【試合詳細】7・30 HERO新木場大会 【WBCタッグ】加藤茂郎&千葉智紹vsリッキー・フジ&笹村あやめ ワイルド・ベアー&将軍岡本vs友龍&熊吉 長井満也&藤田峰雄vs香取貴大&橋之介 大谷譲二&八須拳太郎vs後藤恵介&海和択弥 真琴vs太仁田ブ厚vsパンダちゃん!

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『HERO32』
日程:2022年7月30日(土)
開始:18:45
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:未発表

▼有刺鉄線電流爆破“風”3WAYデスマッチ 10分1本勝負
○真琴
8分50秒 体固め
●太仁田ブ厚、●パンダちゃん!

▼タッグマッチ 20分1本勝負~正規軍VSP.P.P
大谷譲二/○八須拳太郎
14分9秒 肩固め
後藤恵介/●海和択弥

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○長井満也/藤田峰雄
15分19秒 キャプチュード→片エビ固め
香取貴大/●橋之介

▼タッグマッチ 30分1本勝負~正規軍VSワイルド軍
○ワイルド・ベアー/将軍岡本
11分15秒 将軍の低空ショルダータックル→エビ固め
友龍/●熊吉

▼WBCタッグ選手権 60分1本勝負
【王者組】加藤茂郎/●千葉智紹
12分41秒 リングアウト
【挑戦者組】リッキーフジ/○笹村あやめ
※WBCタイトルマッチ規定により王座は移動せず。王者組が3度目の防衛に成功

加藤茂郎&千葉智紹がWBCタッグ王座を防衛し史上最多防衛記録を樹立!ワイルド軍が圧倒的パワーで激勝!峰雄と長井が初合体も長井は懲り懲り?!

オープニング



昨年8月2日に亡くなった保坂秀樹さんの1周忌追悼セレモニーが行われた。
プロ経験者で聾者の吉本真一の入門が発表された。今後トレーニングを続け、順調にいけば、11・26新木場でエキシビションマッチが組まれる見込み。

第1試合


 真琴、太仁田、パンダちゃん!がまさかの「有刺鉄線電流爆破“風”3WAYデスマッチ」で対戦。太仁田が真琴に奇襲。太仁田は真琴の売店に行って、マネジャーの松澤さんと口論。太仁田は真琴を爆破に誘うも誤爆。続いて、真琴が被爆。太仁田とパンダちゃん!がリングで戦っていると、真琴が場外から2人にバズーカ砲を発射。2人をまとめてフォールして勝利。

第2試合


 正規軍(後藤恵介&海和択弥)VS P.P.P軍(大谷譲二&八須拳太郎)の対抗戦第2ラウンドは、海和がチョップ、エルボーで攻めれば、大谷も強烈なチョップ、八須はパワー殺法で対抗。海和が八須にミサイルキック、ダイビング・ボディプレスを放つも、八須がスリーパー。大谷がスライディングDを叩き込むと、八須が肩固めで海和を絞め上げて2連勝を飾った。
 納得いかない海和は「八須、次はシングルだ!」と要求。大谷は「八須はしゃべりが苦手なんで、代わりにしゃべってやるよ。前回も今回も負けて誰が受けるんだ。だけど八須は戦いを求める毛むくじゃらのモンスターだ。いつでも受けてやるよ」と受諾し、海和VS八須の一騎打ちが急浮上した。
 海和は「今日は負けてない。俺の勝ちです。俺のなかでは勝ってます。だから次は八須とシングルだ」。大谷は「2連勝してシングル?そんなこと通用するのか?だけど八須はシングル受けて立つ。いつやるかわかんないけど、それまでに体鍛えて、胸毛生やして挑んでこい。3度目の正直見せてくれよ」と代弁。

