【試合結果】6・18 T/W/F立川コロッセオ大会 超人イリエマンvs内田ノボル Rikovs関友紀子

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『プロフェッショナルレスリングT/W/F旗揚げ戦~BIRTH II~CAGE PRO―WRESTLING』
日程:2017年6月18日(日)
開始:19:30
会場:立川コロッセオ
観衆:120名・超満員札止め

▼T/W/F(立川レスリングフォース)革命前夜検証マッチ TWF公式ルール
●小澤努(ねわざワールド品川)
3R 52秒 ギブアップ
○田馬場貴裕(F・W・U・)
※この試合は6月17日同所で開催されたTWF検証マッチの試合結果です

▼T/W/F公式戦 3分無制限ラウンド ファーストバウト<First―fight>
○聡-S DATE(Team DATE)
2R 1分42秒 KO(タイガー・バックスピン・キック)
●田馬場貴裕(F・W・U)

▼T/W/F特別ルール 3×3R セカンドバウト<second―fight>
△Riko(T/W/F)
3R ドロー
△関友紀子(花鳥風月)

▼メインバウト Maine―fight T/W/F公式戦 3分無制限ラウンド
○超人イリエマン(T/W/F)
3R 2分59秒 KO(右ハイキック)
●内田ノボル(翔拳道)

U系団体を名乗る立川初のプロレス団体T/W/Fが発足!“戦うレースクイーン”がデビュー戦!

検証マッチ

 記念すべきTWFの初試合。大技バックドロップなどを受け、打撃でもダウンを再三奪われて田馬場だったが、粘りのテイクダウンから最後は固め技でガッチリ決めた。田馬場は翌日開催されるTWF旗揚げ戦にコマを進めた。

入場式コメント

超人イリエマン「皆さん、ついにこの日がやってきました。自分がUWF直系団体、キングダムに入団して約1ヶ月で団体は崩壊。一人になってしまいました。しかし今は沢山のジム生、支援者、そしてファンに囲まれて幸せです。今日の旗揚げ戦の選手達は必ず素晴らしい試合をしてくれるはずです。当団体の栄光ここにあり、我が道に一瞬の後悔なし。皆さん最後まで革命を見届けて下さい」

第1試合

 記念すべき新生U系団体の第1試合は、通常のMMAの試合でもタイガーマスクの仮面をかぶることもある聡-S DATE(タイガーデイト)が、旧UWFでも活躍した往年の初代スーパー・タイガーのバックスピンを回想させるような必殺の蹴りで田馬場をマットに沈めた。試合後、タイガーは「7月15日、MMA(DEEPCAGE IMPACT後楽園)の大会にも出ます。僕の試合が見たいと思った人は、僕に連絡下さい」とアピールした。

第2試合

 通常TWF公式ルールは3分無制限ラウンドのドローなしだが、この試合のみ3R終了時点でKO,ギブアップのない場合は引き分けとなる特別ルール。Rikoは入場時、F-1のテーマ曲を使用し、大歓声を浴びる。コスチュームはレースクイーンのものだ。ケージIN前にブーツから、Uの魂レガ―スに履き替える。

 1R開始早々、激しい掌底、右ミドルで前に出るRikoのどよめきが起こる。2Rになっても勢いは止まらず、Rikoの張り手に、対戦相手関はグラつく場面も。しかし、グランドに持ち込まれると防戦一方のRiko。グランド掌底などを何とか凌いでスタンドに戻る。3Rはさすがに疲れの見えた両者だったが、しかし打撃の応酬はヒートアップするばかり。関を打撃でケージに押し込む場面も見せたRikoはデビュー戦を最後まで戦いきった。

 試合後、最初にマイクをとった関は「このような華々しい旗揚げ戦に呼んで頂きありがとうございました。戦う前は、レースクイーンが一体何が出来るんだと思ってましたが、試合が始ると、いくらせめてもガンガン打ち返してきて心の強さを感じました。練習を続ければ強い選手になると思いますと述べ、続いてマイクをとったRikoは「皆さん、お疲れさまでした~Rikoです。関選手、こんな素人相手に戦った頂き、ありがとうございました。3R長かったですが、皆さんにあと押しされ戦うことってこんな楽しいことなんだと思いました」と語った。プロデュースを担当した入江代表も、試合内容、コメントや立ち振る舞いなど合格点を出した。

