橋本真也復活祭7.13後楽園大会 橋本真也10周忌イベント 大地vs.永田、テンコジvs.中西&キャプテン

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橋本真也復活祭
日時:2015年7月13日(月)
開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1000人

▼オーケストラ〜橋本真也名勝負

▼第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○獣神サンダー・ライガー/タイガーマスク
11分31秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
●小松洋平/田中翔

▼週刊プロレスは見た!橋本真也3本勝負の裏側!!

▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○天山広吉/小島聡
9分39秒 アナコンダバイス
中西学/●キャプテン・ニュージャパン

▼闘魂三銃士プレゼンツ 甦る橋本真也座談会!

▼第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●橋本大地
16分16秒 バックドロップホールド
○永田裕志

親父の死から10年…永田に完敗した大地は親父超えの代わりに永田超えを目指す宣言!
闘魂三銃士の武藤や蝶野らが橋本さんとの秘話を語り、映像で破壊王の勇姿が甦る!

オープニング

2015-7-13橋本真也復活祭_展示品北側客席を潰し、ドラムセットや譜面代などが設置されているプロレス会場らしからぬ光景。さらに場内のBGMとしては『水戸黄門』や特撮ヒーローものなど、橋本真也さんが好きだった曲が流れる。
18時30分になるとスクリーンでは、橋本さんが2000年12月にプロレスリング・ノアに乗り込んでいった試合(vs.大森隆男)映像、藤田和之、小川直也からのビデオメッセージ、さらに元ドリームステージエンターテインメント代表の榊原信行氏協力によるハッスル設立会見やハッスルの大会映像を上映。最後は橋本さんの訃報を伝えるニュース映像や葬儀、『爆勝宣言』で出棺した告別式の模様が流れた。

VTRが終わると、橋本さんと親交が深かった田中秀和リングアナがリング上へ。「ぜひ今日は橋本真也を思い出していただいて、最後まで楽しんでいってください」と言った田中リングアナに呼び込まれ、今大会の総合プロデューサーを務めた橋本大地がリング上へ。
2015-7-13橋本真也復活祭_大地挨拶大地は「破壊なくして創造はなし、悪しき古きが滅せねば誕生もなし! ……この意味知ってる人いますか? (観客から「知ってるよ」の声が飛ぶ)じゃあ説明しないでおきます。この意味、父親が言ったこの言葉に負けないような試合を、今日は僕が見せたいと思います! 本当に今日はたくさんのご来場、本当にありがとうございます。皆さんの協力がなければこういったイベント開けなかったと思います。こんなに人が集まらなかったと思います。総合プロデューサーになってやっとこの大変さが分かりました。今日、橋本真也復活祭。僕の親父、橋本真也が復活できるよう精一杯やっていきたいと思います! またまた時は来た、その言葉通りに今日成功してみせます。よろしくお願いします。それでは開演したいと思います!」と挨拶してから開会宣言。

オーケストラ

2015-7-13橋本真也復活祭_オーケストラオーケストラが橋本さんの入場テーマ曲である『爆勝宣言(ビッグマッチバージョン)』を生演奏。演奏が終わるとスクリーンでは1984年のデビュー戦から、東京ドーム大会や第1回G1クライマックス、トニー・ホーム戦や天龍源一郎戦など新日本プロレス時代の名勝負がダイジェストで流れる。

第1試合

2015-7-13橋本真也復活祭_第1試合煽りVでは初めて戦闘用ライガーとなってスーパーヘビー級だった橋本さんと対戦したときの思い出をライガーが「橋本は本当にチャンピオンらしいチャンピオンだった」と語る。
田中リングアナがいまの新日本の選手をコールするのもこの大会ならでは。まずは田中が「来いよ、ライガー!」と指名。
ロープに押し込んでいってチョップを叩き込んでいった田中は、なおもチョップの連打からランニングエルボー。さらに小松と2人がかりでストンピングを落とすと、ライガーもたまらずタイガーにタッチ。

