鬼神道Returns4.7新木場大会 雁之助vs.宮本、バッファローvs.岸和田、イサミvs.吉野、アラケンvs.丸山

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ミスター雁之助プロデュース興行
鬼神道Returns18
日時:2015年4月7日(火)
開場:18:30 開始:19:00
会場:東京・新木場1stRING
観衆:213人(満員)

▼第0試合 ハンディキャップタッグマッチ 18時57分まで1本勝負(18:45開始)
●エロ・シコシコデリコ
6分04秒 ハイフライフロー→片エビ固め
○棚ボタ弘至/HARU。/ラ・ソルテロナ貂蝉

▼第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○ガッツ石島(ガッツワールド)
5分58秒 ラリアット→片エビ固め
●高橋匡哉(ASUKA PROJECT)

▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
●山田太郎(666)/真琴(REINA)
9分49秒 ミステリオ・ラナ
翔太(ガッツワールド/佐野魂)/○ミクロ(フリー)

▼第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○藤田峰雄(ZERO1)
10分41秒 スワントーンボム→片エビ固め
●HAYATA(ダブプロレス)

▼第4試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○新井健一郎(DRAGON GATE)
12分36秒 雪崩式ブレーンバスターから丸め込む→首固め
●丸山敦(フリー)

▼第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○木高イサミ(ユニオン)
13分41秒 勇脚・斬→エビ固め
●吉野達彦(ガッツワールド)

▼第6試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●バッファロー(先駆舎)
15分36秒 TKO(ラストライド→レフェリーストップ)
○マグニチュード岸和田

▼第7試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●ミスター雁之助
21分48秒 グラウンド卍コブラ
○宮本裕向(666)

直伝ファイヤーサンダーは意地で返した雁之助だったが、愛弟子・宮本に惜敗!
岸和田は大流血させたバッファローにラストライド連発!イサミは吉野に辛勝

第0試合

ハイでエナジーな曲に乗って棚ボタ組が入場。ところがロングタイツを忘れたらしくまったく逸材っぽくない棚ボタ……。シコシコデリコはマスクマンかと思いきや、ペイントレスラーだった! エル・シコデリコの模様には似ているが、具体的に何が書いてあるかはとても書けないペイントを施したシコシコデリコは、下は裸にTバック姿。入場時だけはお手製の頭飾りとマント姿。
そして棚ボタ組に向かって「今日は4Pだ、まとめてかかってこい!」と挑発したシコシコデリコ。棚ボタ組はそんなシコシコデリコに襲いかかると、トレイン攻撃をお見舞い。「コスチュームは?」と言われながらコーナーに登った棚ボタはミサイルキックを発射。

さらにシコシコデリコのTバックに手を伸ばす。ズリ下げてケツを出したシコシコデリコにHARU。がカンチョーから嵐電ドロップ。続いて貂蝉がミドルキックを見舞っていくが、蹴り脚をキャッチしたシコシコデリコは、取材に来ていたS山記者の名前を連呼しながら貂蝉に馬乗りナックル。
シコシコデリコは今流行りのギャグを連発するが、予想通りドン滑り。さらにボディプレスも自爆すると、棚ボタが電気あんまから「こんな試合終わらせてやる」とコーナーに登ろうとする。しかしシコシコデリコはコーナーに登る前に捕まえてリングに入れる。

仕方なく棚ボタはスリングブレイドを決めると、改めてコーナーに登りハイフライフローを投下して3カウント。いろいろな意味でシコシコデリコの独壇場だったダークマッチだが、試合後マイクを持ったシコシコデリコは「今日も鬼神道、たくさんのご来場まっこんとにありがとうございます。皆さんの心の許容範囲で今あったことはすべて忘れてください」と謝罪すると、ド下ネタを連発しながら帰っていった……

