【インタビュー】打倒・金子晃大、もう一度たどり着くための12.14代々木大会で大久保琉唯との次世代エース対決に臨む璃明武(リアム)選手インタビュー!

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 2024年9月、K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定級トーナメントを大いに盛り上げた二人の対戦が決定、決戦直前の璃明武に直撃してまいりました!(聞き手:スレンダー川口)

――実はですね、お話聞きたかったんですよ。
「ありがとうございます(笑)」

――どうしても今年のトーナメント(9.29 K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント)を振り返らずにはいられません。
「はい、だと思います(笑)」

――トーナメント準決勝での金子選手との対戦は、かなりテクニックで術中にはめていたように見えました。
「あれはもうホントに作戦通りです。作戦も立てたんですけど、金子選手は更にそれを上回ってくるという想定もして、結局自分のレベルを上げるのが一番対策になるって考えました。やりたいことが出来て、ずっと自分のペースで試合が出来た実感がありましたね。」

――正直なところ『そこホールディング取らんでも』って思いましたけどね…。
「自分も結構後頭部叩かれたりもしてて、アピールもしたんですけどね。でも運が悪かったなと割り切るしかない。判定は勝ったかなと思ったんすけど、ジャッジの印象が悪かったのか。でも見てる人はその今言ってもらったように、わかる人にはわかるような試合だったのかなと。」

――金子・玖村(くむら)の二強と言われていた中、ご自身は金子選手を追い詰め、大久保選手は玖村選手に勝利し、大いに盛り上げました。
「自分的にはすごい自信になったっていうか、自分の実力はこの階級でトップなんだっていうのがわかったんで、早くリベンジしたいです。」

――12.14の大久保琉唯戦は「次世代のエース対決」と言われています。
「今回の大会で一番凄いカードなんじゃないかなと思います。いろんなメディアでも言ってて被っちゃうかもしれないんですけど、それこそ今言っていただいたように、半年前ぐらいまでは金子・玖村の二強だったんすけど、それを自分と大久保選手が壊して。自分がトップ、一番強い自信あるんで。一方で大久保選手は玖村に勝ったわけじゃないですか。なんで、金子チャンプを除いたら、もうこの階級の頂上対決ですよね。ここでしっかり大久保選手に勝つことで、金子選手との再戦、タイトルマッチに繋がるのかなと思ってます。絶対落とせない試合です。」

――トーナメント開催会見ではお互いに下馬評を覆して決勝で当たりたいとおっしゃってました。
「大久保選手はダメージあったとはいえ、決勝はワンサイドだった上にKO敗けだったんで、別にもう1回金子vs大久保を見たいかって言ったら、多分微妙だと思うんです。自分のこの間の試合からすると、「次は璃明武が(金子に)勝つんじゃないか」って見られ方だと思うんです。この階級は世界最強決定トーナメントをやっても日本人が全員勝った。だから次の挑戦者が外国人というのもおかしいと思うんです。となれば自分しかいないですよね。」

――両者「待ちのスタイル」と言われます。
「なんか自分も、大久保選手もそうだと思うんすけど、それはあんま気にしないっていうか。「打ち合って熱い試合するのが正義」みたいのは自分間違ってると思うんですよ、勝たないと意味が無いんで。自分はその中で倒してもきてるし結果で見せてきてるんで、気にしてないですね。」

――今回はノーダメージの万全な状態での激突ですね。
「若さはやっぱ勢いにもなると思うんでそこは警戒してます。あと、ノッてると思うんです。特に今自信持ってると思うんで、油断はできないですよね。お互いにK-1の中でトップレベルの技術を見せられると思いますんで、そこはすごい楽しみですね。」

――個人的にはお互いに餌を撒きながら仕留めにかかる展開になるんではないかと思っています。
「何ていうんですかね、トップ選手でノーガードでめちゃめちゃ打ち合うなんて無いじゃないですか。技術見せないとやっぱ勝てないんで。そのうえでK-1の3分3ラウンドの戦いっていうのも理解してるんで、その中で魅せる。K-1らしい試合にしないといけないなっていうことも考えてます。チャンスがあったらKOをもちろん狙ってるんだけど。KOできたら理想かなと思います。」

