IWGPヘビー級王座への挑戦が決まったSANADAがオカダ・カズチカとの前哨戦を制し「文京区でここ後楽園ホールが一番好きです」

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 4日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『Road to DESTRUCTION』が行われ、オカダ・カズチカが持つIWGPヘビー級王座への挑戦が決まったSANADAが前哨戦を制した。

 現IWGPヘビー級王者であるオカダは、1日のロンドン大会で鈴木みのるを相手に3度目の王座防衛を果たすと、「G1 CLIMAXで鈴木さんへの借りは返しました。まだ借りを返して無い人が居ますね」と語ると、G1 CLIMAXでオカダに勝利していたSANADAがリングインし挑戦を表明。後日10月14日の両国国技館大会での王座戦が決定し、今年4度目となる両者の対決に向けてこの日から前哨戦が行われた。

 オカダ・カズチカ&後藤洋央紀vsSANADA&鷹木信悟というタッグマッチで行われたこの試合は、オカダとSANADAはもちろんのこと、G1 CLIMAXで遺恨が生じ9月22日の神戸ワールド記念ホール大会での一騎打ちが決まっている後藤と鷹木もお互いを意識してバチバチと打ち合っていくというシングルマッチ×2といった様相で序盤戦は展開。
 終盤になると鷹木がパンピングボンバー、後藤がラリアットを打ち合う肉弾戦となり、オカダとSANADAはそれぞれレインメーカーとラウンディングボディプレスを温存しながら混戦に。最後はSkull Endが決まり切る前に振り払った後藤をSANADAがオコーナーブリッジで丸め込む形で3カウントが入った。
 試合後、オカダがSANADAの眼前でベルトを掲げて見せ、SANADAはその様子を静かに睨みつけるなど両者は緊迫した空気の中で両者は退場。

 しかし、無言のまま去ると思われたSANADAは突然引き返してリング上でマイクを取ると「これだけは言っておくけど、文京区でここ、後楽園ホールが好きです。オイ後楽園!シー・ユー・トゥモロー!」と叫んで大会を締めた。

 SANADAはノーコメントのまま会場を後にしたが、対するオカダは「SANADAさんとは今年4回目ですか。何回やっても楽しいねえ。全然飽きが来ないよ。SANADAさん、次もまた両国、楽しみにしています」とニヤリ。
 約5週間後まで両者の前哨戦は続いていくと思われ、静かに火蓋が切られたこの戦いの行方から目が離せない。
 
 

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