ドロップキックから低空ドロップキックを発射した小松。田中がタイガーを羽交い締めにするが、タイガーは突進してきた小松をヘッドシザースで投げると小松にカンガルーキック。さらに小松を蹴り飛ばしてったタイガーは場外に連れ出して羽交い締めに。
そこにライガーがスライディングキックをお見舞いしてから鉄柵に投げつける。リングに小松を戻したライガーは腰のテーピングを引き剥がしてエルボー。さらにロメロスペシャルで吊りあげてからのカベルナリア。

タイガーも小松の腰にヒザを押し当てながら逆片エビ固めを狙うが、これは田中がカット。ライガーのキャメルクラッチも田中がカットしたが、ライガーは田中を場外に放り投げる。タイガーが小松にミドルキックを叩き込んでからソバット。どうにかカウンターでドロップキックを返した小松は田中にタッチ。
エルボーから串刺しジャンピングエルボーを叩き込んだ田中はドロップキック。さらにアバランシュホールドで叩き付けた田中は逆片エビ固めを狙う。これを下から蹴り上げてカットしたタイガーはソバット。だが、蹴り脚をキャッチした田中は逆片エビ固めへ。

タイガーは田中のエルボーをキャッチして羽根折り固め。ライガーが小松を抑え付けるが、小松はライガーごとタイガーにぶつかっていってカット成功。しかしタイガーは田中にハイキックからタイガードライバー。両者タッチして小松がライガーにエルボーの連打からフライング・フォアアーム。ハーフハッチで投げた小松はコーナーに登る。
しかしデッドリードライブで投げたライガーはアッパー掌底を狙う。だが、小松は足元のスライディングすると、そのまま後転して逆片エビ固めへ。田中もカットに入ろうとしたタイガーを逆エビ固めに捉える。

何とかロープに逃れたライガーは走り込んできた小松をケブラドーラ・コンヒーロで叩き付けると逆片エビ固めへ。10分が経過し、タイガーを振り切った田中がカット。だが、タイガーは田中を場外に追いやるとエプロンからプランチャ。リング上ではライガーがパワーボムを狙ったが、小松は回転エビ固めで切り返す。
カウント2で辛くも返したライガーはカウンターのアッパー掌底からライガーボム。しかし小松は自力でキックアウト。ならばとライガーはダメ押しの垂直落下式ブレーンバスターを決めて3カウント。

