【試合詳細】9・23 WRESTLE-1後楽園ホール大会 【W-1タッグ】芦野祥太郎&児玉裕輔vs河野真幸&アレハンドロ 【W-1クルーザー級】エル・イホ・デル・パンテーラvs頓所準 稲葉大樹&土肥孝司&ペガソ・イルミナルvs吉岡世起&T-Hawk&入江茂弘

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『WRESTLE-1 TOUR 2019 6th ANNIVERSARY』
日程:2019年9月23日
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:649人

▼タッグマッチ 30分1本勝負
●アンディ・ウー/MAZADA(東京愚連隊)
9分21秒 ジャーマンスープレックスホールド
[#STRONGHEARTS]CIMA(OWE)/○エル・リンダマン(#STRONGHEARTS)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
稲葉大樹/土肥孝司/●ペガソ・イルミナル
11分52秒 ビーストボンバー→片エビ固め
[#STRONGHEARTS]吉岡世起/T-Hawk(OWE)/○入江茂弘(フリー)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○タナカ岩石/土方隆司(フリー)
9分14秒 払い腰→エビ固め
●一/本田竜輝

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
●カズ・ハヤシ/近藤修司/征矢学
11分30秒 合体式DDT→片エビ固め
[Enfants Terribles]羆嵐/新井健一郎/○レネ・デュプリ

▼WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負
【第14代王者】○エル・イホ・デル・パンテーラ
16分58秒 雪崩式スタイルズクラッシュ→片エビ固め
【挑戦者】●頓所隼
※第14代王者・エル・イホ・デル・パンテーラ、初の防衛に成功。

▼WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ 60分1本勝負
【第19代王者組/Enfants Terribles】○芦野祥太郎/児玉裕輔
18分55秒 アンクルロック
【挑戦者組】河野真幸/●アレハンドロ
※第19代王者組・芦野祥太郎&児玉裕輔組、2度目の防衛に成功。

芦野&児玉が河野&アレハンドロを制しタッグ王座を防衛!タッグリーグでのT-Hawk&入江戦に燃える!パンテーラが頓所に貫禄勝利しクルーザー級王座防衛!

オープニング


 WRESTLE-1公式サポーターのCheer♡1がパフォーマンスを行い、「GO! WRESTLE-1!」の掛け声で大会の開始を宣言した。

第1試合


先発はCIMAとMAZADA。2人は素早いロープワークの攻防を展開。続いてアンディとリンダマンの攻防となると、アンディがティヘラ、ドロップキックを連続で繰り出す。しかし、リンダマンもバックドロップで逆襲。ここでCIMAがリングに入ってきてMAZADAを場外に追いやると、リンダマンとの華麗な連携攻撃を見せる。
 そしてアンディのマスクに手をかけるリンダマン。続くCIMAは腰のベルトを外してわざとレフェリーに見せて投げ捨て注意をそらせると、ターンバックルでアンディを殴りつける。さらにレフェリーの注意がそれたところでベルトで殴打。手際よく反則攻撃でアンディをいたぶっていく。
 続くリンダマンもアンディに水車落とし。そしてコーナートップに上がったリンダマン。だが、アンディは逆立ち式のヘッドシザースでリンダマンを転落させる。代わったMAZADAがリンダマンにマンハッタンドロップからラリアット。そしてブレーンバスターの体勢だ。
 しかし、これを踏ん張ったリンダマンはコンプリートショット。ところが、MAZADAはロープに振られたところでアンディとタッチ。一瞬戸惑ったリンダマンにアンディがミサイルキックだ。アンディは続けてミサイルキックを放ってリンダマンを追い込んでいく。
 そしてトドメの飛鴻へ。だが、CIMAがここでカットに入るとリンダマンは投げっぱなしのじゃーマンを発射。そしてぶっこ抜きジャーマンの体勢に入る。しかし、これをアンディが踏ん張ると、リンダマンがロープにはしったところでMAZADAが背後からキック。
 動きの止まったリンダマンにアンディはスピンキックだ。しかし、コーナーに上がろうとしたところでCIMAが登場。アンディのマスクを剥ぐと、背後から忍び寄ってきたリンダマンがジャーマンスープレックス。アンディからフォールを奪い、#STRONGHEARTSが勝利を上げたのだった。

