翔太を破りUNIVERSAL王座防衛の上野勇希が2・14カルッツかわさきで坂口征夫とのV3戦決定も黄信号!?

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 DDTプロレスが9日、東京・後楽園ホールで「GO TO DDT!vol.1」を開催。メインイベントではDDT UNIVERSAL王者の上野勇希が2度目の防衛を果たしたが、2月14日、神奈川・カルッツかわさきでの坂口征夫とのV3戦に向け黄信号が灯った。

 この日、上野はKO-D6人タッグ、インディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級王座を保持し3冠獲りをもくろんだ翔太(ガンバレ☆プロレス)の挑戦を受けた。STYLE-E出身で“インディーレスラーの希望”と位置付けた翔太は、大奮闘で上野と互角に渡り合った。15分過ぎ、翔太はブレーンバスターからフロッグスプラッシュを繰り出すも、上野が剣山でカット。上野はハーフネルソンスープレックスで投げ捨てると、翔太はラリアットで応戦。上野がドロップキックを見舞うと、翔太は雁之助クラッチを狙いにいくがかわされた。すかさず上野はドロップキックからWRを決めて3カウントを奪取した。

 試合後、今林久弥アシスタントプロデューサーが「誰か闘いたい相手はいますか?」と問うと、上野は次期挑戦者に坂口征夫を逆指名。上野は「20年、坂口さんにはたくさんお世話になりました。首を絞められたり、頭蹴られたり。僕とこのベルトを懸けて闘いましょう」と、その理由を説明。リングに呼び込まれた坂口は上野からベルトを奪って自身の肩にかけると、丸腰の上野と並んで記念撮影して、「これが本来の姿。一番挑戦者として指名しちゃいけない人間を指名したんだよ。また絞め落としてやるよ」(坂口)と受諾。今林APは2・14川崎大会でマッチメイクすることをアナウンスした。

 バックステージで坂口は「たぶん一番指名しちゃいけない人間を指名したんじゃないかな。本来なら俺がチャンピオンで向こうが挑戦者みたいに見られるだろうし。そういう人間を指名したということをカルッツで思い知らせてやろうかなと」とコメント。続けて、坂口は「UNIVERSAL獲って、EXTREAME獲ったら、俺はDDTでグランドスラム。UNIVERSAL獲ってのグランドスラムは誰も成し遂げていないでしょ。そのためには必要かな。もらえるものならもらう」と話した。

 上野は「21年、まだまだプロレスが当たり前にできないですけど、今日もこうやって(お客さんが)来てくれて、プロレスができてよかったし、プロレスを見せることができて光栄です。このベルトを防衛していったらMAOさん、クリス(ブルックス)、翔太さん、坂口さんみたいなおもしろい選手とたくさん当たれるので、まだまだ負けるわけにはいかない。坂口さんはこのベルトを掲げて満足そうな顔をしていましたけど、今度は僕が満足したいと思います。21年もがんばります」と坂口戦での防衛を期した。

 その後、報道陣への写真撮影に応じていると、背後から坂口が上野を襲撃。坂口がスリーパーで絞め上げると、上野は失神。坂口は「こういうことだよ。よく覚えとけ。楽しみにしてるよ」と吐き捨てて去って行った。自らの希望で坂口を逆指名した上野だが、V3戦では厳しい闘いが待ち受けることになりそうだ。

 なお、同団体では1都3県に発令された緊急事態宣言に伴う会場側からの要請に伴い、2大会の試合開始時間の変更を発表。28日の東京・新宿FACEは午後6時から、31日の東京・板橋グリーンホール大会は午後5時からとなった。

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