外敵王者・中嶋勝彦が活動休止するW-1へ苦言!「足を怪我した手負いの挑戦者。僕もナメられたもんだな」
29日、3月15日に開催されるWRESTLE-1大田区総合体育館大会に関する記者会見が行われた。
この会見の直前にWRESTLE-1の無期限活動休止が発表されており、メインイベントでカズ・ハヤシの挑戦を受けるW-1シングル王者である中嶋勝彦は「何を話すの?」と苦笑い。
さらにカズが左足大腿二頭筋断裂で欠場中であることにも触れ、「その状態で俺と向き合うのかと。まあ、僕もナメられたもんだなと素直に思います。その状態で僕に勝ってこのベルトを取り返すつもりでいるんですか・・・取り返せるわけ無いでしょ。次の挑戦者がこんな手負いなのにさ、誰もレッスルワンの中から名乗りないの?あんだけ居て誰も居ないの?覚悟がない人間はリングに上がるなよ。次、名乗りが他にいないんだったら、万全のチャンピオン対手負いの挑戦者だな。結果が楽しみだね」とバカにしたように笑う。
これを聞いていたカズは「ほんと失礼な選手になったなと思います。自分が約13年前、同じ大田区体育館で戦った相手とは思えない。別人ですよね。そんな中でもあの時のようなギラギラ上を見続けている中嶋勝彦っていうものが見えるんですね。その昔、そして今を知っている僕らが、このタイトルマッチを、失礼な人と戦うというだけではなく、逆に僕の中で楽しみではあります。でも(活動休止は)やっぱキツいよね精神的にはね。それは色々な思いもあるし。やっぱりレスラーだから3月15日までには、100%万全の体調でもっていくつもりです。もう、雑念を入れたら勝てないというか、タイトルマッチに望む姿勢とは言えないんで、そこらへんは大丈夫です」と覚悟を決め、ニヤニヤと笑いながらベルトを掲げた中嶋勝彦を睨みつけた。
WRESTLE-1は3月15日の大田区総合体育館大会を終えると、4月1日の後楽園ホール大会で無期限活動休止へと入る。「ベルトはいりません」と持って帰ることすら拒否する王者が最後の王者となるのか、新型コロナウイルスの感染拡大が不安視されるなかで無事開催することができるのか、WRESTLE-1最後のビッグマッチに注目が集まる。