武尊、瀧谷渉太、寺戸伸近、大雅が参戦!4.19 K-1代々木大会-55kg初代王座決定トーナメント出場選手&組み合わせ決定

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2月12日(木)東京・ホテルサンルートプラザ新宿にて、4月19日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2015 IN JAPAN 〜-55kg初代王座決定トーナメント〜」の記者会見が行われた。

1月30日の記者会見で左右田泰臣vs.久保優太とHIROYAvs.木村”フィリップ”ミノルのスーパーファイト2試合が発表されているが、いよいよ大会のメインとなる-55kg初代王座決定トーナメントの出場選手・組み合わせが決定。

「K-1史上最軽量&最速の55kgでは11月に武尊vs.大雅、1月に瀧谷渉太vs.ショウ・ロン、戸邊隆馬vs.堀尾竜司が行われ、いずれもいい試合を見せてくれました。今回のトーナメントでも自信を持ってお見せできるカードを組むことが出来ました」というK-1前田憲作プロデューサーの挨拶を受けて、トーナメント出場選手たちが次々と登場し、1回戦の対戦カードが発表される。そしてK-1前田プロデューサーが各試合の見所、出席選手が意気込みを語った。(外国人選手はコメントが読み上げられた)

最初に登場したのは初代Krush-58kg級王者・武尊。11月のK-1で衝撃的なKO勝利を収め、2.6「Krush.51」ではKrush史上最多タイとなる3度目の防衛に成功した武尊と対戦するのはロシアのアレクサンダー・プリリップだ。プリリップはFIBA世界スーパー・バンタム級とISKAヨーロッパ・スーパーバンタム級のベルトを持つ選手で、2013年8月のKrush広島大会では寺戸伸近の持つISKA世界バンタム級王座に挑戦し、強烈なパンチで2度のダウンを奪って寺戸をKO寸前まで追い込んだハードパンチャーだ。

前田プロデューサーも超攻撃的な武尊とプリリップの一回戦に「プリリップ選手は寺戸選手と倒し合いをしたアグレッシブな選手で一発を持っています。武尊選手との試合は倒し合いでKO決着になると思うので、トーナメント第1試合として火をつけてもらいたい」と期待を寄せた。

アレクサンダー・プリリップ「K-1は最も大きくて有名な立ち技格闘技のイベントだ。私は2004年からずっとK-1を見て刺激を受け、魔裟斗をはじめとするスター選手の真似をしてきた。まさか自分がその夢のリングで試合できる事が現実になるなんて思ってもいなかった。今回のトーナメントは自分のキャリアにおいてとても大きな意味があり、このトーナメントで世界トップレベルの選手を相手に自分の実力を世にみせたいと思う。私は純粋なロシアの血が流れるロシア人で、今はフランスを主戦場に戦っている。静かで冷徹なロシア人の血と、素早く攻撃的なフランスのスタイル。その二つの顔を見せたいと思う」

武尊「K-1はスターが集まる場所だと思っています。必ず僕が世界一になります。僕は55kgの選手がライバルだと思っていません。全階級で一番輝いて、スターになって、俺がK-1を引っ張ります。(プリリップは)寺戸さんと試合をやっていて、バチバチの打ち合いをする選手だなと思いました。ボクシングテクニックもあるし、一番噛み合うんじゃないかなと思います」

続いては初代&第2代Krush-55kg級王者・瀧谷渉太が登場。Krush-55kgをけん引してきた瀧谷のトーナメント初戦の相手はダニエル・ウィリアムスだ。ウィリアムスはタイ出身のオーストラリア人で、Caged Muay Thai世界バンタム級とWKBF世界フライ級の王座を獲得。Caged Muay Thai王者になった試合では日本でもその名が知られるヨーロッパの超強豪アンディ・ハウソンに勝利している。

前田プロデューサーは「ウィリアムス選手は日本でも有名なアンディ・ハウソン選手に勝っていて期待できる選手です。瀧谷選手はずっと55kgの中心にいてスピードが持ち味です。まさに最速の試合を見せてくれると思います」と55kgらしい試合になると予想している。

