【#プロレス今日は何の日】1978年5・13 新日本プロレス上野毛道場 平田淳二が入門
- 2020-5-13
- プロレス今日は何の日
【#プロレス今日は何の日】
1978年5月13日 新日本プロレス 上野毛道場
平田淳二が新日本プロレス入門!
入門テストの際には新聞配達で鍛えた足腰からか、軽くテストしただけで小鉄さんが即OKしたという逸話が残っています。
デビュー後には、前田日明やジョージ高野と前座戦線でしのぎを削ることになりますが、ドン荒川さんはデビュー前の前田やヒロ斎藤に「新人はジャンピングスクワット1,000回を軽くこなして、腕立て500回は10分くらい、しかも三浦友和似で腹筋はバリバリに割れてるぞ!」と盛りに盛って伝えたそうです。流石はドン!(笑)
この日、平田は小鉄さんから「沼津の体育館に来い」と言われており、行ってみたら小鉄さんから「セコンドにつけ」「自分のジャージでいいよ」と言われたそうです。
無茶苦茶ではあるものの、平田は新日本も全日本も国際プロレスもテレビ中継を毎週見ていたことから、リングにハシゴをつけたり、選手のリングインの際にロープを上げたりと、セコンドのやることが分かっており、こなせてしまったそうです。
沼津から新幹線で東京駅に帰るのも小鉄さんと一緒だったのでグリーン車になり、平田は「入門初日にセコンドについて、グリーン車で帰ってくる三浦友和似のバケモノ」になったわけですね(笑)
そしてこの数年後、平田は姿を消します。時を同じくして、将軍KYワカマツ率いる『マシン軍団』が新日本リングを席巻することになりますが、85年5月17日の熊本県立総合体育館大会にて、藤波辰爾がスーパー・ストロング・マシンに「お前、平田だろ!」とマイクで挑発する事件が起きました。この時マシンは自らマスクを取るものの、顔はタオルで隠しリングを去ったため正体はわからずじまい・・・。
ですが、1994年のSUPER GRADE タッグリーグ優勝決定戦で行われた蝶野正洋&SSマシンvs武藤敬司&馳浩の試合にて、蝶野とマシンが空中分解。マシンは蝶野をラリアットで叩き伏せ自らマスクを剥ぐと蝶野に叩きつける!マスクの下から現れた平田淳二に両国国技館は平田平田の大合唱!!
孤立無援となった平田に武藤と馳は裏投げからのムーンサルトと畳み掛け優勝を奪い、マスクを持った平田は「みなさん、こんなしょっぱい試合ですいません」と涙のマイク。「しょっぱい試合でー」は一般社会に「しょっぱい」を届けた名シーンとなりました。
新日本に復帰入団した平田は2006年頃から欠場が多くなり、それと呼応してSSマシンの新日本参戦が増えていくものの、最後に見たSSマシンの正体が明かされることはついぞありませんでした・・・。
人の良さそうな笑顔を口裂け笑い仮面で隠し大活躍し平田は、数々の後世に語り継がれる大事件に巻き込まれ今も愛され続けるマスクマンとなるんです。
そして、去る2018年6月19日の新日本プロレス後楽園ホールでSSマシンは現役を引退。
長年リングから遠ざかっていたマシンは引退記念試合に出場こそしなかったものの、S・Sマシン・NO.69&S・Sマシン・ドン&S・Sマシン・ジャスティス&S・Sマシン・バッファロー&S・Sマシン・エースという正体が皆目見当もつかない新たなマシン軍団を率いて登場!
内藤哲也率いるL.I.Jのフルメンバーと激突し、マシンは場外で内藤哲也にマシンラリアットを放つ勇姿を見せました!
試合後に行われた引退セレモニーでは、悪徳マネージャーとしてマシンを支えたKY若松さんと抱擁。そしてヒロ斎藤、垣原賢人、筑前りょう太(魔界2号)、村上和成、柴田勝頼(魔界4号)、井上亘(青義軍)、永田裕志(青義軍)、真壁刀義、KUSHIDA、中西学、天山広吉、棚橋弘至、4代目タイガーマスク、田口隆祐、獣神サンダー・ライガーとかつての仲間たちが多数登場!
最後に亡き奥様への感謝をマイクなしで叫んだマシン!赤い血の通ったその声にグッときました!
マシンが後進に遺した影響は大きく、数え切れないほどの選手がマシンのマスクを模したデザインのマスクを被って活躍しており、現在も“マシン軍団”は増え続けています。
そして、2019年4月にはマシンの実子であるストロングマシーン・JがDRAGON GATEからデビュー!父直伝の魔神風車固めを駆使して連勝を続け、この年のプロレス大賞新人賞を受賞しています!明後日15日から開始するドラゴンゲートシングルNO.1決定トーナメント『KING OF GATE 2020』にも初エントリーされました!
親子二代の正統伝承、私もちろん応援していきます!
今日もプロレス最高っ!
著者:AJスレンダー
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キン肉マン、プロレス、ファミコンで育った少年期から早や数十年、
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