SHOが1年8ヶ月の臥薪嘗胆を経て鷹木信悟に勝利しNJC2回戦進出!「鷹木さんからのシングルの1勝は俺の一生の誇りです」

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 22日、新日本プロレス『NJPW WORLD Special NEW JAPAN CUP 2020』が無観客試合にて開催された。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響から、新日本プロレスは2月26日の沖縄大会を最後に3ヶ月以上53大会を中止していたが、スポーツ庁の助言を受けながら再開に向けたガイドラインを作成し、全選手・スタッフに抗体検査を実施するなど健康状態をチェックできる体制を構築し、今月15日に満を持して110日ぶりの大会を開催。
 6月15日~7月3日までは無観客配信興行となり、『NEW JAPAN CUP 2020』を新日本プロレスワールドで配信。決勝戦は7月11日に大阪城ホールにて観客を入れての興行を行い、翌日12日に同会場で内藤哲也の持つIWGPヘビー&IWGPインターコンチネンタルの二冠にNJC優勝者が挑戦する。
 今年のNJCはヘビー級・ジュニアヘビー級問わず32選手が参加。外国人選手の招聘問題などで参戦できなくなった選手もいるものの、ヤングライオンやジュニア選手の参加など例年にはない色の出たシリーズとなった。

 この日の第3試合では、SHOと鷹木信悟が対戦。両者はかつてジュニアヘビー級戦線でしのぎを削っていたが、鷹木は昨年ヘビー級に転向。両者のシングル戦が不思議な巡り合わせで再び実現した。

 並々ならぬ気迫をたぎらせたSHOはゴングとともにラリアットで先制し、鷹木と一歩も引かぬ打撃戦を展開。一時は鷹木ペースとなり倒れ伏すSHOに対して「もっと遊ぼうぜ!」と叫ぶ余裕を見せる場面も合ったが、SHOはパンピングボンバー、MADE IN JAPANを受けきり、トドメのラスト・オブ・ザ・ドラゴンをアームロックで切り返す新たな引き出しを開ける。さらに鷹木の回避運動に合わせて両腕を取ってのクロスアーム式パイルドライバー、さらにショックアローで突き刺して3カウント。
 鷹木の新日本プロレス参戦から約1年8ヶ月の間苦杯をなめてきたSHOがついに鷹木からシングル戦で勝ち星を上げた。

 試合後、感極まって号泣する姿を見せたSHOは、試合後に「正直、今日のこの一戦は、いろいろな思いがあった。『NEW JAPAN CUP』エントリーも、棚ぼただったかもしれねぇよ。鷹木とこうしてシングルまでこぎ着けたのも、棚ぼただったかもしれねぇ。でも!この1勝、鷹木さん、あなたからの勝利は、棚ぼたとは言わせねぇぞ!鷹木さん、あなたとも、まだ1勝1敗です。喜んでるヒマはないんだ。でも!鷹木さん、あなたとのシングルのこの1勝は、俺の一生の誇りです」とその喜びを語った。

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