「パパ、がんばれーっ!」50歳の田中将斗が4歳の双子の息子&娘の大声援を受け世界ヘビー級王座防衛!

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 5日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングZERO1『創立22周年記念大会』が開催され、田中将斗が北村彰基を退けて世界ヘビー級王座の防衛に成功した。

 大谷晋二郎が頸髄損傷で長期欠場となる中、田中は看板の1人として大奮戦し、楽年6月には杉浦貴に流出していたZERO1の至宝・世界ヘビー級王座を奪還。50歳を迎えた今もその強さは衰えるところを知らず、団体のトップとして他選手の壁で在り続けている。

 この日のメインイベントでは、デビュー5周年を迎えた北村彰基が田中の持つ世界ヘビー級王座に挑戦。
 試合前の記念撮影の際には、2019年1月に誕生した田中の双子の息子&娘が「パパがんばれーっ!」と大声援。観衆ばかりか対戦相手の北村までもが満面の笑顔となり、会場が1つになる。


 愛する我が子の応援を受けた田中は序盤から場外でのスーパーフライ with テーブルを放つなど一気呵成に攻め立てていき、北村の足に狙いを定めてベテランらしい巧みな一点集中攻撃。
 田中は監獄固めで痛めつけながら「ギブアップしろ!」と迫るが、北村は「絶対ギブアップしねえ!」と下から顔面を張り飛ばす意地を見せ、大谷晋二郎に捧げる顔面ウォッシュや得意のジャーマン・スープレックスを放つなど食い下がる。
 しかし、これらすべてを真っ向から受けきった田中は弾丸エルボーの連打からスーパーフライを見舞い、スライディングDを叩き込んで試合を決めた。

 試合後、マイクを取った田中は大喜びの子どもたちに向け「弾丸ツインズ、お前ら2人、いつもパパのこと馬鹿にしてるけどな!やるときはやるんだよ!」と語りかけ大喝采を浴びる。
 そして「北村、まだまだ俺に負けるつもりはない。でも、お前にカウント3獲られるの楽しみにしてるからな!俺はまだまだこのリングに立たなあかんのや。いつか負けるかも知れへん。でも、俺、簡単に負けへんから」と北村へ檄。
 そして、3月26日の靖国神社奉納プロレスに大谷来場することが発表されたことを受け、「大谷晋二郎は、闘ってます。俺らと一緒に闘ってます。その大谷晋二郎が3月26日の靖国に来場します。そのときは、大・大谷コールで皆さん大谷晋二郎を迎えてあげてほしいと思います」と呼びかけ、大谷コールを煽った後に「3!2!1!ZERO1!」の掛け声で大会を締めた。

 その後、田中はコメントスペースに愛息&愛娘を連れて登場。
 田中は「パパ、パパって言うから、パパ緊張したよ」と子どもたちに笑いかけつつ、北村について「北村がタイトルマッチの位置まで来て『新しい景色を見せる』って言って、俺も色んな人間もずーっと言ってきたこと。俺は橋本さんがいるときから『橋本真也を超えたい』って思ってたし、上にいる人間倒したいと思わんかったら成長していけへんからね。北村が自分の力でここまで来たことは嬉しいことだと思います。ZERO1の財産の1つになっていくかと思うんで」と語った。

 そして、2人がパパのベルトやコスチュームに触ったり抱っこをせがんだりと甘える中、「この2人がいるからまだまだ頑張って現役でやらなアカンからね、ぶっちゃけ(笑)そういう気持ちはすごく強いんで、会場に来て応援してくれるのもそうだし、普段このベルトを家に持って帰ってるときに2人が『パパのベルト!パパのベルト!』だと言うので負けられないです」と笑顔。

 コメントが終わると、「家ではずっと殴られてるし、パパの言うことは全然聞かないし……」とぼやきつつ、2人を連れて去っていった。

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