第3試合

 デビルマンのコスチュームで入場の内田に対し、ベルトを巻いて登場のイリエマン。戦前の約束どおりK-1で活躍した内田相手に打撃勝負を仕掛けることができるか。ケージ入口でTWFの前身であるUWFインターナショナルのタオルを足元に置き、祈りを捧げる。試合開始前のリングアナコール前にはシュートサインを切って内田を挑発する。

 試合は序盤から、重い蹴りやヒザでイリエマンを内田が攻め立てる展開となる。中盤、内田の胴回し回転蹴りを受けたイリエマンだが、すぐに立ち上がり今度は内田のバックを奪いジャーマンスープレックスを狙う。しかし、内田はこれを拒み投げさせない。
 残り1分で、イリエマンが掌底の打ち合いを挑んだが内田の連打に押されぎみに。しかしイリエマンのカカト落としが内田にヒットしたところで1R終了。

 2Rに入り、打撃ダメージの蓄積からかイリエマンがあきらかにスピードダウン。内田に攻め込まれミドルと、ヒザ蹴りで立て続けにダウンを奪われる。
 ファンの後押しもあり、なんとか立ち上がり掌底を放ち続けるが防戦一方となる。ラウンド終了間際、バックドロップぎみのジャーマンをイリエマン放ったところでラウンドに助けられた。
 3Rまたしても内田の重い打撃で攻めまれる。序盤左ヒザでまたダウン。しかし、カウント9で何とか立ちあがりフラフラになっても内田に掌底を出し続ける必死の形相のイリエマンに大歓声が起こる。
 そして、なんとここで温存していたイリエマンのハイキックが内田の首元を捉えてダウン。しかし、イリエマンも倒れたことによりダブルダウンとなる。セコンドの瓜田幸造の声もあり、なんとか立ち上がったイリエマン。同じく朦朧となりながら立ちあがった内田に、最後の力を振り絞ったハイキックがアゴを完璧に捕えた。これもダブルダウンからカウントアウトぎりぎりで立ち上がったイリエマンが旗揚げ戦、薄氷の勝利を飾った。

エンディング

 試合終了後、イリエマンはリングサイドで観戦していた元新日本プロレス専務取締役永島勝司氏をケージ内に呼び込むと、過去川崎市体育館で藤原喜明を初め強豪が参加した8人のトーナメントで自身が獲得したUWFヘビー級のベルトを掲げ「このベルト覚えてますか?あんたが長州vs大仁田戦有刺鉄線の横浜アリーナの時、呼んでくれた時のベルトです。俺も、Rikoも選手達は今日必死に戦った。俺はあんたのシュートの評価が欲しい。教えてくれ俺達はUWFなのか?」と問いかけると、永島氏は「スゲエもんを見た。ケージでのプロレスは初めてみたが、立川からプロレス格闘技が盛り上がる、素晴らしい。俺は入江と初めてあった時、彼はまだ若い若いヤングマンだったの。だけど、こいつなんか持ってんなと思ってたの。それを彼が起こしてくれた。これは凄い。このまま立川でこれを根付かしてくれることを望む。強い、弱いは別だ(場内爆笑)それで、俺は入江とやる。入江は階段を一段づつ昇っていけばいい。最終的な目標はUWFだ。俺が新日本とUWFの対抗戦やった時えらい騒ぎになった。だから、入江にはこの騒ぎを継続してもらいたい。だから、これからの入江の敵は新日本プロレスだ。新日本プロレスに何かやるんだったら俺は力を貸す。100%貸す。入江!目標は新日本プロレス打倒だぞ!俺が新日本プロレスのOBでありながら、UWFのお前の方に味方するんだ。心してかかれ!」

 また本日デビューしたRikoの話題にも触れ、レースクイーンのままだけじゃどうにもなんねえ。紹介するから女子プロでも何でも挑戦して、経験を沢山踏むことと激をかけた。最後にマイクをとったイリエマンは、永島さんが本物だというんだから信じます。「俺達がUWFだ!」と叫び旗揚げ戦を締めくくった。

 イリエマンは試合後のインタビューで永島氏の発言に対し、戦前、試合の評価はあくまでシュートでと告げていたことを告白し「スゲエものを見たという言葉。高評価は素直に嬉しい。しかしながら、新日本との対抗戦の話が出た時は、このメンバーでまだまだまだ早いよ~と少しビビった(笑)だけど、オヤジ(永島氏)が本物だと言うんだからそうなんでしょ。しょうがないから、それに向けて動くしかない。立川市の立飛に9月に完成する新アリーナへの将来的な進出も視野に入れて、立川商工会、地元マスメディアの協力のもと地元企業などの協賛を得て戦力を拡大していくと今後の構想を話した。

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