大石真翔&旭志織がKO-Dタッグ王座前哨戦でMAOから直接勝利! 高木三四郎が1・29後楽園での“ノーギャランブル”をぶち上げ
DDTプロレスが1月13日、東京・新宿FACEで『Sweet Dreams!2022 TOUR in SHINJUKU 〜 FIRE!〜』を開催。同29日の後楽園ホールで、「しゅんまお」(MAO&勝俣瞬馬)が保持するKO-Dタッグ王座に挑む「Ω」の大石真翔&旭志織が前哨戦でMAOから直接勝利を挙げ、タイトル戦に弾みをつけた。
「Ω」の2人はMAO、小嶋斗偉組と対戦。MAOは大石に掌底、トラースキック、小嶋もレッグラリアットでたたみかけるも、「Ω」は絶妙な連係に巧妙な反則攻撃を交えて応戦。最後は大石が直伝トルネードクラッチでMAOを丸め込んで勝ちどきを挙げた。
大石は「DDTに大石・旭で何回か上がって、勝ってもボロボロにされてるんだけど、これは18年前からのスタイルで。サボテンが生まれてから、勝つも負けるも大石真翔。俺がタフになったのは旭さんのおかげ。今日も志織がいるから安心して試合できました」、旭は「MAOは試合は斬新なクリエイティブなことするじゃん。でもコメントはそうでもない。どうせならコメントでももっとクリエイティブなこと言ってくださいよ。全然来ないよ、ズッキン来てくださいよ」と余裕を見せた。
手痛い黒星を喫したMAOは「サボテンの花が枯れてなかったんだよ。まこりん(大石)はたいしたことなかったよ。大石・旭は強かった。オジサンの意地を見た。煽ったかいがあった。こんなんじゃ俺は反省しないぞ。やめない、懲りない」と強気の姿勢を崩さなかった。
また、この日、53歳の誕生日を迎えた高木三四郎は阿部史典との「チーム煩悩大社長」を始動させ、クリス・ブルックス&正田壮史と激突。阿部が伊良部パンチから、お卍固めで正田からギブアップ勝ちを収めた。
試合後、高木は「俺らはやらなきゃいけないことがある。今の日本のプロレス界、変えようじゃないか。団体の垣根をぶっ壊す。これを見てるインディー団体、どインディー、ローカル、アマチュア、学生プロレス、一般人。1・29後楽園で誰でもいいから名乗り挙げてこい。ただしメチャクチャ来られたら困るからノーギャラだ。史上初の“ノーギャランブル”をやる!」と叫び、戦いたい選手をノーギャラで公募することをぶち上げた。
なお、第3試合では昨年12・29TDCホールで、フェロモンズに敗退した勝俣瞬馬が、勝俣“ちゅんま”瞬馬として「フェロモンズ一日体験入店マッチ」に臨んだ。勝俣は飯野“セクシー”雄貴、男色“ダンディ”ディーノと組み、彰人、平田一喜、高鹿佑也組と対戦。
犬キャラで登場した勝俣はOバックになって、飯野、ディーノとセクシーピーラーを決めるなど従順な犬になって奮戦。最後は勝俣と飯野が西郷どん(合体式ボム)を決めて、勝俣が平田からフォール。試合後、脱兎のごとく小嶋斗偉が現れ、“熱波WER!!”を連呼すると、勝俣は正気に戻った様子。バックステージで勝俣は「小嶋が助けに来なかったから、俺はずっとフェロモンズの犬としているところだった。DDTを熱くするためにサウナカミーナでフェロモンズとは別々の道を行く。フェロモンズは悪くなかった」とまんざらでもないコメントを残した。