“邪道”大仁田厚がFMWE4・29鶴見で全日本・石川修司と電流爆破で対戦! 50周年記念ロードファイナルは来年5月の旧川崎球場を視野に
“邪道”大仁田厚が3月14日、東京・巣鴨のプロレスショップ「闘道館」で記者会見を開き、4月29日に“電流爆破の聖地”神奈川・鶴見爆破アリーナ(鶴見青果市場)で開催する「FMWEホーム第8戦〜THE DAWN〜夜明け」で、石川修司(全日本プロレス)と電流爆破戦で対戦することが決まった。
会見前日の13日に大仁田は「4月29日に横浜でFMWEの大会があるから、全日本から誰か出てこい。全日本の全選手に対する、FMWEからの参戦要求だ。誰か度胸のあるヤツはいないか? 14日に都内で記者会見するから必ず誰か出てこいよ!」と呼び掛けていた
これを受けて、会見には全日本の木原文人リングアナが来場し、「10人分くらいある人を用意しました」と言うと、石川が現れた。石川は「全日本としてのプライドはもちろんもってます。デスマッチとかいろんなプロレスをやって、今の自分があるんで。(ジャイアント)馬場さんの追善大会のときに、1回ちょっとだけ触れましたけど、大仁田さんといえば電流爆破でしょ。そこを食らって、もっと自分もデカくなりたいと思ったので。電流爆破も大仁田厚も飲み込みたい」と参戦を表明。
鶴見大会では「地獄のデスマッチ・パート3」を決行予定の大仁田が「小さいヤツとか来るかと思ったけど、全日本を代表するようなデカさの人が来るから困ったなと。石川さん、電流爆破は俺の世界だから。俺が自由にできるわけですから。そのなかで全日本がどういう仕掛けをしてくるか。第一の刺客として石川さんを選んでくれた。どんなデスマッチでもいいんですか?」と問うと、石川は「どんなデスマッチでも飲み込みます」とキッパリ。これにより、大仁田組VS石川組のタッグ戦が決定したが、状況により、シングル戦になる可能性もあるという。
続けて、石川は「そのときはチャンピオン・カーニバル(CC)中で、そのときを割いていくので。そのくらい大仁田厚という存在はデカいと思ってるので」と覚悟のほどを示した。大仁田が「全日本、アジアタッグ選手権早くやれ! 石川さん、(3・21大田区総合体育館で)3冠戦勝って、鶴見に上がってくれ」と言うと、石川は「大仁田さんの前に立つときは、3冠ベルトをかざして立ちますんで、楽しみに待っててください」と返した。
石川のパートナーは「誰でもいい」と言う大仁田は、「被爆してCCを離脱してもらいたいなと思ってるんで。もし離脱したら石川さんの代わりに大仁田厚がCCに初めて出場ということで」とニヤリと笑った。
また、2024年4月14日でデビュー50周年を迎える大仁田は4・29鶴見大会からアニバーサリーロードに入ることを発表。大仁田は「半世紀の間にいろいろありまして。ノドに傷があるんですけど、敗血症になりまして、死の寸前までいって。体に1500針以上の縫い傷があって。全日本のときには膝蓋骨骨折で引退を余儀なくされて。どうしてもプロレスが忘れられなくて、50年やってきたんですけど。50年の重みが自分のなかで、半世紀やってんだというのを見せたい。あとどこまでリングに上がれるか分かりませんが、上がれるとこまで上がり続けようと思ってます。電流爆破以外の試合をすることがあるかもしれませんが、最後まで電流爆破で貫こうかなと思ってます」とコメント。
さらに、大仁田は「最終的には来年、川崎(旧川崎球場=富士通スタジアム川崎)で50周年の大会を予定しています。自分が思ってる人がいますので。子どもの頃からあこがれていた、あの選手をぜひ50周年のラストに呼ぼうと思ってます。その人、ドラ、ドラ、ドラ、ドラの大会には1回行きたいと思ってます」と意味深発言を残した。