オープニング

2015-4-7鬼神道Returns18_オープニング大会プロデューサーのミスター雁之助が登場して「第0試合、スミマセンでした! 初めて鬼神道に観に来られた方もいると思いますが、ああいう試合が続くわけではありません。本戦では熱い試合、私もメインイベントでは宮本裕向と一騎打ち。私、5年前に引退しましたけど6年前にやった愛弟子との一騎打ち。今、インディーマット界で活躍していますんで、どれくらい強くなっているか。全力でぶつかっていい試合をしたいと思います」と挨拶した。

第1試合

2015-4-7鬼神道Returns18_第1試合ロックアップからロープに押し込んだ石島がチョップを打っていくと、高橋も打ち返していく。ロープに振った高梨だが、ショルダータックルでなぎ倒した石島。すぐさま高橋もショルダータックルでなぎ倒すと、ハンマーを落としてからボディスラムを狙う。
だが、逆に石島がボディスラムで叩き付けてから「この若造がぁ」と言いながらボディスラム、エルボードロップ、レッグドロップ。

スリーパーに捉えた石島だが、高橋はロープに脱出。ナックルパートを叩き込んでいった石島にエルボーを返した高梨だが、弓を引くナックルパートで殴り倒した石島。しかし高橋もカウンターのドロップキックを返すと串刺し式ジャンピングエルボー。気合いもろとも踏ん張る石島をブレーンバスターで投げた高橋は逆片エビ固めへ。
ロープに逃れた石島は串刺し攻撃を狙った高橋をラリアットで迎撃すると、串刺しラリアット。パワーボムの体勢に入った石島だが、リバースで切り返した高橋は石島の串刺しラリアットをかわしてバックドロップで投げるとスピアー。

さらにエルボーの連打からロープに飛ぶが、石島はカウンターのニールキックを叩き込むと、ロープに振られたところを逆にラリアットを叩き込んで高橋をなぎ倒して3カウントを奪った。

第1試合

2015-4-7鬼神道Returns18_第2試合ミクロは翔太と同じサングラスをかけて登場。ジャンケンで先発を決めた山田&真琴。山田と翔太の先発で試合が始まると、まずは山田がリストロック。下からくぐて切り返す翔太だが、山田もテクニックを駆使して腕の取り合いに。お互いに一歩も譲らずタッチして真琴とミクロがリングイン。
ショルダータックルでなぎ倒した真琴だが、ミクロもアームドラッグで投げて翔太にタッチ。ショルダータックルでなぎ倒した翔太だが、真琴は髪の毛を和す掴みにして引き倒す。さらに真琴のカバーを“女子プロ式”のブリッジで抜け出した翔太。

ならばと真琴はヘアーホイップで投げ飛ばす。勢い余って股間を急所にぶつけた翔太。続いて山田とミクロがリングイン。カサドーラの体勢で飛び付いてアームドラッグで投げたミクロは股間への釣り鐘ストンピング。翔太も腹部への釣り鐘ストンピングを尾とするとサミング。
ミクロは踏みつけてからセントーンを落とすと目潰し。さらに翔太がボディスラムでミクロを山田に向かって投げつけると、さらに滞空時間の長いブレーンバスターで山田にぶつけようとするが、滞空時間が長かったため山田はすでに立ち上がっておりミクロは普通にブレーンバスターを食らってしまった。

真琴は翔太をコーナーの上に寝かせると、腹部を蹴り上げてからダイイング・クロスボディー。さらに翔太のフロントキックをかわすと、パントキック(=下から顔面を蹴り上げる)からW・W・ニー(=側転からのニードロップ)。山田も入ってきてトレイン攻撃を決めると、山田がブルドッキングヘッドロックからサーフボード式踏みつけ攻撃。さらにデスロックとキャメルクラッチの複合技を決めたが、ミクロがカット。
山田はスタナーを狙ったが、翔太はマンハッタンドロップで切り返すと、ショルダーネックブリーカー。タッチを受けたミクロはミサイルキックからコルバタで投げると逆上がり式飛び付きDDT。さらにダイビング・フットスタンプを投下したが、真琴がカウント2でカット。翔太は真琴を場外に連れ出すと、山田はウラカンを狙ったミクロを叩き落としてからランニングエルボー。山田はファイアーマンキャリーで担ぎ上げるが、ミクロはミステリオ
ラナで切り返して3カウント。

