秋山準がDDT移籍初戦で白星!7・23後楽園で「オールアウト」と4vs4の全面対抗戦へ
1日付で全日本プロレスからDDTプロレスにレンタル移籍した秋山準が、その初戦を白星で飾り、23日の後楽園大会で組まれている「秋山軍(仮)」と「オールアウト」との4VS4の全面対抗戦に弾みをつけた。
「秋山軍(仮)」と、DDTの“若きエース”竹下幸之介が率いる「オールアウト」との対抗戦は、6月27日の東京・新宿FACE大会で開戦。同28日の神奈川・鶴見青果市場大会を経て、3日の新宿大会の第5試合で第3ラウンドを迎えた。
同大会で、秋山は大石真翔と組み、竹下、彰人組と激突。両軍の大将同士は、序盤から激しくやり合い、5分過ぎ、秋山がドラゴンスクリュー、レッグロック、ニークラッシャーなどで攻め立てると、竹下もドロップキック、ランニング・エルボー、ランニング・ラリアットで応戦。ブレーンバスターのかけ合いでは、竹下が制して秋山をぶっこ抜いた。10分過ぎ、秋山が必殺のエクスプロイダーを見舞えば、竹下はヒザ蹴りで逆襲するなど火花を散らした。勝負は彰人を捕らえた大石が、フジヤマニーロックで絞め上げ、ギブアップ勝ち。「秋山軍(仮)」は対抗戦3戦目にして、「オールアウト」から初勝利を挙げた。
試合後も、竹下と視殺戦を展開した秋山は「竹下はオレのことを、リスペクトしてるとか、先生とか思ってたら勝てない。敵と思ってこないと勝てない。闘う気持ちでこないと。もっとガンガンこないと」とコメント。23日の後楽園では、両軍による4VS4決戦(秋山、大石、渡瀬瑞基、岡谷英樹組VS竹下、彰人、勝俣瞬馬、飯野雄貴組)が控えるが、秋山は「今日、キャプテン(大石)が勝ったから、ここはバシッとオレが竹下から取らないと。もしくは渡瀬が取らないと。やるとしたら、オレが彼(竹下)から取る。彼もオレから取る気で来ないと。あとはオレと竹下の闘い」と話した。
かたや、竹下は「秋山さんをゲストコーチとして迎えるのは今日で終わり。闘いを通して教えてもらうだけなんで。『オールアウト』と秋山軍の、ボクと秋山さんの闘いにしていく。ボクがDDTのエースなのかどうか、ボクが決めるわけではないけど、何度もKO-D無差別級のベルトを巻いてきた人間として、『コーチ、教えてください』っていうのは、今日で終わり。(後楽園は)DDTの所属になられたけど、DDTの一員として迎え入れるんじゃなく、敵として、秋山さんと闘う」とキッパリ。6月27日の新宿大会の試合後に、秋山から「オマエはDDTの何なのか考えろ!」と言われた件については、「1週間考えていたけど、鶴見大会のときに、うっすら答が出てるんですけど、もう少し考えて、後楽園で答を出して、秋山さんと向かい合います。」と決意を示した。