リアルジャパンプロレス3.24.後楽園決戦直前インタビュー第1弾! 【“猛虎No.1遺伝子”スーパー・タイガー(リアルジャパンプロレス)】

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3月24日(木)東京・後楽園ホールで開催される『初代タイガーマスク黄金伝説~LEGEND OF THE GOLD Ⅳ』のセミファイナルにて、船木誠勝・鈴木みのる・川村亮組と対戦するスーパー・タイガー(タカ・クノウ・佐藤光留とタッグ)が決戦に賭ける意気込みを語った!

<セミファイナル 6人タッグマッチ60分1本勝負>
船木誠勝(フリー)&鈴木みのる(パンクラスMISSION)&川村亮(パンクラスMISSION)
vs
スーパー・タイガー(リアルジャパン)&タカ・クノウ(チーム太田章)&佐藤光留(パンクラスMISSION)

――スーパー・タイガー選手は、リアルジャパン3・24後楽園大会でセミファイナルの6人タッグマッチに出場します。船木誠勝&鈴木みのる&川村亮組vsS・タイガー&タカ・クノウ&佐藤光留組。このカードについて、どのようなイメージをお持ちですか?
「ボクの感じだと、陰と陽、太陽と月みたいな組み合わせですね。今回、ハッキリとそういった部分が色分けできるカードかなと、ボクのなかでは思ってます」

――どちらかのチームが太陽で、一方が月であると?
「船木、鈴木、川村というのは常に陽の当たる場所で、やることなすこと全部にスポットが当たる。やっぱり、ボク、タカ・クノウ、佐藤光留だったりというのは、佐藤君がむかしからハードヒットでよく言ってたようにオレたちは太陽になれない、でも月は月なりに輝くんだと。それが今回おもしろいくらいにそういう色分けができるカードになったなと思って。そのなかでもやっぱり上位概念と上に置くのもあれですけど、陽の当たる人たちと闘うと。それに対して我々は腹に一物持ってるので、いまに見ていろ、いつまでも下に見るなと。月が悪いわけじゃないですけど、ボクのなかでもそういった思いがある。あなたたちを輝かせるための存在じゃないんだと、下剋上に近い気持ちですね。プロレスってボクのなかでは上位概念をいかに崩してアピールしていくものだと思ってるので、今回、技術を越えてやっぱりそういった思いがタカ・クノウも佐藤光留もボクも持ってる。(船木組は)そういったものを一番ぶつけやすい人たちだなと。打てば響く人たちだと思ってます」

――太陽に例えられる対戦チームですが、あまりにも大きな存在ですよね。
「ハイ」

――レジェンド王座を奪われた船木選手とも再び対戦しますが。
「もともとボクがプロレスラーになる前からの大きな存在でしたし、タイトルマッチの前にはタッグも組んで、そういったなかでも常に憧れだったり、そういったものは抜きにして競争相手だとも思います。前回越えられなかったというのは、まだまだボク自身の覚悟の部分で足りなかったから。船木さんは、あの歳でフリーになって守りに入らず攻めに一歩出た。その船木さんにかなわない部分があったのはもう自覚しているので、そういった部分でもそのままでいいのかというとそういうつもりはサラサラない。ここでまた挽回するチャンスがあるのであれば船木さんにも一撃を入れたい。鈴木みのるさんもずっとボクを引っ張ってくれた先輩でもあるので、恩返しの意味でもいかに頑張れるのか。川村亮というのもチャンピオンでありパンクラスの社長もやったくらい責任感のある男なので、また今後、プロレス界、リアルジャパンでも怖い存在でもあると思し、先に潰しておきたいと思います」

――6人タッグということで、このなかで誰が一番のインパクトを残すか、誰がもっとも目立つかという勝負にもなってくると思います。やはり一番目立たないといけないのがスーパー・タイガー選手なのかと思いますが。
「ハイ。試合巧者の鈴木みのる、そして船木さん、ここをいかに崩していくか。この2人のなかでもタッグを組んでいての闘いがあると思うんですよね。要はパートナーであってもオレはオマエに負けないよと、いやいやオレだってという船木さんと鈴木さんの闘いもあるので、そこに着目されないように、ここはウチのリングですからと。あなたたちはこれから下がっていく身、私たちは最前線にもっともっと出ていくためにあなたたちを倒していきますよという覚悟を見せる闘い。そういう試合にしていきたいと思います」

――6人タッグマッチはプロレスならではのルールですが、闘いにくいですか、それとも闘いやすいですか。
「というよりも、一回でこの3人を相手にできるというのは幸せでもあって、この闘いを通してまた個人のシングルマッチをやれるチャンスも出てくるので、この6人タッグをまたきっかけにしたいですね。そうすればいくらでもまた物語を続けていけると思うので、そういった部分ではありがたいです」