第3試合

2015-4-7鬼神道Returns18_第3試合スピーディーな攻防で先手争いをするが、お互いに一歩も譲らない。すると峰雄が握手を求める。警戒しながらも握手に応じたHAYATAに急所蹴りを狙った峰雄だが、読んでいたHAYATAはうまくかわしてロープへ。リープフロッグでかわした峰雄だが、アームドラッグで投げたHAYATAは頭部への低空ドロップキックからチョップを叩き込む。
峰雄もチョップを返すが、HAYATAは低空ドロップキック。かわした峰雄はすかさず急所クロー。止めたレフェリーにHAYATAが入場時に巻いていたバンダナを片付けるように指示すると、またも急所攻撃。

エルボー合戦になると、峰雄はダウンしながら巧妙にHAYATAの急所を蹴り上げる。HAYATAもロープに飛ばそうとする峰雄に延髄斬りを叩き込むと、エプロンに出してからのジャンピングキックで場外に蹴落とす。すかさずノータッチトペ・コンヒーロを投下したHAYATAは、峰雄をリングに戻すとミサイルキックを発射。
だが、スイングDDTを狙ったHAYATAにマンハッタンドロップを決めた峰雄は、コーナーにHAYATAを張り付けると急所を踏むが、レフェリーが止めに入る。しかし峰雄はバーブ佐々木レフェリーを盾にしてHAYATAの攻撃を防ぐと、トラースキックをかわしてバーブレフェリーに誤爆させる。

満を持してHAYATAをコーナーに張り付けた峰雄は、急所への串刺しドロップキック。するとHAYATAも急所蹴りを返す。ダウンする峰雄の足がHAYATAの急所を蹴り上げ、お互いに攻撃すれば、ダウンするほうが相手の急所を攻撃するという不思議な連鎖が怒る。立ち上がったバーブレフェリーになぜティッシュを要求する峰雄。
お互いに股間を抑えながらチョップを打っていくが、全然力が入らない。それでもHAYATAはドロップキックからスイングDDTを決めると、ムーンサルトプレスを投下。これをかわして自爆させた峰雄は背後からランニングダブルニー。

しかしHAYATAもカウンターでフランケンシュタイナー。そこから丸め込みの応酬になるが、どちらもカウント2で返すと、峰雄が延髄斬りからインプラント。カウント2で返したHAYATAだが、峰雄は鮮やかなスワンートンボムを投下して3カウントを奪った。
試合後も倒れているHAYATAの股間に手を伸ばしていく峰雄。

第4試合

2015-4-7鬼神道Returns18_第4試合丸山はアラケンがリングインしてコーナーでアピールしているところに奇襲攻撃。しかしハイキックをかわしたアラケンは場外にエスケープし、丸山が追いかけてきたところでリングに戻る。丸山がリングに戻ると場外に出て「来いって言ってるだろ!」と丸山を挑発するアラケン。
ゆっくりとリングに戻ったアラケンは「そうカリカリするな。元を正せば同じ無宿じゃないか。正々堂々」と握手を求めるが、握手に応じる寸前でハイキックを叩き込んだ丸山は、コーナーに押し込んで串刺し式ハイキック。

場外にエスケープしたアラケンは朦朧としながら売店へ。ゆっくりと息を整えてからリングに戻るが、丸山はストンピングから顔面を踏みつける。背中を蹴り飛ばし、エルボーを叩き込んだ丸山だが、アラケンは早くもグロッキー状態。またも場外にエスケープしたアラケンを追いかけていった丸山だが、ここでアラケンが丸山を鉄柱に叩き付ける。
そこから客席に入ってきって観客に紛れて座って休むが、あっさり見つけた丸山はリング内に連れて行く。するとアラケンはデュークレフェリーの腕を掴み、走り込んできた丸山にクローズラインを決めると、ロープに丸山の喉を押し付ける。丸山の左腕を集中攻撃していったアラケンはスリーパーで捕獲。