――他のインタビューでも「K-1らしく」というワードをよく使われます。K-1に誇りを持っている感じが伝わってきます。
「自分は元々空手出身なんですけど、中学3年生の時にK-1に転向してアマチュアからずっとやってますから、K-1チャンピオンをずっと目指してます。まずK-1が大好きだし、団体に誇りを持ってるんです。この階級ならK-1が世界一だと思ってるんで、その中で早く世界一になるための、大事な一戦だと思ってます。」

――打倒金子みたいな流れから今は4強と言える状態になりました。
「実力的には近い中で金子選手がチャンプなので、大久保選手に勝って来年どこでも早い段階でタイトルマッチ組んでもらって、そこで獲りたいですね。」

――大久保選手は手足も長く、金子戦のように術中にはめにくいのでは。
「戦いづらさで言ったら金子選手よりも戦いづらいのかなと思ってます。怖さは金子選手、やっぱKOファイターじゃないですか。倒されるリスクとかは金子選手の方があるかと思うんすけど、シンプルにやりづらさでいうと大久保選手。自分も相手の術中にはまっちゃったら、うまくいかないで終わっちゃう可能性もある。そんなパターンも想定して今いろいろ考えてますね。長いラウンドだといろいろ作っていけるんですけど、3分3ラウンドK-1ルールなんでみんなに理解してもらえない間に終わんないようにしないと(笑)」

――入場曲は「AK-69 / Ding Ding Dong 〜心の鐘〜」を使用されてます。これはどんな理由から?
「K-1の本戦出るってなった時に何にしようかな~って考えて。あ、自分珍しいタイプで音楽とかあんまり聴かないんですよ。結構アスリートの方って音楽聴くじゃないですか。でもたまに聴く中でAKさんが好きで。一番応援してくださってる方の紹介でAKさんと何回かお食事させてもらったんですよ。格闘家はAKさんの曲選ぶ人が多いので被りたくはなかったから、今の曲を選んだらAKさんも「イイね」って言ってくださって。」

――それにしてもAKさんの身体って『あれ?試合近いんですか?』ぐらいの仕上がりですよね(笑)
「スゴいですよね(笑)いつもトレーニングされてるみたいで。」

――AKさんの曲、どれももの凄くハートが乗ってる感じがします。
「歌詞とかスゴくそんな感じしますよね。」

――つい最近、少年院で講演されてる動画上がってました。その中で「自分との約束を守り続けるとどんどん自信出てくんのよ」と。
 【完全版】AK-69 愛知少年院にて更生を目指す少年たちへのメッセージ
 https://youtu.be/9f1ttbP0wzk?si=DsIzXdZZFidkpJUd

「見ました!それこそ食事した時とかも、マインドの面っていうかスゴい勉強になることいっぱいありました。やっぱストイックな感じ、どの世界でも多分活躍していく人ってそうなんだと思います。イイですよね。」

――璃明武選手も今ものスゴく自信に溢れてますよ。感じます。
「そうですね、今スゴい自信あります。自分を信じてます。」

――ではファンの方に決意のメッセージをお願いします。
「怪我とかもなく最近すごい調子が良くて、試合も今年4試合目っていう過去最高のハイペースで、心技体が整ってる状態です。ここで55キロ級トップ対決に勝って来年の前半にはK-1のベルト巻きたいと思います!12月14日の大会の中で一番自分がレベルの高い試合をしますので、そこも注目してもらえたらと思います。ぜひ観に来てください!」

――来年10月には「OASIS(オアシス)」※も日本公演を控えてます。ベルトを掲げてWリアムの2ショットが実現するといいですね。
「それヤバイっすね、親が喜びますよ!(笑)」

※リアムとノエルのギャラガー兄弟擁するイギリスの超人気ロックバンド。TBS『水曜日のダウンタウン』に璃明武(りあむ)選手が名前の由来を聞かれるという検証企画で出演、ご両親がオアシスのファンだったことが判明。


『K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO FINAL』
日程:2024/12/14 (土)
開始:13:00
会場:国立代々木競技場 第一体育館
チケット
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=53704

<対戦カード>

▼【宝仙堂の凄十 presents】K-1 WORLD GP 2024 無差別級トーナメント・準々決勝(1) / 3分3R延長1R
山口翔大(日本/GENESIS/TEAM3K)
vs
クラウディオ・イストラテ(イタリア/Kombat Gym)

