドのパンチ)
●牛久絢太郎(和術慧舟會TLIVE)
※この結果により、田村がフェザー級暫定キング・オブ・パンクラスに。

【本戦一部】
▼第13試合 バンタム級 3分3R
●前野辰一(グレイシーバッハ東京)
判定0−3
○高橋 誠(パラエストラ松戸)

▼第14試合 バンタム級 3分3R
○上久保周哉(ハニートラップ)
判定3−0
●平岡将英(KRAZY BEE)

【2016年ネオブラッド・トーナメント】
▼第15試合 フェザー級 3分3R
●平山 学(フリー)
判定1−2
○ 鈴木琢仁(ブルテリア・ボンサイ)

▼第16試合 フェザー級 3分3R
○木村一成(蒼天塾)
判定3−0
● 藤崎航太(パンクラス大阪稲垣組)

▼第17試合 ライト級 3分3R
○ ベン・ブッカン(総合格闘技 津田沼道場)
1R 42秒 フロントチョーク
● 山本雄希(SHINWA SPORTS ACADEMY)

▼第18試合 ウェルター級 3分3R
●五十嵐涼亮(KRAZY BEE)
1R 22秒、TKO(パンチ→レフェリーストップ)
○阿部大治(HMC)

朱里がMMA初参戦で勝利!田村がフェザー級暫定王者へ!

第3試合

2016-04-25PANCRASE_第3試合 稲垣組第3世代の山崎。デビュー以来3連勝していたが、昨年7月、修斗第5代ウェルター級王者・児山佳宏に判定負けを喫した。計量では全身に殺気をみなぎらせ、相手を睨みつけた山崎。「格闘技がなければ自分には何もない」と言う。敗戦の悔しさ、そこから学んだものを見せられるか。
一方、KAZZは2013年ネオブラッド・トーナメント ウェルター級優勝。今回からライト級に落としての参戦だ。新しい階級で3連敗を脱したいところ。

1R、お互いローで様子を見る。KAZZの蹴り足を取り、山崎がテイクダウン。山崎がボディを殴り、KAZZが下からパンチを返す。山崎が固めているとストップがかかり、ドクターがリングイン。山崎が左目をカットしている。ドクターチェックの後、グラウンドから再開。山崎が素早くヒールホールドをかけると、KAZZは回転して外し、自分もヒールを仕掛ける。続いてパウンドを落とすも終了。

2R。KAZZのパンチをもらい、山崎がグラつく。さらに入ったKAZZのパンチが効いた! しかし、耐える山崎。KAZZは金網へ押し込んでヒザを打ち込む。お互い入れ替え合うが、膠着しブレイク。残り30秒。山崎に疲れが見えるが右ハイキックをヒット。しかし終了。

最終ラウンド。山崎がパンチで前に出ると、KAZZがダウン! 山崎はかぶさり、鉄槌を落としまくる。KAZZの動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。
前日は稲垣組第1世代の前田吉朗が、修斗デビューを1本勝ちで飾ったばかり。稲垣組にとって嬉しい週末となった。

第4試合

2016-04-25PANCRASE_第4試合 荻窪は2014年ネオブラッド・トーナメント フライ級優勝。PANCRASEには2012年から参戦しており、昨年10月のノーコンテスト試合を除けば8連勝中と波に乗る。そろそろタイトル挑戦という声が挙がる中、本人もタイトルを意識している。「勝つことはもちろん、玄人好みでない、わかりやすい勝ち方ができる選手になりたい」と言う荻窪。キャリアの長い山本を相手に、殻を破ることができるか。

山本は、2004年ネオブラッド・トーナメント フェザー級優勝。2014年にはスーパーフライ級タイトルマッチに挑むも、清水清隆に敗戦。その後、昨年は1勝したものの、2連敗している。リングネームを「あつし」から「篤」に戻して心機一転、勝ち星を引き寄せたいところだ。

1R、荻窪が左ハイキックで大きく出る。山本はいつものようにタックルに行かず、ローとパンチで攻めていく。荻窪は両足タックルから金網へ押すが、すぐに離れる。山本は落ち着いてパンチ。荻窪は再び金網へ押すが、少々、性急か。相手を突き放した山本は再び打撃でプレッシャーをかけ終了。ジャッジは2名が山本、1名が荻窪を支持。

