浜とのW-1王座戦の調印式で鈴木秀樹が「僕が勝った場合、これ以上防衛戦はやりません」と爆弾発言
5月4日、都内GSPメディアセンターにてWRESTL-1の5.5後楽園ホール大会で、WRESTLE-1チャンピオンシップ賭けて闘う王者・鈴木秀樹と挑戦者・浜亮太の公開調印式が行われた。
挑戦者の浜が調印書にサインを記入したあと、マイクを持った鈴木が次のように発言。
「調印する前にですね、ずっと僕はWRESTLE-1の言ってきたことをずっと飲んできたので、ちょっとぐらいチャンピオンの言う事飲んでほしいと思うので今約束してください。前回のKAI選手とのタイトルマッチの後、横にいる浜亮太選手のほかに誰も挑戦してくる人がいなかったので。その他の選手がこのベルトを欲しいと言いう意思がないと僕は判断しましたので、今回のタイトルマッチで僕が勝った場合、これ以上防衛戦はやりません。それを了承するのであれば調印します。そうでなければノンタイトルでやります。どうですか? 今判断できないのは別にいいので、調印は今日しません。それを会社に持ち帰って判断してください」
浜「まぁ僕はタイトルマッチ、鈴木選手に受けてもらいたいし、こういう形でやるのはあまり気持ちよくないので。ここはやっぱりサインして貰って。僕が最後の砦という事で。全力で僕の気持ちを受け止めてもらいたいと思います」
鈴木「まぁ今本人が最後の砦と言ったように、これで最後でいいってことですよね?買ったらこれ以上防衛戦しないですよ?このままベルトもらいます。あとは武藤敬司に相談するなりなんなりして、答え持ってきてください。じゃなかったらノンタイトルです。タイトル賭けません。どうですか? だって僕防衛戦、次はオレだ! みたいなの嫌だと言ったじゃないですか。でも翌日発表したじゃないですか。試合組んで。チャンピオンの意向が何も言えないというのはおかしいと思うんですよね。誰が決めているのかは知らないけどチャンピオンが一番偉いわけですから。話を持ち帰ってください」
ーー浜選手としては会社の意向にもよるとは思うのですが、ノンタイトル戦になってしまう可能性もあるというとことに関して如何でしょうか?
浜「僕は単純にやっぱり勝負師なんで。強い人がいればその人と闘いたいという気持ちが一番強いんで。タイトルが掛かっていようがなかろうが僕は全力で行くだけです。でもタイトルを懸けて試合をやると決まっている以上、懸けてほしいですけどね」
ーー鈴木選手はあくまでもこの条件を呑まないとあくまでこれ以上タイトルマッチはやらない、という事ですか?
鈴木「はい、ないです。なんか武藤敬司への挑戦権をかけたトーナメントとかやるそうなので。で、そこには5~6人の選手が出るんですよね? なので言ってみればこの団体の中で武藤敬司の方が価値があるんだな、と僕は判断してなおかつ浜選手しか名乗り上げてこないので。僕の言っていることの方があっていると思うんです。おかしいと言うならばやめますね、この業界。僕の言っていることがおかしいというならばこの業界終わっていると思います。だから武藤さんに聞いてきてくださいよ。武藤さんに聞くのが一番早いんだから」
会見の際の調印書の文中に不備があったため、鈴木がサインをするのを拒否。会見後の会議の結果、WRESTLE-1が定めるタイトル管理及び選手契約上、タイトルマッチの調印に従わない場合そのタイトルは剥奪されることなどを鈴木に通達し、数時間にわたる話し合いの結果、鈴木が調印書にサインを入れ、正式にタイトルマッチが行われることが改めて決定した。
外敵という立場でありながらWRESTLE-1のリングでその強さを存分に発揮している鈴木秀樹選手。その言葉端には痛烈な批判が含まれているが、裏を返せば自身の持つベルトの威厳を保つための発言とも取れる。協議の末ではあるが無事調印も済ませ、あとは当日闘うだけ。明日のタイトルマッチ、果たしてどのような結果が待ち受けているのだろうか?
【記事提供/WRESTLE-1】