慶應義塾大学初の飛び級女子大生王者・無村架純が留年生相手にベルト防衛!

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 22日、慶應義塾大学にて行われた『第64回三田祭』内にて慶應義塾大学プロレス研究会(KWA)がプロレスを開催。メインイベントでは無村架純(なしむらかすみ)の持つKWA世界ヘビー級王座に鬼留年翔が挑戦した。

 KWAは設立から50年の歴史を持つ関東学生プロレスの中でも歴史ある団体。その第40代王者にして初の女性王者となった無村架純は、元地下アイドルであるという可愛さと、hideのギターをモチーフとしたコスチューム&ハーレイ・クインのようなクレイジーな出で立ちで女性やサブカル界隈からの人気も高い。さらに慶応の中でも偏差値の高い法学部に在籍しながら、成績優秀なため授業料免除となり3年での飛び級卒業が決定したほどの秀才だ。足りないのは男運と運動神経と没個性が求められる社会人気質と目される。なお“身長体重有村架純と同じ。バストは有村架純の半分”という前口上と『ザ・ユナイテッド・ノンパイア』 というユニットを結成しているため、身体的な特徴は足りないのではなく無いことがステータスで希少価値だと言える。

 そんな無村は前日21日の大会にて、空位となっていたKWA王座をかけてアイシールド69と対戦。見事勝利したが翌日に防衛戦というハードスケジュールに。しかも試合直前に組まれたスターダム選手とのトークショーで、天咲光由のキャメルクラッチ、AZMの串刺しドロップキック、レディ・Cのジャイアントスイングを連続してくらうというダメージを追った状態でメインイベントに挑む状況になってしまった。


 試合開始前に鬼留年が花束を持ち出し、無村に渡すかと思いきや眼の前でリングに投げ捨てるという全世界を冒涜するような根菜レベルの暴挙からスタート。さらに花束を悲しそうに拾ってセコンドに渡そうとした無村の背後から奇襲し、ラグビーサークルにも所属しているという体格とパワーを活かしたファイトで圧倒する。一瞬のすきをついてコルバタで場外に投げ捨てた無村が路上へのDDTという脳細胞が死滅しそうな暴挙に出るも、5年大学にいる鬼留年には効かずに逆にイス攻撃で無村を倒し、無村のふとももにマジックで『留年』の文字とD判定を書きなぐるトラウマ攻撃。これを見ていた観客の一部から悲鳴が漏れるほど広範囲にダメージを与える攻撃だが、「D判定なんてとったことない!」と飛び級卒業の秀才児には非現実的な文字にしか見られず、逆に自らのトラウマをえぐった鬼留年がパワーダウンし無村が腕ひしぎや雁之助クラッチと猛攻。最後は鬼留年のイス攻撃を避けた無村がシスター・アビゲイル(=旋回式フェイスバスター)で叩きつけ3カウントを奪った。

 見事ベルトを防衛した無村が「慶応公認サークルなため慶應義塾大学生しか入れませんが、来年卒業してしまうため部員数が不安です」と未来を憂うも、突如会場に『風になれ』が流れるとKカップトーナメントを制した小泉ちんじろうが、鈴木みのるでもマイクの時にはショートバージョンで入場するにも関わらず通常バージョンでしっかりとタメを作り入場。トランキーロと言わんばかりのスピードで服を脱いで黒パンツ一丁になると、ドン引きする無村にスリーパーからペディグリーで叩きつけ次期王者になることを宣言した。

 この2人によるタイトルマッチは、来年2月のKWA興行で行われることが決定。法学部同士の防衛戦は、司法試験に挑む脳細胞を破壊し合う日本の未来をかけた壮絶な闘いになることが必至だ。

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