<試合後コメント>
獣神サンダー・ライガー&タイガーマスク
タイガー「えー、まあ橋本さんの追悼興行という事で、僕は新日本プロレスリングでは橋本さんと接点はないんですけど、実はあの、僕がプロレスラーになる前に、新日本プロレスの道場で練習させてもらったことがあって、その時に橋本さんと実はスパーリングしてるんですね。あの、ほんとにすごく重たくて、偉大で、ものすごく威圧感があった、そういう方でしたし、テレビで見てても蹴りにしてもすごいパワーでしたし、ほんとにすごいレスラーだなと改めて思いますし、また自分がこうやって新日本プロレスに来て橋本さんと一緒になることはなかったんですけどね、是非一緒にタッグも組んでみたかったし、また自分というものを橋本さんにも見てもらいたかったなと思います。まあ今日天国でこれがタイガーかと見てくれてると思いますけどね、(橋本さんが)いたら『お前、ホントこうしろ〜』って言われるかもしれないですけど、逆に言われたいなというのがありますね。あと、これは新日本プロレスの話なんですけどね、僕はNWAのジュニアのベルトをずっとと言ってるんですけど、昨日ね、ある会場でのコメントで、あの、これで会社が決めてくれなかったら人間不信って言って、ハワイに行くって言った。それはあくまでもあの、知ってる方は知ってると思うんですけど坂口会長のフレーズであって(苦笑)。私、あのホントに冗談で言ったつもりだったんですけど、今日小林さんからネット出てるぞみたいに言われて、あくまでもファンのかた、申し訳ないですけど、僕なりの冗談でしたので、あの、会社に何もないですし、むしろ会社とも色々話もしてますので、またこういう形でね、何か試合があるんであれば出させてもらえればと思います。今日はありがとうございました」
ライガー「まあタイガーは新日本辞めてハワイに行くって言ってるんで」
タイガー「いやいやいや」
ライガー「ずいぶん寂しい」
タイガー「それ坂口会長のフレーズですから」
ライガー「そうなの? まあ常日頃から不満があったようなんでね(※タイガーは控室へ)。行っちゃった。とりあえず、今タイガーが、天国か地獄かどっかわかんないけど見てるだろって言ってたけど、彼はこの会場に居ると思う。やっぱ一番興味があるのは大地だと思う。俺は、他団体の人間だし、大地の団体ではないし、大地のことはとやかく言えないけど、こないだの博多で、彼は大日本プロレスかな? 昔のタイガースマスク(丸山敦)と、あと佐久田かな? その選手とタッグマッチをやった時に、すごいバチバチのファイトを見せた。これじゃないかと思うんだよ! 名前のある選手といくらやったってダメなんだよ。同世代の同じぐらいのキャリアの人間とどんどんやって、そこに這い登ってきて初めてのメインイベンターだ。だから、今日大地はメインイベントで永田とやるけども、俺は全く興味が無い。ぶっちゃけ。そんなんよりも、誰がどう見たって永田を食えるか? 永田はつえーぞ! もう大地を頑張りを見せてどうのこうのってキャリアじゃないだろ。俺はそう思うんだ。二世レスラーに俺は皆に言いたい。名前のある選手とやって何になるんだ? デビュー戦はまだいい。その二世レスラーを育てている周りの人間にも聞きたい。ほんとにそれでいいと思ってるのか? 俺は疑問。同世代の若い世代とバチバチやって、大地のこないだの博多の試合はそうだった。橋本和樹かな? パートナー組んでやってるよ。同じ橋本でいいじゃないか、若い同士でガンガンやってた。若い世代とぶつかりあう。それこそ彼らはこないだそういうファイトだった。声は出てるし荒っぽいし、若手だなーっていい試合を、俺はそういうの期待してるし、今日会場に来てるであろう橋本真也もそういう大地を見たいと思う。だから今日、永田だろうがなんだろうが、俺は関係ないんだ、そういう大地を俺は見たい! そっから這い登ってくる、這い上がってくる、それでメインイベンターになる大地を見たい。俺は子供の頃から大地を知ってるから余計そう思う。自分の子供だってレスラーじゃない。大地はレスラーになった。同じレスラーとして、見守っていきたいし、成功させたいし、だからあえてコレは言う。それを聞く聞かないはその橋本大地を育てている人間の心というか、気持ちだから、俺は何も言わない。でもそれは俺の偽らざる真の叫びだと思っててほしい。俺はそう思うんだ。レスラーを育てるというのは。俺はそう感じる」

橋本真也3番勝負の裏側

2015-7-13橋本真也復活祭_3番勝負の裏側田中リングアナと共に『週刊プロレス』の佐藤正行編集長、芸能界イチの橋本ファンである勝俣州和さんがリング上へ。このコーナーは勝俣さんが選んだ橋本さんのベストバウト3本勝負と編集部に眠っている秘蔵写真を発表するという。

まず一番目は2001年3月2日に両国国技館で行われたプロレスリングZERO-ONEの旗揚げ戦。勝俣さんは事前にこの試合で橋本さんが使用したハチマキが欲しいとお願いしておいたのだが、大会当日、橋本さんは興奮していたこともあって名前をコールされた際にハチマキを客席に投げてしまったという。ところが、奇跡的にそのハチマキが勝俣さんのところに飛んで来たという秘話を紹介。
しかもこの大会を報じた週刊プロレスの号からが、佐藤編集長が週プロの編集長になった号でバカ売れしたという。