第3試合


 これまで泥沼の抗争を繰り広げてきた長井と峰雄がまさかの合体を果たし、若手の香取&橋之介と対戦。当初は連係もうまくいった長井と峰雄だが、峰雄のヒザがことごとく長井の急所に誤爆。峰雄は香取、橋之介にマンハッタンドロップ。橋之介は長井にみちのくドライバーⅡを繰り出すも、峰雄、香取、橋之介が急所にダメージ。長井が橋之介にキャプチュードを見舞って3カウントを奪取。試合後、峰雄は長井に握手を求めるも、急所打ちを食らわせた。「長井と初タッグ心配してたけど、見事なフィニッシュ。見事なタッチワーク、連係。こんなタッグチームが生まれるとは思わなかった。もしかしたらプロレス界だけじゃなく、世界に通用するかもしれない。次回も次々回もこのタッグで続けていけたらいい」(峰雄)。「あの誤爆もアイツわざとだろ。やっぱり反対コーナーに立って、どっちのチ〇コが潰れるまでやったほうが合ってるよ。みねぴょん、隣に立つのは考えとく。橋之介はおもしろいよ」(長井)。

第4試合


 ワイルド軍の強力な援軍・将軍岡本が本格始動し、ベアーとタッグを組み、正規軍の友龍&熊吉と対戦。将軍はパワーで正規軍を圧倒するも、正規軍は将軍にダブルブレーンバスターを繰り出すなど必死の攻めを見せた。将軍が低空のショルダータックルを熊吉に見舞うと、そのままベアーがカバーして3カウントを奪取。ワイルド軍が力で勝利をもぎ取った。

第5試合


WBC(ワールド・バリアフリー・チャンピオンシップ)タッグ王者組のダークソウル(加藤茂郎、千葉智紹)が2AWのミクスドコンビの挑戦者(リッキー・フジ、笹村あやめ)にリングアウト負けを喫するも、タイトルマッチ規定により王座は移動せず。ダークソウルは3度目の防衛となり、同王座史上最多防衛記録を樹立した。

 WBCは年齢、国籍、性別、障害のあるなしなど、あらゆるバリアを取り払ったタイトルで、これまでに聾レスラーの友龍がベルトを巻いたこともある。今回、同選手権史上初めて女子の笹村が王座に挑むことになり、女子で初のベルト戴冠を目指した。

 2AWコンビはゴングが鳴る前に奇襲を仕掛け、場外戦に発展。リングに戻ると加藤がリッキーに急所打ちから凶器攻撃で流血に追い込む。それでもリッキーはカミカゼで加藤に反撃。一進一退の攻防が続くなか、笹村が加藤にジャーマン、ノーザンライト・スープレックスホールド、ブロックバスターホールドで猛攻。再び場外戦になると、リッキーが加藤、千葉を相次いで鉄柱に額を叩きつけた。すると、笹村が場外でダウンしていた千葉めがけてダイビング・フットスタンプを敢行。笹村はカウント19でリングインして、まんまとリングアウト勝ちを収めた。

 リッキー&笹村は王座奪取と思って歓喜の声を挙げたが、豊島修二会長が事情説明。厳格に王座を管理するWBCではベルトが移動するのはフォール、ギブアップ、KOなどの完全決着の場合のみで、リングアウトや反則決着ではベルトは移動しない規定になっているのだ。

 加藤は「タイトルマッチ終わって、ベルト持ってるのが勝者だ。やる前にルールくらい確認しとけ!」と言い放った。

 バックステージで加藤は「ルール知らないでタイトルマッチやるなって話だよ。リングアウト負けで防衛しようとは思ってないけど。防衛回数新記録。しばらく獲られないと思う。挑戦してくるようなチームもいないし…」、千葉は「あのチームで来るのは何か理由があるだろうと思ったけど、しんどかった。もう、ベルトと年越しします」と長期政権を見据えた。

一方、リッキーは「事前にルールを頭に入れておかなかった俺らのミスと言えばミス。だけど勝った俺たちになんでベルトがないんだ。また俺とあやめで何度でもあのベルト獲りに行くから」、笹村は「今日のところはこんなんで許してあげるけど、覚悟しとけ。絶対あのベルト獲りに行く」と再挑戦を視野に入れた。

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