【試合結果】4・1 超電戦士バトレンジャープロデュース興行 ミスター雁之助&超電戦士バトレンジャー&保坂秀樹&南条隼人vs田中将斗&フライングキッド市原&五所川原吾作&ザ・シューター3号

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超電戦士バトレンジャープロデュース興行『超電戦隊 Episode .1~漢の花道~』
日時:2018年4月1日(日)
会場:大阪府・大阪市立都島区民センター
観衆:168名

▼第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○パンディータ
9分13秒 倒立ムーンサルトプレス→片エビ固め
●X(太仁田ブ厚)

▼第2試合 3WAYマッチ 20分1本勝負
○ドレイク森松
7分22秒 ラリアット→片エビ固め
●吉田憂次
※もう一人はHASEGAWA

▼第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○美ら海セイバー
14分19秒 ショアブレイク→エビ固め
●翔太

▼第4試合 シングルマッチ 45分1本勝負
●冨宅飛駈
10分29秒 ゆりかもめ
○矢野啓太

▼メインイベント 『結集!FMWオリジナル セルフ・セレクション 4vs4 イリミネーションマッチ』
●ミスター雁之助/超電戦士バトレンジャー/保坂秀樹/南条隼人
20分33秒 スライディングD→片エビ固め
○田中将斗/フライングキッド市原/五所川原吾作/ザ・シューター3号
※田中組の1人残りで勝利

<退場順>
①●保坂 (9分16秒 オーバー・ザ・トップロープ)シューター○
②○南条 (10分14秒 ラ・マヒストラル)吾作●
③○バトレンジャー(13分56秒 ファルコンアロー→片エビ固め) 市原●
④●南条(15分4秒 グランドクロス2000)シューター○
⑤○雁之助(16分17秒 丸め込んでのエビ固め)シューター●
⑥●バトレンジャー(17分20秒 スライディングD→体固め)田中○
⑦●雁之助(20分33秒 スライディングD→片エビ固め)田中○

バトレンジャープロデュース興行でFMWオリジナルメンバーが集結!引退を控えた雁之助に田中将斗が「FMWの誇りを持ってプロレス界を引っ張っていく」と宣言!

第1試合


 盟友雁之助を送り出すべくオリジナルFMWメンバーがズラリと揃った今大会のオープニングに「Wild Thing」がかかると場内がざわつく。入ってきたのは大仁田引退興行にも出場した太仁田ブ厚。場内の落胆した声や明らかにテンション下がったパンダの態度にも動じず太仁田は堂々の入場。本家大将そっくりムーブの技を叩き込む。パンダも反撃に移ろうとするが太仁田の規格外の太さに技が決まらない。パンダのロープ渡りが失敗に終わりピンチに陥るが空気投げで太仁田をダウンさせ、ムーンサルト風に逆さ倒立からのゆるーいプレスで逆転勝利

第2試合


 珍しい顔合わせの3WAY。久々にヒールモードで凄むドレイクにレフリーがビビってしまいドレイクの金属バットを取り上げる事が出来ない始末。これで殴られたら堪らないと吉田がパワフルな技で、HASEGAWAが華麗な技で攻め立てるがベテランのドレイクは余裕で受け流す。HASEGAWAのダイナミックなダイビングフットスタンプを吉田に決めさせておきながらパイプ椅子でHASEGAWAをKOし、腹部に大ダメージが残る吉田に椅子攻撃からのラリアットを叩き込み完勝。

第3試合


 当初出場予定だったポリスマ~ンは捜査当局の追跡から逃げるために急遽欠場が告げられ、昼のガッツワールドに出場していた翔太の緊急参戦が決まる。奇しくも同日デビュー同士のアメプロの権化とルチャのイデオロギー対決が実現。二人のスピーディなファイトに館内から感嘆の声が起こる。セイバーが空中技とジャベで攻めるが翔太もインサイドワークを発揮して合い譲らず。大阪をバカにしながらヒールファイトをする翔太に対して館内からブーイングが飛ぶ。翔太が雪崩式フランケンからシャープシューターと技を繋ぎ勝負を懸けたフロッグスプラッシュは壮絶な自爆。勝機とみたセイバーが丸め込み連発で平衡感覚を狂わせてから得意技で辛勝。