 試合後、アンディのマスクを被り、ヌンチャクを振り回すCIMA。怒りのアンディは顔をタオルで覆ったままリングに上がるも、レフェリーに止められて引き上げていったのだった。

<試合後コメント>
CIMA&エル・リンダマン
CIMA「第1試合だからこんなもんだろう」
リンダマン「これから大阪で試合あるけど、日本でもどこでも世界でも暴れまわるから」

第2試合


 肉体派の土肥と入江は真っ向からショルダータックル合戦を展開。ここは土肥が競り勝って入江をふっ飛ばす。続いてはペガソが吉岡と対峙。ペガソの素早い動きで吉岡を捕まえると、土肥、稲葉と小刻みにタッチを重ねて吉岡を追い込んでいく。
 稲葉は吉岡にエルボードロップ。再び出てきたペガソはエルボーを連発だ。しかし、吉岡はコーナーで巧みに体勢を入れ替えてT-Hawkのチョップの餌食にする。続く入江はブレーンバスター。さらにヒップドロップを投下してペガソを追い込んでいく。
 さらにT-Hawkが逆水平チョップで追撃。これにはペガソも悶絶だ。T-Hawkはネックハンギングボムで叩きつけ、コーナーにペガソを振る。しかし、突っ込んできたT-Hawkを足で突き放したペガソは前転式のフォアアームだ。
 ここでタッチを受けた稲葉はフライングショルダータックル。さらにブレーンバスター、エルボーアタックを連速で繰り出していく。そしてT-Hawkにトレイン攻撃。稲葉のブルーサンダー、土肥のラリアット、ペガソのフライングフォアアームが炸裂する。
 だが、T-Hawkは自軍のコーナーに振られたところで巧みに入江とタッチ。突っ込んできたペガソを自爆させて逆に追い込むと入江が大暴れ。稲葉にパイルドライバー、ペガソにヒップドロップを同時に発射する。
 そして張り手を連発する入江。ペガソも反撃に出るが、T-Hawk、吉岡がそれを許さない。連携攻撃でペガソを追い詰めると、T-Hawkがリバースパワースラム。さらに入江がキャノンボールだ。最後はビーストボンバーでトドメ。ペガソから入江が3カウントを奪ったのだった。

 試合後、マイクを握ったT-Hawk。「耳に挟んだんだけどよ、来月からタッグリーグが始まるらしいっすね。まださ、実は俺らチーム編成発表してないんだけど、言っちゃっていいですかね?」と述べると、続いてリンダマンが「この流れからわかる通り、リンダマンが組むのは吉岡さん! 俺と入江さんでタイトルマッチは負けてしまいましたけど、タッグにはまだまだ未練がありますから。初めて吉岡さんと組むなら、残るはT-Hawkと入江にもタッグリーグ出場をさせてもらうぞ。俺たちはまだまだW-1をかき回す!」と宣言したのだった。