2R。荻窪のパンチのスピードが上がっている。山本が金網へ押すと、荻窪が尻餅状態に。荻窪はそこからバックに回り、腕を狙う! しかし、これを外した山本がバックを取り返す。さらに回った荻窪が首を狙うが、山本は外して上に。パンチを打ち合うが、荻窪が立ってバックを撮る。山本は再び上になり、金網へ。激しいポジション争いが展開する中、残り30秒。もがく荻窪。山本は立たせず、バックマウントからパンチを打って終了。ジャッジは2名山本、1名荻窪。

3R。荻窪のタックルを切り、山本がハーフマウントからパンチを落とす。しかし荻窪リバース! 会場が沸く。山本がさらにリバースすると、荻窪はチョークを狙うが、山本は上になったまま金網へ押していく。少々疲れが見えるか? 苦しそうな表情の荻窪。山本はガッチリと押さえ込んでいる。さらに山本はサイドからマウントへ移行。もがく荻窪は正対できない。山本が首を狙うと荻窪はこれを外したが、スタミナ切れ。山本が終始コントロールし、判定勝ちをつかんだ。

日沖 発 対戦カード発表

「PANCRASE 278」(6月2日、ディファ有明)に出場が決まった日沖発がケージイン。
日沖パンクラス2戦目の相手は内村洋次郎と発表され、内村もケージイン。内村は2013年9月以来、2年9ヵ月ぶりのパンクラス参戦となる。
内村が「久しぶりにパンクラスに帰って来られて感謝している。日沖選手はトップファイターなので、やらせていただけて感謝しています」とあいさつすると、日沖は「パンクラス2試合目。いつも通り全力でやりたい。内村選手は強い選手。一所懸命練習して、コンディションを作ってきます」と答えた。
どういう勝負になりそうか訊かれると、内村は「KOします」。日沖は「KOされないよう頑張ります」と静かに笑った。

第7試合

2016-04-25PANCRASE_第7試合 プロレスで数々のベルトを巻き、キックボクシングでもKrushの王者となった朱里が、ついに総合格闘技デビュー。キックのベルトも返上し、プロレス団体を退団して背水の陣で臨むデビュー戦だ。相手は18歳、総合3連勝中の若きホープ浅倉カンナだ。
両者がケージインすると、それぞれの応援団の応援合戦に。突き上げるような声援に会場が揺れた。

1R、朱里がパンチで前に出て金網へ押し込む。しかし、馬力のある浅倉が入れ替えて顔にヒザ連打。朱里もヒザを返し、入れ替えて押し込む。引っこ抜きたいが、浅倉が粘って終了。

2R、朱里は低めの構えでプレッシャーをかけていく。浅倉がタックル、金網へ押すと、朱里は受け止めて首をギロチンにかかえる。尻もち状態の浅倉は、何とか引っこ抜いてテイクダウンするも朱里は首を離さない。浅倉が立つと、組んだままヒザを打ち合うが、膠着してブレイクがかかる。朱里が再び金網へ押し込んで終了。

3R、朱里がジャブから金網へ押し込む。浅倉が内掛けをかけても朱里は倒れない。入れ替える浅倉だが、朱里はチョークを狙う。浅倉は両足タックルでテイクダウンするが、朱里はすぐに立ち、フロントチョーク! そのまま倒して極まるかと思われたが、惜しくもブザー。どちらかというと攻めていた朱里が判定勝利を挙げた。

試合前には打撃で闘うと話していた朱里だが、ふたを開けてみれば打撃よりも組みでの勝負となった。初戦ではあるが、かなり総合の動きにアジャストしていた。門脇英基、光岡映二らの教えの成果が出たのだろう。また、敗れた浅倉は初の黒星となったが、これを糧に大きく成長してほしい。ともにUFC を目指すと話していた両者の、今後の活躍に期待したい。