第4試合


 当初はUWFルールと発表されたが両者がSNS上で挑発合戦した経緯から通常のプロレスルールに変更された旨がリングアナから発表されると場内からは落胆の溜め息が。しかし両者はいたって真剣に緊迫感溢れるレスリング勝負に観客もいつしか両者のハイレベルな関節の取り合いに固唾を飲んで見守る玄人好みの一戦に。複雑な知恵の輪の様な関節の極め合いや返し技に感嘆と驚きの溜め息に変わる。若さで勝る矢野が攻勢に出るが冨宅もポイントを微妙に外して有効性を奪う裏の読み合いに発展する。ならばと矢野がコブラツイストからローリングクレイドルから足首を極めようとするが冨宅は腕を極めようとしたが実はそれは誘い水でゆりかもめに固めとりガッチリと決まって動けない冨宅は無念のギブアップ。矢野が詰め将棋のような頭脳戦を制した。

第5試合


 一人ずつ入場し、自らの意思で赤青どちらかのコーナーポストをタッチする事によってチーム編成が決まるシステム。それぞれの選手が去り行く雁之助への思い思いのスタンスでチームを組むか、肌をぶつけるかを決める。先発は早々に雁之助と最後までぶつかり合う事を決心した田中と雁之助対決から開幕。リング上での別れを惜しむかの様にお互い真正面から何度もぶつかり合う。雁之助も引退直前にかつての仲間達が勢揃いしたこの状況にハッスル。保坂が田中にタックル合戦を挑み雁之助の援護射撃をする。保坂が勢いに任せて吾作を雪崩式フランケンで投げ飛ばそうとした所を吾作は抜け出しエプロンに不時着した所をシューターが突進して保坂が場外に落ち失格第1号に。
 劣勢の雁之助組は南条が速攻で吾作を丸め込みタイスコアに戻す。
 同期のバトレンジャーと市原が白熱の攻防を繰り広げ、バトレンジャーが天国のハヤブサに届けとばかりに強烈なファルコンアローを市原に突き刺しポイント逆転。
 シューターが関節技で猛反撃に出るが雁之助は「お前新山だろ!」とシューターのマスクを剥ぎにかかろうとするが動じないシューターは足関節のコンビネーションで南条を撃破、再びタイスコアに持ち込む。
 しかしシューターに異常な執念を燃やす雁之助がシューターを強引に丸め込み秒殺。

 2対1の不利な状況に追い込まれた田中が奮起。二人まとめてカッターを決めたり、ダブルアームラリアットなど孤軍奮闘する。垂直落下ブレーンバスターでバトレンジャーに大ダメージを与えてからスライディングDで最後は田中と雁之助の一騎討ちの状況に。
 猛烈なチョップ合戦や意地の張り合いに館内大熱狂。雁之助がファルコンアローや念仏パワーボムで一気呵成に攻め込むが田中は間一髪で返し、逆に惜し気もなくダイヤモンドダストからスーパーフライで反撃する。有終の美を飾りたい雁之助は止めを狙った田中のスライディングDをかわして雁之介クラッチを見舞うが決めきれず、九死に一生を得た田中が渾身のローリングエルボーから惜別のスライディングDを雁之助に叩き込み熱戦に終止符。

 マイクを使わずに地声で田中が雁之助に対して「貴方は辞めていくがあの頃のFMW出身者が俺独りになっても俺はみんなの思いとFMWの誇りを持ってプロレス界を引っ張っていく」と宣言。雁之助は引退前の最後のタイミングでこの様な一堂に会する機会を与えてくれたバトレンジャーと、最後まで手加減せずに全力で潰しに来てくれた田中への感謝の意を表す。
 最後に今大会をプロデュースしたバトレンジャーが集まってくれたかつての仲間達やファンに感謝の気持ちを表しまたいつの日かかつてのFMWのキャッチフレーズだった「胸一杯のプロレス」をプロデュースする事を約束して大団円。

<記事・写真提供:Rプランニング>

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