ダニエル・ウィリアムス「K-1は世界のトップレベルの選手が集まる世界最高峰のリングで、自分にとって夢の舞台だった。大好きなブアカーオ、ドラゴ、山本”KID”徳郁が出ていた頃のK-1のDVDは全て持っているし、子供の頃は毎日学校から帰ってきてK-1のテレビゲームをやっていた。ずっとK-1で戦う自分を頭の中で想像していて、K-1への出場が決まってハッピーで光栄に思っている。世界で最も大きなこのトーナメントで真のチャンピオンになりたい。普段の俺は礼儀正しくて、フレンドリーな人間なんだけど、ひとたびリングに上がるととても攻撃的で誰も勢いを止められないファイターになる。俺のノックアウトを狙う攻撃力は見ていて興奮すると思うよ」

瀧谷渉太「今回のトーナメントでは新空手代表として、全世界のドラゴンボールファンから元気玉をもらって、当日は超でかい元気玉を作ってリングにぶち込みたいと思います。僕は出場選手の中で一番背も低くて身体も小さいです。でも体格を試合の言い訳にすることは一切ないです。K-1は強いものが勝つリング、僕が強くなってK-1の頂点に立ちます(ウィリアムスは)映像を見たけどガンガン来る選手で僕とは相性がいいと思います。面白い試合になる相手で、ガンガン来るのでそれ以上にガンガン行って倒そうと思います」

3番目に現れたのは元キック三冠王で現在はISKA世界バンタム級王者に君臨する寺戸伸近。対戦相手はKings of Muay Thai-61kg王者にして、プロ戦績が16戦16勝(6KO)という”フランスの無敗皇帝”ことチャールズ・ボンジョバーニだ。

実力者同士の屈指の好カードで前田プロデューサーも「寺戸選手は試合で守りに入ることなく感動と大逆転を見せてくれます。格闘技に対する姿勢も素晴らしく、多くの選手が尊敬している選手です。対するボンジョバーニ選手も16戦無敗でKO率が高く、激闘派の寺戸選手とは噛み合う試合になると思います」と好勝負になることを予想している。

チャールズ・ボンジョバーニ「K-1は間違いなく世界ナンバーワンの団体で、ジェロム・レ・バンナや魔裟斗といったレジェンドたちが戦ったリングで、自分もそこに立てると思うと興奮が収まらない。このトーナメントに出れることは自分にとって最高のギフトだ。今まで色んな国で試合をして来たが、K-1の生まれた国・日本で試合が出来る事はとても特別な事だと思う。必ずトーナメントを優勝して日本のファンの心に自分の名前を刻みたい。チャールズ・ボンジョバーニは対戦相手を恐れずガンガン前に行く、まるでサムライの様なハードファイターだ。まだ敗北を知らない、フランスで生まれたサムライスピリットを持つ男が日本のファンに強烈なインパクトを残すことだろう」

寺戸伸近「K-1で55kgのトーナメントがあるということで、自分的にはやっときたかという感じです。自分は55kgで長年トップに君臨してきて、K-1という舞台でたくさんの人に試合を見てもらえます。最軽量で最速でド派手なKOをお見せしたいと思います(ボンジョバーニは)サウスポーでリーチがある選手なので、対策を練って戦わないと足元をすくわれると思います。これからしっかりと勝つために準備したいと思います」

そして最後に登場したのは現(第3代)Krush-55kg級王者の大雅。対戦相手は”格闘王国オランダの怪童”ソフィアン・エラージで、その名の通り、1995年9月1日生まれの若干19歳。大雅も1996年8月14日生まれの18歳で、トーナメント本戦最後の試合は日本とオランダが誇る10代ファイターによる一戦となった。前田プロデューサーも「同じ10代で、お互い可愛い顔をしていますが、荒々しい試合をする選手です。未来のK-1を考えても楽しみな試合です」とK-1の未来につながる一戦だと語った。

ソフィアン・エラージ「K-1は世界で最も有名なイベントで、日本で戦えることを楽しみにしている。僕が格闘技を始めた大きな理由がK-1で、もし55kgのトーナメントが開催されるなら、絶対に出たいと思っていたんだ。初めて僕のことを見た人は『オランダから来たあの小さい子供は誰だ?』と思うだろう。でも僕がリングに立てば、見ている人たちに『まだチビなくせにすごいじゃないか!』と思わせる自信がある。まだ若い僕が言うのも生意気かもしれないけど、自分の人生において自分の存在を証明するチャンスなんてそうそうない。絶対に諦めない根性を見せて、トーナメントで優勝するから、みんな僕に期待してくれ!」

大雅「全員ぶっ倒してチャンピオンになります。(エラージは)上手いけど、正直こんなもんかと思ったので、楽に勝ち上がらせてもらおうと思います」

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