▼【宝仙堂の凄十 presents】K-1 WORLD GP 2024 無差別級トーナメント・準々決勝(2) / 3分3R延長1R
フェン・ルイ(中国/星武創新ファイトクラブ/CFP)
vs
マッティア・ファラオーニ(イタリア/Fight1-S.gabriel)

▼【宝仙堂の凄十 presents】K-1 WORLD GP 2024 無差別級トーナメント・準々決勝(3) / 3分3R延長1R
アリエル・マチャド(ブラジル/Hemmers Gym/Madison Team)
vs
リース・ブルーデネル(イギリス/Prizefighter)

▼【宝仙堂の凄十 presents】K-1 WORLD GP 2024 無差別級トーナメント・準々決勝(4) / 3分3R延長1R
K-Jee(日本/K-1ジム福岡チームbeginning)
vs
エロール・ジマーマン(キュラソー/Hemmers Gym)

▼【宝仙堂の凄十 presents】K-1 WORLD GP 2024 無差別級トーナメント・準決勝(1) / 3分3R延長1R
山口翔大vs.クラウディオ・イストラテの勝者
vs
フェン・ルイvs.マッティア・ファラオーニの勝者

▼【宝仙堂の凄十 presents】K-1 WORLD GP 2024 無差別級トーナメント・準決勝(2) / 3分3R延長1R
アリエル・マチャドvs.リース・ブルーデネルの勝者
vs
K-Jee vs.エロール・ジマーマンの勝者

▼【宝仙堂の凄十 presents】K-1 WORLD GP 2024 無差別級トーナメント・決勝 / 3分3R延長1R
準決勝(1)の勝者
vs
準決勝(2)の勝者

▼【宝仙堂の凄十 presents】K-1 WORLD GP 2024 無差別級トーナメント・リザーブファイト / 3分3R延長1R
谷川聖哉(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
vs
実方宏介(日本/真樹ジムAICHI)

▼スーパーファイト / -56kg契約 3分3R延長1R
金子晃大(日本/K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM)
vs
アスランベック・ジクレーブ(ロシア/Kuzbass Muay Thai)

▼K-1無差別級 / 3分3R延長1R
シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)
vs
木村太地(日本/VRK GYM)

▼K-1スーパー・バンタム級 / 3分3R延長1R
璃明武(日本/K-1ジム総本部チームペガサス)
vs
大久保琉唯(日本/K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)

▼スーパーファイト / K-1スーパー・ウェルター級 3分3R延長1R
ストーヤン・コプリヴレンスキー(オランダ/Mike's Gym)
vs
和島大海(日本/月心会チーム侍)

▼-71.5kg契約 / 3分3R延長1R
カスペル・ムシンスキ(ポーランド/Armia Polkowice)
vs
バレンティン・マヴロディン(ルーマニア/DORU TEAM BRAILA)

▼K-1クルーザー級 / 3分3R延長1R
RUI(日本/K-1ジム福岡チームbeginning)
vs
ティアン・ターザン(オランダ/Luc Verheije Fight Club)

▼K-1スーパー・ライト級 / 3分3R延長1R
寺島 輝(日本/TANG TANG FIGHT CLUB)
vs
ダニラ・クワチ(ベラルーシ/Gridin Gym)

▼K-1スーパー・フェザー級 / 3分3R延長1R
中島千博(日本/POWER OF DREAM)
vs
ダニール・エルモリンカ(ベラルーシ/Gridin Gym)

▼K-1スーパー・ライト級 / 3分3R延長1R
佐々木大蔵(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
vs
塚本拓真(日本/K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)

▼K-1スーパー・バンタム級 / 3分3R延長1R
鬼山桃太朗(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
vs
池田幸司(日本/ReBORN経堂)

▼プレリミナリーファイト/ K-1フェザー級 / 3分3R
小松貴哉(日本/K-1ジム五反田チームキングス)
vs
関口功誠(日本/ALONZA ABLAZE)

▼プレリミナリーファイト/ K-1ライト級 / 3分3R
瑠唯(日本/リーブルロア)
vs
来希(日本/TEAM ONE)

▼プレリミナリーファイト/ K-1バンタム級 / 3分3R
小川蓮武(日本/WSRフェアテックス西川口)
vs
瀧(日本/魁塾)

▼プレリミナリーファイト/ K-1スーパー・バンタム級 / 3分3R
大地(日本/ZEBRA GYM)
vs
岩上行統(日本/K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)

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