【試合詳細】8・27 アイスリボン道場マッチ 安納サオリ&星いぶきvsステファニー・バッケル&石川奈青 ダリスvs柳川澄樺 朝陽&櫻井裕子vsあーみん&松下楓歩 鈴木ユラvs咲蘭
『アイスリボン1223』
日程:2022年8月27日(土)
開始:14:00
会場:アイスリボン道場
観衆:66人(満員札止め)
▼シングルマッチ 10分1本勝負
○鈴木ユラ(AlmaLibre)
5分32秒 腕ひしぎ十字固め
●咲蘭
▼タッグマッチ 15分1本勝負
朝陽/●櫻井裕子(COLOR'S)
9分17秒 プリンセスクラッチ
○あーみん(COLOR'S)/松下楓歩
▼シングルマッチ 10分1本勝負
○ダリス(CMLL)
7分43秒 ベイビーボム→体固め
●柳川澄樺(JTO)
▼タッグマッチ 20分1本勝負
安納サオリ/○星いぶき
8分26秒 いぶning star
ステファニー・バッケル(CMLL)/●石川奈青
安納・いぶきペアが協力プレーで両国前哨戦に勝利!安納は「きれいな体でタイトルマッチに臨めます。」と翌日の防衛戦への意気込みを語る!
第1試合
現役高校生と現役中学生によるシングルマッチ。先手を取ったのはユラ。ぶちかましのタックルからのボディスラム、サッカーキックを決めると首4の字で絞め上げる。ロープに逃れた咲蘭はおんぶスリーパー、ドロップキック3連発と反撃に出る。さらに丸め込み、ダイビングボディアタックと動きの速さで勝負に出た咲蘭だが、咲蘭のエルボーをかわして脇固めでグランドに持ち込んだユラは、ミドルキックから再度グランドに持ち込んでの腕ひしぎ十字固めでフィニッシュ。ユラにとってはアイスリボン参戦後、これが自力初勝利となった。
第2試合
朝陽と楓歩が先週のシングルマッチに続き、再びタッグで対戦。道場マッチでは異例の5連戦となった。ちなみに8月6日『1219』大会では同一カードがメインに組まれ、あーみんが櫻井を下しているが、あーみんと楓歩とのタッグはどこかちぐはぐで今ひとつ息が合っていない。一方の櫻井と朝陽はタッグを組む際はリストバンドを交換するなど、仲の良さをアピール。さらにこの日が朝陽にとってデビュー丸5周年ということもあり、試合前から気合は十分。試合になっても開始早々にまたも楓歩が櫻井、朝陽とのトリプルドロップキックをあーみんに決めるなど、2人の距離感を感じさせるかと思えば、あーみんのワ―プレスを朝陽が転がってかわすと、楓歩が転がってきた朝陽にワ―プレスを決めるなど、楓歩があーみんをもてあそんでいるかのよう。あーみんと楓歩のぎくしゃくぶりに対して櫻井と朝陽は積極的に連係や合体攻撃を仕掛け、試合を有利に進めていく。しかし、あーみんを櫻井がブレーンバスターに決め、一気に勝負に出たところで、朝陽がアシストのミサイルキックを狙うが、これをあーみんがかわし、櫻井に誤爆。このチャンスに楓歩が櫻井に蹴りを見舞い、ダメージの残る櫻井をあーみんがプリンセスクラッチで丸め込んでの逆転フォール勝ち。
試合後、手を合わせてきた楓歩にハグしようとしたあーみんだが、これは楓歩がしっかり拒否。2人の微妙な関係は続くのであった。
第3試合
櫻井にフォール勝ち、トトロと引分けと、今、勢いに乗っている柳川がダリスとのシングルマッチに挑んだ。序盤から柳川の髪を掴んだり、ロープ際で攻めたりと激しいラフ殺法に出るダリス。防戦一方になった柳川だが、ドロップキック、スピンキックをヒットさせ、何度かダリスをぐらつかせる。さらにコーナーにダリスを詰めると、セコンドの咲蘭からTシャツを受け取ると、熱波師の資格を持つ柳川がTシャツを使っての熱波攻撃で揺さぶりをかける。しかしダリスは柳川の蹴りに崩れそうになりながらも、柳川のダイビングボディアタックをがっちり受け止めると、その体勢から柳川をぶん回してのベイビーボムを決めカウント3を奪った。
第4試合
翌日の両国大会でICE×∞王座初防衛戦を行う安納が道場マッチに参戦。さらにいぶきとバッケルは両国でのシングルマッチが決まっており、その前哨戦でもあった。試合は安納vsバッケルでスタートも、すぐにいぶきがダブル攻撃でリングインし、バッケルに同時チョップを決める。さらにバッケルにいぶきのダブルチョップと安納のビックブーツが交互に仕掛けられていく。しかしバッケルはこれをしのぐといぶき、安納を連続ラリアットで吹っ飛ばし反撃すると、石川に交代。石川のボディスラムを浴びるも足4の字固めで反撃に出た安納は、バックの取り合いからビックブーツを叩き込む。石川はカウンターのクロスボディを決め、バックルに代わる。バックルはいきなり安納をコーナーに詰めてのヘッドバットを連発。さらにエルボー連打から首4の字固めへ。これを切り返した安納は延髄ハイ、フィッシャーマンズ・スープレックスを決め、いぶきに交代。いぶきはクロスボディ3連発からエルボー合戦を仕掛ける。激しい打ち合いからいぶきのエルボーの腕を巻き込んだバッケルがグランドに持ち込んでの腕十字を狙う。ロープに逃れたいぶきに代わった石川がタックルの連打を叩き込み、さらにエルボーをヒットさせる。いぶきがチョップで応戦も胸を張って受けて立った石川に、いぶきはカウンターのサイドキックから安納を呼び込んでのサンドイッチの蹴りを決める。攻め込まれながらも丸め込みを狙うなど、折れることなく反撃に出た石川だが、最後はいぶきのいぶning starが決まり、石川がフォール負けを喫した。
試合後、いぶきは「いつも対角にいる安納さんが隣にいるのは不思議な感じもしましたが、最後はしっかり勝ちましたよ!でもその(ICE×∞)ベルトはあきらめてませんから。自分が挑戦するまで防衛し続けてください。」と語れば、安納は「おかげで今日はいぶのチョップを受けなくてすんだ。明日はきれいな体でタイトルマッチに臨めます。」と翌日の妹加との王座初防衛戦に必勝を期すと、いぶきも「バッケルだけには負けたくない!」とバッケルとのシングル戦に闘志を燃やし、最後はいぶきが「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で大会を締めた。