――ある意味、おいしいですよね。
「そうですね。リアルジャパンの年4回のペースで船木さんとやって鈴木さんとやって、川村君とやってと考えたら、それで一年が終わってしまうので。相手チームもチーム内での闘いがあるように、我々もオレが目立つ、オレが目立つというみんな個人の闘いだと思うんですよね。そこにやっぱりボクが上がらなかったらリアルジャパンではないとなるんで、メインで関本さんと長井さんが闘う時点でボクの敗北感もある。悪いけどもメインを超えた6人タッグにしたいし、スーパーは誰とやってもシングルで見たいと思わせる試合じゃなかったらダメですね」

――いまメインの話が出ましたけども、メインでは関本選手がレジェンド王者で長井選手が挑戦者。タイガー選手にとってはベルトを取られた船木選手との再戦を見据えていたと思うのですが、船木選手が陥落してしまった。このことについてはどうですか。
「それは残念な部分がありますけど、関本はどの団体においてもチャンピオンになれるし、ホントは自分がその位置にいてそれをやらなくてはいけないところ。でも、関本が船木さんから取ったことでボクは関本という新たな敵と勝負(できる)。リアルジャパンだけじゃなく、この後に続く全日本のチャンピオンカーニバルもあります。リアルジャパンでも一度もやったことのない関本大介とのシングルマッチが(全日本の公式リーグ戦で)組まれますから、ボクとしてはタイトルマッチの延長だと思って闘います。今回もありますし、その先もというように、特に今年はそういった部分でもどんどん攻めて守りにいかない。いまやらなかったらいつやるんだ、もうないと思ってますから。そういった覚悟を闘いで見せていきたいですね」

――メインの関本vs長井のレジェンド王座戦、どう予想されますか。
「予想というよりも、いまは自分のことで精一杯。アタマが回らないですね」

――なるほど。いずれにしても近い将来、タイガー選手がふたたびレジェンド王座戦線に絡んでこないといけないですよね。
「ハイ。でも今回、どっちが勝ってもボクにとってはチャンスが回るまでに自分自身を上げないといけない。またその間にチャンピオンは変わるかもしれないし。その時に強い選手がチャンピオンになるので、がどうというよりも、目の前の敵を倒すことのみを考えます」

――全日本プロレスチャンピオンカーニバルの話も出ましたが、こういったリーグ戦への出場は初めてですよね。どのように準備しますか。
「初めてですね。まずそこ(4・9後楽園での開幕戦)へたどり着くまでにケガをしないこともそうですし、連戦で自分自身が精神的にも肉体的にもガス欠を起こさないように。ただやってみないとわからないので、次もあると考えて闘うことはないですね。終わったら終わったで次だと思うので、一試合一試合、次を考えないですべて全力投球でいきたい。それができないようだったらやらないほうがいいと思ってます」

――他団体本格参戦と言っていいですよね。
「ハイ。これを皮切りにいろんなところでいろんな選手と、今までできなかった分を全部ぶつけていきたい。そしてその上で勝ち残って、リアルジャパンにそれを持ってきて、その時にボクがまたタイトルマッチをして、チャンピオンになれたとしたら、またベルトの価値が上がると思う。いままで2回(レジェンド王座の)ベルトを獲りましたけど、いままでとは比べ物にならないくらい大きなものを持ち帰って、みんながリアルジャパンに出たい、リアルジャパンをめざす、そういう団体になっていけるようにこれから覚悟を決めてやっていきたいというのがあります」

――関本選手とは全日本のリーグ戦でも対戦しますが、同じブロックにはS・タイガー、関本選手のほか、秋山準選手、宮原健斗選手、野村直矢選手、The Bodyguard選手、真霜拳號選手がエントリーしています。意識する選手は?
「秋山さんですね。東京でやれる、後楽園での開幕戦でやれる。下手したらそれで潰される可能性もありますけど。次に現在の三冠王者・宮原選手。ここをどう崩すか。ほかも初めてやる選手が多いので、どの試合も油断できない。まずは初日(秋山戦)、武者震いが起きるくらいのカードですね。これをリアルジャパンでもやりたいくらい。ただ今回、全日本に出られるのも昨年闘った諏訪魔選手、いまケガで欠場してますけどあそこから始まったものだと思ってますし、諏訪魔選手とはまだまだ闘いたい。早く足を治してもらって、その上でもっともっとぶつかれるように。近い将来リングで会えるのであれば、ボク自身も恥ずかしくない状況にもっていって、スーパーはこの期間でこれだけ変わったのかと言われるくらい闘う者同士で見せられる選手になっていきたいなと思います」

