HEAT-UP 3.22横浜大会 パワフルタッグトーナメント開幕戦 田村&アミーゴvs.原&山本、岩本&兼平vs.PSYCHO&ISHIDA

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開幕!パワフルタッグトーナメント
日時:2015年3月22日(日)
開場:18:30 開始:19:00
会場:神奈川・横浜にぎわい座B2Fのげシャーレ
観衆:98人

▼第1試合 "パワフルタッグトーナメント開幕記念特別試合「始闘式」"シングルマッチ15分1本勝負
○マサ高梨(DDT)
9分07秒 首固め
●三尾祥久(花鳥風月)

▼第2試合 "パワフルタッグトーナメント1回戦Ⅰ"タッグマッチ30分1本勝負
○山田太郎(666/スーパーJボーイズ)/タケシマケンヂ(スポルティーバ/スーパーJボーイズ)
8分54秒 絞首刑攻撃→反則勝ち
無宿の「赤虎」(無宿)/●無宿の「青虎」(無宿)

▼第3試合 "パワフルタッグトーナメント1回戦Ⅱ"タッグマッチ30分1本勝負
新井健一郎(無宿/DRAGON GATE)/○那須晃太郎(無宿/U-FILE)
15分37秒 クロスヒールホールド
佐野巧真/●近藤"ド根性"洋史

▼第4試合 "パワフルタッグトーナメント1回戦Ⅲ"タッグマッチ30分1本勝負
○岩本煌史(スポルティーバ)/兼平大介
17分01秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
PSYCHO(無宿)/●SHINYA ISHIDA(無宿)

▼第5試合 "パワフルタッグトーナメント1回戦Ⅳ"タッグマッチ30分1本勝負
○田村和宏/アミーゴ鈴木
17分56秒 ワキ固めの体勢から丸め込んで→エビ固め
原学/●山本裕次郎

HEAT-UPのパワフルタッグトーナメント開幕!田村と山本が初対決!
無宿はまさかの2チーム脱落!怪進撃を続けるスーパーJボーイズも初戦突破

オープニング

2014-3-22ヒートアップ横浜大会_オープニングHEAT-UP初の試みとなる"パワフルタッグトーナメント"が開幕。出場する全8チームが入場式に臨む。各チームが一言ずつ意気込みを告げて並んでいく。
最初に登場したのは何故か虎縄でグルグル巻きにされ、無宿の「赤虎」に連行された渡辺宏志。
赤虎「どうも〜皆さん、赤虎と…」
渡辺「何の真似だこれは!! 何だこれは!!」
赤虎「え〜、頑張ります!」
赤虎の手には3月7日枇杷島大会で渡辺が自ら被った青虎のマスクが。どうやら渡辺は青虎としてトーナメントにエントリーされた事を全く理解していないようである。構わず続けられる入場セレモニー。
タケ「10万円獲って、家建ててやる!!」
山田「お金は人を裏切らない!!」
新井「いや晃太郎ちゃん、遊びますか?」
那須「俺たちは遊んだって優勝出来るんだ!」
近藤「よっしゃド根性〜! 精一杯頑張るぞ、ド根性!!」
佐野「絶対優勝します!」
ISHIDA「え〜狙うは優勝、以上。」
PSYCHO「…」
兼平「必ず勝ちます!」
岩本「一戦必勝で優勝目指します!」
山本「絶対優勝しま〜す!」
原学「初HEAT-UP、楽しみます。」
アミーゴ「俺達が一番強いチームだということを証明します!」
最後に田村和宏がマイクスタンドに向かう。「痛っ!」しかし、アラケンに背後からサインボールを投げつけられ、喋ろうとした瞬間凶暴になった渡辺、もとい青虎に背後から急襲されリング内はカオス状態に陥る。
尚も暴れまくる青虎を制するかのようにして無宿は退場。気を取り直してマイクに向かった田村。
田村「え〜本日は…もがもが」山本が田村の口を塞ぐ。
山本「はいはいはい〜はいど〜も〜。改めて山本裕次郎で〜す。
(文句を言う田村を制して)いやいやいや、ま、一言言わせて下さいよ。とりあえず優勝、僕達が絶対優勝しますんで。10万持って帰りましょうね、学さん。
行きますか。はいど〜もさよなら〜。」
原&山本がリングを去る。
田村「オイ挨拶は…(近藤が背後から蹴りを入れる)うわ〜!!」
近藤「よっしゃド根性! このために練習してきたんだ、佐野さんと優勝するんだ! 佐野さん宜しくお願いします! 押忍!」
ガッチリと握手を交わして佐野&近藤もリングを去る。
再びマイクに向かう田村、「うわっ!」兼平が蹴りを入れる。
兼平「こんばんは! “猫まんま倶楽部”のTシャツ作りました。ありがとうございました。」
リングを去る岩本&兼平。アミーゴはエプロンに。リング内には田村とスーパーJボーイズ、いつものように某プロジェクトの「三バカトリオ」が揃う。山田は自分が被ってきた狼の着ぐるみを田村に無理矢理被せる。
タケ「俺達がいるから!」
山田「安心して。」
タケ「田村さんには俺達がいるから。」
田村「こんなのいやだ〜!! 絶対優勝してやる〜!! 応援宜しくお願いしま〜す!!」