<試合後コメント>
土肥孝司
「チャンピオンの稲葉と俺でタッグリーグに出るぞ!」

ペガソ・イルミナル
「今年もあと少し。何かしら結果を残します」

第3試合


 一は血気盛んに岩石を攻め立てる。これに乗って本田もストンピングで追撃。ボディスラムで叩きつけると逆エビ固めだ。ここは土方が強烈なキックを本田に見舞ってカット。しかし、劣勢の続く岩石に代わった一がニードロップで追い打ちだ。
 それでも岩石は代わった本田を払い腰で投げ飛ばして本田にタッチ。代わった土方はサッカーボールキックを連発すると、エルボーで反撃してくる本田を張り手で黙らせる。だが、めげない本田はエルボーアタックでお返し。
 そしてタッチを受けた一もエルボーで土方に襲いかかりドロップキック。続けてブレーンバスターだ。しかし、土方はカウンターのハイキックで反撃。ランニングジャンピングハイキックを食らわせると、土方からタッチを受けた岩石がスピアーを炸裂させる。
 一もオーバーヘッドキックで反撃。本田が入ってきてバックドロップを食らわせると、一もブレーンバスターだ。そして一はクチナシ。ここはなんとかキックアウトした岩石。そんな岩石を一はエルボーで攻め立てる。
 そして雄叫びを上げて突撃した一。岩石はこれをカウンターでキャッチすると払い腰。強かに一をリングに叩きつけ、3カウントを奪ったのだった。

<試合後コメント>
土方隆司&タナカ岩石&一&本田竜輝
土方「今日は諸事情で第3試合になりましたけど、どこでやっても熱い、痛みの伝わる試合をしたい。そういう思いでやってます。勝ったからよくやったと言いたいところだけど、岩石も一つのきっかけがあって変わって、乗れているかもしれない。でもいつか必ずこれだけじゃ通用しなくなる時期が来る。そしてそういう時期が来てもらわなきゃいじめたかいがない。一、復帰おめでとう。変わったのは髪の毛の色だけか? 髪の色を変えただけで勝てるほどプロレス甘くねえぞ」
岩石「一、変わろう! 一さん、ずっとこのままでしょう! 俺の先輩なんだから、悔しいっすよね? 変わりましょうよ、一さんも! いいんすか!」
本田「僕もまだ1勝も上げてません。一さん、一緒に変わりましょう!」
岩石「土方さんの言った通り、まだまだまだ。だから一さんも変わらなきゃダメなんだ!」
一「嫌です。あんな熱くはちょっと……嫌です」

第4試合


 いきなり場外乱闘で試合開始。これで流れを掴んだEnfants Terribles。新井は断崖式のマンハッタンドロップを征矢に見舞うと、そこにエプロンから羆嵐がセントーンを投下。さらに近藤を客席に投げ込んでいく。
 リングに戻ると代わったカズが集中砲火を浴びる展開に。羆嵐はロープ際でカズに踏みつけ攻撃。カズも代わったレネ相手に反撃を試みるが、重たいチョップとハンマーパンチを食らって悶絶。そして羆嵐は埼玉に乾杯!の体勢に。
 しかし、カズはこれをダイヤモンドカッターで切り返す。そしてようやく征矢にタッチすると、その征矢が羆嵐にワイルドボンバー。さらに串刺し式のワイルドボンバーを見舞うと、ブルドッキングヘッドロック。ワイルドブレーンバスターも繰り出してみせる。
 そして近藤と共にハイジャックパイルドライバー。さらにクロスボンバーで羆嵐を挟み撃ちにすると、征矢のワイルドボンバー、近藤のランサルセが連続で炸裂だ。だが、羆嵐も近藤と征矢を2人まとめてカウンターのフライングソーセージで圧殺してレネにタッチ。
 そのレネを代わったカズがコーナーでコンプリートショット。さらにトラースキックを放っていく。しかし、レネはドロップキックで反撃。羆嵐がポップアップしたところでトラースキックを決めると、羆嵐がセントーン、新井がダイビングヘッドバット、レネのダイビングエルボードロップが連続で炸裂する。そして羆嵐とレネで合体DDT。カズからフォールを奪い、Enfants Terriblesが勝利を上げたのだった。

<試合後コメント>
近藤修司&征矢学
征矢「次期シリーズ、タッグリーグ始まるんじゃないか? 俺は近藤さんと組むぞ」
近藤「先輩後輩タッグ。まあ今日はレネ、強いな。やっぱり身体がでかいというのは何物にも代えがたいものがあるね」
征矢「でも近藤さんもビルドアップしてるじゃないですか? 対ヘビー級ですよ。もうそろそろヘビー級。これだけ凄え体してるんだから。とりあえず近藤さんとタッグで出る。必ず優勝してやるよ。それだけだ」