二番目はトニー・ホーム戦。格闘家がプロレスに乗り込んできた際、立ちはだかったのが橋本さんだったが、いきなり初対決で敗れ、二度目の対戦でもまさかの連敗。三度目の対戦でようやく雪辱した因縁対決。勝俣さんは打倒トニー・ホームのために中国に武者修行に行ったが、すぐにホームシックになった話や猪狩りをするために山籠もりをしたら、初日で猪に遭遇したわずか1日で下山したという秘話を披露。

最後の三番目は小川直也戦、中でも2度目の対戦となった1997年5月に大阪ドームでの対戦。この1か月前に行われた小川直也のプロレスデビュー戦で橋本さんが敗れたことで誹謗中傷された橋本さんが死んでしまうのではないかと心配した勝俣さんは、毎日のように電話して励ましたという。だが、橋本さんは当時勝俣さんはホモなんじゃないかと思っていたという秘話を披露した。

最後にリングの外での試合として、長州力との“コラコラ問答”を紹介。CDになっているということで、スクリーンにはそのときの週プロの誌面を映し出し、音源を場内に流した。いま聞いても長州の「紙面を飾ってコラ」「吐いた唾を飲み込むなよコラ」などの名言は素晴らしいが、当時長州が橋本さんのことを「チンタ」と呼んでいた理由が、田中リングアナが「橋本真也〜」とコールしたときに長州には「チンタ」に聞こえたからだという秘話が明かされた。

第2試合

2015-7-13橋本真也復活祭_第2試合煽りVでは橋本さんの付け人として可愛がられた天山が、1997年のG1クライマックス決勝で橋本さんと対戦した際、ダイビング・ヘッドバットを放つときに足が引っかかって宙づりになったときのエピソードを振り返り、そんなアクシデントがあったにも関わらず橋本さんに勝利してG1優勝を飾ったのが一番の思い出だと語った。
小島は1996年に広島で行った橋本さんとのIWGPヘビー級戦で、強い橋本さんに打ち砕かれた思い出を語った。中西は1994年の『夢☆勝ちます』での一騎打ちで記憶がほとんどないくらいボコボコにされた思い出を語った。

中西が天山を指名して試合開始。ショルダータックルでのぶつかり合いから天山のチョップを受け止めた中西が逆水平チョップ。すると天山はモンゴリアンチョップでなぎ倒す。中西も地獄突きからクロスチョップを返すとキャプテンにタッチ。天山も小島にタッチすると、キャプテンはロープに押し込んでクリーンブレイク。
そこをショルダータックルでなぎ倒した小島だが、キャプテンはモンゴリアンチョップ。怒った天山が入ってくると、キャプテンはモンゴリアンチョップをブロックして地獄突き。さらにモンゴリアンチョップもお見舞いしていく。

だが、背後から小島が襲いかかっていく、2人がかりでキャプテンを痛めつけると、天山のヘッドバットと小島のスリングショット式エルボードロップを同時投下。キャプテンのジャンピングショルダーをかわすと、小島は控えの中西を攻撃。さらに天山がキャプテンにヘッドバット。
キャプテンもナックルパートを返すが、天山はカウンターのジャンピングラリアット。小島は再び控えの中西を攻撃すると、キャプテンにマシンガンチョップ。さらに串刺しジャンピングエルボーから行っちゃうぞエルボーを投下。

だが、ジャンピングショルダーを返したキャプテンは中西にタッチ。エルボーからショートレンジラリアットを叩き込んだ中西は「ホー」と雄叫びをあげてから足を踏みならすとラリアット。さらにアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げる。天山がボディへのヘッドバットでカットすると、小島はコジコジカッター。
腕のサポーターを外した小島はラリアットを狙うが、中西はスピアーで迎撃。タッチを受けたキャプテンが串刺しラリアットを叩き込むと、中西が野人ハンマー。倒れた児島にキャプテンはダイビング・ヘッドバットを投下したが、かわした小島は橋本さんを彷彿させる袈裟斬りチョップ。