第1試合

2014-3-22ヒートアップ横浜大会_第1試合プロ野球のペナントレースで行われるのは始球式。パワフルタッグトーナメントで行われたのは"始闘式"であった。
始闘式に選ばれたレスラーは"混沌の酒呑童子"マサ高梨と、3月14日付けで花鳥風月への移籍を発表したハットトリックの三尾祥久。両者共にタッグトーナメントにはエントリーされなかったものの、始闘式にはふさわしい一戦となった。三尾の入場テーマは何故か「戦え! 仮面ライダーV3」のリミックスバージョン。赤と緑がモチーフカラーとなっているからであったとか。
オーソドックスな展開から三尾の足に照準を絞る高梨。レッグロックで絞り上げ、ロープ際で踏みつけながら「お前誰だ?」と口撃も交える。シャープに入る三尾のエルボーにふらつくが、低空ドロップキックを一撃。アキレス腱固めからクロスヒール、反転させてデスロック。ねちっこく攻める高梨。
三尾の反撃はドロップキックから。串刺しエルボーから後頭部へのキック、膝を付いた高梨に低空ドロップキック、ハイブリッジの鎌固め。高梨は手に噛み付いて鎌固めから脱出。
串刺し攻撃を回避させ、スワンダイブミサイルキックを繰り出す三尾、かわした高梨が膝砕き→足横須賀から四の字固めと繋ぐ。何とかロープに逃れる三尾、再度足四の字を狙う高梨の臀部を蹴り上げ逆さ押さえ込みや回転エビ、スクールボーイで丸め込んでから得意のバックスピンキックを後頭部へ。
しかし攻め込もうとした三尾を一気に丸め込んだ高梨が強引に3カウントを奪う。最後はノーサイドで三尾の健闘を称えると見せかけて口に含んだ水を顔面に吹き付けた高梨。この後のトーナメント1回戦に嵐の予感が。

