ザック・セイバーJr.がヤングライオンの上村優也へ弟子入りを提案!「さっさと海外遠征に行かせるべきだった。ユーヤは俺の道場に来い」
15日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレスが『映画『ゴジラvsコング』Presents KIZUNA ROAD 2021』を開催し、ザック・セイバーJr.が上村優也へ自身への弟子入りを提案した。
現在の新日本プロレスでは、ヤングライオンとして辻陽太と上村優也の2名が国内マットで継続的に試合を行っている。
両名ともに2018年4月10日デビューであり、ヤングライオンとしては4年目。慣例に則れば海外遠征に出てさらなる飛躍のために修行を積んでいてもおかしくない時期に入っているが、昨年初頭からの世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響で海外行きも難しい状況となり、国内で下積みの日々が続いている。
新日本プロレスは、少しでも経験を積ませるためか辻、上村の両者に度々トップ戦線を走る選手たちとのシングルマッチを用意しており、この日は上村がザック・セイバーJr.と、辻がタイチとシングルマッチを実施。現IWGPタッグ王者のDANGEROUS TEKKERSにヤングライオンがどれだけ爪痕を残せるかに注目が集まっていた。
第1試合でザックと対戦した上村は試合開始直後から積極的な攻めの姿勢を見せ、ザックは「イイネ~♪」と日本語で上機嫌につぶやく。
ザックのファイトスタイルにリスペクトを表している上村は、ザックの土俵であるグラウンドでのサブミッションを中心に攻め込んでいき、上村のキーロックや腕十字が決まっていくと最初は余裕の笑みを見せていたザックも表情を引き締め、上村の多彩なローリングクラッチホールドを切り返してセレクテッド・テクニカル・ワークス 2004-2013(※グラウンドでの変形パロスペシャル)でギブアップを奪った。
試合後、ザックは日本語で「ジョウズね」と上村を評価し、「あいつのテクニックは凄いよ。でも俺を倒せるほどではないってことだ。二人ともさっさと海外遠征に行かせるべきだったのにな。俺から一つ提案だ。ユーヤは俺の道場に来い。テッカーズの全てを叩き込んでやる。あの野郎、ちょっとイケメンだからって生意気過ぎないか?ユーヤは俺にフジナミ(藤波辰爾)の技を使おうとしてきた。俺にとってはよく知り尽くしてる技の一つだけどな。フジナミが見てたらどう思っただろうか。これからビールでも飲んで、腕をアイスで冷やすとするか。気持ちを落ち着かせないとあの野郎を殺しかねないからな」と上村へ自身への弟子入りを提案。
対する上村は「僕の今の技術じゃ、ザック選手の足元にも及ばないです。クソッ!またすぐに彼の前に立って、ギブアップ言わしてやる!ありがとうございました」と折れぬ気持ちを見せつけ、ザックとの再戦に向けて闘志を燃やした。