ロープに足をかけて体重を乗せていったアラケンは、コブラツイストを決めながらロープを掴んでより強烈に絞めていく。しかしDDTをロープを掴んでスッポ抜かせた丸山はバズソーキック。ブレーンバスターを狙った丸山だが、アラケンが踏ん張ると前方に落としてからバズソーキック。
そこから垂直落下式ブレーンバスターを決めたがカウントは2。タイガースープレックスの体勢に入るが、足をフックしたアラケンはエルボーを打って来る丸山にチョップを返すと、丸山のラリアットを食らっても倒れず、3発目を相打ちに持ち込む。

ダブルダウン状態から先に立ち上がった丸山は串刺しハイキックを狙ったが、かわしてロープを跨いでしまった丸山に対し、ロープを揺らして急所攻撃をお見舞いすると、雪崩式ブレーンバスターを狙う。一度は叩き落とした丸山だが、もう一度追いかけていったアラケン。だが、エルボーで再び叩き落とした丸山。ならばと突き飛ばして股間を金具に強打させたアラケンは、そこから雪崩式ブレーンバスターで投げると、そのまま首固めで抑え込んで3カウント。技アリのピンフォール勝ちでアラケンが一本取った。

第5試合

2015-4-7鬼神道Returns18_第5試合お互い対戦を望んでいたガッツワールドの吉野とユニオンプロレスのイサミの一騎打ちが鬼神道で実現。ガッチリ握手を交わすと、ロックアップから吉野がロープに押し込む。ポンと叩いてブレイクした吉野は、もう一度ロープに押し込むが、体勢を入れ替えたイサミはフェイントを入れてからクリーンブレイク。
腕の取り合いから吉野が下から蹴り上げる。腕を取ったハンマーロックに捉えたイサミだが、吉野もハンマーロックで切り返すとヘッドロックへ。ロープに飛ばして脱出したイサミだが、吉野はショルダータックルからアームドラッグ。

下から首を取った吉野はチンロックに捉えるが、イサミは手に噛みついて脱出。ならばとフェースロックに捉えた吉野はネックツイスト。エルボーで反撃に出たイサミだが、吉野はチョップで応戦。イサミが投球フォームから「ボディがガラ空きだ!」と腹パンを叩き込むと、ランニングホームラン(=リング1周してからのパンチ)をお見舞いして「セーフ」。
ドラゴンスクリューからスタンディングクラッチ、スピニング・トーホールドと決めていったイサミはSTFへ。ロープに逃れた吉野だが、イサミはエルボーから串刺し攻撃を狙う。かわしてハイキックを叩き込んだ吉野は、ソバットからDDT。だが、ブレーンバスターを踏ん張ったイサミは背後に回る。しかし吉野はノーザンライト・スープレックスで投げていく。

イサミはロープに振ってドロップキックを叩き込むと、串刺しジャンピング・フロントキックから雪崩式フランケン。さらに1回ブロックされてもすぐにバズソーキックを叩き込むと、ダイビング・ダブルニードロップを投下。かわした吉野はトルネードクラッチからクロスフェースへ。
イサミが何度ロープに近づいても後転してロープを遠ざけた吉野。だが、イサミも後転しようとしたところを抑え込む。カウント2で返した吉野はブルーサンダーで叩き付けると、延髄斬りからジャーマン。着地したイサミは勇脚(=トラースキック)。相打ちに持ち込んだ吉野は逆にトラースキック。しかしイサミも返す刀で勇脚。

ダブルダウンとなるが、先に立ったイサミはエルボー。吉野もエルボーを返すが、イサミは張り手合戦に持ち込むと、ソバット、延髄斬りからジャーマン。カウント2で返した吉野だが、片足をセカンドロープに乗せたイサミはドラゴンスクリュー。そこからショーンキャプチャーを狙うが、吉野はカウンターのみちのくドライバーII。
しかしジャーマンを狙った吉野をアンクルホールドに捉えたイサミは、そこから軍鶏(=倒立させた相手への顔面蹴り)を叩き込むとダイビング・ダブルニードロップを投下。これもカウント2で返した吉野は勇脚・斬(=ランニング式勇脚)をブロック。しかしイサミはバズソーキックから改めて勇脚・斬を叩き込むと、ガッチリと抑え込んで3カウント。