第8試合

2016-04-25PANCRASE_第8試合 ヘンリーは、昨年末タイトルマッチに挑戦。王者・石渡伸太郎と死闘を繰り広げ、判定負けを喫した。しかし、十分な強さを見せての敗戦だった。この復帰戦で勝利を挙げ、再びタイトルを狙いたいところ。
相手のヤマニハも2013年12月、石渡と対戦し、負けたものの石渡を苦しめた。今年1月には、瀧澤謙太をTKOで破っており、今後が期待される1人だ。

1R、お互い打撃で攻め合う。ヤマニハがタックルを仕掛けるも、ヘンリーが上に。立ったヤマニハは金網に押し込む。ヘンリーが入れ替えてテイクダウンを奪い、終了。ジャッジは3名ともヘンリーを支持。

2R。再び打撃戦で始まる。組みに行くヘンリー。ヤマニハは離れるも、ヘンリーは左ミドルキックを効かせる。ヘンリーは続いて組みつき、ヒザを打ち込む。倒れたヤマニハに対し、ヘンリーはヤマニハのバックに回りパンチを落とす。ヤマニハの応援団が盛んに声を上げ、ヤマニハが立ったところで終了。このラウンドもジャッジ全員がヘンリーを支持。

3R。後がないヤマニハ。グラウンドに持ち込むことはできるのか。ヘンリーはマイペースで打撃。しかしヤマニハも粘り、ヘンリーは決めることができない。終了間際、ヤマニハがテイクダウンを奪ったが、展開を作れないまま終了。3−0でヘンリーが勝利。

<ビクター・ヘンリー 試合後コメント>
「本当は2Rで終わらせたかった。でも、全体として自分の力強さを感じられた。勝利できてよかったと思う。ヤマニハはフィジカルがすごく強くて、倒したかったが最後まで粘られてしまった。彼も打撃で来たが、自分の得意分野でやってくるなんて、負けられないと思った。相手の弱点のボディを攻められたのは良かったけど、パンチでもっとアグレッシブに行けなかったところは良くなかった。相手が距離を取って逃げるようにしていたので、フットワークが不十分になり、アグレッシブさに欠けたと思う。一番の反省点は判定決着になったこと。いつも試合では、きれいにフィニッシュしたいと思っている。勝てたけど、そこが残念。次の試合? もう今はお腹がすいて、ゴーゴーカレーのことしか考えられない。に行きたい(笑)。次はやはり、石渡と再戦したい」

第11試合

2016-04-25PANCRASE_第11試合 ともにUFCに参戦経験を持ち、3戦でリリースされた両者。アレオラは子供の頃、鈴木・船木時代のパンクラスを見ており大ファンだったという。憧れだった舞台で勝利を挙げることができるか。また、徳留は第6代王者。ノンタイトル戦ではあるが、王者の名にかけて絶対に負けられない1戦だ。

1R、プレッシャーをかけていく徳留。アレオラは強烈なローキック。徳留はタックルに入るも、アレオラは付き合わない。さらに強いローキックを放つと、徳留が転がされそうになる。用心する徳留だが、少々近づき過ぎか。アレオラ、ハイキック! 効いた! 続いてアレオラがパンチを叩き込むと、徳留がぐらつく。しかし、アレオラは何故かたたみかけない。徳留が回復し、パンチを打ち込む。試合時間は残りわずか。アレオラはタックルにいくが、徳留はこれを切ってバックからパウンド! アレオラの動きがなくなり、レフェリーが止めた。徳留がデビュー当時のキャッチフレーズ「八王子のパウンドキング」を彷彿とさせる勝利を挙げた。

徳留は「初めちょっともらって、みんなをヒヤヒヤさせてすみません。でも、いい試合できたのかな。KOか1本で勝つと言っていたので、取らないとカッコ悪いから。社長が強い相手を当ててくれて感謝しています」とコメント。