天山はモンゴリアンチョップから串刺しラリアット、ブレーンバスターと追い込んでいく。中西がカットに入るが、小島が場外に連れ出す。その間にキャプテンがヒラボトムからのカリビアンデスクリップ(=コブラクロー)。しかし小島が戻ってきてカットすると、テンコジはテンコジカッターを狙う。
リフトされた際に脳天チョップを叩き込んで防御したがキャプテンだが、天山がカウンターのニールキック。そこに中西が入ってくるが小島がDDTで叩き付けている間に、天山がキャプテンをアナコンダバイスに捉えてギブアップを奪った。

<試合後コメント>
テンコジ
天山「いやほんまね、久しぶりやったけどめっちゃ緊張した。なんでやろって、やっぱ、どっかで橋本真也がどっかで見てるような気がして、いやほんま、しょうもない試合、しょっぱい試合したらお前何やってんねんって文句言われそうな、それが多分あったからね。タッグとはいえテンコジでやってるとはいえ、俺もそのプレッシャーはありました。こんな十周忌っていうか、10年という橋本さんの節目の年に、この後楽園で試合できたっていう、自分自身ほんま、誇りですし、嬉しい半面下手なことできないという、プレッシャーがありましたねほんま。まあほんとに、あれから十年て、ほんまあっという間に橋本さんの、俺の中では橋本さんはまだまだ未だに頭の中にずっと残ってるっていうか、いつも橋本さんの思い出出る時あるしね。どんなキツイ時も、橋本さんっていうのは頭の中入っているというか。色んな意味で勇気づけられる事あるし、叱咤されてるというか、橋本さんどう思うのかって。やっぱり橋本さんの弟子として恥じないようにやらなきゃいけないという気持ちも持ってます。いやすごい緊張してやばかったですよね。コジありがとう。しっかりと今日終わって、橋本さんに少しでも自分の試合観てもらえたらなと思いますね。次はもう、新日本プロレス最大のイベントG1が待ってるんで、しっかりG1に向けてあの、しっかりやりたいと思います」
小島「まずは10年間、プロレス界を守っていただいてありがとうございました。橋本さんのおかげで、今日も俺はプロレスラーで居ることができてます。そしてまだ、もう少しプロレスラーでいれるような気がします。プロレスラーとしてまたこうやって、橋本真也のいる場所に帰ってきたことを光栄に思います。プロレスラーとして生きてきて、こんなに嬉しいことはない。橋本さんの死は本当に衝撃的だった。俺の中で。あれから十年間も、こうやって俺はプロレス界で生きてる。こうやって元気よく試合できてるのも、もしかしたら橋本さんのおかげかもしれない。それだけ偉大な大先輩です。今でもこれからも、ずっと俺の中で尊敬する大先輩で居続けると思ってます。ありがとうございます。あと今日はあの、リング上にセミが置かれてるかどうかだけ心配だったんで、それがなかった。リングに上った時に、セミが二百匹ぐらい上から落ちてくるのか、リング上にいるのか心配だったけど、それが何もなくてよかったです。橋本さんありがとうございました」

甦る橋本真也座談会

2015-7-13橋本真也復活祭_座談会①休憩明け、座談会の仕切り役として大地プロデューサーから直々にオファーされたというプロインタビュアーの吉田豪さんが、先ほども登場した勝俣州和さんと共にリング上へ。続いて田山正雄レフェリー、ピンクのスーツ姿の吉江豊、行方不明かと思われた安田忠夫、そして闘魂三銃士の蝶野正洋と武藤敬司という超豪華メンバーが登場。

いきなり橋本さんがカナダでの武者修業時代に、小さい女の子からサインを求められた際にいわゆる“タモリさんが描く安産祈願のマーク”を描いて渡したところ、家族が大使館職員だったため強制送還されたという秘話をぶっちゃける!
田山レフェリーは橋本さんが猪木さんのベンツに乗っていたとき、検問でエアガンやバット、ライフルなどが出てしまい3時間くらい拘束されたという秘話を公開。

蝶野が橋本さんが選手会長時代のお金の話を控えようとすると、武藤が「当時の社長の坂口(征二)さんもいるんだからマズイよ。あれ、横領だよ!」と余計な合いの手を入れる。勝俣さんは学生時代に購買の帳簿を誤魔化していたという話を暴露。
さらに蝶野は闘魂三銃士が初めてニューヨークで集合した際に、猪木さんのクレジットカードを勝手に使って買い物をしまくった話を暴露。