試合後、イサミから吉野に握手を求めていくと、吉野が応じたところに蹴りを入れたイサミはニヤリと笑って引き上げていく。吉野は「騙されたー!」と絶叫しながら引き上げていった。

第6試合

2015-4-7鬼神道Returns18_第6試合①試合前、この一戦は両選手の強い要請により反則裁定なしのノーDQマッチとして行われることがアナウンスされた。いきなりバッファローは花道で入場してきた岸和田を急襲すると低空ブレーンバスター。怒った岸和田は客席にバッファローを投げつけるとイスを殴打してから、大量のイスをリング内に入れる。
バッファロー側にもイスを投げた岸和田は「殴ってこいや!」と挑発してイスに座る。そこにイスを振り降ろしたバッファローだが、イスのほうが壊れてしまう。バッファローもイスに座って手招き。すると来シワは脳天を思いきりイスで殴打してから垂直落下式ブレーンバスター。

さらにバッファローのマスクを剥ぎ取った岸和田は脳天を思いきりイスで殴打。場外い出たバッファローは額から流血。岸和田はバッファローを売店のテーブルに叩き付けるが、バッファローも岸和田に殴りかかる。しかし額のキズに噛みついていった岸和田は、さらにイスを首に引っ掛けて絞め上げる。
グロッキー状態にバッファローをリングに戻した岸和田は、顔面を踏みつけると串刺し攻撃を狙う。蹴りで迎撃したバッファローはミサイルキックを発射。だが、胸板で受け止めて倒れない岸和田は、バッファローの額をロープに擦りつける。

なおもバッファローの脳天にイスを振り下ろした岸和田はセントーンからスリーパー。顔を血で真っ赤に染めながらロープに逃れたバッファローに対し、岸和田はセカンドコーナーからのムーンサルトプレス。これを剣山で迎撃したバッファローはラリアットを狙う。
かわした岸和田はジャーマンで投げ捨てると、ヘッドバットの連打からブレーンバスターを狙う。しかし踏ん張ったバッファローはロープに飛んだ岸和田にカウンターのラリアット。さらに対角線ダッシュのラリアットからスライサー(=ロープの外から出した相手の頭にエプロンから投下するレッグドロップ)。場外から倒れている岸和田の顔面にドロップキック。

ミサイルキックでカウント2まで追い込んだバッファローはバックドロップ。これもカウント2で返されたが、バッファローはもう一度バックドロップの体勢。岸和田が踏ん張るとヘッドバットを叩き込んでからバックドロップ。カウント2で返した岸和田はラリアット狙いのバッファローに対しラリアットの相打ちに持ち込むとジャーマンで投げる。
カウント2で返したバッファローは、コーナーに登った岸和田を追いかけて雪崩式ブレーンバスター。勝ち誇るように立ち上がった岸和田だが、その急所を蹴り上げたバッファローは全体重を乗せたラリアット。カウント2で返した岸和田をカラーボックスで殴打していったバッファローは走り込む。

しかしカウンターのラリアットでなぎ倒した岸和田がダイビング・ボディプレスを投下。これを意地のカウント1で返したバッファローだがダメージは大きい。岸和田はLRを予告するが、踏ん張っるバッファロー。しかしぶっこ抜いてラストライドで叩き付けていった岸和田。勝負あったかと思われたが、カウント2で返したバッファロー。すると岸和田はもう一度ラストライドの体勢に。
2015-4-7鬼神道Returns18_第6試合②これをリバースで切り返したバッファローだが、岸和田はドッグバット(=ハイハイ式ヘッドバット)から盤石のラストライドで叩き付ける。しかしカバーにいかずにバッファローを引き起こした岸和田は「殺してやる」と言ってもう一度ラストライド。