<徳留 試合後コメント>
「勝てて良かった。一番初めは相手の打撃が見えにくくて、警戒していたにも関わらずハイキックを2回ももらってしまった。スロースターター過ぎるところを修正しなくてはと思った。セコンドが距離を取り直せと言ってくれて、それで自分の本来の距離で闘えた。相手のハイキックとパンチは効いた。そもそもあのシーンを作ってはいけないのだが、ああいうのは普段練習でやっているし、UFCでも経験していたので、冷静に対処できて良かった。相手の距離感は正直やりづらかった。次の相手は誰でもいい。パンクラスは今回も色々調べてくれて、強くていい相手を選んでくれた。そういう相手に対してKOや1本勝ちを積み重ねていけば、道は繋がっていくと思う」

第12試合

2016-04-25PANCRASE_第12試合 もともと、牛久がタイトルに挑戦する予定だったが、王者アンディ・メインが負傷により長期欠場を余儀なくされることに。そこで、元王者タクミを破った田村と暫定王者の座を争うこととなった。
田村は2008年6月、修斗でプロデビュー。同年、ライト級新人王を獲得する。2012年からはUFCで3戦し、続いてROAD FCで闘っている。
牛久は2013年12月31日、ベイサイドヨコハマ大会でパンクラスデビュー。2014年にはネオブラッド・トーナメント フェザー級優勝し、7連勝・無敗を誇っていたが、昨年5月、田村と同門の朴光哲に初の黒星をつけられている。
32歳の田村と21歳の牛久。暫定ベルトを巻くのはどちらか。

1R、開始直後に飛び出す田村。牛久は左ハイキックを放つが、田村は金網へ押す。牛久は入れ替えるが、両者離れてローを打ち合う。田村のパンチに会わせてタックルに入った牛久が金網へ押すが、長くは闘わず離れる。田村が落ち着いてパンチ、牛久はハイキック、ミドルキックと足を使う。ジャッジは1人が牛久、2名が田村を支持。

2Rも打撃戦となる。パンチを出しながら回る。田村が組み付くが、すぐに離れる。身長で勝る牛久、自分のペースを守る田村。お互いに有効打はまだ出ない。グラウンドに入る場面はなく打ち合って終了。ジャッジは3者牛久。

3R。田村がロー。牛久はハイキックを連発する。田村のパンチがヒットし、牛久がダウン! すかさず上になった田村がサイドポジションを奪う。さらにハーフマウントになりパウンド。牛久は立つが、田村はバックを取ってヒザ連打。牛久は腕を狙うが、田村は殴って引き離す。再び打ち合うと、田村のパンチが牛久のアゴにヒット、牛久ダウン! 田村がパウンドに入り、レフェリーが止めた。
ベルトを巻いた田村は満面の笑みを浮かべベルトをなでると「サンキュー!本当に感謝しかない。自分は誰よりもいろんな人にサポートしてもらっていると思う。家族、チームメイト、ジムのスタッフ、関係者…みんなに感謝。いつもありがとう!なかなかうまくいかない時が長かった。その時に支えてくれた人へ、やってやったぞコノヤロー!!と叫びたい。アンディ・メイン選手、復帰戦の相手は僕でよろしくお願いします!」とコメント。

<田村 試合後コメント>
「当たれば倒れると思っていたので、慎重に行った。5Rだし、時間はたくさんあるので、ぶちのめせると思った。自分のペースとリズムがないと、ファイターはだめだと思う。それさえあれば、3Rも5Rも関係ない。大切なのは自分のペース。相手の攻撃で効いたのは特にない。ヤバイ、倒れるかもというのもなかった。ただ、離れ際のヒジとかあったので、印象が悪いと思い、パンチを入れたりして、自分の手で終わるように心がけた。先手を取って自分のペースで行けば大丈夫。セコンドの横山(恭典)のアドバイスも今日は聞いた。いつもは聞かないけど(笑)ベルトを巻いて、終わって、スゲーな、やってやったぞコノヤローと思ったらタイトルマッチだった。このベルトが死ぬほど欲しいとかじゃなくて、今までやってきたことの結晶がこのベルトという形になったと思う。今日は全部出せた。今まで、勝った試合でも、周りの人は、田村、出せてないなと思っていたと思う。空手の先生も、全部出せば結果はついてくる、入って入って入れば倒せると言ってくれて、その言葉を信じて闘った。ようやく出し方がわかりました、この年になって(笑)」

(写真・文/佐佐木 澪)

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