WWEネットワークの散歩道 23回目

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8月28日、9月4日にシーズン1としてそれぞれ4エピソードずつ放送された『メイ・ヤング・クラシック』が、いよいよ日本時間の9月13日(水)の午前11時よりトーナメント決勝が放送されます。準決勝までの試合は現地時間の7月13、14日の2日に渡って収録されていたのですが、決勝まで進んだ選手は2日目には3試合こなしたとのこと。ようやく訪れたチャンスをものにしようと16か国32人の選手たちが集まり、強さとタフさを競い合うトーナメントになりました。
ここまで来てネタバレと言われると困るのですが、決勝に進出したのは宝城カイリ改めカイリ・セインとシェイン・ベイズラーの2人でした。どちらも今年の上半期にはスターダムのリングで活躍していたのですから、いかに早く時代が動いているのかということですね。

準決勝までの試合を見たザックリとした印象としては、参加選手全員が入場時にリング中央で見せる決めポーズを用意していること、タトゥー率がそれなりに高いこと、フィニッシュとして繰り出した技がキックアウトされると「オーマイガー!これが返されるなんて!」という表情を毎回見せられてちょっとヘキエキすることですね(笑)。
ワンデー・トーナメントの見どころのひとつとしては、それぞれの試合に違うフィニッシュを用意してくる選手やそうでない選手、負ける時でも爪跡を残すような試合ができるかといったところを見るのも楽しいものです。たくさんのフィニッシュを用意していたという意味ではトニー・ストーム。カイリ・セインは3試合すべてをダイビング・エルボーで決め、アナウンサーのジム・ロスも「絶対に見逃さないで!絶対に見逃さないで!」と言うほどにインパクトを残しました。そして爪痕という意味では、巨体でありながら受けっぷりの良さを見せていたパイパー・ニブンを挙げたいですね。
そして改めて言うまでもなくスターダムのマット経験者が多く出場し、インパクトを残していたというのも印象的なものでした。現在スターダムで行われている5★STARGP2017にはトニー・ストーム、パイパー、ケイ・リー・レイとメイ・ヤング・クラシックにエントリーされた選手が参加しています。これからのスターダムのマットはWWE入りのステップとしても海外からますます参戦希望者が増えそうですね。

決勝に進出した2人の試合を紹介する前に、スターダムからすでにNXTで存在感を示しているニッキー・ストームことニッキー・クロスの試合を。試合はアスカとのラストウーマン・スタンディング・マッチ。6月30日付けの記事
https://battle-news.com/?p=31077
でも触れていましたが、ファンからだけでなく選手や関係者からも反響が大きかったそうですが、それも納得の壮絶なタフマッチです。

アスカ対ニッキー・クロス:NXT399 2017年6月28日放送
http://network.wwe.com/video/v1548823283/?contentId=1548823283&contextType=wwe-show&contextId=wwe_nxt

それでは決勝に進出した2人の試合を。シェイナは2回戦でのキャンディス・リレイとの対戦を紹介します。DDTマットでおなじみのキャンディスは夫であるジョニー・ガルガノが観客席に陣取り、客席からも「キャンディス・レスリング」とマニアが多く来場していることを伺わせるチャントも起きていました。さすがにこの大会ではボールズ・プレックスは出さず、トップロープからのスイング式ネックブリーカーをフィニッシャーとしていました。
またシェイナはこの試合では別の入り方でしたが、他の試合ではファルコン・アローの要領でバックを取る流れを見せていましたが、これは日本でも使われそうな技ですね。試合後にはジョニー・ガルガノもリングに上がり、険悪な空気になるという場面も見られました。

シェイナ・ベイズラー対キャンディス・リレイ:メイ・ヤング・クラシック2回戦 2017年9月4日
http://network.wwe.com/video/v1800561783/?contentId=1800561783&contextType=wwe-show&contextId=mae_young_classic

日本でも対戦したトニー・ストームとカイリ・セインが準決勝のカード。カイリは放送された試合がすべてそのエピソードの最後の試合だったのは期待の表れでしょう。つたない英会話能力で聞き取れた範囲では、ダイビング・エルボードロップが激賞されていたこと、ファン・フェイバリットと言われるほどのリアクションを受けていることが伺われました。この試合では日本での試合と同じくハード・ヒットとハイリスクな技の数々が飛び出し、カイリが見せたプランチャでは勢い余って顔に結構な擦り傷を作っていたほどです。試合後に健闘を称え合う両者でしたが、トニー・ストームは日本語でカイリにメッセージを贈っていました。こちらはぜひWWEネットワークで確認し、そして13日の決勝を当日視聴してください。

トニー・ストーム対カイリ・セイン:メイ・ヤング・クラシック準決勝戦 2017年9月4日
http://network.wwe.com/video/v1801298583/?contentId=1801298583&contextType=wwe-show&contextId=mae_young_classic

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