それでもカバーしない岸和田はグッタリとするバッファローを引き起こそうとするが、危険と判断してレフェリーが試合をストップ。岸和田はそれでもバッファローを引き起こそうとするが、セコンド陣が一斉に入ってきて岸和田を止めた。

第7試合

2015-4-7鬼神道Returns18_第7試合①メインイベントはFMW出身の雁之助と、FMW崩壊後に雁之助がハヤブサらと立ち上げた団体WMF出身の宮本による師弟対決。宮本から握手を求めると、雁之助が応じ宮本が頭を下げてから試合開始。ロックアップからヘッドロックに捉えた雁之助だが、宮本がロープに振るとショルダータックル。手四つの力比べになると、雁之助がパワーとテクニックを駆使しながら押し込んでいき、そこから投げていく。
ハンマーロックに捉えた雁之助だが、宮本はリバースで切り返すとガブっていく。しかし雁之助がガブり返すと、宮本は腕を取ってワキ固め。前転して逃れた雁之助だが、宮本はすぐにキーロックに捉える。

反転した雁之助はリバースデスロックとキャメルクラッチの複合技に捉える。股下をくぐって抜けた宮本はステップオーバートーホールドへ。さらに雁之助の左足を痛めつけていった宮本はリバースデスロックとキャメルクラッチの複合技をお返し。そこから反転して裏STFのような体勢に捕らえた宮本。
だが、雁之助はどうにかロープに脱出。宮本はタイガーレッグスピンから足4の字固めへ。雁之助は宮本の腕を掴むと、そのままローリングしてカニ挟みクラッチのような形で抑え込む。カウント2で宮本が返すと、雁之助は場外にエスケープ。しかし追いかけていった宮本は雁之助の左ヒザを鉄柱に叩き付ける。

リングに戻ってチョップ合戦になると、宮本は渾身の逆水平チョップ一発で雁之助を倒す。左ヒザにエルボーを落とした宮本は脚をかけて倒そうとするが、雁之助は延髄斬り。10分が経過し、ボディスラムで叩き付けた雁之助は腕固めからハンマーロック。前転して逃れた宮本だが、雁之助はなおもワキ固めに捉えていく。
ロープに逃れた宮本だが、左腕を蹴っていった雁之助は腕ひしぎ逆十字へ。逃げようとする宮本だが、雁之助はアームバーにスイットしてなかなか逃がさない。どうにかロープに逃れた宮本だが、左腕をロープに巻き付けていった雁之助は、ジャンピング・アームブリーカー。

さらに左腕を捻り上げてからジャンピング・アームブリーカーを決めた雁之助。堪らず場外にエスケープした宮本だが、リングに戻ったところをワキ固めで捕まえた雁之助。しかし宮本はタックルでテイクダウンするとヒザ固めに捉える。悲鳴をあげる雁之助だが、何とかロープに辿り着いたところで15分が経過。
雁之助は一瞬の隙を突いてバックドロップで投げるとトーキックから走り込むが、宮本はカウンターのフロントスープレックスで投げると、場外に出た雁之助にトペ・コンヒーロを発射。雁之助をリングに戻した宮本はコーナーに登っていくと「愛してま〜す」からブレーンチョップを落とす。

さらにハンドスプリングエルボーを狙ったが、キャッチしてジャーマンで投げ捨てた雁之助はラリアット。カウント2で返した宮本だが、雁之助は念仏パワーボムで叩き付ける。カウント2で返した宮本に対し、雁之助は元祖ファイヤーサンダーを狙う。何とか宮本が逃れると雁之助クラッチ。カウント2で返した宮本は雁之助クラッチをお返しするがカウント2。ならばとカウンターのラリアットでなぎ倒す。
2015-4-7鬼神道Returns18_第7試合②さらに師匠を急角度の念仏パワーボムで叩き付けるが、カウントは2。ムーンサルトプレスもカウント2で返した雁之助。20分が経過し、宮本は師匠直伝のファイヤーサンダーで叩き付けたがこれもカウントは2。「雁之助」コールが起こる中、宮本は卍コブラに捉える。体勢が崩れてロープに倒れ込むが、宮本はリング中央に戻してもう一度卍コブラ。そのままグラウンド卍コブラに持ち込むと、ついに雁之助がタップアウト。