カズ・ハヤシ
「何だ、最後の技。強烈だよ。あんなの食らったことない」

羆嵐&レネ・デュプリ&新井健一郎
新井「どうすんのこれ! 4人体制で十分バランス良かったのに。足りないピース、こういう枠があったな。どうすんだよ、W-1」
羆嵐「猛り狂った獣だよ。俺に似たものがあるよ。おい、征矢! レネさんが英語しか話せない? 俺は英語も話せんだよ。俺らタッグリーグに出てやるからよ。てめえの頭に強烈な強烈な攻撃をぶち込んでやるよ。腹にもぶち込んでやるからよ。
レネ「(突然英語で歌い出す)」
羆嵐「訳すと俺らEnfants Terriblesが制圧して全てを染めてやるってことだ」

第5試合


 パンテーラが入場してくるなり頓所が襲撃。場外で猛攻を加えて主導権を握ると、リングに戻ればマスク剥ぎ。さらに関節技で締めにかかる。だが、パンテーラは巧みに頓所の身体をすり抜けると、場外に出て足を引っ張ってテイクダウン。三角飛び式のケブラーダをリング内で倒れている頓所に炸裂させる。
 そして頓所が場外に逃げるとすかさずトペ・スイシーダで追撃。さらに先程のお返しとばかりに場外で頓所をいたぶりにかかる。パンテーラは頓所を連れて南側の客席へ。頓所をボディスラムで叩きつけると入り口の上からセントーン・アトミコを投下だ。
 リングに戻ってもパンテーラの攻勢は続く。コーナーにもたれかかった頓所にドロップキックをかまし、座ったところで顔面にトラースキック。そしてダブルアーム式のバックブリーカーで背中にダメージを与えると逆エビ固めだ。
 頓所もエルボーで反撃に出るが、パンテーラは腰めがけてエルボーを放って遮断。さらにエルボーで追い打ちをかけていく。しかし、頓所は突っ込んできたパンテーラをポップアップしてコーナーに激突させる。
 そしてミサイルキックを放った頓所。しかし、パンテーラはこれをスカして自身のヒザに激突させる。またもバックブリーカーのような形でダメージを与えると再び逆エビ固めだ。これを脱出した頓所は再びパンテーラを捕まえるとコーナートップへセット。抵抗するパンテーラをいためつけ雪崩式フランケンシュタイナーを狙う。
 しかし、踏ん張るパンテーラ。だが、頓所はさらに回転してパンテーラを叩きつけることに成功だ。それでもトラースキックを放ってくるパンテーラ。頓所も打ち返し、両者ダウンという状況となってしまった。

 立ち上がった両者でエルボー合戦となるが、頓所はランニングニーからドラゴンスープレックス。さらにランニングニーを発射。これを受け止められてもローリングバッククラッチでフォールを狙う。
 しかし、これを返したパンテーラはカウンターで捕まえて風車式のサイドバスター。さらにツームストンパイルドライバーで追撃。最後は自らコーナーに上がり、頓所を逆さに抱えると雪崩式のスタイルズクラッシュ。頓所から3カウントを奪い、パンテーラがクルーザー王座の初防衛に成功したのだった。

 試合後、マイクを握ったパンテーラ。「(日本語で)皆さん、ありがとうございました。次の挑戦、俺はルチャ・リブレ・マスターズ、MAZADA!」とMAZADAを指名。しかし、本人は出てこない。結局、「まあいいか。皆さん今日はありがとうございました」と挨拶をして引き上げていったのだった。