――諏訪魔選手との遭遇というのはものすごく…。
「あれはもの凄く大きかったですね。やっぱり全日本プロレスというのはボクのなかで通ってこなかった王道。いままではどちらかというと新日本の系列だったりUWFだったり、それに近い部分が多かった。ある意味で真逆の、全日本の王道に触れて感じるものがものすごくあった。それが今回、王道のなかに入ってどんな闘いを見せられるかもボクの闘いの幅を広げられるものになると思います」

――そこで得たものをリアルジャパンに持ち帰るということですけども、現状では初代タイガーマスク選手の欠場が続いています。そのなかで、いまどんな気持ちですか。
「申し訳ない気持ちが一番ですよね。今回(3・24後楽園で)メインを張れなかった。いろんな人からも言われますけども、リアルジャパン所属じゃない選手がメインを張っていいのかと。いいわけがない。それはもう、はらわたが煮え返るくらいの思いはありますけど、現状として現実としてもボクはいまチャンピオンじゃないので。チャンピオンじゃないとしてもやっぱりスーパーがいればやっていけるんだと思われるように、これから少し旅にも出てしっかりしたものを得て、持って帰りたいというのがあります」

――初代タイガーマスク選手もいずれリングに戻ってくると思います。いままではいないことへの不安が大きかったと思うのですが。
「ハイ」

――これからはもしかしたら戻ってくることへの焦り(カムバックのときにスーパー選手がトップに立っていないといけないというプレッシャー)みたいなものも生じてくるのではないかと…。
「そうですね。そのときにトップに立ってなかったらダメ、ですね。スーパーに安心して任せられるから無理して出なくてもいいなと言われるくらいにしたいですよね」

――そのためにも、チャンピオンカーニバルの経験も重要ですよね。
「そうですね。他団体の闘いで、でもまずはこのリアルジャパンでしっかり見せて、ここで得たものを他団体でも見せて、その上で、他団体で得たものをこちらに何倍にもして持って帰ってきたい」

――プロレスデビューからちょうど9年になりました。いままでを振り返ってみてどうですか。
「いままでは絶対的に試合数が少なかったというのがあるので、ただそれがここにきて増えてくるというのは、ボクはここからが始まりなんだと思ってます。いままではある意味で下積みだと思ってますので、これからもっともっと自由に闘っていきたい」

――いままでがもったいなかったなという気もしますが。
「こればっかりはもうボク個人で動けるものでもなかったんで、そういったものも含めて9年かかったのかなと」

――プロレスキャリア10年目に入りました。団体も旗揚げから11年目になります。今後はどんな闘いを?
「やっぱりストロングスタイルを追求した上で、茶番じゃない闘い。この前の諏訪魔選手との試合もそうですけど、熱い闘いを通して感じるものがあったらまっすぐぶつかればいい。茶番をやるつもりもないし、そういうリングにはしたくないですね。やっぱり男と男がまっすぐな気持ちで闘って、その上で感じるものがあれば融合するし、しなければしないで。やっぱり正統直系のストロングスタイルを見せられるのはやっぱりリアルジャパンなんだって、一見さんからしてもこれってなんか違うよねと、そう思われるようにしないといけないと思ってます、リアルジャパンは」

リアルジャパンプロレス『初代タイガーマスク黄金伝説~LEGEND OF THE GOLD Ⅳ』
日時:3月24日(木)
会場:後楽園ホール
試合開始:18時30分

▼第1試合 シングルマッチ30分1本勝負
長谷川秀彦(フリー)
vs
倉島信行(ドラディション)

▼第2試合 バトルロイヤル10選手参加
スーパー・ライダー(リアルジャパン)/グラン浜田(フリー)/間下隼人(リアルジャパン)/山本SAN(COMBO)/“力道山3世”力(リキエンタープライズ)/LEONA(ドラディション)/小笠原和彦(PRO-KARATE 押忍闘夢)/フリーダム・ウォーレス(Battle Arts Academy)/戸井克成(邪道軍)/松崎和彦(邪道軍)

▼第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)/那須晃太郎(フリー)
vs
ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)/折原昌夫(メビウス)

▼第4試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
藤波辰爾(ドラディション)/石川雄規(Battle Arts Academy)/アレクサンダー大塚(AODC)
vs
田中稔(WRESTLE―1)/柴田正人(フリー)/ベアー福田(SECRET BASE)

▼セミファイナル 6人タッグマッチ60分1本勝負
船木誠勝(フリー)/鈴木みのる(パンクラスMISSION)/川村亮(パンクラスMISSION)
vs
スーパー・タイガー(リアルジャパン)/タカ・クノウ(チーム太田章)/佐藤光留(パンクラスMISSION)

▼メインイベント レジェンド選手権試合60分1本勝負
【王者】関本大介(大日本プロレス)
vs
【挑戦者】長井満也(ドラディション)
※第9代王者、初防衛戦

(記事・写真提供 リアルジャパン)

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