第2試合

2014-3-22ヒートアップ横浜大会_第2試合『いらっしゃいまっせぇー!!』HEAT-UP限定の入場テーマで登場する山田太郎&タケシマケンヂ。スーパーJボーイズとして1月12日北千住大会以来の登場だが、観客の支持率はかなり高い。
一方、サーベルタイガーのテーマに乗り赤虎は青虎を虎縄で縛り付けて入場。制しても尚暴れる青虎を見て、ミスター村杉レフェリーは試合開始のゴングを要請したのだが...
「おい、ちょっと待て! 聞いてくれ!」と赤虎が喋りだす。
「ゴング鳴ってるぞ!」と突っ込む山田、「ゴングは...敢えて鳴らしたんだ。試合時間が短く発表されたら働いてないみたいだろ、俺達。」何故か納得するJボーイズと観客。暴れる青虎を「おすわりっ!」と制する赤虎、何故か素直におとなしくなる青虎。観客は何故かこの光景に拍手。
「オイ! まずな、1回戦でお前達と俺達が当たるなんてオイ、俺達HEAT-UPに潰されてるな...(館内笑い)明らかにどっちかのチームが優勝だろ、このトーナメント! いきなり事実上の決勝戦を持ってこられてもなぁ。
まあまあ、何故渡辺さんがこういう事になってるかと言うと…(館内爆笑)取り敢えず説明しよう、説明させてくれ。
あの〜、このマスクは、あの〜、凄いマスクなんだ。中に中国針が仕込んであって(館内笑い)、これを被ると獣になってしまう。な?だから渡辺さんは別にあの〜、こういう人じゃないけど(館内笑い)、全然真面目な人なんだけどマスクを被ってるが故にこうなってしまってると言うな。って聞いてんのかオイ!!
まあお前ら(=Jボーイズ)に話してるんじゃないで。お客さんに話してるんだからな(館内笑い)。(「試合始まってるぞ!」と突っ込むタケシマだが)いやいや、まずそれを説明しないと、『え?何で組んでるのあの二人?』って思われてもな。俺達やりにくいからな。だから獣だと思ってくれ、わかったな。」
ようやく試合が始まる。赤虎が虎縄を解くと、当然の如く暴れ出す青虎。場外では赤虎の「いい女がいるぞ!」の声に反応し、女性の観客に襲いかかる。まさに獣と化している。
素直に赤虎との連携をこなしたかと思えば、山田にコブラクロー。カットに入ったタケシマ、あろうことか青虎のマスクを剥ぎにかかる。観客の「ああ〜」の声をよそに剥がれるマスク、きょとんとした表情の渡辺宏志。
「ナベさん!」タケシマが声をかける。「何してんだこんなとこで?」正気に戻った渡辺。「これ(=青虎マスク)被って、ナベさんが獣に…」説明する山田、「何だって?」全くわかっていない渡辺。
「お前ら、気は確かか?え?そもそも!こんな子供だましのファンタジーを本気で信じてるのか!! 歳いくつだよ!」怒る渡辺、「…30歳…」素直に言う山田。
「30にもなってお前…だいたいなお前…」と言いながら再び青虎マスクを被る渡辺。「どうだ? 良く見てみろ? 何が変わったんだ? え? どう変わった? 言ってみろ!!」次の瞬間、突如奇声を発して山田に地獄突きを放つ青虎。高笑いからタケシマにワンハンドバックブリーカー。
タケシマの喉笛に手刀を叩き込もうとする青虎、間一髪かわすタケシマ。エルボーからスピアを叩き込み、山田のネックブリーカードロップに繋ぐ。連続串刺し攻撃から合体攻撃を繰り出すJボーイズ。「スーパーJフライ!」と叫んだ山田が青虎にフロッグスプラッシュ。赤虎が懸命のカット。
ここでタケシマが村杉レフェリーを赤虎に衝突させる。倒れる村杉レフェリーをよそに、山田のパイルドライバーが青虎に決まる。アキレス腱固めで赤虎をカットするタケシマ、山田は入場時に付けていたレイを首にかけ、ダウンする青虎の手に端を持たせる。エプロンで転がりさも青虎が絞首刑をしているかのような光景、気がついた村杉レフェリーはこの様子を見てすぐにゴングを要請、スーパーJボーイズの反則勝ちがコールされる。
復活した青虎は尚も山田の首を締め付け、タケシマも蹴散らす。自分が負けた事などお構いなしに暴れる青虎、赤虎が何とか制して退場。かくして無宿との初遭遇で白星をゲットしたスーパーJボーイズ、準決勝に駒を進めた。果たしてこのまま"怪進撃"を続けるスーパーJボーイズが本当にトーナメントを制してしまうのか、準決勝で消えてしまうのか……?

