22年ぶりのザ・グレート・サスケvs新崎人生のシングルマッチが緊急決定し棺桶戦での死闘が展開!「コロナウイルスがくれた我々へのプレゼントだった」

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 4日、東京都・後楽園ホールにて『みちのくプロレス2021年東京大会~一刀両断~』が行われ、ザ・グレート・サスケと新崎人生の22年ぶりのシングルマッチが棺桶マッチで行われた。

 この日のメインイベントでは、『ムーの太陽祭~御老体をあの世に御招待!!天国に一番近い棺桶マッチ!!プロレス大霊界〜今までは人のことだと思ふたに 俺が死ぬとはこいつはたまらん・・・Knock, knock, knockin’ on heaven’s door〜』と題されたザ・グレート・サスケ&新崎人生&グレート小鹿vsバラモンシュウ&バラモンケイ&アブドーラ小林 with プリティ大田の棺桶マッチが実施される予定だったが、大日本プロレスから新型コロナウイルス陽性者が出たことにより、小鹿とアブ小が急遽欠場。さらにシュウが大会前夜にPCR検査で陽性判定を受け、その濃厚接触者であるケイも欠場。6人中4人が突如出場できなくなるという緊急事態に発展してしまう。

 大会オープニングに登場した人生は、上記事情によるカード変更をアナウンスするとともに「残っているのが私とサスケ……。こんなおじさん2人の闘いでいいのだろうかとは思いましたが、本日のメインイベントは、ザ・グレート・サスケvs新崎人生の棺桶マッチを行います!」と宣言。不思議な運命のめぐり合わせで22年ぶりの両者のシングルマッチが行われる運びとなった。


 リング中央に棺桶が運び込まれる中でゴングが鳴ると、サスケと人生は互いが歩んできたキャリアを確かめ合うかのようなじっくりとしたグラウンドレスリングを展開し、サスケは人生の腕へ、人生はサスケのヒザへの一点集中攻撃を見舞う熟練の試合運びを見せる。
 サスケが人生の腕を棺桶とフタの間に挟んでヒップドロップを発射も人生が回避したため自爆の棺桶クラッシュ。人生が拝み渡りからアキレス腱固めと畳み掛けるが、サスケは人生を蹴り出して場外へのセントーン・アトミコを発射。さらにリング上で人生を棺桶上にセットしてセントーン・アトミコも、人生が回避したためまたも自爆も棺桶クラッシュ。
 人生は棺桶上での極楽固めから喉輪落とし、さらに棺桶への念仏パワーボム2連発を叩き込み、フタを閉めて3カウント。

 サスケが棺桶の中で眠りにつく中で人生が無言で退場していき、そのまま観衆の規制退場からリング撤収作業が開始。サスケの眠る棺桶はそのまま放置し続けられていたが、キャンバスを剥がす際に選手たちによって丁重に運び出され、そのままバックステージへと消えていった。

 試合後、人生は後楽園ホール大会のメインをサスケとのシングルマッチで飾ったことについて「必要かどうかはちょっと分からなかったですけど、見に来てる方としてはオプションとして棺桶があったほうが絶対楽しいんじゃないかなと。因縁もなにもないですけど、デスマッチを行うことになりました。みちのくプロレスを2人で守ってきて約30年近く。普通であれば東京の大会でメインを張ることはなかなかない中、コロナというウイルスがくれた我々へのプレゼントだったのかなと思いますね」と穏やかに笑いながら語る。
 そして「こういう必然があれば、もちろん試合をしたくないわけではないので。何年か後でもいいですし、すぐに……ってことはなかなかないと思いますけど、そういうときが来たらまた交えたいですね」とサスケとの再戦についても前向きな姿勢を見せた。

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