エンディング

2015-4-7鬼神道Returns18_エンディング師匠超えを果たした宮本は噛みしめるように小さくガッツポーズ。そして「雁之助さん、1つ聞かせてください。アバラのほうは大丈夫ですか? 折れてませんか? いや、折れていた! 元々このカードは決まっていたんですけど、雁之助さんはフライングキッド市原さんのスライディングキックでアバラが折れていたと思うんです。でもそれは今まで散々市原さんの悪口を言った罰が当たったんだと僕は思います」と言い放った宮本。
それを聞いた雁之助が「宮本、今日休むことも出来たよ。ぶっちゃけ休んだほうがいいと思ったよ。(アバラを折ったのが)3週間前だから。でも俺たちの試合を見るためにチケットを買ってくれて足を運んでくれたお客さんのために出たんだよ。だから市原さんのことはやめてくれよ」と言うと、宮本は「まさか僕は雁之助さんと闘えると思いませんでした。二度とプロレスを教わることがあるとも思いませんでした。でもこの鬼神道で闘えて、プロレスを教えてもらって感謝しています。ありがとうございました!」と言って頭を下げた。

雁之助は宮本がWMFに送った履歴書に「特技:モノマネ」と書いていた時点で合格にしたことを明かした上で、「あの時プロレス界を背負って立つって言ってたけどなってるじゃねぇか! めちゃくちゃ強くなっているじゃねぇか! 今日は参りましたけど、これで終わりじゃねぇよ。次やるときは俺もパワーアップしてるからもう1回やろう」と言うと、宮本も「お願いします」と言って師匠と握手。
すると、そこに自称鬼神道のエースである棚ボタが乱入。しかし「エースがコスチューム忘れるかよ」とダメ出しされた棚ボタ。だが、「これはニューコスチュームです!」と言い張ってエースとして興行を締めようとするが、何枚チケットを売ったか聞かれると「ゼロです」。

そのことを怒られた棚ボタだが、宮本に向かって「愛してますは僕のものなので使わないでもらえますか!」と注文をつけるが、宮本は「お前のもんでもないだろ。棚橋さんのもんだろうが!」と逆ダメ出し。しかしプロの芸人にして自称エースとして、雁之助から締めを任された棚ボタが「最高、最高! また来て下さいよ。じゃあ行きますよ、鬼神道にお越しの皆さん、愛してま〜す!」で半ば強引に締めくくった。

