田中稔との“元バトラーツ対決”で惜敗の原学がソウルモード・プロレスリング本旗揚げ後のリベンジを誓う!
近い将来、新団体「ソウルモード・プロレスリング」の旗揚げを目指す原学が、9月27日、東京・新木場1stRING大会で、バトラーツの大先輩・田中稔に惜敗するも、本旗揚げ後のリベンジを誓った。
「筋肉を使って街を活性化」をキャッチフレーズに、第1弾の4月13日、東京・北沢タウンホール大会を皮切りに、同志を集めるべく、ワンマッチの無料興行を続けている原。
9・27新木場は第6弾興行となったが、稔とは16年12月23日、きらきら太陽プロジェクトのBumB東京スポーツ文化館マルチスタジオ大会以来、約2年ぶり、2度目の一騎打ちに臨んだ。
原はバトラーツのアマチュアジム「B-CLUB」出身で、当時、稔はアマチュア大会のマッチメイクを担当していたため、面識こそあれ、原が入門した時点で、稔はすでに退団して、新日本プロレスへ移っており、“選手”としては、在籍期間は重なっていない。
2人は、この2年間の互いの成長を確かめるべく、序盤から目の離せない関節の取り合い、激しいキックの応酬を繰り広げた。原はハイキック、ボディへのヒザ蹴りで、2度ダウンを奪うも、稔はともにカウント9で立ち上がった。
体勢を立て直した稔はミノルスペシャルで勝負を決めにいくが、原はロープエスケープ。逆襲に転じた原は、腕ひしぎ逆十字固めで追い込むも、稔がエスケープ。
息を吹き返した稔がハイキックを繰り出して、原が張り手で応戦しようとするも、体を入れ替えた稔がグラウンドコブラツイストで丸め込んで、3カウントを奪取。これで、原はソウルモードでは、1勝5敗となった。
大先輩相手に、あと一歩のところまで追い詰めながらも敗れた原は、「稔さん、バトラーツではかぶってませんが、あこがれてました。ミノルスペシャルじゃないですけど、飛びつき逆十字も使ってます。2回目のシングルで負けて悔しい。この差は大きい。でも、止まってられません。遠くないうちにシングルをやっていただいて、勝たせてもらいます。覚悟しておいてください」と雪辱を誓った。
バックステージに戻った原は「前回のシングルより、成長した姿を見せられたと思う。ここまでくると、回数もやってるし、ファンの人も『いい加減勝ってくれ!』と思うでしょ。挑戦、挑戦で先輩方とやって、力を試したい。でも、勝負の世界ですから、結果として勝ち星がついてこないと悔しい。だからと言って、噛ませ犬みたいな人を呼ぶ気はない。大物とか、先輩とかにこだわってるわけじゃなく、若い人でも、興味ある人、経験ある人いたら大歓迎なので、名乗りを挙げてほしい。旗揚げしたら、リベンジしたい人だらけですけど、稔さんにももちろん勝たせてもらいます」とコメント。
稔は「ボクはバトラーツより、新日本の方が長いし、スタイルにこだわりはない。いろんな人から、『学は稔さんに似てる』と聞くけど、手が合うのかな? 濃密な試合ができたと思う。欲を言えば、もっとお客さんを入れて、熱狂させたかった。3カウントのルールがあったから、秘技グラウンドコブラで勝てた。前回の対戦のときより成長してる。ボクはもうすぐ46歳だけど成長してる。だけど、成長のスピードが違う。彼はもっといける選手。小さくまとまらないで、大きな団体にして、東京ドームに進出するくらいの気持ちでやってほしい。そうすれば、またシングルで対戦する意味ができると思う。今日は夜に別の団体で試合があるけど、この試合のために来て、よかったと思った」と話し、しかるべき時期での再戦を口にした。
第7弾興行は10月24日、新木場大会(15時10分開始)となるが、その対戦相手について、原は「自分のなかで心に決めている選手がいる。だけど、事情があって、今日はまだ発表できません」と説明し、近日中に明らかになるもようだ。
今後については、10月以降も、月1回の興行を続け、来年上半期には本旗揚げにこぎ着けたい意向だ。
すでに、第1号の練習生がおり、11月18日、東京・北千住シアター1010で開催される「ビッグベアー興行」で、原と練習生による5分間のエキシビションマッチが行われる予定だ。
原は「1回は新人とやる必要がある。新人に教えなきゃいけないことがある」とコメントした。
原学主催興行「ソウルモード・プロレスリング STEP6」
日時:2018年9月27日(水)
会場:東京・新木場1stRING
開始:15:10
観衆:未発表
▼シングルマッチ 30分1本勝負
○田中稔(フリー)
11分3秒 グラウンドコブラツイスト)
●原学