第3試合

2014-3-22ヒートアップ横浜大会_第3試合入場時、那須のコスチュームに注目しろと要求するアラケン。黒と紫を基調とした無宿バージョンの新コスチュームを着用して登場した那須晃太郎。そんな無宿だが、佐野巧真というビッグネームを前にすると丁重な態度。
近藤は当然の如く格下扱い。佐野と交代すると、アラケンはコーナーに額をぶつけて気合いを入れる。佐野の頑丈な肉体にチョップを叩き込むアラケンだが、逆に自分の手を痛めてしまう。ならばと顔面を掻き毟るアラケン、ロープに飛ぶが佐野のビッグブーツ。俊敏に反応して場外にエスケープするアラケン。
コーナーに追い込んでローを連打する佐野、打ち下ろすようなエルボーを放つとさすがのアラケンも腰を落とす。手四つから力比べを挑むが、これも制されてしまうアラケン。
那須に交代、ローを叩き込む那須に丸太でぶっ叩くような一撃をお返しする佐野。三発でダウンさせるとフライングメイヤーからサッカーボールキック。胸板へのローから逆エビ固め、これはまずいと感じたアラケンがカットに入る。
背中へのハンマーブローから振り下ろすようなエルボー、足四の字固め。ロープに逃れられるとストンピングから再び胸板へのロー。ここで近藤が「佐野さん! 行かせて下さい!」とタッチを要求、「よし行ってこい!」とタッチする佐野。勢いよく出てきた近藤だが、那須はいきなりビッグブーツ。
那須のボディスラムからアラケンに交代、アラケンは近藤に電気アンマ。注意するてっしー手島レフェリー、アラケンを突き飛ばすが近藤の股間にヘッドバット。
無宿の連携に捕まる近藤、何とか佐野に繋ごうと反撃するが、インサイドワークを駆使して交代させない無宿。上手く分断させてようやくタッチした近藤、膝まづいて握手を求めるアラケン。手を握った次の瞬間ワキ固めで絞り上げる佐野。カットに入った那須にはボディーへのソバットを一閃。
コーナーに追い詰めたアラケンにソバット、ダブルフットスタンプと攻める佐野。バックの取り合いから再びソバット、投げ捨てジャーマン。またもや近藤がタッチを要求すると「行ってこい!」と交代。ド根性ホームランをアラケンに叩き込む近藤。ボディスラムから佐野のフットスタンプを呼び込む連携も見せた。
グロッギー状態のアラケンはロープにも走れない。突っ込んだ近藤だがマンハッタンドロップからDDT。アラケンの"死んだふり"に翻弄されてしまう。交代した那須はミドル連打から「イナヅマーっ!」と叫んでレッグラリアット。チキンウイングアームロックで近藤を絞り上げるがロープに逃げられる。
ボディーへのソバットを叩き込んだ那須、ロープに走るが担ぎ上げた近藤がバックフリップ。ド根性デスロックに繋げるがアラケンがカットに入る。耐えた近藤だが、那須に切り返されてクロスヒールを極められるとギブアップ。
どんな形にせよ、佐野巧真に土をつけた無宿がタッグトーナメント準決勝に駒を進める形となった。デビュー戦を務めてくれた佐野の前で成長を見せたかった近藤、それを見届けたのか近藤を労い握手を交わした佐野。横浜の心地よい海風がにぎわい座のマットに吹いたようであった。