観客から歓声が飛んだ安田は「僕が付け人やっているとき、橋本さんがチャンピオンだったんですけど、会場につくのが6時だったんですよ。でも橋本さんには文句が言えないんで、僕に何を言ってるか分からない言葉で言ってきたんで、ハイハイっていって聞き流していたんですけど、『お前、プロレス舐めてんのか?』って言われたときも『ハイ』って言っちゃったんですよ」というエピソード話を披露。
吉江は多摩川が台風で荒れている中、鮎を捕って食べたり、熊本でおしぼり1つ持たされてコンビニに買い物に行かされた話を披露した上で「それでも喜んでやるんです。最後に『ありがとな』って言ってくれるんで」と橋本さんの憎めない人柄を語った。

2015-7-13橋本真也復活祭_座談会②田中リングアナは橋本さんとライガーのお陰で著書の『旅日記』が充実したという。最後に武藤が入門当時にフィリピンに行ったときに、同室だった橋本さんとのとんでもない秘話を暴露して爆笑を誘った。

第3試合

2015-7-13橋本真也復活祭_大地入場煽りVでは大地が「予想以上に興行を打つのは難しいというのを思い知った」と語った。現在IGF所属の大地が「もがいてるって言えばもがいていますね。分からないから教えてもらう」と言って対戦相手に指名したのは永田裕志。
「23年間やってきて、自分のやってきたことをぶつけていい試合だと思った」という永田は、2001年3月のZERO-ONE旗揚げ戦の際に「現状を打破したい!」という思いを理解してその場を提供してくれたのが橋本さんだったという。だからこそ大地にとって、この一戦が「現状を打破する場」になるかもしれないという。最後に永田は「お前のお父さんが歩んだ新日本プロレスというものを俺の体を通じて体感しろ」と告げた。

オーケストラによる『パイレーツ・オブ・カリビアン』の曲(前奏)からいつもテーマ曲の載って登場した永田は“ミスターIWGP”と呼ばれていた頃に着用していた濃紺のロングガウン姿でリングイン。一方、オーケストラによる生演奏のビッグマッチバージョンの前奏から橋本さんバージョンの『爆勝宣言』の乗り、背中に鳳凰が描かれた橋本さんのロングガウンを羽織り、真っ白なハチマキを締めた大地が入場。
「橋本真也、いいかよーく見てろ! これがお前の遺伝子だ! 10年前ではなく明日に向かってのメインイベント」という田中リングアナの前口上。この一戦を裁くのは田山レフェリー。

脇の差し合いからロープに押し込んだ永田だが、まずはクリーンブレイク。グラウンドに持ち込んだ永田は腕十字の体勢に。上体を起こして上になった大地はサイドに回っていくが、すぐにスイープして上になった永田。キーロックに捉えた永田は腕十字にスイッチ。クラッチが切れた大地だが、どうにか脱出して立ち上がる。
2015-7-13橋本真也復活祭_第3試合①永田をロープに押し付けた大地は離れ際に張り手。永田が睨み付けて前に出ると、大地は左右の張り手からローキック。そしてハイキックでダウンさせた大地はフェースロックに捉えたからサッカーボールキック。永田はエルボー合戦になると、鬼の形相で連打していき、さらに強烈なサッカーボールキック。

大地は立ち上がって張り手からエルボーを叩き込んでいくが、永田はエルボー、ニーリフトを連打すると片膝をついた大地の胸板を蹴りまくる。そこからナガタロックIIに捉えるが、大地はロープエスケープ。「来いよ!」と挑発しながら蹴り飛ばした永田に対してエルボーで向かっていく大地だが、ヒザ蹴り、サッカーボールキック、ミドルキックと叩き込んでいった永田は掌底を返していく大地に、敢えて“張り手”を叩き込む。
さらに立ち上がろうとする大地にミドルキックを叩き込んでいった永田だが、ロープに飛んだところにカウンターのドロップキックを決めた大地はミドルキックの連打から串刺しランニングキック。さらにランニングローを叩き込むが、永田は起き上がりこぼし状態で起き上がる。