<試合後コメント>

エル・イホ・デル・パンテーラ
「(日本語で)頓所、若い選手だけど凄いストロング。フューチャーあります。もっとがんばって。次の挑戦、MAZADA。メキシコでスーパースター。アレナ・メヒコでメインイベント。エル・サタニコ、ネグロ・カサスと素晴らしい試合。若い選手、ストロング。でも、パンテーラはもともっとパワー欲しい。だから次の挑戦者、MAZADA。お願いします」

頓所準
「せっかく挑戦までこぎ着けたのにここぞという時に勝てない自分の情けなさ。でも、俺は絶対に絶対に諦めない、クルーザーのベルトを巻くという俺の夢は。俺は次を見てる」

第6試合


 タッグ王者・芦野&児玉が、王座奪回を狙う元王者の河野&アレハンドロ相手に2度目の防衛戦。ゴングと同時にアレハンドロが児玉に先制攻撃。人工衛星ヘッドシザースホイップを決めると、児玉が場外に逃げたところでトペ・コンヒーロを発射。
 そして河野がチンクラッシャーを食らわせるとアレハンドロはミサイルキックで追撃。さらにマジックキラーも決めてみせる。2人がかりで児玉を攻め立てる河野とアレハンドロ。しかし、河野がロープに走ったところを場外にいた芦野が足を引っ張ってテイクダウン。
 芦野はリングに上がるとアレハンドロに襲いかかる。しかし、アレハンドロは芦野を挑発して巧みに逃げながら動きをコントロールし、場外に追いやる。そして襲いかかってきた児玉もロープに激突させると619を発射だ。
 しかし、そこに芦野が登場。アレハンドロの蹴り足をキャッチして場外に引きずり出す。そして児玉がリング上でレフェリーを引きつけている間に場外でアレハンドロを滅多打ち。セコンドのレネたちも河野に襲いかかり、Enfants Terriblesがあっという間に流れを変えてしまう。
 さらに芦野と児玉はアレハンドロをリングに戻して連携攻撃。続けて児玉がセントーン・アトミコを投下すると、代わった芦野は俵返し。さらにフロントスープレックスで投げ飛ばすとスリーパーで絞めあげる。
 アレハンドロも反撃を試みるが、芦野はアレハンドロが飛びついてきたところをキャッチして投げっぱなしのジャーマンだ。さらに芦野はアレハンドロの右腕にダメージを与える。それでもアレハンドロはチョップで反撃。そのアレハンドロを芦野はエルボースマッシュで黙らせる。

 だが、コーナーに飛ばされたアレハンドロは自ら飛び乗ると、児玉を激突させ芦野の動きを止める。そこにミサイルキックを放って、河野にタッチだ。代わった河野はジャンピングニーから滞空時間の長いブレーンバスター。そしてチョークスラムを狙う。
 芦野がカットに入ってくると、そっちにチョークスラム。児玉が蹴りを放ってくるとドラゴンスクリューでひねり上げ、足4の字固めでギブアップを迫る。ここは芦野がカット。その芦野を場外に追いやった河野は児玉をコーナートップへ。
 しかし、またも芦野が出てきてジャーマンで反撃。そこに児玉がフォアアームで追撃だ。しかし、河野もやり返すと代わったアレハンドロがスワンダイブで飛んでティヘラ。続けて619、スワンダイブ式ボディプレスで追い打ちをかける。