第4試合

2014-3-22ヒートアップ横浜大会_第4試合枇杷島大会からの因縁、岩本は執拗にISHIDAを狙うがそこにつけ込む無宿。タックルからスリーパーでPSYCHOを捕らえた岩本、しかしISHIDAがコーナーに控えている兼平をリング下をすり抜けて急襲。手を離した途端にPSYCHOが後ろから攻撃、心理作戦のドツボにはまってしまう岩本&兼平。
連携で流れを変えようとしても、ISHIDAが岩本の足を引っ張る。そこにアラケン&那須&赤虎まで加わってくるのだから始末に負えない。ISHIDAのマウントエルボーからナックル、スリーパーで徐々に岩本の身体にダメージが蓄積されていく。ISHIDSAがコーナーに振ろうとするが、力なくリング中央に倒れてしまう岩本。
それでも気力を振り絞り、ロープに固定してネックブリーカーを叩き込み兼平と交代する岩本。コーナーに振られた兼平は逆襲のクローズライン。攻め込まれたISHIDAだが、スリーパーからの変形ネックブリーカーで脱出。
PSYCHOに対してはニーリフトで対抗する兼平。しかしランニングニーは読まれ、PSYCHOが前方回転式のレッグブリーカー。足を極めようとするPSYCHOを蹴飛ばしてアームホイップ、リバースチキンウイングと繋ぐ兼平。
息を吹き返した岩本、PSYCHOにヒップトスから低空キック、ニードロップ。担ぎ上げてハリケーンドライバーを見舞うが、PSYCHOは空中でひるがえしてかわす。着地には失敗するが、足を取らせてステップ延髄斬り。ISHIDAとのエルボー合戦、組み付いた岩本は豪快な裏投げから腕十字へ。
カットに入るISHIDA、兼平も入ってISHIDAにツープラトン攻撃を見舞おうとするがPSYCHOが阻止。孤立した岩本にISHIDAのトラースキック→エプロンでPSYCHOがシザースキック→ISHIDAのRKOと繋ぐがカウント2。そこに追い打ちのハイフライバムを叩き込んだPSYCHO。カバーは兼平がカット。
PSYCHOにジャックハマーを決めた兼平。岩本とISHIDAに集中攻撃。ダブルのニーリフト→ダブルブレーンバスター→前後からサンドイッチニー。ISHIDAのバックを取った岩本だが、場外から那須が妨害。村杉レフェリーは赤虎が抑え無宿が磐石の状態にするが、那須&ISHIDAの攻撃を回避した岩本が那須を分断、ISHIDAに払い腰。カウントを入れる村杉レフェリー、だが今度はアラケンが場外に引きずり出す。
アラケンが村杉レフェリーを釘付けにしている最中、他の無宿メンバーは連続串刺し攻撃を岩本に。リング下からブラックボックスを取り出したPSYCHO、ISHIDAの押さえる岩本に叩きつけようとするが兼平が阻止。それでも岩本を攻撃しようとする無宿だが、岩本が寸前でかわしたため同士打ちに。すかさずジャーマンでISHIDAを叩きつけた岩本がカウント3をもぎ取る。枇杷島の借りを返すようなピンフォール勝ちで準決勝に駒を進めた岩本&兼平組であった。
試合後納得がいかなかったのか、無宿メンバー総出で岩本&兼平をメッタ打ち。しかし首領であるアラケンに兼平が投げ捨てジャックハマーを決めると退散する無宿メンバー。勝利をもぎ取り、乱闘も制した岩本&兼平。かたや無宿はエントリー3チームのうち2チームが脱落する結末に。

第5試合

2014-3-22ヒートアップ横浜大会_第5試合2006年2月18日、STYLE-E西調布大会。現U-STYLE無差別級王者である原学と田村和宏の対戦はこの日以来となる。ベルトを巻いて入場してきた原、そして山本のコール時には紙テープが乱れ飛ぶ。
久しぶりに握手で始まったHEAT-UPのメインイベント。先発は田村と原、互いの9年間を確かめ合うように探っていく。腕十字を狙う原、耐える田村。上から張り手を見舞おうとする原、冷静にスタンドに戻す田村。
田村と山本、事実上の初対戦となる両者。打撃ではなくグラウンドで対峙する。アミーゴに交代、山本のサブミッションにはメキシコで培ったジャベで対抗する。交代した原には手四つを切り返すテクニックを見せるアミーゴ。
これはプロレスだ、とばかりにアミーゴが押さえた原にトップロープからのダブルスレッジハンマーを見舞う田村。腹固めを狙う田村に対し、腕を抜いた原は田村のボディーに膝蹴り、更に腕十字を狙う。ロープに逃れた田村にミドルを一発、ここから田村と原の張り手合戦。しばしのバチバチ空間。
山本が出てくると、田村はボディーへの膝蹴り。アミーゴとの連携を出そうとするが、ロープに走った田村に原のミドルが突き刺さる。アミーゴが捕まる。
自軍コーナーでアミーゴの胸板にキックを叩き込み、フライングメイヤーからサッカーボールキック。山本は膝蹴りで繋ぎ、再度原が出るとカウンターの右ミドルを叩き込む。続く胸板へのローはカウント2。
串刺しエルボーからロープに飛んだ原、アミーゴが切り返してブレーンバスター。飛び出した山本は原の上にブレーンバスターで投げ捨てる。田村に交代、山本にミサイルキックをぶち込む。
再び田村と原、ミドルの打ち合いから張り手合戦、またミドルの打ち合いへ。蹴り足を掴んだ田村はドラゴンスクリュー、胸板への低空ドロップキック。腕十字を狙う田村、逆に原が極め返す。脱出した田村は膝十字、切り返して原がアキレス腱固め、再び田村膝十字。抜け出した原は投げ捨てジャーマン。
山本に交代、タックルで担ぎ上げて田村を前方に叩きつける。尻餅をついた田村にピッチングフォームからの掌打、カウント2。フィッシャーマンの体勢で田村を持ち上げた山本、前方に叩きつけるがこれもカウント2。
フォールを返されると同時に膝十字からアンクルホールドを極めていく山本、原がアミーゴをカットするがロープに逃れた田村。今度は卍固めの体勢に入る山本、田村が踏ん張るとビクトル投げから膝十字へ。しかし田村はこれを顔面への張り手、極められた足のつま先で蹴って脱出。
膝立ちの状態から張り手を飛ばし合う田村と山本。スタンドでのエルボー合戦では山本が気合いを入れる。しかしタックルを狙った所を田村の膝蹴りが襲う。フォローに入ったアミーゴが山本をキャメルクラッチに捕らえると、胸板へのローを叩き込んだ田村。原もカットしてカウント2。
原が逆襲、代わる代わる田村とアミーゴの胸板にミドルキックを乱れ打ち。しかしダブルのブレーンバスターを受けて排除される。アミーゴのネックブリーカーから田村のバズソーキック、カウント2。
山本の胸板を蹴り上げる田村、ロープに飛ぶが山本がカウンターの右掌打をブチ込む。更にバックハンドの掌打、クレイジーサイクロンを狙うが田村がキャッチ。ワキ固めの体勢から山本の身体を丸め込み、強引に3カウントを奪った田村。やや唐突に思われた決着であったが、終了後すぐには起き上がれない田村の姿があった。敗れた原&山本はアクションを起こさず姿を消した。

