5・22後楽園でのKO-D6人タッグ王座決定T決勝はダムネーションT.A対イラプション!佐々木大輔「はく奪されたベルト、俺たち4人で取り戻す」
DDTプロレスが5月6日、東京・新宿FACEで「Audience 2022 TOUR in SHINJUKU」を開催。同22日の東京・後楽園ホールで行われるKO-D6人タッグ王座決定トーナメント決勝の組み合わせがダムネーションT.A(佐々木大輔、MJポー、KANON)VSイラプション(樋口和貞、坂口征夫、岡谷英樹)に決まった。
同王座は佐々木、藤田ミノル、ポー組が保持していたが、藤田が左眼窩底(がんかてい)を骨折し戦線離脱したため、団体内で協議した結果、返上の扱いとなった。それに伴い、4チームによる王座決定トーナメントが実施されることになり、この日1回戦2試合を行った。
まず、第5試合でイラプションの3人が彰人、町田光、タノムサク鳥羽組と対戦。先の「路上プロレス世界一決定戦」でプロレスデビューした元キック王者の町田は、初のリングでの試合となった。町田は強烈なキック連打で攻め立てたが、樋口のチョップ、ブレーンバスターを食い、プロレスの洗礼を浴びた。10分過ぎ、岡谷が鳥羽のパンチ連打に苦しみながらも、ノーザンライト・スープレックスで鳥羽を仕留めイラプションが勝利。
続いて、第6試合でダムネーションT.Aがディザスター・ボックス(HARASHIMA、大鷲透、吉村直巳)と激突。一進一退の攻防が続くなか、吉村が佐々木に払い腰、ラリアットを叩き込んでカバーにいこうとするも、セコンドの藤田がレフェリーの足を引っ張って阻止。レフェリー不在の間にKANON、ポーが吉村にイス攻撃。そして、佐々木がミスティカ式クロス・フェースロックで絞め上げてギブアップを奪った。
勝ち上がったイラプションの坂口は「6人タッグのベルト、随分甘く見られたもんだな。あのベルトがどれだけ大変なものかよく分かってんだ。キックボクサーのヤツ(町田)、面白かったよ。このリングに上がりたいなら、いつでも俺が相手してやる。次はダムネ。イス使わなきゃ勝てねぇだろ。俺らのときもどんどん使え。その代わり、オマエらもイス使われるんだから」、樋口は「次、イス使ってどうのこうのとか関係ないんで。あのベルトを必ず獲りに行く」、岡谷は「次、KANON? オマエがDDTに来てやりたかったのはこんなことなのか? 反則ばっかしやがって。オマエがダムネーションT.Aに入ったのは寂しいからじゃないのか? 俺がぶちのめして、また一人ぼっちにさせてやるよ」とコメント。
ダムネーションT.Aの佐々木は「ふざけんじゃねぇ。こんなくだらないトーナメントさせやがって。俺たちのはく奪されたベルト、俺たち4人で取り戻す」と吐き捨てた。
また、1回戦敗退となったが、町田について彰人は「負けたけど、町田選手はDDTの新しい刺激だと思う。まだまだ上がってもらいたい」と継続参戦を熱望。町田は「坂口選手の飛びつき腕十字で右腕やっちゃいました。悔しいけどリベンジしたい。(タッグマッチは)初めてで戸惑う部分があったんですけど、彰人さんと鳥羽さんといい連係が取れて、助けていただきながらだったので手応えは感じます」と話した。