<試合後コメント>
ミスター雁之助、宮本裕向
宮本「何年ぶりですかね?」
雁之助「6年ぶりだ」
宮本「6年ぶりですね」
雁之助「お前タフになったよ」
宮本「いや」
雁之助「やっぱりもうさ、47(歳)の、ジジイだなって俺も痛感したよね。お前いくつだ?」
宮本「32です」
雁之助「バリバリですよ今からね。宮本裕向あっぱれだよ」
宮本「全てはほんとに、雁之助さんの基礎の基礎があったおかげだと思ってます。今までどんなに雁之助さん引退してからカッコイイ道歩んでませんけど、それでもまだ」
雁之助「余計なこと言うな」
宮本「それでもやっぱり、その基礎を教えてもらったそのやっぱり一理ある雁之助さんに感謝。これは絶対忘れることできません」
雁之助「いやー、俺ねほんと、手取り足取りイチから教えた宮本にね、タップとられると思わなかった本当に。時代の流れというか、今のインディートップ戦線を何年も保ってる宮本裕向伊達じゃないよね。見てたらわからない、やってみて実感ですよ。伊達じゃないよね。でも、俺ももうね、去年の10月からまたリングに上がろうって決めて復帰した身だからね。いくら今飛ばしてるからって言ってさ、いくら俺が歳くってるからっていって、まだまだ俺負けたと思ってないよね。まだ時間あるし」
宮本「現役であるかぎり、何度でもやりたいです。今日は雁之助さんも怪我してたし」
雁之助「怪我は言い訳にならないよ、リングに上った時点でな。お前だって怪我もあるわけだし。言いっこなしだよ。今日は一本取られたの、潔く認めてね、また、やる機会があればまた万全にしてね、宮本裕向とミスター雁之助またあると思うし。またやりましょう」
宮本「ありがとうございます」
――雁之助選手は復帰後、初黒星ですか?
雁之助「そうですね。自分でもね、練習も調子よく順調に出来てて、調子良かったからねずっと。なかなかこう、若いもんには負けないというのがあって、負けるつもりでリング上がる奴はいないけど、負けるもんか絶対負けないよって上がってたから、でもやっぱり、トップで走ってる選手は甘くなかったね。ほんとに、今日はほんとに素直に、宮本裕向すごいよ。俺もたいがい頑張ったけどね、最後のはこらえられなかったなやっぱね。強かった」
――宮本選手のファイヤーサンダーや雁之助クラッチを食らっていかがでした?
雁之助「なかなか食らう機会ないんでね。多分ファイヤーサンダー食らったことあるのかな? 初めてか、覚えてないんで多分初めてかな〜?」
宮本「どうですか? 強烈ですか?」
雁之助「いや〜(苦笑)」
宮本「あはは(笑)」
雁之助「あれはだって一撃必殺のね、技だから。俺もギリギリ回避はしたけど、あんな強烈なの、俺から食らってた人可哀想だよね。ヤバいよ」
宮本「まあほんと、自分は雁之助さんが引退した時と同時に、ファイヤーサンダー受け継がせてくれと豪語してもらった技なんで」
雁之助「色んな人が使ってるけど、宮本の場合はほんとに直々の弟子だし、宮本が『自分にください』って言って直伝で渡した技だから。それなりに宮本もこだわってフィニッシュホールドに使ってくれてたんで。俺の技をこうやって正式に宮本が今でも大事に使ってくれてるの嬉しいですよ。それを食らうっていうのも感慨深いというか、嫌だけど(苦笑)。食らってみて初めてこの技の痛みというか凄さが俺にもわかったよね」
――逆に宮本選手は師匠の技をくらっていかがでした?
宮本「今日は回避しましたけど」
雁之助「俺(ファイヤーサンダー)やった?」
宮本「回避しました」
雁之助「できなかったよね」
宮本「でも久々に雁之助クラッチ食らいましたけど、あれもう返せないですねほんとに」
雁之助「今の宮本が俺にやると全部掟破りだからね(笑)。でももう宮本の技でもあるし、今はね。大事に使ってもらいたいですよ。ほんと今日はありがとう」
宮本「こちらこそありがとうございました」
雁之助「またやろう」
宮本「是非よろしくお願いします」
雁之助「ベルト持ってるんだっけ? デスマッチ?」
宮本「はい」
雁之助「ほんとにもう、インディーのトップと言っていいからねもう。大日本のベルト持ってるんだから。どんどんどんどんお前、防衛重ねて、何回目?」
宮本「今5回」
雁之助「5回防衛するって大変だからね。次いつだよ?」
宮本「次は5月5日です。横浜文化体育館」
雁之助「頑張れよ」
宮本「頑張ります。ありがとうございます」
雁之助「プロレス界のトップに立てるよ。インディーだけじゃなくてね。俺はそう思う。ありがとう」
宮本「ありがとうございます」
(雁之助は控室へ)
宮本「ほんと、そのために僕は基礎を忘れず、また雁之助さんから、復帰した雁之助さんからまたプロレスを学んでいきたいと思います。そのために帰ってきたんだと自分は思ってますし。帰ってきた以上はどんどんどんどん、良いところ盗んでいきたいと思いますね」

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