エンディング

2014-3-22ヒートアップ横浜大会_エンディング「おっしゃ勝ったぞー!」館内からは惜しみない拍手。やっぱりHEAT-UPのメインで田村が勝つのは観客も嬉しいのだろう。
「原さん...何年ぶりだろうな、俺やったの。何か懐かしい匂いのするベルト持ってたよね(館内笑い)。ここでやれたのも何かの縁だと思う。縁って大切ですね。」と何故かしみじみ語る田村。
「山本裕次郎、あぁ?やっぱり見込みがあるよ。一生懸命頑張ってるよアイツも。今日はちょっとでも伝わったんじゃないですか、裕次郎さんの頑張り!(館内拍手)
まあでも、もっと頑張ったのはアミーゴだけどね。バチバチの三人がいて、その中でメキシカンのね、変なのがいて(館内笑い、「そりゃねえだろ」とアミーゴが田村を指差す)、頑張ったよ! 頑張ったよ。アミーゴ! 二人で優勝して、温泉行こうぜ!
次は2回戦、新木場…あっちじゃないよ、こっち側のBumBね! BumBで2回戦...次は誰だ?岩本と兼平? 実力の差を見せつけて勝とうじゃないか。そして王子まで行こうね。」
ふと見ると、岩本が入り口付近で場内を覗き込んでいる。気がつく田村。
「あっ!(サッと隠れる岩本)あんな..."猫まんま倶楽部"にゃ負けねぇよ! 今日は...頑張ったアミーゴ締めようか。」とまたもや無茶振りをする田村。
これにより、当日の締めは何故かタイミングの取りにくい『アミーゴヒートアップ』で行われた。音楽のタイミングも合わず、拍子抜けした瞬間ずっこける田村和宏。それでも最後は気を取り直して二人で勝ち名乗りを上げる田村とアミーゴであった。
この結果により、4月12日新木場BumB大会での準決勝は以下の通りに。

HEAT-UP新木場大会
パワフルタッグトーナメント準決勝
日時:2015年4月12日(日)
開場:18:00 開始:18:30
会場:東京・夢の島BumBマルチスタジオ

▼"パワフルタッグトーナメント準決勝Ⅱ"タッグマッチ45分1本勝負
田村和宏/アミーゴ鈴木
vs.
岩本煌史(スポルティーバ)/兼平大介

▼"パワフルタッグトーナメント準決勝Ⅰ"タッグマッチ45分1本勝負
新井健一郎(無宿/DRAGON GATE)/那須晃太郎(無宿/U-FILE)
vs.
山田太郎(666/スーパーJボーイズ)/タケシマケンヂ(スポルティーバ/スーパーJボーイズ)

※その他のカードは追って発表

【記事提供/HEAT-UP】

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