大地はサッカーボールキックからDDTを狙うが、永田はエルボーを叩き込むながら「どうしたオラ」と挑発。スタミナが切れかかっている大地をローキックでダウンさせた永田だが、大地もカウンターのニールキックからDDTの体勢。これをリバースで切り返した永田だが、大地は水面蹴りからシャイニング・ウィザード。
10分が経過し、大地はDDTで叩き付けるがカウントは2。ならばと三角絞めに捉えるが、永田はロープに逃れる。もう一度DDTを狙った大地はニーリフトから飛び付きDDT。さらに縦回転のニールキックを永田の脳天に叩き込むと、永田は大の字にダウン。

2015-7-13橋本真也復活祭_第3試合②そこからDDTを狙う大地だが、永田は腕固めで切り返す。リング中央に引きずってきて白目式腕固めを決めた永田は腕十字にスイッチ。だが、大地はロープに脱出。フロントキックからタイナー(=串刺しニー)を叩き込んだ永田は垂直落下式ブレーンバスター。カウント2で肩を上げた大地だが、永田は急角度バックドロップで投げる。
これもカウント2で返した大地に観客からは「ハッシモト」コール。永田はもう一度バックドロップを狙うが、大地が踏ん張るとニーリフトからハイキック。これをかわして逆にバックドロップで投げた大地。

15分が経過し、エルボー合戦から動きが止まった大地に永田はニーリフト。そこを首固めで丸め込んだ大地は、カウント2で返されると袈裟斬りチョップ。しかし永田はショルダーアームブリーカーからニールキックを叩き込むと、完全無欠のバックドロップ・ホールドを決めて3カウント。

エンディング

2015-7-13橋本真也復活祭_エンディング①試合後、永田が握手を求めると大地は張り手。その上で大地が握手に応じると、永田も大地の健闘を称えてからペットボトルの水を頭からかけてやる。永田がリングを降りると、マイクを持った大地が「離そうと思っていたことが飛んじゃって……。親父、あんたはやっぱり凄い人だよ。俺、まだまだ全然上に行ける気がするよ。永田選手! もう一度試合やっていただけますか?」と語りかける。
永田が敬礼ポーズで返答すると大地は「こういうカタチで親父に教えてもらって、10年前に死んだ親父を…親父自身を超えることはもう出来ないけど、永田さんならまだ超えられますよね? まだ超えられますよね? 俺は絶対、ここにいる永田裕志を超えるぞ! 超えてみせるぞ俺は! またここに戻ってきてやる! 待っていてください」と、親父超えの代わりに永田超えをすると宣言。

2015-7-13橋本真也復活祭_エンディング②観客から「ちゃんと挨拶しろ!」という厳しい声が飛ぶと「ゴメン。ちょっと頭がクラクラです。とりあえず今日、本当にありがとうございました。もっともっと強くなって帰ってきます」と挨拶して締めくくった。
そして出場選手や武藤と蝶野、リングサイドで観戦していた坂口征二相談役や小林邦昭さんたちがリングに上がって記念撮影をしたあと、場内が暗転。リング上に円形のスクリーンが登場し、橋本さんの名言集とともにロングガウンにハチマキ姿で入場する橋本さんの姿が映し出され、予告通り“等身大の橋本真也”が後楽園ホールのリングに立った。

