“ビッグダディ三女”林下詩美が日本武道館でベルトを防衛!「私が作っていく新時代楽しみにしてください!」
3日、東京都・日本武道館にて、『レック Presentsスターダム10周年記念 ひな祭り ALLSTAR DREAM CINDERELLA』が開催され、“ビッグダディ三女”林下詩美が赤いベルトを防衛した。
詩美はバラエティ番組などに数多く出演する“ビッグダディ” 林下清志さんの三女であり、2018年にスターダムでデビュー。その直後から破竹の快進撃を続けて数多くの王座を戴冠。そして昨年11月の仙台大会では、岩谷麻優を撃破してデビュー3年目にして最上位のシングル王座であるワールド・オブ・スターダム王座(赤いベルト)を戴冠し、今年1月5日には団体の顔として新日本プロレスの東京ドーム大会に出場し提供試合を行った。
そして先月17日の後楽園ホール大会で舞華を破って赤いベルトを防衛した詩美へ、詩美を慕う後輩でありタッグパートナーでもある上谷沙弥が「私は何の実績もないですが、必殺のフェニックス・スプラッシュがあります」と日本武道館大会での挑戦を宣言。
詩美は、自身の大技を前面に出してアピールする上谷を挑戦者として認めずにいたが、前哨戦を重ねていく中でついに上谷からフォールを奪われ王者として上谷を受け止める姿勢を見せる。しかし調印式で新技の存在をアピールしてきた上谷に対し「赤いベルトの挑戦者史上最も甘い挑戦者」と一蹴していた。
序盤からアクロバティックな動きで攻め込んでいく上谷に対し、詩美は的確なドロップキックで着地狩りしキャメルクラッチやアルゼンチン・バックブリーカーで背中への一点集中攻撃を展開。
詩美が「どうした上谷!そんなもんか!」と一喝すると、上谷はフランケンシュタイナーで場外に放り出してからのトペ・コンヒーロ、詩美のパワーボムを切り返してのカナディアンデストロイヤー、さらに前哨戦で詩美からフォールを奪ったスワンダイブ式フランケンシュタイナーなどで猛攻をかけ、スター・クラッシャーから奥の手のフェニックス・スプラッシュを発射。
これをかわして自爆させた詩美はエアレイド・クラッシュからトーチャーラックボムと連撃し、必殺のBTボムの体勢に入るが上谷は放り捨てられ宙に浮いた瞬間に足を絡めて放つウラカン・ラナと最後の切り札を見せる。詩美はこれをギリギリで返すと、追撃を狙う上谷をラリアットで叩き伏せ、最後は旋回式ハイジャック・ボムで叩きつけて3カウント。
詩美は上谷を助け起こしてしっかりと抱き合い健闘を称えると、そこへ新日本プロレス所属のウィル・オスプレイのガールフレンドであり“UNITED EMPIRE”の一員でもあるビー・プレストリーが登場。
ビーは「ハイ詩美。コングラッチュレーション、上谷の次はビー。そのベルトの挑戦者にふさわしいのは私じゃない?詩美、強いけど、ちょっとしょっぱい。でも、ワタナベモモイチバンショッパイ!モモ!またね。少しの間の王者を楽しんで」と全く関係ない渡辺桃を罵倒しながら詩美へ挑戦表明して去っていく。
詩美は「おいビー・プレストリー、お前が何言ってんのか全くわからない。けど、この赤いベルトに挑戦したいことだけは分かったよ。横浜武道館、ベルトかけてビー・プレストリー、お前と勝負してやるよ。皆さん11年目も12年目も私が作っていくスターダム新時代楽しみにしてください!」と4月4日に開催されることが決まった横浜武道館大会での決戦を宣言した。