プロレス最強を示した“巌流島の闘魂”奥田啓介がRIZINで敗北も「3カウント叩いてないだろレフェリー!」
2日、U-NEXTにて『+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.1』が開催。第3試合では鈴木博昭vs奥田啓介の試合が行われた。
朝倉未来を倒したボンサイ柔術メンバーに打撃を教える“怪物くん”こと鈴木のMMAデビュー戦。その相手に選ばれたのは、『巌流島』で開催された16武術流派による異種格闘技トーナメントを制覇したDRAGON GATEレギュラー参戦中のプロレスラー奥田啓介。奥田はアントニオ猪木の団体であるIGF出身であり、ウルティモ・ドラゴンの甥っ子という闘魂と龍を受け継ぐ唯一のレスラーである。
試合が始まると奥田は鈴木の打撃を受けながらも前に出て組み付いていくが、一度距離をとった鈴木が左右のジャブを打つで牽制し、体勢を低くした奥田の顔面に膝を叩き込む。これで奥田が後ろに倒れて鈴木が追撃のパウンド連打。殴られ続ける奥田を見て危険とみなし、レフェリーが試合をとめた。
バックステージに現れた奥田は「なにこれ?レフェリーが勝手にとめてるだけでしょ?俺まだまだできたし、3カウントも叩いてないだろレフェリー。何が起こったか俺全然覚えてないんで。負けてない負けてない。だって俺が覚えてないなら負けじゃないだろ」と持論を展開。
だがその後「冗談はさておき悔しい。もう一回やりたい。こんなんじゃ終われねーよ。一番悔しいのは、この戦いに勝ってDRAGON GATEのブレイブゲートのベルトにもう一度やっぱ挑戦したかったし、鈴木選手にも勝ちたかった。でもこんなん負けじゃないでしょ。これは勝ちへの途中やと思ってるからね。まあ今日で、人生はまた変わらんかったね。リベンジもしたいし、もっと色んな相手と追求してもっとやりたい」と、MMAを継続する思いを語った。