<試合後コメント>
橋本大地
――改めて永田裕志という男はいかがでした?
「いや悔しいよ。俺、この1年、IGFに行って、大日本にも出て、今までZERO1、IGF、大日本とやってきて、付き合ってきたもん全部当てたつもり。でももっと出来ると思ってた。全然遠かったよ、全然甘かったよ自分が。やっぱもっと、練習しなきゃいけないと思ったし、走んないと行けないと思ったし、もっと食ってでかくしないといけないと思ったよ。当たり強く行ったと思った。行ったつもりでいた。その倍以上の力で返されたよ。俺は、今の俺がどんだけ通じたかもわかんない。もっと、もっともっと、もっともっと変わんなきゃいけないと思った。それだけだ! 本当に今日それだけ、反省点多いし。ただ、やってよかったと思ってる。今日、色んな、自分の限界知れたし、まだまだ変わらなきゃいけないと思った。ほんとに俺最近おかしかったよ頭。ありのままの自分、当ててけばなんとかなると思ってたよ。ダメだ、それ以上で、それ以上の力で! やんなきゃいけない相手だったんだ今日は。このチャンスが今度いつ来るかわかんないよ。もう来ないかもしんない。でも、俺はもう先手を打ってリング上で約束させたかった。必ず、また! やってもらいますよ、永田さん。今日は、俺が、キャリア4年間やって、でもその4年なんか関係ない、その4年なんかほんとちっぽけでどうでもいい一日でした。これがスタートだと思ってまた自分自身、でかくしていこうと思っています」
――プロデューサーとしての立場としては、興行を無事終えて思うものはありますか?
「わかんないよ、そんなの! もう今、自分の事で手一杯だ。お客さんがどうやって思ってたかわかんねぇ。良いと思ってたのかわかんない。ハッピーな気持ちで帰ってもらえるかわかんねぇ…わかんないよ。でも、ほんとに幸せな気持ち、ハッピーな気持ちで帰ってもらえればと、帰ってもらえればなってそれは一番強く思ってるから。でも、それを思うにしちゃ、俺は力不足だったな。それだけ。おかしいこと言ってる俺?」
――少なからず橋本コールの中に大地コールも聞こえたが、そういうお客さんの声は感じられましたか?
「いや、聞こえたよ。ただ、それは力関係の中で……嬉しいよそりゃ。やってくれるのは嬉しいけどさ、もっとさ、もっとなんか違うんだよ。なんか、なんか、わかんねぇ。わかんないなんか、今の俺頭打ってるからおかしいことしか言えねぇ。なんかわかんねぇや。でもなんか違うような気がする。もっとなんか、根本的に何か違う気がする」
――永田さんを通じてお父さんが育った新日本プロレスイズムみたいなものは感じました?
「すごいね新日本。やっぱ、新日本もそうだし、ミスターIWGPだよ。まだまだ全然かなわねぇ。自分が思うより上にいるわ。でも俺負けねぇぞ。こんな特別な大会なんかじゃなくてもいい。もう一度、永田裕志とやって、俺はもっともっと高みに行くんや。それだけだよ! ほんとにそれだけ! 強くなる以外ない! まずは、次また、今回は、親父の名を借りてシングルやったけど、次は、必ずなんかしらの形を、なんかしらの形で、俺がもっかいやってくれって言える立場になった時に、もっかいお願いしに行くよ。それにもう、2年も3年もかけてらんねぇから。とりあえず、もう近い大会で。明日でも明後日でも、なんでもいいぞ。タイトル戦やって……タイトルなんでもいい、タイトルじゃなくてもいい。誰かの首とって、自分とシングル、俺はチャレンジャーでお願いできる立場になってやるよ。まずはそっから、すぐやってやるぞ俺が。今日セコンドにだって和樹が来てくれたんだ。俺らまだまだ上に行けるぞ、俺を含めあいつを含め、俺の周りにいる奴らから、ドンドン潰してってやるよ。そんだけだもう! 待ってろ。待ってろよ。気が遠くなるほど遠いけど、俺がやってやるんだよ。決めたよ、俺がやってやるんだ。それだけだよ(※控室に向かいながら、ドアの前で立ち止まり)言うの忘れてたね。ほんとに今日、試合もそうでしたけど、僕のためじゃなくって、父のために集まってくれて皆本当にありがとうございました。もう、メインではやんないと思うけど、これからも、デビュー戦の時に言ったけど、忘れないでやってください。それだけです」

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