武藤敬司が大流血で失神KOされNOAH所属後初の敗北!
- 2021-4-19
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- プロレスリングNOAH
18日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングNOAH『NEO BREEZE 2021』が開催され、GHCヘビー級王者・武藤敬司が次期挑戦者・マサ北宮に失神KOされる大波乱が起きた。
武藤は今年2月の日本武道館大会で潮崎豪を倒しGHCヘビー級王座を戴冠。IWGPヘビー級王座&三冠ヘビー級王座制覇者としてグランドスラムを達成した。そして王座戴冠から三夜明けの会見でNOAH入団を発表し「業界ナンバーワンのレスラーを抱えた以上は組織でもナンバーワンになってもらわないと困ります」と思いを語っていた。
そして、3月の福岡大会で武藤が清宮海斗を相手に同王座の初防衛に成功した直後、マサ北宮が襲撃しサイトースープレックスでKOする衝撃の挑戦表明。北宮は武藤が団体の至宝を持つ王者でありながらビッグマッチや配信マッチを中心とした限定参戦であることを舌鋒鋭く批判しており、「“マサ”の名をいただいているからには下手なことはできない」と非情なヒザ攻めにも意欲。今月29日の名古屋大会での挑戦が決まり、北宮はマサ斎藤さんの名を継ぐ者としての覚悟を持って武藤狩りに臨んだ。
この日のメインイベントでは、武藤と北宮の最初で最後の前哨戦であり、“M‘s alliancevs金剛”の対抗戦でもある武藤敬司&丸藤正道vsマサ北宮&中嶋勝彦のタッグマッチが実施。
早速武藤と北宮の対面でゴングが鳴ると、じっくりとしたグラウンドレスリングの展開から北宮が武藤の足を攻めていくも、丸藤が献身的なサポートで武藤を救出し、中嶋を相手取って激しい蹴り合いを展開。これを有利に進めた丸藤が北宮にも有効打を与え、武藤に勝負を託す。
武藤は北宮へシャイニング・ウィザードを叩き込むも、北宮は即座に起き上がってサイトースープレックスから監獄固め。これを丸藤がカットすると武藤は下から組み付いてのドラゴンスクリューを狙うが、背後から中嶋が強烈なミドルキックを叩き込んで妨害。強力なアシストを得た北宮は、武藤のヒザ裏へのスピアーからサイトースープレックス。そして監獄固めでガッチリ捕らえ、武藤がギブアップしないと見ると両耳を掴みながらのヘッドバッドをゴツリ。両者の額が割れて大流血するほどの威力に武藤は失神してしまい、レフェリーが慌てて試合を止めた。
北宮は「ヒザの調子はどうだ?チャンピオン!テメェとはGHCのベルトに対する執念が違うんだよ!意地が違うんだよ!名古屋でリングに立って腰にベルト巻いてるのはこの俺、マサ北宮だ!以上ッ!」と勝鬨をあげた。
バックステージに戻った北宮は、「たった1回の防衛戦なんだよ。たった1回の前哨戦なんだよ。どれも落とすわけには行かないんだよ。1つ1つ、悔しい思いを積み重ねてここまで来てんだ。もう1つも落とせない。29日、名古屋まで、徹底的にやるだけだ!以上ッ!」と荒々しく去っていく。
なお、武藤は試合のダメージの大きさからかノーコメントのまま会場を後にした。