 児玉が場外に出ると、河野の手を掴んでトップロープに飛び乗り、一度は落ちたもののもう一度上がってプランチャを発射する。そしてリングに戻ると児玉にESO ES TODOだ。しかし、これを阻止した児玉。すかさず芦野が入ってきてジャーマンを放つと、児玉もすぐさまマッドスプラッシュを発射する。
 しかし、アレハンドロもこれを避けて自爆させることに成功。両者ダウンという状況の中、先に児玉が芦野にタッチ。芦野はアレハンドロをエルボースマッシュで攻め立てる。しかし、雄叫びを上げて倒れないアレハンドロ。何発打ち込まれても踏ん張りエルボーを打ち返す。
 そんなアレハンドロを容赦なくジャーマンで投げ飛ばす芦野。さらにジャーマンスープレックスホールド。しかし、これを返したアレハンドロは続く芦野のジャーマンを前方回転エビ固めに切り返す。そして再びESO ES TODOだ。
 しかし、これをスカした芦野はアンクルロック。ここは河野がカット。河野は児玉もニーパットで蹴散らすと、芦野を捕まえてアレハンドロと合体バックドロップ。そして自らコーナートップに座ると、その肩の上にアレハンドロが乗っかり、ボディプレスを発射だ。
 ここは芦野もキックアウト。だが、河野は児玉をファルコンアローで沈め、アレハンドロも芦野にファルコンアローで続く。そしてトドメのESO ES TODO。しかし、芦野はキックアウト。ならばとアレハンドロはウルトラウラカンラナを発射。芦野が踏ん張るとカナディアンデストロイヤーに切り返す。
 しかし、芦野はキックアウトと同時にアレハンドロの足首をキャッチ。救出に入った河野を児玉が師匠・TAJIRI譲りのタランチュラに捕獲してロープに釘付けにする。これでアレハンドロも万事休す。無念のタップアウトをし、芦野&児玉が2度目の防衛を飾ったのだった。

 試合後、マイクを握った芦野。「2度目の防衛成功だ。おい、このまま俺たちはチャンピオンとして10月23日から始まるタッグリーグに臨みます。もう発表されてみんな知っていると思うけど、俺たちの開幕戦の相手はT-Hawk&入江だ。1月に無差別のベルトをT-Hawkに獲られている。それを忘れたわけじゃねえ。タッグだろうがなんだろうが当たれるなら俺があいつから勝ってやるよ。それがタッグ戦線の活性化につながるんだよ」と開幕戦の必勝を誓った。
 
 続いてマイクを握った児玉。「11月のホールは何日か知ってる? 10月も大切ですが、11月も12月も大切です。ここで一つ皆さん復習しましょう。10月は? 23日。11月は? 27日。12月は? 26です。じゃあ、その3大会、みんな頭にしっかり入れるように」と年内の後楽園大会を告知。最後は再び芦野がマイクを持ち、「これからもW-1は俺たちEnfants Terriblesが盛り上げていきます」とファンに約束し、興行を締めくくったのだった。

<試合後コメント>

Enfants Terribles
芦野「これで文句なし、万全の状態でタッグリーグ臨みます。やっぱり河野強いんだよ。まだまだ老け込むような歳じゃねえだろう。もう一回気合い入れ直してプロレスに専念しろ。あとはタッグリーグ、T-Hawk、入江。俺たちが必ず勝つ。借りがあんだよ、でっけえ借りがあんだよ。全勝で行きましょう。決勝みたいなもんだ。そこで負けたら終わりかもしれない。それぐらいの気持ちでいきます」
羆嵐「俺たちもでかくて強くて怖いタッグチームでいくからよ。この2人に負けないぐらい暴れまわるよ。決勝で会おうぜ」
新井「#STRONGHEARTS、足首はみんな一緒だ。足首獲られたら逃げられない。筋肉のつけようがないからな。ポッキリだ」

河野真幸&アレハンドロ
アレハンドロ まさゆき、もう一回タッグリーグで優勝して、児玉、芦野、もう一回挑戦させろ。次は芦野、お前の足を壊してやる。覚悟しとけ!
河野 まあ実際、ベルトを近藤&立花に落としてから、元チャンピオンとしてリマッチを要求していたけどそれも叶わず、このタイミングでの挑戦になって、結果獲れなかったというのがあるんでね。次のリーグ戦は集中して。ここまできたらタッグリーグ戦優勝できなかったら解散ぐらいの気持ちでやるよ。解散かけてやってやるよ。
アレハンドロ もう一回だ。解散はしないけどもう一回だ。諦めないぞ。

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